【視察レポート】サンセバスチャン発・かわいらしい街並みオンダリビア日帰り観光(スペイン・バスク地方/2024年10月視察⑧)

こんにちは! トラベルコンサルタントの宮本です。今回は、美食の街サンセバスチャンの視察時に、デイトリップで近くの街・オンダリビアを訪れたのは、滞在中の日曜日です。サンセバスチャンの街中のお店は、日曜日はスーパーなども含めクローズしているお店が多いので(バルは日曜日に開いているお店も最近は増えてきています!)、日曜日の朝、バスでオンダリビアへ行ってきました!

サンセバスチャンとオンダリビアのどちらを宿泊地にするか迷った結果、やはり夜はバルを巡りたいということで、滞在はサンセバスチャンにしましたが、オンダリビアは街並みがカラフルでかわいいので、明るい時間に楽しむのが大正解!

天気が良かったこともあり、到着すると、すぐにかわいい街並みを照らす陽射しと鳥の鳴き声が…。なんだかディズニー映画の世界みたいです…♪ 小さいながら魅力たっぷりな街でした!

オンダリビアの街並み

オンダリビアの街並み

サンセバスチャンからオンダリビアまでは、街中のバス停から約40分ほどでアクセスすることが可能です。オンダリビアは、サンセバスチャン空港のすぐそばなので、サンセバスチャン~サンセバスチャン空港~オンダリビアという経路の路線になります。

【路線】E21番 
【乗車バス停】ギプスコア プラザ(Gipuzkoa Pz.)
【降車バス停】サビン アラナ カレア(Sabin Arana Kalea)または、サビン アラナ ゴイリ 8パレアン(Sabin Arana Goiri 8 Parean)
※サビン アラナ カレアはオンダリビアの手前で、旧市街のスタート地点
※サビン アラナ ゴイリ 8パレアンはパラドール(★)の裏手のバス停 新市街寄り
【料金】2.75ユーロ(片道/2024年10月現在)※バスのドライバーさんからレシートタイプのチケットを現金購入

★パラドールとは、歴史的建造物(古城や宮殿、修道院など)を改修したスペインの国営ホテルのことです。

移動距離は長いですが、普通の路線バスなので、バス内に大きな荷物を置く場所はありません。また、ギプスコア プラザのバス停には乗り場や路線もいくつかありますのでご注意ください。ただ、空港へ行く際にも利用できるので、1度利用しておくと、空港へ行く練習にもなりますね。

ギプスコア プラザ バス停周辺

ギプスコア プラザ バス停周辺

E21番をチェック

E21番をチェック

バスのドライバーさんから現金購入のレシートタイプのチケット

バスのドライバーさんから現金購入のレシートタイプのチケット

オンダリビアの旧市街は、バス停よりも少し高台にあるのですが、パラドールの裏側にエレベーターがありました。宿泊の場合も、エレベーターを利用すれば、荷物は簡単に運べそうでした。最終泊をオンダリビア泊にするのもよさそうです。

手前側のサビン アラナ カレアのバス停で降りて、階段を上がりながら旧市街へ向かうと、ちょうど教会の裏手に出ました。教会手前の小さな広場では、スケッチブックをもって絵を描いている方や、読書をされている方がいて、“静かな日曜の朝”という平和な空気が漂っていました。

階段を上ります

階段を上ります

教会のステンドグラス

教会のステンドグラス

教会の前の通り

教会の前の通り

カラフルな建物とフレンチバルコニーがかわいい街並みが続きます。何があるというわけではないのですが、この街並みを見ながら、のんびりお散歩するのがとても気持ち良かったです。何よりも街並みがかわいいので、街歩きをしながら、かわいい景色を見つけて写真を撮るというのが最高に楽しかったです。

フレンチバルコニーがかわいい

フレンチバルコニーがかわいい

教会前の通り

教会前の通り

少し上ると、パラドールの前に大きな広場があり、そこにツーリストインフォメーションセンターもありました。お手洗いを借りたい場合は、ここのインフォメーションセンターのお手洗いを使わせてくれました。あとは、サビン アラナ ゴイリ 8パレアンのバス停近くにも公共のお手洗いがありました。

インフォメーションセンター内には、オンダリビアの空撮マップがあったので、なんとなくエリアを把握して歩いてみました。

ツーリストインフォメーションセンター

ツーリストインフォメーションセンター

オンダリビアのマップ

オンダリビアのマップ

広場の様子

広場の様子

この日は日曜日だったからなのか、お昼頃になると、白シャツにスカーフを巻いてベレー帽をかぶっている方がたくさん…? 何かあるのかなと思い見ていると、陽気な音楽が流れて、皆さん踊り始めました。私服の方々も途中から混ざっていったので、伝統的な踊りなのか、とても楽しそうでした!

輪になって踊っていました

輪になって踊っていました

伝統舞踊でしょうか…?

伝統舞踊でしょうか…?

広場は、オンダリビアのパラドールの目の前でした。パラドールの中にも入ってみたかったのですが、宿泊者以外は不可ということで、外観だけちらりと見てきました。以前、テレビで見た時よりも、なんだか外観がきれいになっているような気がしました!

パラドール 広場側

パラドール 広場側

川側

川側

旧市街をあとにしました…

旧市街をあとにしました…

旧市街から少し下って行くと、レストランやバルが立ち並ぶ新市街「マリーナエリア」となります。カラフルな建物が立ち並び、メインストリートはちょうどお昼時だったので、すごくにぎわっていました。テラス席がたくさんあるのですが、こんなに人がいたんだと思うくらいでした…。

お店はたくさんあるのですが、どのお店も混雑していたので、日曜日は少し時間をずらしてランチタイムにした方がいいかもしれないですね。スペインのランチピークの14時頃だったので、おそらくそれより早めであれば、ここまで混んでいないのではないかと思います。でも、にぎわいでいる景色は活気があって、お散歩していても楽しかったです。

新市街 マリーナエリア

新市街 マリーナエリア

メインストリート

メインストリート

ランチ時でにぎわっています

ランチ時でにぎわっています

人気店は行列にもなっていたので、おいしいんだろうな…と思いながら…。なかなか席が空いているお店を見つけられなかったのですが、どのお店も店員さんはとても親切な方ばかりでした! メインストリートから少し外れて、ちょうど席が空いたお店「ロレン(Lolén)」を見つけました!

座れたものの、メニューが全く読めない…という状況だったため、おすすめメニューを店員さんに聞いてみました。“おなかどれくらい空いてる?”“トマト好き?”と聞いてくださり、ブラータチーズ、トマト、アボカド、ピスタチオのサラダとチーズケーキ、モスト(ワインをつくる時にできる伝統的なぶどうジュース)を頼みました。

気温もなかなか高く、日差しも暑い日だったので、気分にもぴったりで、とてもおいしかったです! 手作りのチーズケーキも、とても好みの味で大満足でした!

レストラン外観

レストラン外観

ブラータとトマトのサラダ

ブラータとトマトのサラダ

チーズケーキ

チーズケーキ

スペインバスクの中で最も東にあるオンダリビアは、フランスとの国境付近にあり、川をはさんで向こう側はフランスで、「フレンチバスク」と言われるアンダイエになります。ボートで簡単に国境を渡れるので、時間がある方はフレンチバスクへも足をのばしてみることも可能です! 今回は時間の関係上、アンダイエまでは行けなかったのですが、船着き場の様子を確認してみました。

川の向こう側はフランスです

川の向こう側はフランスです

乗船場所の看板

乗船場所の看板

小さな船でフランスへ

小さな船でフランスへ

サンセバスチャンから来た時と同様に、路線バスのE21番を利用します。帰りは、新市街側のバス停、サビン アラナ ゴイリ 8パレアンから乗車しました。乗車場所と降車場所は反対車線なので、若干場所は異なりますが、わかりやすかったです。

バス停

バス停

電光掲示板もありました

電光掲示板もありました

近くに公衆トイレがありました

近くに公衆トイレがありました

オンダリビアの街並み

オンダリビアの街並み

宮本 佳織

トラベルコンサルタント 宮本 佳織

今回、オンダリビアを訪れてみて、街並みがかわいいことはもちろんなのですが、バスク地方特有の温かみをいろんなところで感じました。バス停でバスを待っていると「どこへ行くの?」「バスの路線わかる?」と声をかけてくださる方が多く、観光客にもとてもやさしい街でした。

同じ旧市街でも、サンセバスチャンのクラシカルな街並みとはまったく違ったので、ぜひオンダリビアもセットで訪れていただきたいです。次回は私も、フレンチバスクまで足をのばすことを目標に、また訪れたいと思う街です。食事と景色に重点を置きたい方におすすめの旅先です。

オンダリビアはもちろん、スペイン旅行が気になった方は、ぜひティースタイルまでお気軽にお問い合わせください!


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