【視察レポート】ビーチだけじゃない魅力満載! ゴールドコーストから日帰りで行ける観光スポット(オーストラリア/2024年10月視察④)

皆さまこんにちは! トラベルコンサルタントの吉田です。2024年10月に、オーストラリアのゴールドコーストを視察してまいりました。ビーチリゾートのイメージが強いゴールドコーストですが、ビーチだけではなく、自然、レジャー、ワインなど、いろいろな楽しみ方ができるのがゴールドコーストの魅力でもあります!

今回の視察では、「ドリームワールド」、「カランビン ワイルドライフ サンクチュアリー」、「タンボリン マウンテン」の3つを、2日間で視察してまいりましたので、詳しい情報と楽しみ方をご紹介させていただきます。

※時間や料金など、いずれも2024年10月視察時の情報です。

ビーチだけじゃない! ゴールドコーストをご紹介

ビーチだけじゃない! ゴールドコーストをご紹介

「ドリームワールド」は、シーワールド、ムービーワールドと並び、ゴールドコースト3大テーマパークのひとつで、40以上のアトラクションとウォーターパーク、動物園が一体化した、オーストラリア最大級のテーマパークです。

入場料は、ランチクーポン付きなどさまざまな種類のチケットがありますが、単純な1日券だと、オンラインでの購入の場合、109豪ドルとなっています。

★ゴールドコーストからの行き方
【公共交通機関】
*トラムでヘレンズベール(Helensvale)駅へ行き、「TX7」というバスに乗り換えてドリームワールドのバス停まで。
*所要時間:約1時間20分。料金:約10豪ドル。

【Uber/タクシー】
*サーファーズパラダイスの中心地からドリームワールドまで。
*所要時間:約30分。料金:約55豪ドル。

ドリームワールド

ドリームワールド

ドリームワールドは、昔から地元民に愛されるテーマパークで、園内には多くのアトラクションがあります。今回は、日曜日に訪れましたが、日本のテーマパークのような混雑はなく、程よく空いていてとても快適でした。そのため、アトラクションの待ち時間もほぼなく、スムーズに楽しむことができました。

座席が大きくスイングする人気アトラクション「THE CLAW」

座席が大きくスイングする人気アトラクション「THE CLAW」

水遊びのエリアは小さい子どもも楽しめる

水遊びのエリアは小さい子どもも楽しめる

乗る前からわくわくするフリーフォール

乗る前からわくわくするフリーフォール

敷地も広々としているので、小さい子どもがいる場合でもベビーカーでの移動が楽々です。また、他のお客さんも現地のファミリー層が多く、とても笑顔にあふれた空間でした。子どもの泣き声を気にすることなく、パパやママもリラックスして過ごせる環境が整っています。カップルにももちろん、家族連れには特におすすめの場所ですので、ぜひ1度足を運んでみてはいかがでしょうか。

ドリームワールドでは、コアラの抱っこもできます! 私自身初めてコアラを抱っこさせていただきましたが、ふわふわで、まるで赤ちゃんみたいに軽く、最高の抱き心地でした。

ドリームワールドでのコアラの抱っこには、事前予約の必要はありませんが、入場料とは別に1人あたり49.95豪ドルが必要となります。時間は11時~15時30分の日中のみ、最大4名まで一緒に撮影可能です(抱っこできるのは1人のみ)。身長制限があり、135cm以上必要となりますので、小学生のお子様がいる場合はお気をつけください。

コアラの基本情報として、野生のコアラが生息しているのは、クィーンズランド州、ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、南オーストラリア州の4つの州のみで、各州独自の保護活動を行っています。2019年末に発生した大火災の影響もあり、コアラの生息数は深刻な減少傾向にあります。

そんな状況の中、近年、コアラの抱っこが禁止され、タッチのみという施設が多くなってきました。このドリームワールドでも、いつ抱っこが禁止になるかわかりませんので、抱っこができるうちに、ぜひ訪れてみてください。

飼育員の方に抱っこの仕方を教えてもらいます

飼育員の方に抱っこの仕方を教えてもらいます

こわがらないように優しく包み込むように抱っこします

こわがらないように優しく包み込むように抱っこします

コアラとのツーショット♪

コアラとのツーショット♪

「カランビン ワイルドライフ サンクチュアリ」は、アレックス グリフィス氏によって創設された自然保護区です。もともとアレックス氏は養蜂家であり、花を育てていましたが、レインボーロリキートという、カラフルなインコに餌付けを始めたことから、この場所が徐々に有名になったそうです。

現在では、コアラやカンガルー、タスマニアデビル、鳥類、爬虫類など、多種多様な動物たちが自然に近い環境で暮らす、動物の楽園となっています。また、オーストラリア最大の野生動物病院が、このサンクチュアリ内にあり、動物保護とリハビリテーションの重要な拠点となっています。

動物たちの自然な姿を楽しむだけでなく、病院での保護活動の様子も見学することができ、自然と動物たちの共存を体験できる、特別な場所となっています。

カランビン ワイルドライフ サンクチュアリ

カランビン ワイルドライフ サンクチュアリ

創設者、アレックス グリフィス氏の銅像

創設者、アレックス グリフィス氏の銅像

カランビン ワイルドライフ サンクチュアリでは、多彩な体験を通じて、動物たちとの触れ合いを楽しむことができます。このサンクチュアリは、オーストラリアの、数少ないコアラの抱っこができる場所のひとつとして知られていますが、その他にも、ペリカンやワシによるバードショー、カエル研究室、レインボーロリキートやカンガルーへの餌付け体験など、さまざまな体験、エクスカーションが用意されています。

今回の視察では、カンガルーの餌付け体験をさせていただきました。この体験は、数十頭のカンガルーが自由に暮らすエリアで行われます。カンガルーたちが自由に飛び回り、のんびりとくつろぐ姿は、日本の動物園ではなかなか見ることができない光景です。

餌付けの際には、スタッフの方から手に餌をのせてもらい、カンガルーたちがゆっくりと近づいてきて、もぐもぐと餌を食べてくれる様子を楽しむことができました。

よーく見るとお腹のポケットに子どもカンガルーが

よーく見るとお腹のポケットに子どもカンガルーが

こんな距離まで近づいてきてくれます

こんな距離まで近づいてきてくれます

カンガルーとツーショットなんてなかなか撮影できる機会、ありませんよね

カンガルーとツーショットなんてなかなか撮影できる機会、ありませんよね

今回の視察では、コアラは抱っこしませんでしたが、カランビン ワイルドライフ サンクチュアリでのコアラ抱っこには、事前にウェブサイトから日時を指定したチケットを購入する必要があります。料金は、撮影した写真1枚で69豪ドル、デジタルダウンロード付きで72豪ドルとなっております。ここではタッチだけさせていただきました! もふもふです♪

キュートのおめめと大きなお鼻

キュートのおめめと大きなお鼻

触り心地最高

触り心地最高

木の上を歩くコアラも見られました

木の上を歩くコアラも見られました

「カランビン野生動物病院」は、基金や入園料などの園収益によって運営されている動物病院で、1989年に設立されました。ここでは、毎年14,000頭以上の野生動物が無償で治療され、リハビリを行ったのちに野生に戻す活動が行われています。

保護されるのは、ペットではなく野生動物のみで、車との事故などで怪我を負った動物たちが、毎日100~150頭ほど運び込まれているそうです。ちなみ、動物専用の救急車を3台所有しているそうです。さらに、動物保護は治療だけにとどまらず、ワクチンの開発まで行われています。

また、この病院では、多くの獣医師が勤務していますが、2024年10月現在、日本人の女性獣医師も在籍しています。実際に足を運んで治療が行われる様子を目にすることで、動物保護と共存への強い思いを感じることができる、カランビン野生動物病院は、そんな興味深い場所でした。

オーストラリア最大の野生動物病院

オーストラリア最大の野生動物病院

寄付した人や団体の名前が敷石に刻まれます

寄付した人や団体の名前が敷石に刻まれます

痛ましい姿ですが、現実には多くの動物が傷つき、ここに運ばれてきます。

病院内の様子

病院内の様子

多くの獣医師が毎日懸命な治療を行っています

多くの獣医師が毎日懸命な治療を行っています

最後に、現地催行会社のサザンクロスツアーズさんが主催する「タンボリン マウンテン」への1日観光ツアーに参加させていただきましたので、そのツアーの内容と魅力をご紹介させていただきます。

タンボリン マウンテンは、ゴールドコーストから車で約40分ほどの西部に位置する場所で、その名前は、アボリジニの言葉で“高い場所”を意味しています。この丘は、ゴールドコーストの自然の美しさを象徴する場所のひとつで、周囲には、豊かな熱帯雨林が広がっているようなエリアとなっています。

今回のツアーでは、野生のカンガルーのウォッチングを楽しんだり、熱帯雨林の中をウォーキングしたりと、ビーチのイメージが強いゴールドコーストからは、あまりイメージができないような場所を訪れることができます。

ツアーは車で移動しますが、山道を走ることになりますので、車酔いしやすい方は酔い止めを飲んでおきましょう。ツアーの所要時間は約6時間。8時30分頃ゴールドコースト市内のホテルでピックアップ、14時30分頃ゴールドコースト市内のホテルで解散となっております。

「クーンババレイクランズ自然保護区」は、広大な湿地帯や、ユーカリ林が広がっていて、たくさんの野生のカンガルーが見られることで有名です。動物園のように近づくことはできませんが、ありのままのカンガルーの生態を見られる貴重な場所となっています。

ユーカリの高い木をじっくり観察すると、運が良ければ、野生のコアラも見つけることができます。また、ツアーでは、専門ガイドが先住民の歴史と文化についても教えてくれます。

クーンババレイクランズ自然保護区への入口

クーンババレイクランズ自然保護区への入口

ユーカリ林の間を進んで行きます

ユーカリ林の間を進んで行きます

野生のカンガルーはすぐ逃げてしまうので、頑張ってズームで撮影します。

木の陰からこっそり撮影

木の陰からこっそり撮影

野生のカンガルーたち

野生のカンガルーたち

狩りで使っていたブーメラン

狩りで使っていたブーメラン

カンガルーウォッチングを終えたらコーヒーでひと休み

カンガルーウォッチングを終えたらコーヒーでひと休み

モーニングコーヒーを楽しんだあとは、熱帯雨林でのウォーキングトレイルに向かいます。タンボリン マウンテンには、多くのトレイルコースがあります。今回は、その中でも人気のある「カーティス フォール」という滝へ行くコースに参加させていただきました。

熱帯雨林の中を歩いていくことになりますが、背の高い木々が生い茂っており、とても過ごしやすい気温で、マイナスイオンたっぷりの森林を抜けていくと、そこには美しく流れるカーティス フォールが待っていました。滝の流れる音と、鳥の声のハーモニーが美しく、トレッキングで疲れた体も癒されます。

こんなにも草木にあふれていますが、虫はほとんど気になることはなく、夏の時期は、避暑にもぴったりの場所ですので、ぜひ訪れてみてください。

カーティス ホールへ

カーティス ホールへ

大きな木々の間を抜けていきます

大きな木々の間を抜けていきます

大きなトカゲも気持ち良さそうにひなたぼっこしています

大きなトカゲも気持ち良さそうにひなたぼっこしています

カーティス ホールは、どこか幻想的な雰囲気の場所でした

カーティス ホールは、どこか幻想的な雰囲気の場所でした

ツアーの最後は、ギャラリーウォークでお買い物&カフェタイムです。

ショップ

ショップ

ほかにもワイナリー立ち寄るツアーもあり、おすすめです

ほかにもワイナリー立ち寄るツアーもあり、おすすめです

山頂からは、気持ち良く広がる広大な景色が待っています。

絶景!

絶景!

吉田 芳喜

トラベルコンサルタント 吉田 芳喜

ゴールドコーストから日帰りで行ける、ビーチ以外のおすすめ観光地はいかがでしたでしょうか。今回ご紹介させていただいた3つのスポット以外にも、ゴールドコーストには、車で1時間圏内に、ハネムーン、カップル、ファミリー、それぞれにぴったりの魅力的なスポットがまだまだたくさんあります。

ビーチのんびり過ごすのももちろん良いですが、せっかくゴールドコーストに来たのなら、レジャー、動物、自然と、いろいろな楽しみ方をしてみませんか?

できることが多すぎて迷ってしまうかもしれませんが、ピッタリの滞在を一緒にプランニングさせていただきますので、オーストラリア旅行をお考えなら、ぜひティースタイルにお問い合わせくださいませ!


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