

Queensland REPORTクイーンズランド州 視察ブログ
【視察レポート】ゴールドコースト発・ ローカルに大人気の「シロメィワイナリー」でワインとランチを満喫 (オーストラリア/2026年4月視察①)
こんにちは。トラベルコンサルタントの池です。2026年4月24日から29日まで、オーストラリアのクイーンズランド州にあるゴールドコーストに行ってまいりました。その際に訪れました自然豊かな丘陵地帯に佇む「シロメィワイナリー(Sirromet Winery)」をご紹介します。
シロメィワイナリー
◆アクセス情報
シロメィワイナリー(シロメワイナリー)へは、ブリスベンから車で約30分、ゴールドコーストからは1時間弱。10時開始のワイナリー巡り&テイスティングツアーに合わせて、朝8時50分にUberを呼び、ゴールドコーストのサーファーズパラダイスを出発しました。ワイナリーに到着したのは9時45分頃。少し高速道路が(通勤ラッシュで)渋滞していてギリギリでした。
サーファーズパラダイスまでの帰りは、Uberでホテルまで、もしくはUberで最寄り駅まで行き電車やトラムで戻ることもできます。
Uberで到着
シロメィワイナリー
セラードア(テイスティング&販売とカフェ)
私たちは直接ワイナリーに向かいましたが、ご自身で向かうのが不安な方には、ゴールドコースト発着・日本語ドライバーによる送迎付きで、こちらのワイナリー巡りとランチコースが楽しめるツアーもあります。
◆ワラビーが出迎えてくれるワイナリー
広大なワイナリーの敷地に足を踏み入れた瞬間、空気がみずみずしく澄み渡っているように感じ、 思わず深呼吸していました。広さはなんと、東京ドーム約50個分だそうです。雨上がりのお陰で、本来夜行性のワラビーが、昼間でもたくさんの姿を見せてくれました。 草原で草を食む姿が見られて、思わずほっこり(^^)
広い!
ワラビーはかわいくて癒やされます
ワラビーは一定の距離まで近づくと逃げちゃいます
◆人気の理由がわかる素晴らしいロケーション
インスタ映えするスポットが多く、週末は予約でいっぱいになるほど。 まだまだ田舎の雰囲気が残るシロメィワイナリーが、自然が大好きなオーストラリア人に人気なのがわかります。敷地内にはチャペルがふたつあり、結婚式場としても大人気です。貸し切りでパーティーもできます。 また、ラグジュアリーなグランピングやコテージでの宿泊も可能です。
オーストラリア人は屋外が大好き! お天気や季節によっては週末は満席になることもしばしば
ガーデンパーティー会場
◆日本人スタッフによる楽しいガイドツアー
日本人スタッフが数名在籍しており、今回案内してくれたのは、日本人ワインエキスパートのサヤカさんです。

ワイナリーの歴史からワイン造りの裏側まで、ユーモアたっぷりに説明してくれます。サヤカさんのお話はテンポがよく、飾らない言葉が親しみやすくて、楽しく聞くことができました!
*シロメィワイナリーについて
シロメィワイナリーのオーナーであるテリー モリス氏は、30年前に不動産で成功した人物で、サーファーズパラダイスからこの地へ移住、ワインマニアとしてワイナリーを立ち上げました。
こちらにもかつてブドウの木が植えられていましたが、思うような品質のブドウが育たず、ここでの栽培は断念したのだそうです。今ではこの広大な元畑に多くの動物たちが住み着き、ワイナリーでは自然保全にも力を入れています。
また、この場所で、エルトン ジョンなど大物アーティストの野外コンサートも開催しているのだとか。1回あたり12,000人規模のコンサートが夏には6回も行われるそうです。敷地内の森では、以前「ハリー・ポッター」のイベントも行われました。
少しだけブドウの木が見られます
かつてブドウの木が植えてあった野外イベント会場
ここでコンサートをしたアーティストやイベントのポスターたち
*ワイン造りに最適な「グラニットベルト」の大地
シロメィワイナリーのブドウは、ここから車で南へ3時間ほど行った畑で作られています。畑があるのは「グラニットベルト」と呼ばれるクイーンズランド州の南東部の地域で、ここに広がる花崗岩(グラニット)の土壌は、水はけが良くミネラルも豊富。標高が高く寒暖差が大きいので、カリフォルニアのナパバレーに似た環境と言われています。
そのため、酸味のバランスが良いブドウが育ちます。ここでは、シャルドネ、カベルネ ソーヴィニヨン、シラーズが主要な栽培品種です。特にシラーズは、黒コショウの香りが特徴で、赤ワインは5〜7年ほど寝かせると驚くほど化けるそう。
ほかにも、最近はイタリア原産のブドウも多く栽培されていて、「イタリアワイン以上においしい」とニューヨークなどで人気が急上昇しているとのことです。
シロメィワイナリーのワインの数々
過去のワインストック
ブドウの古木
*ワイン好きにはたまらない設備と製法
ソムリエ試験の会場にも使われるほど設備が整っていて、ワインマニアが何度も訪れる理由がよくわかります。ワイン好きの日本の某有名人も多数訪れているとか。
製法としては、例えばスパークリングワインはシャンパンと同じ製法=瓶内二次発酵方式で、3日に1回瓶を45度ずつ回転させて澱(おり)を集めるという気の遠くなる作業します。製品化までに6年かかるものもあるそうです。2月から4月初旬までは、何らかのワイン醸造の作業をしていて、工場内でその様子を見学することもできます(醸造チーム以外立ち入り禁止の場合は、工場の外からの見学になります)。
ちなみに、かつてアジア最大規模の審査会「ジャパンワインチャレンジ」で、こちらの35ドルのワインが100万円のワインに勝ったという快挙を成しとげたこともあるそうです。ぜひ、この素晴らしいシロメィワインを日本でもいただきたいのですが、残念ながら、某高級旅館やレストラン以外では、今のところほとんど口にできません。
1793年のワイン製造機。後ろにちらっと写っていますが、樽は今でもフランス製の木樽を使用
スパークリングワインはこの台でくるくる回されます
収穫したブドウをプレス機へ送るコンベアー
プレス機。赤ワインは果皮も一緒に、白は果汁のみ使用。3月~4月初旬にはプレスする様子が見られます
タンクで醸造。フランス製の木樽で醸造させるものも
◆ワインのテイスティング
赤、白、珍しい赤のスパークリングなど、ワイン同様キリッと冴えたサヤカさんのトークと共に、クイズをふまえながら、楽しくテイスティング(試飲)させていただきました。
某旅行書の巻頭に掲載されました
100人は入るテイスティング会場
白ワインのテイスティングは、「木樽醸造」か「木樽醸造ではない(ステンレスタンク醸造)か」を当てるクイズからスタート。これは、イギリス・ロンドンに本部を置く世界最大級の酒類教育機関「WSET(Wine & Spirit Education Trust)」のワイン検定試験(初級や中級)で必ず出題される定番の問題だそうです。
比較したのは、昔から今も白ワインの大王道である「シャルドネ」と、いま欧米で美味しいと大人気のオーストラリア育ちのイタリア原産ブドウ「フィアノ」です。香りの違いを意識して集中してみると、ワイン素人の私でも「シャルドネ」のほうが木樽醸造だと分かりました!
次の赤ワインは、世界ナンバーワンとも言われる最高級の「シラーズ」を当てるクイズでした。オーストラリア育ちのイタリア原産ブドウ「モンテプルチアーノ」との比較でしたが、こちらは両方ともフレンチ木樽醸造。しかも、ほぼオーガニックで育てられた「モンテプルチアーノ」がとても上出来で美味しく、かなりの難問でした。
結局、香りや味からは判断がつかず、最後は「色の違い」で判断しました。少し熟成して赤茶が「シラーズ」、若く明るい紫色が「モンテプルチアーノ」でした。案内してくれたサヤカさんからたくさんヒントをもらったおかげで、無事に正解へたどり着けました(笑)!
クイズ形式でテイスティング。まずは白ワインで木樽醸造か、ステンレスタンク醸造かを当てます
続いて赤ワインでどっちがシラーズを当てます。グラスを回し、色や香り、なめらかさ、余韻、深み、味などから判断しますが、今回の場合“色”でわかりました
◆ランチは選べるコース料理
ランチは、ワイナリー内のレストラン「タスカンテラス」 でいただきました。大人気のレストランなので、特に週末は要予約です。
タスカンテラス。月曜と火曜は定休日です
緑を眺めながら風の通るレストランでのランチは最高
雨が降ってもカバーがあるので大丈夫
前菜、メイン、デザートそれぞれ3種類からひと品ずつ選べるコースをいただきました。それぞれにワインがペアリングされます。
★前菜
1.スパイス入りアンチョビソースの牛肉タルタル
2.ミックスフライ(カラマリ(イカ)、エビ、白身魚)
3.フォカッチャとイチジク、ローストピスタチオのハチミツ煮
★メイン
1.今日のお魚(この日は鯛でした)
2.ポークカツレツ(とメニューにはありましたが、実際はローストポークでした^^;)
3.ラザニア
★デザート
1.ティラミス
2.ピスタチオのチーズケーキ
3.カンパリのパンナコッタ
※ひと品の量が多いので、持ち帰りをご希望の場合は、ドギーバッグ(飲食店で食べきれなかった料理を持ち帰るための容器や袋)がいただけます。
メニュー表。約4か月に1回変わります
前菜。赤、スパークリングのロゼ、白! 前菜それぞれにマッチしておいしい~
メイン。試飲から数えて何杯目かな? ワインにストップをかければ、ノンアルコールのドリンクに変えてくれます
デザート。さすがに酔いがまわり(笑)、コーヒーをいただきました

トラベルコンサルタント 池 愛寿
シロメィワイナリーは、商業化されすぎていない“ちょうど良い田舎感”が魅力。広大な自然の中で、丁寧に造られたワインを味わう時間は、旅の中でも特別なひとときでした。4人で訪れましたが、各々3~4本ほど購入しちゃいました。もっと買えばよかったかな…(笑) 。ブリスベンやゴールドコーストを訪れるなら、ぜひ足を伸ばしてみてほしい場所です。
オーストラリア旅行をお考えなら、ぜひティースタイルにご相談ください。
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