【視察レポート】中世の街並みが感じられるボローニャ観光(イタリア・エミリア-ロマーニャ州/2024年2月視察①)

こんにちは! トラベルコンサルタントの大石です。2024年2月にイタリアのボローニャ視察ツアーに参加してきましたので、ご紹介いたします。ボローニャは見るべきスポットがまとまっているため、効率よく観光ができる街です。

ボローニャにあるサントステファノ大聖堂

ボローニャにあるサントステファノ大聖堂

まずはボローニャの玄関口、ボローニャ空港(正式名称:ボローニャ ボルゴ パニゴーレ空港)をご紹介します。ボローニャ空港は国際線の発着もありますが、日本からの直行便は就航しておらず、乗り継ぎが必要となります。日本からは、エミレーツ航空やターキッシュエアラインズなどを利用すると、乗り継ぎ良くボローニャに向かうことができます(2024年2月時点)。

空港自体は小さいので迷うことはほぼないと思いますが、送迎車を手配されている方はミーティングポイントが離れているのでご注意ください。ミーティングポイントは入国審査後の出口ではなく、そこから数十メートル歩いたところににあります。

看板を見なくてもすぐに外に出ることができます

看板を見なくてもすぐに外に出ることができます

タクシーやUberを利用する場合は、出口を出て左側に歩くとすぐです

タクシーやUberを利用する場合は、出口を出て左側に歩くとすぐです

送迎車のミーティングポイントのマーク

送迎車のミーティングポイントのマーク

入国審査後の出口からミーティングポイントを撮った写真。少し歩きます

入国審査後の出口からミーティングポイントを撮った写真。少し歩きます

両替所は1つ。レートは日本の方が良かったです

両替所は1つ。レートは日本の方が良かったです

2階ではフェラーリのグッズを売っています

2階ではフェラーリのグッズを売っています

ボローニャ空港からボローニャ市内への移動手段は主に2つで、マルコーニ エクスプレス(モノレール)か、タクシーを利用することになります。

マルコーニ エクスプレスはボローニャ中央駅まで運行していますが、ボローニャ中央駅から旧市街まで距離があるため、タクシー利用がおすすめです。タクシーを利用した場合、交通事情にもよりますが15分程で旧市街まで移動できます。

入国審査後の出口の左側に、マルコーニエクスプレスの駅への入口があります

入国審査後の出口の左側に、マルコーニエクスプレスの駅への入口があります

タクシー乗り場は、出口を出て左に進むとすぐです

タクシー乗り場は、出口を出て左に進むとすぐです

ボローニャでは「ボローニャのポルティコ群」が2021年に世界遺産に登録されています。ポルティコとは屋根付きの回廊のことで、街のいたるところにあります。観光スポットのほとんどがまとまっているため、街歩きを楽しみながら観光するのがおすすめです。

初日はガイドさんと一緒に、ボローニャ旧市街を歩いて観光しました。旧市街から徒歩で10分程の場所にある宿泊ホテルを出発し、休憩をはさみながら3時間程街歩きを楽しみました。世界遺産のポルティコだけではなく、町全体が昔ながらの街並みなので、歩いているだけで中世の雰囲気を楽しむことができます。細い路地にもお店や人通りがあり、街歩きをしやすい街という印象を受けました。

柱の形が違いますが、どちらもポルティコです

柱の形が違いますが、どちらもポルティコです

中世に建てられたグラッシ館。形状が違いますが、こちらもポルティコです

中世に建てられたグラッシ館。形状が違いますが、こちらもポルティコです

ボローニャのランドマークの斜塔。斜塔以外にもいくつかの塔が残っています

ボローニャのランドマークの斜塔。斜塔以外にもいくつかの塔が残っています

こちらは斜塔より小さな塔ですが、中世に建てられたとは思えない、写真に納まらないほどの高さでした

こちらは斜塔より小さな塔ですが、中世に建てられたとは思えない、写真に納まらないほどの高さでした

ボローニャは3つの別名で呼ばれることもあります。まず1つ目は“レッドシティ”。壁や屋根が赤い建物がずらりと並んでいます。

赤い建物が多いのもボローニャの特徴

赤い建物が多いのもボローニャの特徴

こちらはLa Piccola Venezia(小さなベネチア)と呼ばれる水路。昔はボローニャのいたるところに水路があったそうです

こちらはLa Piccola Venezia(小さなベネチア)と呼ばれる水路。昔はボローニャのいたるところに水路があったそうです

旧市街の中心地、「マッジョーレ広場」です。ボローニャの人たちの憩いの場となっています。広場には「サン ペトローニオ聖堂」もあります。ヨーロッパ有数の巨大な教会です

旧市街中心部のマッジョーレ広場

旧市街中心部のマッジョーレ広場

サン ペトローニオ聖堂

サン ペトローニオ聖堂

サン ペトローニオ聖堂の中には全長が世界一長い日時計があり、現在も使用されています。そして、広場にあるクロックタワーの上部は展望台になっており、ボローニャの街を一望できます。

サン ペトローニオ聖堂内部。ロープで仕切られている部分が日時計

サン ペトローニオ聖堂内部。ロープで仕切られている部分が日時計

広場にあるクロックタワー。上部は展望台です

広場にあるクロックタワー。上部は展望台です

夕暮れの時間で写真映えがよくないですが、クロックタワーから見たボローニャの街です

夕暮れの時間で写真映えがよくないですが、クロックタワーから見たボローニャの街です

ボローニャは、最古の大学があることから2つ目の別名“エデュケーションシティ”とも呼ばれています。マッジョーレ広場から徒歩5分の場所にある「アルキジンナジオ館」は、ヨーロッパ最古の大学ボローニャ大学の大学棟として使用されていました。

アルキジンナジオ館

アルキジンナジオ館

天井や壁には、卒業生のレリーフが多く飾られています

天井や壁には、卒業生のレリーフが多く飾られています

レリーフは、何と6,000個以上あるそうです!

レリーフは、何と6,000個以上あるそうです!

マッジョーレ広場から徒歩10分の場所にある「サントステファノ大聖堂」です。建物の中には複数の教会が集まっています。

サントステファノ大聖堂

サントステファノ大聖堂

サントステファノ大聖堂の前に広がるサントステファノ広場

サントステファノ大聖堂の前に広がるサントステファノ広場

ボローニャの見どころは昔ながらの街並みだけではなく、そこで市民が普通に生活しているところです。旧市街のあちこちに個人経営のお店があり、市民生活と密接しています。

ボローニャの細い路地

ボローニャの細い路地

普通のお店でも周りの雰囲気と相まってノスタルジーを感じます

普通のお店でも周りの雰囲気と相まってノスタルジーを感じます

例えば、キッチン付きのホテルに滞在して、お店で食材を買って調理したり、お惣菜を買って晩御飯に食べたり、暮らすように滞在するのも面白いと思いました。細い路地にもお店や人通りがあり、安心して街歩きができます。

マッジョーレ広場付近の路地には生鮮食品のお店が多くありました

マッジョーレ広場付近の路地には生鮮食品のお店が多くありました

色鮮やかなオレンジ

色鮮やかなオレンジ

サラミやチーズ、パスタなどを売っているお店

サラミやチーズ、パスタなどを売っているお店

リカーショップ(酒屋)

リカーショップ(酒屋)

バーやカフェは日中からにぎわっていました

バーやカフェは日中からにぎわっていました

何気ない路地でも、ついつい通りたくなるような趣きがあります

何気ない路地でも、ついつい通りたくなるような趣きがあります

旧市街の観光とは別の日に、ボローニャ郊外にある「サンルカ教会」を訪れました。ボローニャ市内からは車で約20分程の場所にあります。

丘の上にあるサンルカ教会

丘の上にあるサンルカ教会

教会内は広くて荘厳な雰囲気です

教会内は広くて荘厳な雰囲気です

サンルカ教会で一番有名なのは、ふもとまで続くポルティコ。長さはなんと約4kmです!

長さ4kmもあるポルティコ

長さ4kmもあるポルティコ

頂上からでは終わりが見えないほど続いています

頂上からでは終わりが見えないほど続いています

丘の上にあるので、眺めも抜群です

丘の上にあるので、眺めも抜群です

ボローニャの別名、最後の1つは“ファットシティ”です。とにかく食べ物が美味しいことからついたそうです。

日本でもなじみのあるボロネーゼやラザニアは、なんとボローニャが発祥です!写真の左がラザニア。右はグラミーニャというボローニャのあるエミリア地方の伝統的なパスタです。短くカットされているのが特徴です!

日本でもなじみのあるボロネーゼやラザニアは、なんとボローニャが発祥です!
写真の左がラザニア。右はグラミーニャというボローニャのあるエミリア地方の伝統的なパスタです。短くカットされているのが特徴です!

ハムで有名なパルマも、ボローニャと同じエミリア-ロマーニャ州にあります

ハムで有名なパルマも、ボローニャと同じエミリア-ロマーニャ州にあります

ボローニャといったらボロネーゼ! アルデンテで美味しかったです

ボローニャといったらボロネーゼ! アルデンテで美味しかったです

もちろんピザもいただきました

もちろんピザもいただきました

夜11時頃ですが、大通りでなくとも人通りが多くにぎやかでした。

にぎやかな夜のボローニャ

にぎやかな夜のボローニャ

大石 至

トラベルコンサルタント 大石 至

ボローニャは、フィレンツェとベネチアの間にあるので立ち寄りやすい街です。列車で移動する際に、数時間立ち寄って街歩きするのも良いと思いました。時間に余裕のある方は、ゆっくり2~3泊してみてください! 昔ながらのヨーロッパの雰囲気を身近に感じることができると思います。

イタリアご旅行は、ぜひティースタイルまでお問い合わせください。お待ちしております。


トラベルコンサルタント 大石 至のご紹介
イタリアのページへ