【視察レポート】手つかずの自然が残るカンガルー島! 体験すべきアクティビティ3選(オーストラリア・南オーストラリア州/2025年3月視察⑤)

トラベルコンサルタントの池です。2025年3月に、南オーストラリア州のアデレード、カンガルー島、バロッサバレーを視察してまいりました。今回は、野生の宝庫・カンガルー島で参加しましたアクティビティについてのレポートをお届けします。

※下記内容は、2025年3月時点のものです。情報など変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。

カンガルー島でのアクティビティをご紹介!

カンガルー島でのアクティビティをご紹介!

「クリフォード ハニー ファーム(Clifford's Honey Farm)」は、クリフォード夫妻による家族経営の養蜂場で、現在3世代が一緒に働いています。キングスコート空港からは、車で15分ほどのところにあります。ハチミツ抽出工房では、展示とガイド付きツアーを毎日開催していて、今回はそちらに参加しました。

トタン造りの素朴な建物。毎日9時から17時まで営業(クリスマス当日のみ休業)

トタン造りの素朴な建物。毎日9時から17時まで営業(クリスマス当日のみ休業)

ガイドは娘のベバリーさん。蜂の巣の仕組みや、さまざまな蜂蜜を収穫する方法についての説明を受けます

ガイドは娘のベバリーさん。蜂の巣の仕組みや、さまざまな蜂蜜を収穫する方法についての説明を受けます

工場内のハチミツ抽出機

工場内のハチミツ抽出機

健康によいとされるプロポリス、木製品や革製品の保護・保湿・ツヤ出しに使える天然素材の蜜蝋(Beewax)など、ハチの巣からできる製品もたくさんあります。

ハチの巣からできる製品たち

ハチの巣からできる製品たち

お約束の記念撮影。手作り感満載!!

お約束の記念撮影。手作り感満載!!

ショップでは、質の高いハチミツやそのハチミツを使った食品、ハニーソープ、キャンドルなど、いろいろな製品を販売しています。ハチミツを使ったソース(トマト、プラム、BBQ、チリ、etc.)やハニービール、スパークリングなどもあり、中でもハニーアイスクリームが特に人気です。

ハチミツを使ったソース

ハチミツを使ったソース

ハニービールやスパークリング、ハニーアイスクリームなど

ハニービールやスパークリング、ハニーアイスクリームなど


「カンガルー アイランド スピリッツ(Kangaroo Island Spirits/KIS)」は、2006年に、オーストラリア初のプレミアムジン専門の蒸留所として設立されました。現在は、地元産の原料にこだわった高品質なリキュールやジン、ウォッカといったスピリッツを幅広く製造しています。ウイスキーの製造も開始しました。

道路沿いにある看板を見逃してしまうとたどり着けません

道路沿いにある看板を見逃してしまうとたどり着けません

入口はこぢんまりしていますが…

入口はこぢんまりしていますが…

中は広くて、ジンのほか、ウォッカやリキュールも売られています

中は広くて、ジンのほか、ウォッカやリキュールも売られています

こちらは、ジンの棚です。KISの庭園で栽培されたジュニパーのみを100%使用して製造された、オーストラリア産では世界初のジン ファーストハーベスト ジュニパージを買っちゃいました。

こちらは、ジンの棚です。KISの庭園で栽培されたジュニパーのみを100%使用して製造された、オーストラリア産では世界初のジン ファーストハーベスト ジュニパージを買っちゃいました。

KISでは、ジンのテイスティング、カクテル作りとシェイカー体験もありますが、今回は、自分だけのジンをブレンドする体験ができる、「ジンブレンディングマスタークラス(お1人様130オーストラリアドル/所要時間:2時間)」に参加させていただきました。視察参加の全員がとても楽しみにしていたクラスです。

ほとんどのジンに含まれる3種類のメジャーボタニカル蒸留酒(ジュニパー、コリアンダー、アンジェリカルート)と、8種類のマイナーボタニカル蒸留酒(オレンジ、ライム、ミント、カルダモン、ブラックペッパー、シナモン、ジンジャー、メース(ナツメグ))を好みに合わせてブレンドしていきます。

マイナーボタニカルを調整することで、スパイシー、セイボリー(塩味)、スイートなど、さまざまなジンを作ることができます。

実験室を思わせる醸造所

実験室を思わせる醸造所

KISやジンの歴史、説明を聞き、ブレンド体験へ!

KISやジンの歴史、説明を聞き、ブレンド体験へ!

ビーカーにフラスコに電卓、そしてブレンドの仕方の説明書

ビーカーにフラスコに電卓、そしてブレンドの仕方の説明書

■ブレンドの工程

1.スポイトで、ジン全種類の味見をなめる程度にします。シングルで味わうことはないので、自分の好みを知るいい機会になりました。

2.ドライとスイートの2種類のジンを、20mlずつビーカーに作ります。それぞれの基本的な割合を見ながら、好みのフレーバーにアレンジしていきます。1滴で味がまったく変わってしまうため、視察ツアーの中では一番の真剣さでした!

3.ドライかスイートのどちらか気に入った方を12.5倍して、250mlの分量を決めます。それをビーカーにブレンドして、オリジナルジンボトルへ詰めます。

1.ジンをなめる程度に味見

1.ジンをなめる程度に味見

2.ジンを好みのフレーバーにアレンジ

2.ジンを好みのフレーバーにアレンジ

3.できあがったジン。オリジナルジンボトル入り

3.できあがったジン。オリジナルジンボトル入り

あとは、試作した20mlのジンを、好みの割り材でいただきます。めちゃめちゃドライなジンを作りましたが、ストロベリーのスライスの甘酸っぱい風味とマッチして美味でした。

試飲

試飲

美味!

美味!

自分でブレンドしたジンを片手に、皆で敷地内での野生のコアラ探しへ

自分でブレンドしたジンを片手に、皆で敷地内での野生のコアラ探しへ

コアラはかわいいし、とっても気持ちよかったです!

コアラはかわいいし、とっても気持ちよかったです!

実際に自分でブレンドすることで、ジンというお酒造りや、おいしさの訳を知ることができ、貴重な体験となりました。アルコールが飲めない方にも?おすすめの体験です!  


キングスコート空港から車で45分ほどのところにあるシールベイには、世界で3番目に大きい、オーストラリアアシカのコロニー「シールベイ保護公園(Seal Bay Conservation Park)」があります。ビジターセンターには、アシカの歴史、海での暮らし、アシカの進化、海洋汚染などに関する情報が展示されています。

オーストラリアアシカは、南オーストラリア州(SA)と西オーストラリア州(WA)にのみ生息する絶滅危惧種で、生息数は約12,000頭です。柵などなく、手つかずの砂浜でありのままに生息するアシカの姿を観察することができます。

とってもかわいい看板がお出迎え

とってもかわいい看板がお出迎え

ビジターセンターの展示

ビジターセンターの展示

アシカの骨の標本。このまま泳げそう(笑)

アシカの骨の標本。このまま泳げそう(笑)

夏の終わりの3月中旬なのに気温40度! 高温すぎて、参加予定だったシールベイ エクスペリエンス(ガイド付きツアー/所要時間45分)は中止に…。ちなみにこちらのツアーでは、ガイドがコロニーの中心部まで案内し、砂浜を歩き、アシカを間近で見て、その生態を観察できます。写真はビジターセンター前に置いてあるツアーの案内です。■シールベイ エクスペリエンス<入場料>大人:42オーストラリアドル/子ども:23.70オーストラリアドル<開始時間>09:15~16:00まで45~60分ごとに出発■シールベイ ボードウォーク<入場料>大人:19.10オーストラリアドル/子ども:11.60オーストラリアドル<開始時間>09:00~16:00最終入場

夏の終わりの3月中旬なのに気温40度! 高温すぎて、参加予定だったシールベイ エクスペリエンス(ガイド付きツアー/所要時間45分)は中止に…。ちなみにこちらのツアーでは、ガイドがコロニーの中心部まで案内し、砂浜を歩き、アシカを間近で見て、その生態を観察できます。

写真はビジターセンター前に置いてあるツアーの案内です。
■シールベイ エクスペリエンス
<入場料>大人:42オーストラリアドル/子ども:23.70オーストラリアドル
<開始時間>09:15~16:00まで45~60分ごとに出発

■シールベイ ボードウォーク
<入場料>大人:19.10オーストラリアドル/子ども:11.60オーストラリアドル
<開始時間>09:00~16:00最終入場

シールベイ エクスペリエンスの代わりに「シールベイ ボードウォーク(セルフガイド)」に参加して、砂浜近くまで下ってアシカを観察しました。

ちょっと曇りがちな日でしたが、砂浜上は46度もあったとか!

ちょっと曇りがちな日でしたが、砂浜上は46度もあったとか!

車椅子でもアクセス可能な往復900mのボードウォークを散策します

車椅子でもアクセス可能な往復900mのボードウォークを散策します

砂丘を縫うように曲がりながら、砂浜近くの展望台へと続きます

砂丘を縫うように曲がりながら、砂浜近くの展望台へと続きます

展望台はボートウォークがちょっと広くなっているスペースです

展望台はボートウォークがちょっと広くなっているスペースです

間近ではありませんでしたが、展望台からもたくさんのアシカが見えました

間近ではありませんでしたが、展望台からもたくさんのアシカが見えました

親子アシカが触れ合う様子やゴロ寝姿など微笑ましかったです

親子アシカが触れ合う様子やゴロ寝姿など微笑ましかったです

池 愛寿

トラベルコンサルタント 池 愛寿

カンガルー島は、野生の動物の宝庫としてクローズアップされますが、カンガルー島独自のプロダクトもたくさんあり、グルメの島でもあります。お好みに合わせて訪問先をチョイスすれは、充実した旅となります。

南オーストラリアのカンガルー島をはじめ、オーストラリア旅行をご検討の際は、ぜひティースタイルにご相談ください!


トラベルコンサルタント 池 愛寿のご紹介