

Abu Simbel REPORTアブシンベル 視察ブログ
【視察レポート】エジプト観光でおすすめしたい! 世界遺産のアブシンベル神殿(エジプト/2024年6月視察⑥)
アッサラーム アレイクム(こんにちは)! トラベルコンサルタントの大槻です。今回は、2024年6月にエジプト視察した際に訪れた「アブシンベル神殿」をご紹介します。

アブシンベル大神殿 外観
*音と光のショー
アスワンから車で約3時間30分、アブシンベル到着日の夜に「音と光のショー」を鑑賞しました。
大神殿と小神殿をスクリーンに約30分、古代エジプトの王・ラムセス2世と、妃・ネフェルタリにまつわる話を中心に、プロジェクトマッピングが投影されます。鑑賞者の多い国の言語でショーは行われ、他の言語はイヤホンガイドにて聞くことができます。映像は美しく見ごたえがあり、おすすめします。
座席は大神殿と小神殿の中間くらいにございます。冬は冷えると思いますので、暖かい服装でご参加ください。

ライトアップされる大神殿

ライトアップされる小神殿

小神殿のプロジェクトマッピング

小神殿のプロジェクトマッピング
*ナセル湖の日の出&アブシンベル神殿観光
音と光のショーの翌朝、ナセル湖の日の出を楽しみ、アブシンベル神殿を観光しました。ラムセス2世を祀った大神殿と、王妃ネフェルタリのために建てられた小神殿。大神殿の正面の4体の像は、異なった年代でのラムセス2世を表すと考えられています。
大神殿の一番奥の部屋である「至聖所(しせいじょ)」は、最も神聖な場所とされています。ラムセス2世の戴冠日である2月22日と、誕生日とされている10月22日には、太陽の光が聖堂内に差し込み、至聖所のラムセス2世の像が最初に照らし出されるという神秘的な現象が起こります。非常に混雑するため、この日にあたる場合は注意が必要です。

ナセル湖の日の出

大神殿内『カディシュの戦い(対ヒッタイト)』の壁画

大神殿内『カディシュの戦い(対ヒッタイト)』の壁画

大神殿内一番奥にある至聖所(しせいじょ)
アブシンベル神殿は紀元前1260年頃の建築ですが、アスワンハイダム建設による水没を避けるため、1964~1968年の間に800ほどのパーツに分けて、65m上の場所に移設されました。移設は、世界遺産創設のきっかけにもなりました。

アブシンベル小神殿外観

小神殿内 壁画

小神殿内 壁画

トラベルコンサルタント 大槻 晋介
個人的にアブシンベル神殿は、今回のエジプト視察の中で最も素晴らしかった観光ポイントで、初めてエジプトにいらっしゃるすべての方におすすめします。世界遺産創設のきっかけともなった壮大な移設にも、ロマンをかきたてられます。
アスワンから車で3時間30分ほどなので日帰りでの観光も可能ですが、お時間が許せば1泊していただき、音と光のショーや、日の出を含む早朝観光をお楽しみいただければと思います。エジプト旅行については、ぜひティースタイルまでご相談お待ちしております。
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