世界の最果て鉄道 El Tren del Fin del Mundo(アルゼンチン・ウシュアイア)

ティエラ デル フエゴ国立公園の中を走る蒸気機関車「世界の最果て鉄道 El Tren del Fin del Mundo」。かつては木材を運ぶ世界最南端の鉄道として使われていましたが、現在は観光列車として姿をかえて、ティエラ デル フエゴの美しい自然を駆け抜ける趣深い蒸気機関車です。映画『ハリーポッター』の撮影地としても使われていた国立公園の中を蒸気機関車がモクモクと走行する姿は、まるでハリーポッターの世界に迷い込んだようです。

世界の最果て鉄道(南フエゴ鉄道)は、1909年にウシュアイアの町にある最果ての監獄の囚人たちの手によって敷設されたもので、世界の最果て駅も囚人たちが建設しました。刑務所の人員移動や建築用木材を運ぶ役割をこの鉄道が担い、1949年にフエゴ島大地震により運転中止になるまでは観光目的以外で使用されていました。その後、1994年に観光鉄道として改修され、現在ではウシュアイアの人気の観光列車になっています。

世界の最果て鉄道のルートは、ウシュアイアの町近くにある世界の最果て駅を出発し、片道1時間かけてティエラ デル フエゴ国立公園を目指します。ゆっくりとした速度で、景色を楽しむように走るので、電車の中からでも写真撮影を楽しめたり、ゆっくりと景色をご覧いただけるのが人気ポイントです。

世界の最果て鉄道 公式HP

※上記内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。
※写真はイメージです。