村上春樹とラオス、アマンタカ

2015.12.29

今回ご紹介するのは、ラオスという国の、小さな仏都ルアンプラバンを知るうえで最適な村上春樹氏の紀行文です。
旅先で出会ったベトナム人に、「どうしてまたラオスなんかに行くんですか?」と不審がられたこのことばこそが、まさに旅のきっかけだという。
いったい何がラオスにあるというんですか?
・・・それを探しに行くのです。

春樹氏は、古都ルアンプラバンでの街歩き、じっくりと観察しながら体験した一つに、アマンタカ滞在のことを書いています。
無数の寺院と僧侶と仏像の発見、穏やかで静かな人々、混沌としたメコン川、おしゃれなレストランが建ち並ぶ街・・
そんなルアンプラバンの体験の一方で、別天地のようなアマンタカでは、托鉢を体験し、シャーマンの奏でる独特な民族音楽に浸り、いたく魅了されたようです。
ゆったりと読書をする静かな空間とたっぷりの時間も。

春樹氏は、古都ルアンプラバンでの街歩き、じっくりと観察しながら体験した一つに、アマンタカ滞在のことを書いています。
無数の寺院と僧侶と仏像の発見、穏やかで静かな人々、混沌としたメコン川、おしゃれなレストランが建ち並ぶ街・・
そんなルアンプラバンの体験の一方で、別天地のようなアマンタカでは、托鉢を体験し、シャーマンの奏でる独特な民族音楽に浸り、いたく魅了されたようです。
ゆったりと読書をする静かな空間とたっぷりの時間も。

無駄を排した廊下

無駄を排した廊下

シンメトリーの白亜の洋館が鎮座

シンメトリーの白亜の洋館が鎮座

このプールサイドでシャーマン音楽を聴いていたかも

このプールサイドでシャーマン音楽を聴いていたかも

スィートのポーチとプール

スィートのポーチとプール

さて、ラオスに何があったのか?
『今のところ明確な答えは持たない。そこで出会った風景の匂い、音、肌触り。それが何かの役に立たず思い出として終わったとしても、それが旅というものではないか。人生というものではないか。』
と締めくくっています。
いかがですか?ラオスに行ってみたくなりましたか?

心からのおもてなしでお迎えする世界のアマン、アマンタカとはどんなところなのか、ティースタイルでご紹介しています。よろしければご覧ください。

アマンタカ Amantaka

作品紹介

『ラオスにいったい何があるというんですか』
村上春樹、待望の紀行文集。
アメリカ各地、荒涼たるアイスランド、かつて住んだギリシャの島々を再訪、長編小説の舞台フィンランド、信心深い国ラオス、どこまでも美しいトスカナ地方、そしてなぜか熊本。旅というものの稀有な魅力を書き尽くす。カラー写真多数を収録。
ー文藝春秋ー

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村上春樹氏の足取りを辿ってラオスを旅してみるのもおもしろいかもしれませんね。
『旅行で何もかもがうまく行ったら、それは旅行じゃない。』