【視察レポート】秋の味覚が堪能できるランゲ地方でワイン・トリュフ・料理体験(イタリア・ピエモンテ州[ランゲ地方]/2025年10月視察②)

こんにちは、アシスタントの吉野です。2025年10月にイタリアに行ってまいりました。今回は、トリノから南に車で1時間ほどの「ランゲ地方」をご紹介します。

ランゲ地方はピエモンテ州南部にあり、イタリア3大ワインのひとつといわれる「バローロ」を生産している村々や、トリュフで有名な街・アルバがあります。ランゲ地方では、秋の味覚をたっぷり堪能してまいりましたので、ぜひご覧ください!

バローロのワイナリーからの景色。見渡す限りのブドウ畑

バローロのワイナリーからの景色。見渡す限りのブドウ畑

今回、私はバローロの造り手として名高いワイナリー「レナート ラッティ(Renato Ratti)」を訪問しました。バローロとは、イタリア北西部ピエモンテ州でネッビオーロ種100%から造られる最高級赤ワインであり、イタリア3大高級ワインのひとつとされてます。ワインがお好きな方は、名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?

バローロはランゲの丘陵を中心に11の村々で生産されています。レナート ラッティは「ラ モッラ村」で2世代続く家族経営のワイナリーで、とても見晴らしの良い丘の上に位置しています。

こちらのワイナリーで生産された歴代バローロも展示されており、何十年も前の貴重なボトルが並ぶ様子はまるでバローロ博物館のよう。過去から現在にいたるまでのさまざまなコルクやコルク抜きの展示も興味深かったです。時代の移り変わりと共にデザインや形が変化して行ったことがよく分かりました。

デザイン性豊かなコルクとコルク抜きの展示

デザイン性豊かなコルクとコルク抜きの展示

ずらりと並ぶ歴代バローロ

ずらりと並ぶ歴代バローロ

ちょうどブドウの収穫が終わった時期で、ワインの生産真っ只中。香りだけで酔いそうなくらいでした。ワイン貯蔵庫では過去に生産されたワインが樽の中で熟成されており、大きな樽がたくさん並ぶ様子は迫力があります。

香りがすごい! ワイン生産工場

香りがすごい! ワイン生産工場

ワイン貯蔵庫

ワイン貯蔵庫

大きなテーブルを囲み、どこまでも広がるブドウ畑と青空を眺めながらの試飲は、最高の体験でした!

ワインの試飲スペース

ワインの試飲スペース

広大な景色とバローロ

広大な景色とバローロ

白トリュフの産地として有名なランゲ地方。毎年秋になるとアルバでは白トリュフ祭りが開催されるほどです。私も、アルバの中心地から車で10分ほどの場所で、「トリュフ狩り」を体験してまいりました。

トリュフ狩りには、しっかり訓練された犬とその飼い主さんが一緒に向かい、犬が先頭をきって森の中でトリュフを探します。犬が場所を教えてくれたら、そこを丁寧に少しずつ掘っていきます。犬は時に間違えることもあるのですが、実際にトリュフが出てきた時は感動しました! 

トリュフ犬と飼い主

トリュフ犬と飼い主

一面ブドウ畑の丘を登っていきます

一面ブドウ畑の丘を登っていきます

森の中でトリュフ探しスタート

森の中でトリュフ探しスタート

犬を追って進みます

犬を追って進みます

犬が教えてくれた場所を少しずつ掘っていくと、こんな感じでトリュフが顔をのぞかせます。今回は見つかった3つのトリュフのうちのひとつが黒トリュフで、とても珍しいそうです。黒トリュフはサイズこそ小さかったものの、お目にかかれて光栄でした!

掘り当てたトリュフは飼い主が回収しますが、犬もご褒美に少しもらっていました。彼らもトリュフのおいしさをよく分かっているようで、掘っている際中に食べてしまわないように、飼い主さんが注意を払っていました。

トリュフ発見!

トリュフ発見!

白トリュフ

白トリュフ

念願の黒トリュフ!

念願の黒トリュフ!

トリュフ犬の後に従って森の中の道なき道を進む、なかなかハードな山登りでしたが、終わるころにはちょうど日暮れ時となりアルプスの山並みがきれいに見えました。道中にはブドウ畑が広がっており、まだ収穫されずにチラホラと残っているワイン用品種のブドウにも興味津々でした。

収穫したトリュフを持ち帰ることはできなかったものの、この地域で取れたトリュフを使った料理を近くのレストランでいただきました。とても美味しかったです。

トリュフ狩りを終え、丘をおりる時の景色

トリュフ狩りを終え、丘をおりる時の景色

トリュフたっぷりの料理を堪能

トリュフたっぷりの料理を堪能

「ICIF (Italian Culinary Institute for Foreigners)」は1991年にトリノに設立された料理学校で、本来は半年や1年という単位で学ぶプロフェッショナルなコースが用意されているのですが、気軽に参加できる料理教室の半日コースもあるということで、そちらに参加してまいりました。

学校は、かつての古城を活用した歴史感じる建物の中にありますが、中にはしっかりと最新の設備が揃っています。卒業生には日本人の方も多くいらっしゃり、過去の生徒たちの写真にも日本人がたくさん写っていて少しうれしくなりました。

料理学校の建物外観

料理学校の建物外観

世界各国から生徒が集まります

世界各国から生徒が集まります

料理教室のまえに、今回は料理学校も少し見学させていただきましたが、いろいろな教室があって見学するのが楽しかったです。

ワイン教室には、それぞれのテーブルに試飲のための機材が備え付けられています。初めて見るようなものが多く、とても新鮮でした。VIP用の特別室も用意されているということで見学させていただきましたが、壁一面にワインボトルが並ぶ様子は圧巻です。

ワイン教室

ワイン教室

VIP用の特別室

VIP用の特別室

オリーブオイルの教室には、イタリア各地のさまざまなオリーブオイルが展示されていました。実際の授業ではここからオリーブオイルを選んで使用するようで、こんなに種類がある中でどうやって使い分けるのかとても不思議でした。

コーヒーの教室は、カフェを感じさせるようなデザインで、壁には豆についての説明がありました。布がかけられているのは焙煎機で、受講生は実際に使って学ぶそうです。

オリーブオイル教室

オリーブオイル教室

コーヒー教室

コーヒー教室

それでは、料理教室で実際に料理を作っていきます!

一度に50人ほど入れそうな教室で実際に調理したのですが、担当の先生がこまめに見てくださるので安心して取り組むことができました。イタリア人の先生が授業をしてくださいますが、日本語での通訳付きコースもありますので、英語が苦手な方でも安心です。

料理教室をおこなった場所(調理スペース)

料理教室をおこなった場所(調理スペース)

料理教室の先生と通訳の方

料理教室の先生と通訳の方

3種類の料理「パプリカのツナ詰め」「インサラータ ルッサ」「アニョロッティ」にチャレンジしましたが、どれも美味しく作ることができました!

まず、ピエモンテ州の郷土料理であり、前菜の定番である「パプリカのツナ詰め」は、初めて見る料理である上に、食材もイタリアならではのものもあったりして、少し苦労しました。同じく前菜の定番である「インサラータ ルッサ」は、ポテトサラダのような料理でした。

そして、ピエモンテ州の郷土料理で餃子のような詰め物をしたパスタ(ラビオリの一種)の「アニョロッティ」です。パスタの生地作りから、具を包んで閉じる工程までをおこないました。普段の日本での生活ではパスタを生地から作ることはなかなかないので、かなり大変でしたが、とても貴重な経験になりました。

左上の料理がインサラータ ルッサ。そのとなりがパプリカのツナ詰め

左上の料理がインサラータ ルッサ。そのとなりがパプリカのツナ詰め

アニョロッティ

アニョロッティ

トリノ近郊のランゲ地方における秋の味覚や料理体験についてレポートいたしましたが、いかがでしたか。今回私が訪れた10月はワイン用ブドウやオリーブの収穫、トリュフ狩りなど、秋の味覚をたくさん堪能できる時期で、世界各地から観光客が集まってくるハイシーズンでもあります。

ホテル料金などは高めにはなりますが、それでもおすすめしたいくらいに充実したグルメと豊かな体験が待っていました。イタリアへ行きたくて渡航時期を検討されている方は、このシーズンを選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか?

トリノをはじめ、イタリアへのご旅行をお考えでしたら、ぜひティースタイルまでお問い合わせください。