【視察レポート】花柄のかわいい村ザリピエ&世界遺産マウォポルスカ木造教会群(ポーランド・クラクフ郊外/2018年12月視察②)

こんにちは! ティースタイルの四宮です。
先日はポーランド随一の観光都市クラクフの中世の趣を残した美しい旧市街と、クリスマスの様子をご紹介しました。

クラクフからの観光といえば、郊外にあるアウシュビッツ強制収容所とヴィエリチカ岩塩坑が定番ですが、今日はもう少し足を延ばして、日帰り観光で行ける田舎町を2つご紹介します。

まず1つ目にご紹介するのは、花の村「ザリピエ」です。
ザリピエは、クラクフから車で1時間45分ほどのところにある小さな小さな何とものどかな村です。
人影もほとんどない山あいの道を走っていると、いきなり花柄のかわいいお家が現れるんです!! 女子はキュンキュンしますね♪

小さな花の村、ザリピエ

小さな花の村、ザリピエ

よ~く見ると井戸までお花模様なんです!

よ~く見ると井戸までお花模様なんです!

村には文化センターがあって、この村独特の花模様の歴史や小物類が所狭しと紹介されています。時間が許せば絵付け体験などもやっています(有料)。
家の壁にペイントをするのは、元々は暖炉のすすで家の壁が真っ黒になるのを隠すために描かれたんだそうですよ。

こちらが文化センターです

こちらが文化センターです

作品を作っている地元のお母さんたち

作品を作っている地元のお母さんたち

作品の展示だけでなく商品を購入することもできます

作品の展示だけでなく商品を購入することもできます

村の広さは数キロ四方で、その中にぽつんぽつんと花模様のお家が点在しています。
実際に人が住んでいるため、お家の中を見られるチャンスはなかなかないそうです。静かな村で住人とすれ違うこともほとんどありません。

ほんとうにおとぎ話に出てきそうなお家ばかりです♪

ほんとうにおとぎ話に出てきそうなお家ばかりです♪

各お家の花柄が違うため、目で見て楽しめます^^

各お家の花柄が違うため、目で見て楽しめます^^

しかし、たまたま観光中に出くわした住人の方が「こっちへいらっしゃい」と手招きをしてくださいました!
なのに非情にも、観光のタイムリミットでやむなく断念(> <)

どのお家も色合い豊かな花柄模様でした

どのお家も色合い豊かな花柄模様でした

木にまでペイントが施されていました!

木にまでペイントが施されていました!

おとぎ話の世界に迷い込んだようです★

おとぎ話の世界に迷い込んだようです★

なんてかわいい家なのでしょう♪ わんこもかわいい(笑)

なんてかわいい家なのでしょう♪ わんこもかわいい(笑)

交通の便は決して良い訳ではないのですが、電車とバスを乗り継いで自力で訪れる観光客も多いそうです。
もちろんクラクフからのオプショナルツアーが出ていますので、機会があればぜひ行ってみてください♪

2つ目にご紹介するのは、「マウォポルスカ南部の木造教会群」です。
マウォポルスカという地方一帯に点在するたくさんの木造教会のうち、6つの町や村にある教会が世界遺産に登録されています。
クラクフからは、車で1時間30分程度です。

先にご紹介したザリピエの家々もぽつりぽつりと散らばっているのですが、あちらは歩いてなんとか周れます。
こちらはもっとずっと広い範囲に教会があるので、すべて車での移動ですが、一日で6つすべての教会を見るのは難しく、クラクフからの日帰りツアーだと多いもので4ヶ所ぐらいが限界です。今回は2つの教会を訪れましたので、ご紹介していきますね。

1.ハチュフの教会

ハチュフの教会は、6つの教会の中で“最も古くて大きい教会”になります。
よく見られるヨーロッパの石やレンガ造りの教会とは異なり、木造ですので繰り返し増改築が行われたことによって、ゴシックからロココ、バロックなど、時代に合わせてさまざまな建築様式が織り交ぜられています。

こちらがハチュフの教会です

こちらがハチュフの教会です

全体がモミ材で建てられています。

全体がモミ材で建てられています。

2. ビナロヴァの教会

ビナロヴァの教会は、現在も現役で使われている教会で、日曜ごとのミサや結婚式なども執り行われています。
ここは内部装飾や多彩色画が見事です! 教会内部の見学は、事前予約が必要な場合がほとんどなので、個人で訪れる際にはご注意くださいね。

こちらがビナロヴァの教会です

こちらがビナロヴァの教会です

教会の内部。きらびやかな装飾です

教会の内部。きらびやかな装飾です

驚くことに、正面奥の金色の祭壇や燭台などもすべて木製です!
この時は教会の一部補修中で、壁の色付けをしているところが見られました。現役の教会ですが、現状保持のため普段から暖房などは使えません。職人さんもコートを着込んでいましたし、聖水の入っているお皿には氷が張っていました(> <)

金色の祭壇や燭台

金色の祭壇や燭台

一部補修中で壁の色付けをしている場面

一部補修中で壁の色付けをしている場面

ひとつひとつの教会が離れていて交通の便も悪いですが、建築がお好きな人なら、いくつかの教会をまわって違いを比べてみるのがおすすめです!
ポーランドではどんなツアーがあるのかお知りになりたい場合は、ぜひティースタイルにお気軽にお問い合わせください!

※前回のレポート「ポーランド・クラクフ街歩きとクリスマスマーケット (2018年12月視察①)」はこちらでご覧いただけます。

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