【視察レポート】アフターコロナに行く! 中世の面影が残るジローナ観光&おすすめランチ(スペイン・ジローナ/2022年5月視察⑥)

皆様、こんにちは! トラベルコンサルタントの関です。2022年5月にスペインのカタルーニャに研修旅行に行っておりました。今回ご紹介するのは、バルセロナから車で約1時間半の距離にあるジローナという都市です。決して大きい都市ではございませんが、イベリア人(スペインとポルトガルがあるイベリア半島に古代から住んでいた人々)が築いた中世の建築物が数多く残っている、歴史ある旧市街があります。旧市街の中でも観光のハイライトとなるジローナ大聖堂は、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(ジョージ・R・R・マーティンのベストセラー⼩説『氷と炎の歌』の壮大な世界観を映像化した大人気シリーズ)の撮影のロケ地となったことで有名です。

ジローナ大聖堂の前で研修メンバーと記念撮影!

ジローナ大聖堂の前で研修メンバーと記念撮影!

私たちが訪れたこの時期はちょうど「テンプス・デ・フロールス(Temps de Flors)」と呼ばれる花祭りが開催されておりました! 一昨年は開催できず、去年はコロナ渦での開催となりましたが、今年は通常通りの開催ということもあり、たくさんの観光客が訪れました。花祭りは毎年5月の中旬ごろ開催されているようです。2022年度は5月7日~5月15日までの期間に開催しておりました。

花祭りというと、一面に広がる花々を想像してしまいますが、ジローナの花祭りの醍醐味(だいごみ)はなんと言っても歴史ある建物と趣向を凝らした花にまつわるオブジェのコンビネーション。旧市街の至る所にオブジェが散りばめられ、開催期間終了時にコンペ形式で投票が行われ、表彰をされるようです。そんな魅力あふれるジローナ観光に関しましては、カタルーニャ政府観光局(Cataluna Exoperience)さんにご協力をいただきました。

ジローナに伝わる伝承をモチーフにしたタコのオブジェ(ジローナに古くから伝わる昔話では旧市街を流れるオニャール川にタコが住み着いていると言われています)

ジローナに伝わる伝承をモチーフにしたタコのオブジェ(ジローナに古くから伝わる昔話では旧市街を流れるオニャール川にタコが住み着いていると言われています)

名所エッフェル橋から見るジローナの街並み。エッフェル橋はエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルによる設計です!

名所エッフェル橋から見るジローナの街並み。エッフェル橋はエッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェルによる設計です!

店先や旧市街の至るところでお花が展示されています

店先や旧市街の至るところでお花が展示されています

上を見上げると、ジローナ伝統の揚げパンであるチュチョの誕生秘話にまつわるキャラクターが!

上を見上げると、ジローナ伝統の揚げパンであるチュチョの誕生秘話にまつわるキャラクターが!

旧市街を散策していると、バルセロナにあるサグラダ・ファミリアの受難のファサードを担当したカタルーニャ出身の彫刻家スビラックスによる彫刻作品が突然あらわれてびっくりしました! 旧市街にあるジローナ大聖堂はゴシック様式の大聖堂として、ヨーロッパでもっとも広い建物と言われております。

旧市街の中にあらわれたスビラックスによる彫刻(右手前)

旧市街の中にあらわれたスビラックスによる彫刻(右手前)

ジローナ大聖堂

ジローナ大聖堂

今回の展示の中で有力表彰候補と言われている作品

今回の展示の中で有力表彰候補と言われている作品

そして、次に向かったのはジローナにある「カサ カカオ(Casa Cacao)」です 。

こちらの「カサ カカオ(Casa Cacao)」 は、パティシエのジョルディ・ロカ氏が手掛けるお店です 。彼の兄は、世界各地の数あるレストランから投票によって選ばれる『世界のベストレストラン50』にて2013年と2015年で第1位に選ばれたジローナにあるレストラン「エル セラール デ カンロカ (El Celler De Can Roca)」にてヘッドシェフを務めるジョアン・ロカ氏です。さらに次男でソムリエのジョセップ・ロカ氏を含むスペイン出身の3兄弟は、通称ロカ兄弟として知られております。

こちらの「カサ カカオ(Casa Cacao)」 は、パティシエのジョルディ・ロカ氏が手掛けるお店です 。彼の兄は、世界各地の数あるレストランから投票によって選ばれる『世界のベストレストラン50』にて2013年と2015年で第1位に選ばれたジローナにあるレストラン「エル セラール デ カンロカ (El Celler De Can Roca)」にてヘッドシェフを務めるジョアン・ロカ氏です。さらに次男でソムリエのジョセップ・ロカ氏を含むスペイン出身の3兄弟は、通称ロカ兄弟として知られております。

1階に「カサ カカオ」のチョコレートショップと工房があります。また、同じ建物内でブティックホテル「ホテル カサ カカオ(Hotel Casa Cacao)」も運営しており、ルーフトップ(屋上)にはホテルのレストランがあります。朝はホテルの朝食会場として利用、昼食や夕食は一般開放されております。

今回はルーフトップにあるレストランにて昼食をいただきました。陽射しとカラフルなお花が素敵なパティオのような空間でした。

現地のマダムがランチの時間を優雅に楽しまれていました

現地のマダムがランチの時間を優雅に楽しまれていました

ルーフトップからの旧市街の眺望!

ルーフトップからの旧市街の眺望!

以下写真にあるアーティチョークのコロッケは、見た目の華やかさもさることながらレモンのソースが爽やかであっさりと食べられました!

最近はフランスパンではなく、サクサククリスピー生地に生ハムを合わせるのが流行とのこと

最近はフランスパンではなく、サクサククリスピー生地に生ハムを合わせるのが流行とのこと

アーティチョークとレモンのソースのコロッケ

アーティチョークとレモンのソースのコロッケ

トリュフソースのカネロニ(パスタの一種)

トリュフソースのカネロニ(パスタの一種)

チョコレートショップが併設されているだけあって、チョコレートを使用したデザートを楽しみました。

カカオの殻を模したかわいい陶器に盛り付けられたベリーにチョコレートをかけていただきました

カカオの殻を模したかわいい陶器に盛り付けられたベリーにチョコレートをかけていただきました

(上)ジローナ伝統の揚げパン、チュチョ(中)ショコラのクッキー(下)自慢のチョコレート

(上)ジローナ伝統の揚げパン、チュチョ(中)ショコラのクッキー(下)自慢のチョコレート

濃厚なホットチョコレートならぬアイスチョコレート! 初めての体験でした♪

濃厚なホットチョコレートならぬアイスチョコレート! 初めての体験でした♪

ランチの後は、カサ カカオ内に併設されているチョコレート工房で、チョコレートの歴史についてレクチャーしていただきました。カカオの実の段階から次第にチョコレートになっていく過程ごとのチョコレートを試食させていただきながら、詳しく説明してくださいました!

チョコレートの歴史やチョコレートのできあがる過程などをレクチャー

チョコレートの歴史やチョコレートのできあがる過程などをレクチャー

製造過程ででるカカオの種で作ったシャリシャリとした新触感の冷製ドリンク。こちらもレクチャーの過程でいただきました

製造過程ででるカカオの種で作ったシャリシャリとした新触感の冷製ドリンク。こちらもレクチャーの過程でいただきました

レクチャー終了後は、チョコレートショップの「カサ カカオ」へ!

色々なフレーバーがあります。色鮮やかで映えます!

色々なフレーバーがあります。色鮮やかで映えます!

まるで高級ブティックにきたような雰囲気が素敵でした

まるで高級ブティックにきたような雰囲気が素敵でした

チョコレートの試食もできます♪

チョコレートの試食もできます♪

同じ建物内にあるブティックホテル「ホテル カサ カカオ(Hotel Casa Cacao)」のお部屋も少し見学させていただきました。

オーダーメイドのイタリアン家具を配置した、コージーな雰囲気の客室が15部屋あり、ターンダウンのチョコレートは工房で作られたチョコレートが日替わりで楽しむことができます。朝食はルーフトップで食べられます!

オーダーメイドのイタリアン家具を配置した、コージーな雰囲気の客室が15部屋あり、ターンダウンのチョコレートは工房で作られたチョコレートが日替わりで楽しむことができます。

朝食はルーフトップで食べられます!

■カサ カカオ
住所: Plaça de Catalunya, 23, 17002 Girona, スペイン

カサ カカオ公式HPはこちら ホテル カサ カカオ公式HPはこちら
関 啓吾

トラベルコンサルタント 関 啓吾

旧市街の素敵な街並み、花と展示の数々、カサカカオでのおいしいランチと甘いチョコレート体験に癒されました 。ジローナから北に車で約40分ほど移動すると、フィゲラスの街にも行くことができます。こちらにはスペインが誇る奇才ダリの美術館があるので、バルセロナから少し足を延ばしてジローナ観光と組み合わせて計画を立てるのも良いかもしれません。

スペイン旅行をご検討の場合は、経験豊富なティースタイルコンサルタントにご相談ください♪


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