

South East England REPORTイングランド南東部 視察ブログ
【視察レポート】ロンドン発・オックスフォード日帰りで『ハリー・ポッター』のロケ地巡り(イギリス/2025年1~2月視察③)
イギリスを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの藤原です。今回の視察ではロンドンのほかにも、コーンウォールやデヴォン、コッツウォルズなどの地方も訪れてまいりましたので、ガイドブックだけでは見つけられない、本当に心惹かれるイギリスの地方の魅力を、リアルな体験を通じてご紹介していきますね。
前回から引き続き、ロンドンから日帰りで行ける観光スポットに行ってまいりました。映画『ハリー・ポッター』シリーズのロケ地として有名なオックスフォードです。ロンドンから電車なら約1時間、バスなら約2時間とアクセスも抜群です。
「ホグワーツ魔法学校」の世界を体感できるクラシカルな雰囲気いっぱいの街で、「クライスト チャーチ カレッジ」(1524年に創設された、オックスフォード大学のキャンパスのひとつ)の大広間や「ボドリアン図書館」など、ファン必見のスポットが点在しています。
映画『ハリー・ポッター』の世界観が好きな方、イギリスの歴史ある建造物に興味がある方、魔法学校の雰囲気を体感してみたい方にぴったりです。

映画『ハリー・ポッター』シリーズにたびたび登場する、ボドリアン図書館内の「ハンフリー公図書室」
◆ロンドン市内から、バスでオックスフォードへ
今回、私はバスで向かうことにしましたが、ホテルの立地の合わせて、バスか電車か、便利な方を選ばれると良いかと思います。宿泊したホテルから1番近くにあった「Victoria Station(ビクトリア駅)」のバス停までは徒歩で移動します。「Oxford Tube」というサインがあるバスが、オックスフォード行きです。事前にグーグルマップなどで確認しておきましょう。
バスの料金支払いはタッチ決済が可能なクレジットカード、もしくは現金が使用できます。チケットは特にありませんので、レシートを受け取って乗り込みます。バスは2階建てで、スマートフォンのチャージャーもついています!

Victoria Stationのバス停

バス運賃のレシート

2階建てで快適なバス車内
◆まずはボドリアン図書館へ!
バスに乗ること約1時間45分、ボドリアン図書館の最寄りのバス停、「City Centle」で降ります。降りるときは日本同様、車内にある降車ボタンを押してアピールします。
オックスフォードの街並みは、先日訪れた「バース」のような、はちみつ色の石の外壁で統一されているのが印象的です。10分ほど歩くとボドリアン図書館が見えてきます。入口が少々ややこしいので、看板などに注意して進みましょう。

「City Centle」でバスを降ります

はちみつ色の街並みを歩くと…

ボドリアン図書館が見えてきました!
*ボドリアン図書館に到着
チケットをカウンターで提示すると、無線(オーディオガイドではありません)と日本語の説明書き、写真には写っていないのですがバッジを渡されます。
なお、ボドリアン図書館の見学は事前予約がおすすめです。1ヶ月前から予約受付が開始されますが、特に人気のあるツアーは早々に満席となることが多いです。ボドリアン図書館の「ハンフリー公図書室」や、「ラドクリフ カメラ」などは、ガイド付きツアーでのみ見学可能です。

入口にたどり着きました

中庭の奥の扉がチケットカウンターです

無線と日本語の説明書き
*ディヴィニティ スクール
ガイドさんの準備が整い、ツアーの予約時間となるまでは「ディヴィニティ スクール」と呼ばれるスペースで待ちます。ディヴィニティ スクールは、ボドリアン図書館に隣接する講義室で、歴史に彩られた荘厳な天井装飾が圧巻の美しさです。
ボドリアン図書館は、ホグワーツ魔法学校として『ハリー・ポッター』劇中のどんなシーンで登場するのか、詳しく説明されたパネルも設置されていました。ちなみに、ディヴィニティ スクールはホグワーツの医務室やダンスレッスンの部屋として登場しました!

ディヴィニティ スクール

映画のシーンを思い出しながら、いざ見学!
*ハンフリー公図書室
いよいよ見学がスタート! まずは『ハリー・ポッター』の図書室のシーンに登場した、ハンフリー公図書室から見学します。中世の雰囲気が色濃く残る美しい空間で、魔法学校の世界を体感できます。
ハンフリー公図書室は1488年に建てられたボドリアン図書館内の最古の部屋のひとつで、現在も登録研究者専用の図書室として利用されています。見学はガイドツアーのみ可能ですが、館内ではどうぞお静かに★

ハンフリー公図書室

図書室内ではお静かに
*コンヴォケーション ハウス
次に見学したのは「コンヴォケーション ハウス」です。

コンヴォケーション ハウスは17世紀に増築され、オックスフォード大学の会議場として使用されている建物です。映画『ハリー・ポッターと賢者の石』では裁判のシーンに登場しています。実際に椅子に座ってみることができますよ。
コンヴォケーション ハウス見学後は、「チャーンセラーズ コート」を周って1時間のガイドツアーは終了です。図書館の前にはカフェやお土産屋さんもあるので、記念にどうぞ★

カフェ

お土産屋さん
◆街歩きを楽しむ
ボドリアン図書館の見学を終えたら、街歩きも楽しみましょう!
オックスフォードの街には、お土産屋さん、お洋服屋さん、レストラン、カフェなど、たくさんのショップが点在しています。学生の街であるオックスフォードならではの品物や、ハリー・ポッター関連のグッズもたくさん売られています。「クライスト チャーチ カレッジ」の見学予約時間まであえてゆとりを持たせて、ランチを楽しんだり、歩きながら街の雰囲気を味わうのもおすすめです♪
「カーファックス タワー」は12世紀に建てられた教会の現存する唯一の塔で、狭いらせん階段を上っていくと市街の景色を一望することができます。カーファックスはラテン語由来の言葉で「十字路」という意味があります。4本の通りが交わるこの交差点がオックスフォード旧市街の中心であることから、こう呼ばれるようになったそうです。

とても雰囲気のある街並みです

カーファックス タワー
◆クライスト チャーチ カレッジ
クライスト チャーチ カレッジは、オックスフォード大学の中でもひときわ広大で壮麗なキャンパスで、美しい回廊や大聖堂が訪れる人を魅了します。中世から続く歴史を感じさせる重厚な建築と、落ち着いて上品な雰囲気に包まれたホールやチャペルは、学問と芸術に彩られた特別な空間です。

クライスト チャーチ カレッジ
ボドリアン図書館と同じく、チケットは必ず事前予約をしましょう! チケットは毎週金曜日の午前10時(英国時間)に、オンラインで翌週見学分の予約が開始されます。たとえば、3月14日(金)に、翌週の17日(月)から23日(日)までのチケットが予約できます。
事前予約したチケットは、現地の窓口で引き換える必要があります。引き換えの窓口は、メインの建物を左手に見て右手側にありますよ。窓口の列に並び、事前予約の際に発行されたQRコードを提示したら、チケットとオーディオガイドを受け取ります。オーディオガイドは和訳にも対応しています。

チケット引き換えの窓口

列に並びます

チケットとオーディオガイド
メインエントランスでチケットを提示し、いよいよ入場します!

メインエントランス

お土産コーナー
*グレート ホール
最初に訪れたのは、「グレート ホール」へと続く大階段、「ザ グレート ステアケース」です。映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で新入生たちがホグワーツに初めて到着する名シーンはここで撮影されました。階段を上がると、グレート ホールに到着します。
グレート ホールは、ホグワーツ魔法学校の大広間のシーンが撮影された歴史あるダイニングホールです。映画の撮影場所としてもっとも有名な場所なのではないでしょうか。今も学生たちが利用しているため、見学できない時間がございます。

名シーンが撮影された階段

魔法学校の世界! グレート ホール
回廊を抜けると、建物内の見学は終了となります(※こちらの回廊は撮影では使用されていないようです)。敷地内を歩いているだけでも、映画のワンシーンに飛び込んでいるような気持ちになります♪

回廊

中庭
◆バスでロンドン市内へ
余韻をたっぷり胸に抱えて、バスでロンドンへ戻ります。クライスト チャーチ カレッジの近くにも、ロンドン市街地まで戻るバス停がありますよ。

ロンドン行きのバス停

バス車内で切符を購入します

トラベルコンサルタント 藤原 彩
オックスフォードは、いかがでしたか? オックスフォード観光で訪れたボドリアン図書館とクライスト チャーチ カレッジは、歴史の重みが感じられ、『ハリー・ポッター』の世界にもどっぷりと浸ることができる特別な場所でした。
映画や文学に触れながら、ゆったりとした時間が過ごせます。たくさんの物語に包まれた魅力あふれる街ですよ。ロンドンからも日帰りで簡単に訪れることができるので、ぜひ足をのばしてみてください♪
ロンドンを含む、イギリスへのご旅行をお考えの方は、どうぞティースタイルにお任せください!
トラベルコンサルタント 藤原 彩のご紹介