【2025年最新】ニース旅行で南仏を満喫! 人気の観光地11選+美術館&周辺エリアも網羅

碧く輝く地中海と、光と色彩にあふれた街並み……。南フランス・コートダジュールの中心地、ニースは、美しいビーチや歴史ある旧市街、センスの光る美術館や洗練されたカフェが点在する、五感で楽しむリゾート都市です。

さらに、近郊には中世の面影を残す山あいの村や、日帰りで訪れられるプロヴァンスの街々も多く、少し足を伸ばすだけで違った表情の風景に出会えます。ヨーロッパ旅行の中でも、文化・自然・グルメすべてが揃う“南仏の楽園”ニースで、とっておきのバカンスを体験してみませんか?

南仏ニースを実際に訪れたお客様の体験談をご紹介します。ハネムーンや記念旅行など、大切な旅の思い出をティースタイルで形にされた方々のリアルな声は、旅先選びのヒントにもなるはずです。感動や発見に満ちたエピソードをぜひご覧ください。

ティースタイルのトラベルコンサルタントが実際に南仏ニースを訪れて感じたことをまとめた「視察レポート」です。現地のホテルや街の雰囲気、美術館や近郊の村など、写真だけではわからない情報をリアルな目線でお届けします。

紺碧の地中海と、さんさんと降り注ぐ太陽に彩られた南仏ニース。その美しさは多くの芸術家を魅了し、街の至る所に歴史とアートが息づいています。恋愛リアリティショー『オフライン ラブ』の舞台としても話題を集めているこの街は、年間を通じて温暖な気候に恵まれ、世界中から訪れる観光客を心ときめかせる見どころが満載です。ここでは、定番の絶景スポットから地元の人々に愛されるエリアまで、ニース旅行で絶対に外せない人気の観光地を厳選して11カ所ご紹介。旧市街やビーチエリア、新市街を巡りながら、ニースの魅力をたっぷり堪能しましょう。

ニースを象徴する美しい海辺通り「プロムナード・デ・ザングレ」。その名は「イギリス人の遊歩道」を意味し、19世紀初め、冬を過ごしに訪れた裕福なイギリス人たちによって整備されたのが始まりです。ニース・コートダジュール空港から旧市街の東端まで約7kmにわたり続き、市街地の中心だけでも約3.5kmもの海岸線を楽しめます。どこまでも広がる青い地中海と空、そしてヤシの木が続く南国情緒あふれる風景は、まさに南仏らしいリゾートの雰囲気を感じさせてくれるでしょう。

遊歩道にずらりと並ぶ、ニース名物「青い椅子(La Chaise Bleue)」に腰を下ろし、海を眺めながらのんびりと過ごす時間は、ニースならではの贅沢な過ごし方。朝にはジョギングや犬の散歩を楽しむ地元の人々の姿があり、昼になると太陽の光を浴びながら思い思いにくつろぐ観光客で賑わいを見せます。美しい弓形を描く「天使の湾(Baie des Anges)」のパノラマビューを楽しみながら、心ゆくまで南仏リゾートを楽しみましょう。

「ヴィエーユ ヴィル(Vieille Ville)」と呼ばれる旧市街は、プロムナード・デ・ザングレが広がる海岸と近代的な新市街に挟まれた、ニースで最も魅力的なエリアです。迷路のように入り組んだ石畳の路地に、パステルカラーの建物がひしめき合い、一歩足を踏み入れると、かつてイタリア・サヴォイア家の城塞都市だった時代にタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。

エリアの中心には、サン・レパラート大聖堂が荘厳にたたずむ「ロセッティ広場」や、色とりどりの花や野菜、果物などが並ぶ朝市(マルシェ)、毎週月曜日にはアンティーク市(蚤の市)が開かれる「サレヤ広場」があり、常に観光客や地元の人々の活気で満ち溢れています。散策に疲れたら広場周辺のカフェで一休みするのもおすすめ。可愛い雑貨店やニース名物「ソッカ」を味わえるお店も点在しており、探検気分で歩くだけで心躍る発見があるでしょう。

城跡から眺める「天使の湾」

城跡から眺める「天使の湾」

旧市街と港を見下ろす丘の上にある「城跡公園」。その名の通り、かつては中世に築かれたニースの街を守る城塞があった場所で、現在は緑豊かな公園として市民や観光客に親しまれています。

この公園の最大の魅力は、丘の上からニースの街と地中海を一望できる息をのむようなパノラマビューです。「天使の湾」の美しい海岸線と、旧市街のオレンジ色の瓦屋根が織りなす絶景は、まさに絵葉書のような美しさ。記念撮影には欠かせない必見のスポットです。公園内には涼しげな人工の滝や遺跡、子ども向けの遊具もあり家族連れにとっても憩いの場。麓からエレベーターで気軽に登れるので、体力に自信がない方でも安心して絶景を楽しめます。

ニースの街のシンボルであり、新市街と旧市街を結ぶ拠点となるのが「マセナ広場」。赤褐色の建物群に囲まれ、地面には白と黒の市松模様のような美しい舗装が広がるこの広場は、待ち合わせやイベントの会場として多くの人が集まるにぎやかなスポットです。

中央を静かに行き交う近代的なトラムが景観にアクセントを加え、広場の周囲には、7つの大陸を象徴する7体の人物像が高いポールの上に座る、ユニークな現代アートのオブジェも! 夜になるとこれらのオブジェが色鮮やかにライトアップされ、広場全体が幻想的な雰囲気に包まれるでしょう。南側には、太陽神アポロンの巨大な像が立つ迫力満点の「太陽の噴水」があり、東に広がる公園「プロムナード・ドゥ・パイヨン」では、地面から水が噴き出す「水の鏡」が子供たちに大人気です。

また、マセナ広場はニース観光の起点にもぴったり。北へ向かえばショッピングが楽しめるジャン・メドサン通りがあり、南へ進むと旧市街やプロムナード デ ザングレへも簡単にアクセス可能! 毎年2月には華やかなカーニバルが開催され、装飾を施した巨大なフロートが広場を練り歩き、街は一年で最も熱気に包まれる季節を迎えます。

マセナ広場からニース駅まで、まっすぐ約1kmにわたって延びる「ジャン・メドサン通り」は、ニースを代表する賑やかなメインストリートです。中央にはトラムが走り、通り全体が歩行者天国として多くの観光客で賑わっています。道沿いには、フランスの老舗デパート「ギャラリー・ラファイエット」に入る高級ブランドショップをはじめ、ファストファッションの店舗、ショッピングモール、カフェ、レストランなどがずらりと並び、散策するだけでもニースの都会的な一面を感じられるでしょう。

ニースでのショッピングを満喫したいなら、まずこの通りを訪れるのがおすすめ!お土産探しはもちろん、流行のファッションをチェックしたり、カフェのテラスでコーヒーを片手にひと息ついたりと、思い思いの時間を過ごせますよ。

旧市街の中でも特ににぎわいを見せるロセッティ広場。その一角に静かにたたずむ「サン・レパラート大聖堂」は、ニースの守護聖人・聖レパラートに捧げられた教会です。17世紀におよそ50年の歳月をかけて完成しましたが、起源は3世紀に殉教した若い女性を祀った礼拝堂にさかのぼり、1075年に建てられたと伝えられています。

外観こそシンプルですが、一歩足を踏み入れると豪華絢爛なバロック様式の世界が広がる圧巻の美しさ。金色の装飾に彩られた祭壇や、その上に描かれた絵画「聖レパラートの栄光」、10の礼拝堂、そして3つのオルガンが並ぶ内部は、まさに息をのむような光景です。高さ39mのランタンが頂点にあるクーポラ(円屋根)からは、ステンドグラスで彩られた8つの窓から差し込む光が荘厳な雰囲気を一層引き立てます。

旧市街散策の途中で立ち寄れば、その静けさと神聖な空気に心が洗われることでしょう。入場は無料なので、ぜひ気軽に訪れてみてください。祈りの場としての歴史と、芸術的な建築美の両方を体感できる貴重なスポットです。

プロムナード デ ザングレに沿って広がる「ニースビーチ」は、一般的な砂浜ではなく、玉砂利(フランス語でガレ)で覆われているのが最大の特徴です。この玉砂利のおかげで、波で砂が舞い上がることがなく、海の透明度が高いと言われています。太陽の光を浴びてキラキラと輝く地中海の「コート・ダジュール(紺碧の海岸)」の青さを存分に体感できるでしょう。

夏になると、ビーチは海水浴や日光浴を楽しむ人たちで賑わい、色とりどりのパラソルが並んで華やかな雰囲気に包まれます。ビーチの東端、旧市街の入り口近くには、人気の記念撮影スポット「I LOVE NICE」の大きなモニュメントも! ニースを訪れた記念に、ここで1枚写真を撮ってみるのもおすすめですよ。

さらに、車で10〜20分ほど足を伸ばせば、近郊にも魅力的なビーチが点在しています。例えば、シュノーケリングにも最適な砂浜の「マリニエール・ビーチ」や、かつての飛び込み台を改装して作られた崖上のレストランが印象的な「ラ・リザーブ・ビーチ」など、それぞれに異なる魅力があり、日帰りでも楽しめるでしょう。

旧市街の北東に位置する「ガリバルディ広場」は、イタリア統一の英雄でありニース出身のジュゼッペ・ガリバルディの名を冠した、歴史あるバロック様式の美しい広場です。1773年の建設当時はイタリア領だったこともあり、現在もフランスよりもイタリアの雰囲気が色濃く残っています。

広場を囲むのは、黄色を基調とした建物とアーケード。よく見ると、多くの壁面に巧妙なトロンプ・ルイユ(騙し絵)が施され、独特の趣を演出しています。広場の中央には木々や噴水、そして堂々とたたずむガリバルディ像が訪れる人を迎えてくれるでしょう。

さらに、この広場はさまざまな時代の遺跡の上に築かれており、広場近くの「考古学地下納骨堂」では、かつての遺産を間近で見ることも可能。アーケードの下に並ぶカフェやレストランでは、地元の人々がくつろぐ姿も。芸術鑑賞や街歩きの合間に立ち寄りたいスポットです。周囲にはカフェやレストランも多く、散策の合間にひと息つくのにもぴったりなスポットです。

ニース市街を見下ろす静かな丘の上に広がる「シミエ地区」は、古くから高級住宅街として知られ、緑豊かな環境が魅力のエリアです。街を歩けば、美しいベル・エポック様式の邸宅や、1897年にイギリス・ヴィクトリア女王の滞在を機に建てられたホテルを改装した住宅など優雅な建築の数々に出会え、散策するだけでも上質な雰囲気を楽しめるでしょう。

この地区の最大の見どころは、何と言っても芸術と歴史の豊かさ。色彩の魔術師と称されるアンリ・マティスの作品を集めた「マティス美術館」や、愛をテーマに描いたマルク・シャガールの傑作が並ぶ「シャガール美術館」など、世界的にも名高い美術館が点在しています。

さらに、「アレーヌ・ド・シミエ庭園」では古代ローマ時代の円形闘技場や公衆浴場の遺跡を見ることも! 隣接する「シミエ修道院」の庭園では、つるバラのパーゴラやオリーブ、オレンジの木々が彩りを添え、隣の墓地には画家マティスが静かに眠っています。市街地の喧騒を離れ、芸術と歴史に包まれる穏やかなひとときを過ごすにはぴったりのエリアです。

ニースの西部、静かな住宅街の中に突然現れる鮮やかな緑色の玉ねぎ型のドーム。それが、西ヨーロッパ最大級の規模を誇る「サン ニコラ ロシア正教会大聖堂」です。明るく鮮やかな色彩の外観が印象的で、5つのドームと2つのポーチ、そしてそれらを結ぶように建てられた鐘楼が、異国情緒を漂わせています。

この聖堂は、1865年にニースで亡くなったロシア皇帝アレクサンドル2世の息子・皇太子ニコライを偲んで1867年に礼拝堂が建てられたのが始まり。その後、19世紀後半に急増したロシア人コミュニティの要望を受け、1912年に現在の大聖堂が完成しました。

内部に足を踏み入れると、黄金の装飾や繊細な木工細工、壁一面に並ぶイコン(聖像画)の美しさに圧倒されるはず。荘厳な雰囲気の中、遠く離れたロシアの歴史と宗教文化に触れられる貴重な空間です。なお、ニース中心部からはバスで約15分とアクセスも良好。街歩きの合間に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。

コート・ダジュール空港のすぐ向かいに広がる「パーク・フェニックス」は、約7ヘクタール(東京ドーム約1.5個分)の広大な敷地を誇る動植物園です。園内には約2,500種の植物と2,000種の動物が暮らし、訪れるだけで世界中の自然に触れられます。

とくに注目したいのが、ヨーロッパ最大級の温室「グリーン・ダイヤモンド」。高さ25mのドーム内には、熱帯や亜熱帯の6つの気候帯が再現されており、赤道直下の密林や希少なランの花々、木生シダが生い茂る森、南アフリカの乾燥地帯など、異なる植物環境を一度に体感できます。

動物ゾーンでは、マダガスカル原産のキツネザルやブラジル東北部のマーモセット、南アフリカのヤマアラシなど、さまざまな生き物たちがのびのびと暮らす様子も観察でき、子供から大人まで楽しめること間違いなし。ニース中心部からはトラムで約30分とアクセスも良好で、飛行機の待ち時間を有効に使いたいときの立ち寄り先としてもおすすめです。

紺碧の海と燦々と輝く太陽の光が溢れるニースは、その美しさで古くから多くの芸術家たちを魅了してきました。シャガールやマティスといった巨匠たちがこの地を愛し、創作活動を行ったことから、街には世界的に有名な美術館が点在しています。ここでは、ニースの豊かな芸術文化に触れることができる、必見のおすすめ美術館を5つ厳選してご紹介します。アートを巡る旅は、あなたのニース滞在をより一層深いものにしてくれるでしょう。

シミエの丘の麓にひっそりと建つ「シャガール美術館」は、画家マルク・シャガールの生前に開館した、フランス初のモノグラフ美術館です。正式名称は「国立マルク・シャガール 聖書のメッセージ美術館」。その名の通り、旧約聖書を題材にした17点の連作『聖書のメッセージ』が常設展示されており、シャガールの平和への祈りと愛の精神が深く表現されています。

『聖書のメッセージ』は、「創世記」と「出エジプト記」を描いた12点が大ホールに、「雅歌」を題材にした5点が隣接する六角形の小部屋に展示されています。これらの作品はすべて、シャガール自身の寄贈によって収蔵されたもの。シャガールは1985年に亡くなるまで、絵画だけでなく、版画、彫刻、陶器など約250点以上コレクションを充実させ続けました。

また、館内にはシャガールが手がけたステンドグラスが美しい光を放つコンサートホールも併設。差し込む光が幻想的な空間を演出し、訪れる人を色彩豊かな世界へと誘うことでしょう。

「色彩の魔術師」と称されたアンリ・マティスは、1917年にニースを訪れて以来、1954年に亡くなるまでこの地でほとんどの作品を生み出しました。その創作の軌跡をたどれるのが、シミエ地区のオリーブ畑に囲まれた「マティス美術館」。17世紀の邸宅を改装した建物の中に、マティス本人および遺族から寄贈された作品が一堂に展示されています。

絵画はもちろん、デッサン、版画、彫刻、そして晩年に取り組んだ鮮やかな「切り絵」まで、表現の幅広さは圧巻の一言。偉大な芸術家の作品群の世界観に引き込まれることでしょう。

マティス美術館のコレクションは、ほとんどがマティスのアトリエから直接持ち込まれたもの。個人的に集めた芸術作品やオブジェもあり、まるで画家のプライベートな空間に招かれたかのような、世界でも類を見ない貴重な美術館です。

ガリバルディ広場に隣接する「近代現代美術館(通称:MAMAC)」は、戦後の国際的アートシーンを代表する存在です。館内には370名以上のアーティストによる1,400点を超える作品が収蔵され、常時およそ200点が展示されています。なかでも、ヨーロッパのヌーヴォー・レアリスムとアメリカのポップアートの対話を楽しめるユニークな展示がこの美術館ならではの魅力。ニース出身のイヴ・クラインや、ニキ・ド・サンファルといった20世紀を代表する偉大な芸術家たちの作品群が中核をなしています。

現在、MAMACは大規模改修のため2028年まで一時閉館中。それでも、「MAMAC Hors les murs/MAMAC outside the walls」の取り組みを通じ、ニース市内外の美術館や公共施設などMAMACの館外で、所蔵作品の展示が続けられています。公式サイトでは最新情報が更新されているため、旅先でMAMACの芸術に触れるチャンスを探してみてはいかがでしょうか。

ニースの象徴・プロムナード デ ザングレ沿いに建つ「マセナ美術館」は、有名なホテル・ネグレスコに隣接する豪華絢爛な邸宅。ベル・エポック時代にコート・ダジュールで活躍したデンマーク人建築家によって設計され「建築の宝石」とも称される美しさを誇ります。

館内には、皇帝ナポレオンのデスマスクや、皇妃ジョゼフィーヌに贈られた豪華なティアラなどの貴重な品々を展示。1階では当時の家具や装飾品、絵画が並び、貴族たちの華やかな暮らしを垣間見られる興味深い展示が満載です。

さらに、19世紀末から20世紀初頭に活躍した革新的な造園家による庭園も見どころのひとつ。美しい風景を眺めながら、時を超えた優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

ニース西部の閑静な住宅街にたたずむ「ボザール美術館」は、もともとウクライナ王女の邸宅として建てられたイタリア風の優雅な建築が魅力。12世紀から20世紀にかけての美術品を幅広く収蔵しており、「ニース美術館」や、近代ポスター芸術の父にちなんだ「ジュール・シェレ美術館」とも呼ばれています。

館内には、色彩豊かな空間表現で知られるジュール・シェレの『草上の昼食』を中心とした展示室のほか、ラウル・デュフィのコレクションも充実。2025年9月28日までは特別展「ラウル・デュフィ:想像の奇跡」が開催されており、マティスの影響を受けながら独自の芸術世界を築いたデュフィの歩みをたどることができます。そのほか、ナポレオン3世から寄贈された作品やロダンの彫刻なども見どころのひとつです。

ニースから少し足を延ばすと、断崖絶壁に築かれた中世の村々「鷹の巣村」が点在します。まるで時が止まったかのような石畳の路地や、そこから見下ろす紺碧の地中海の絶景は、リゾート地ニースとはまた違う感動を与えてくれます。人気の村から穴場の村まで、個性豊かな鷹の巣村を訪れて、南仏の奥深い魅力に触れてみませんか。

エズ鷹の巣村の中でも、その美しさで必ず訪れたいのがエズです。海抜約420mの岩山の頂に築かれ、頂上の植物園から見下ろす地中海のパノラマはまさに絶景。迷路のように入り組んだ石畳の小道を散策すれば、中世の面影を色濃く残す雰囲気を存分に感じられるでしょう。ギャラリーやおしゃれなブティックを覗いてみたり、香水工場で香水作りに挑戦してみたりするのもありです。

エズ
鷹の巣村の中でも、その美しさで必ず訪れたいのがエズです。海抜約420mの岩山の頂に築かれ、頂上の植物園から見下ろす地中海のパノラマはまさに絶景。迷路のように入り組んだ石畳の小道を散策すれば、中世の面影を色濃く残す雰囲気を存分に感じられるでしょう。ギャラリーやおしゃれなブティックを覗いてみたり、香水工場で香水作りに挑戦してみたりするのもありです。

サン・ポール・ド・ヴァンス ニース北部に位置し、芸術家たちに愛された村として名高いのがサン・ポール・ド・ヴァンスです。城壁に囲まれた美しい村には、シャガールやピカソなど多くの芸術家が訪れました。旧市街のすぐそばにはマーグ財団美術館があり、シャガールやミロ、ボナールといった巨匠の、自然環境に溶け込む作品を鑑賞できます。アートと美しい村の散策を一度に楽しめるのが大きな魅力です。

サン・ポール・ド・ヴァンス
ニース北部に位置し、芸術家たちに愛された村として名高いのがサン・ポール・ド・ヴァンスです。城壁に囲まれた美しい村には、シャガールやピカソなど多くの芸術家が訪れました。旧市街のすぐそばにはマーグ財団美術館があり、シャガールやミロ、ボナールといった巨匠の、自然環境に溶け込む作品を鑑賞できます。アートと美しい村の散策を一度に楽しめるのが大きな魅力です。

グルドン海抜720mの切り立った岩山にたたずむグルドンは「フランスで最も美しい村」と称されるにふさわしい鷹の巣村。眼下にはルー渓谷が広がり、遠く80km以上にわたる地中海の海岸線を一望できる壮大なパノラマが待っています。中でもビクトリア広場から眺める風景は、時間や季節によって色合いを変え、訪れるたびに異なる表情を見せてくれるでしょう。アクセスが難しいため、ニース発の日帰りツアーを利用すると便利です。

グルドン
海抜720mの切り立った岩山にたたずむグルドンは「フランスで最も美しい村」と称されるにふさわしい鷹の巣村。眼下にはルー渓谷が広がり、遠く80km以上にわたる地中海の海岸線を一望できる壮大なパノラマが待っています。中でもビクトリア広場から眺める風景は、時間や季節によって色合いを変え、訪れるたびに異なる表情を見せてくれるでしょう。アクセスが難しいため、ニース発の日帰りツアーを利用すると便利です。

トゥレット・シュル・ルー「スミレの村」として知られる愛らしい鷹の巣村です。特に開花時期の11月から3月にかけては、村全体がすみれの甘い香りに包まれます。石畳の通りには、陶器や織物、宝飾品など、職人たちの小さなアトリエ兼ショップが軒を連ねており、散策しながらお気に入りの一点を探すのも楽しい過ごし方です。サン・ポール・ド・ヴァンスからも近く、合わせて訪れるのもおすすめです。

トゥレット・シュル・ルー
「スミレの村」として知られる愛らしい鷹の巣村です。特に開花時期の11月から3月にかけては、村全体がすみれの甘い香りに包まれます。石畳の通りには、陶器や織物、宝飾品など、職人たちの小さなアトリエ兼ショップが軒を連ねており、散策しながらお気に入りの一点を探すのも楽しい過ごし方です。サン・ポール・ド・ヴァンスからも近く、合わせて訪れるのもおすすめです。

ペイヨン静かで中世の面影を色濃く残す穴場の鷹の巣村、ペイヨン。他の有名な村に比べて観光地化が進んでおらず、まるで時が止まったかのような静寂に包まれています。石造りの家々が連なる中、緑の多さも印象的。迷路のように続く石段やアーチ型の通路を歩けば、まるで時空を遡ったような感覚になるでしょう。観光客の喧騒を離れ、南仏らしい素朴で静かな村の風景にゆっくりと浸りたい方にぴったりの場所です。

ペイヨン
静かで中世の面影を色濃く残す穴場の鷹の巣村、ペイヨン。他の有名な村に比べて観光地化が進んでおらず、まるで時が止まったかのような静寂に包まれています。石造りの家々が連なる中、緑の多さも印象的。迷路のように続く石段やアーチ型の通路を歩けば、まるで時空を遡ったような感覚になるでしょう。観光客の喧騒を離れ、南仏らしい素朴で静かな村の風景にゆっくりと浸りたい方にぴったりの場所です。

ニースを拠点にすれば、電車や車で1時間以内に魅力的な街へ簡単にアクセスできます。せっかくなら少し足を延ばして、コート・ダジュールの多様な表情に触れてみませんか? 香水の都から映画祭の街、さらには国境を越えてイタリアのリゾートまで、日帰りで満喫できるおすすめの9つの観光地を紹介します。旅のプランがさらに充実すること間違いなしです!

グラース「香水の首都」として世界的に名高いグラース。名香『シャネルNo.5』が誕生したことでも知られています。街にはフラゴナールやモリナールなどの老舗香水工場が点在し、製造工程の見学ツアーが人気!調香体験で世界に一つだけのオリジナル香水を作るのもおすすめです。香水の原材料、バラやラベンダーなどの花畑も広がり、町全体が優雅な香りに包まれています。

グラース
「香水の首都」として世界的に名高いグラース。名香『シャネルNo.5』が誕生したことでも知られています。街にはフラゴナールやモリナールなどの老舗香水工場が点在し、製造工程の見学ツアーが人気!調香体験で世界に一つだけのオリジナル香水を作るのもおすすめです。香水の原材料、バラやラベンダーなどの花畑も広がり、町全体が優雅な香りに包まれています。

カンヌ毎年5月に開催される国際映画祭の舞台として、世界中の注目を集める華やかなリゾート地カンヌ。会場前に敷かれたレッドカーペットや、映画スターの手形を背景に写真を撮れば、まるで映画祭の一員になったような気分を味わえます。地中海に沿って続く「クロワゼット通り」には、高級ブティックやホテルがずらり。美しい砂浜を眺めながらの散策も贅沢なひとときとなるでしょう。

カンヌ
毎年5月に開催される国際映画祭の舞台として、世界中の注目を集める華やかなリゾート地カンヌ。会場前に敷かれたレッドカーペットや、映画スターの手形を背景に写真を撮れば、まるで映画祭の一員になったような気分を味わえます。地中海に沿って続く「クロワゼット通り」には、高級ブティックやホテルがずらり。美しい砂浜を眺めながらの散策も贅沢なひとときとなるでしょう。

モナコ世界で2番目に小さな独立国家モナコ公国。F1グランプリやカジノで知られるモンテカルロ地区を中心に、世界中のセレブが訪れる豪華絢爛なリゾート地です。高級ブティックや一流ホテルが立ち並ぶ街並みは、まるで映画のワンシーンのよう。グレース・ケリー公妃が眠るモナコ大聖堂や、地中海を望む大公宮殿など見応えのあるスポットも満載! 港に停泊する豪華クルーザーの景色は圧巻の一言です。

モナコ
世界で2番目に小さな独立国家モナコ公国。F1グランプリやカジノで知られるモンテカルロ地区を中心に、世界中のセレブが訪れる豪華絢爛なリゾート地です。高級ブティックや一流ホテルが立ち並ぶ街並みは、まるで映画のワンシーンのよう。グレース・ケリー公妃が眠るモナコ大聖堂や、地中海を望む大公宮殿など見応えのあるスポットも満載! 港に停泊する豪華クルーザーの景色は圧巻の一言です。

マントンイタリアとの国境に位置し、「フランスの真珠」と称えられる美しい街マントン。年間を通じて温暖な気候に恵まれ、レモンの名産地として有名です。毎年2月に開催される「レモン祭り」では、レモンやオレンジを使った巨大なオブジェが街を彩ります。パステルカラーの家が並ぶ旧市街は可愛いの一言。芸術家ジャン・コクトーが愛した街としても知られ、彼が手掛けた美術館もあります。

マントン
イタリアとの国境に位置し、「フランスの真珠」と称えられる美しい街マントン。年間を通じて温暖な気候に恵まれ、レモンの名産地として有名です。毎年2月に開催される「レモン祭り」では、レモンやオレンジを使った巨大なオブジェが街を彩ります。パステルカラーの家が並ぶ旧市街は可愛いの一言。芸術家ジャン・コクトーが愛した街としても知られ、彼が手掛けた美術館もあります。

ヴィルフランシュ・シュル・メールニースの東隣に位置する、色彩豊かな港町。豪華クルーズ船の寄港地としても知られています。オレンジ色の屋根が連なる可愛らしい街並みが、穏やかな湾に沿って広がる光景はまるで絵のよう。サン・ピエール礼拝堂の、ジャン・コクトーが描いた幻想的な壁画も必見です。観光地の喧騒から離れ、美しい入江を眺めながらのんびり過ごしてみてはいかがでしょう。

ヴィルフランシュ・シュル・メール
ニースの東隣に位置する、色彩豊かな港町。豪華クルーズ船の寄港地としても知られています。オレンジ色の屋根が連なる可愛らしい街並みが、穏やかな湾に沿って広がる光景はまるで絵のよう。サン・ピエール礼拝堂の、ジャン・コクトーが描いた幻想的な壁画も必見です。観光地の喧騒から離れ、美しい入江を眺めながらのんびり過ごしてみてはいかがでしょう。

アンティーブ2000年以上の歴史と芸術が息づくアンティーブ。巨匠ピカソが一時期アトリエを構えたことで知られています。彼が制作に没頭したグリマルディ城は、現在「ピカソ美術館」として公開。明るい作風の作品が多数展示されています。また、ヨーロッパ屈指のヨットハーバーがあることでも有名で、港を歩けば大型クルーザーが並ぶ圧巻の風景が!旧市街の迷路のような路地では蚤の市やジェラート店めぐりも楽しいですよ!

アンティーブ
2000年以上の歴史と芸術が息づくアンティーブ。巨匠ピカソが一時期アトリエを構えたことで知られています。彼が制作に没頭したグリマルディ城は、現在「ピカソ美術館」として公開。明るい作風の作品が多数展示されています。また、ヨーロッパ屈指のヨットハーバーがあることでも有名で、港を歩けば大型クルーザーが並ぶ圧巻の風景が!旧市街の迷路のような路地では蚤の市やジェラート店めぐりも楽しいですよ!

カーニュ・シュル・メール印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールが晩年を過ごしたことで知られるカーニュ・シュル・メール。現在、彼が暮らしていた邸宅は「ルノワール美術館」として公開され、アトリエや使用していた道具の数々も見学可能です。敷地内にはオリーブの木々が並ぶ美しい庭園が!また、丘の上にある旧市街「オー・ド・カーニュ」では中世の街並みを散策でき、芸術と歴史の両方を感じられる場所として人気です。

カーニュ・シュル・メール
印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールが晩年を過ごしたことで知られるカーニュ・シュル・メール。現在、彼が暮らしていた邸宅は「ルノワール美術館」として公開され、アトリエや使用していた道具の数々も見学可能です。敷地内にはオリーブの木々が並ぶ美しい庭園が!また、丘の上にある旧市街「オー・ド・カーニュ」では中世の街並みを散策でき、芸術と歴史の両方を感じられる場所として人気です。

サン・ジャン・カップ・フェラコート・ダジュール屈指の美しさを誇る高級リゾート地。地中海に突き出た半島には、今も世界中の富豪や著名人が別荘を構えています。バラ色の外観が印象的な「ヴィラ・エフルッシ・ド・ロスチャイルド邸」は見逃せない観光名所。ロスチャイルド家の令嬢ベアトリスが収集した美術品の数々と、フランス式やスペイン式、日本庭園を含む9つのテーマを持つガーデンが訪れる人々を魅了します。優雅なひとときを満喫できますよ!

サン・ジャン・カップ・フェラ
コート・ダジュール屈指の美しさを誇る高級リゾート地。地中海に突き出た半島には、今も世界中の富豪や著名人が別荘を構えています。バラ色の外観が印象的な「ヴィラ・エフルッシ・ド・ロスチャイルド邸」は見逃せない観光名所。ロスチャイルド家の令嬢ベアトリスが収集した美術品の数々と、フランス式やスペイン式、日本庭園を含む9つのテーマを持つガーデンが訪れる人々を魅了します。優雅なひとときを満喫できますよ!

サンレモニースから電車や車で約1時間。国境を越えて気軽に訪れられるイタリアの人気リゾート地です。「花の都」とも呼ばれ、穏やかな気候と青い海が魅力。毎年2月に開催される国民的イベント「サンレモ音楽祭」でも知られています。旧市街ラ・ピーニャでは、中世の面影を残す家々が迷路のように連なり、花々の香りに包まれながら、本場のイタリア料理を味わえば、フランスとはまた違う雰囲気を満喫できるでしょう。

サンレモ
ニースから電車や車で約1時間。国境を越えて気軽に訪れられるイタリアの人気リゾート地です。「花の都」とも呼ばれ、穏やかな気候と青い海が魅力。毎年2月に開催される国民的イベント「サンレモ音楽祭」でも知られています。旧市街ラ・ピーニャでは、中世の面影を残す家々が迷路のように連なり、花々の香りに包まれながら、本場のイタリア料理を味わえば、フランスとはまた違う雰囲気を満喫できるでしょう。

今回ご紹介するのは、南仏ニースを拠点に、プロヴァンスの美しい村々を巡るロマンあふれるモデルプランです。地中海の穏やかな風景と、田園広がるプロヴァンス地方の情緒あふれる街並みが織りなす、心ときめくハネムーンルートをご提案。歴史や芸術、美食、そしてのんびりとした時間、フランスの多彩な魅力を存分に満喫できます。

プランはそのままでも素敵ですが、訪れたい都市を加えたり、ホテル滞在を重視したりと、自由にアレンジも可能です。ご希望のスタイルに合わせて、世界に一つだけの特別な旅を一緒に作りましょう。

フランス到着後は、TGVでアヴィニョンへ。歴史香る石畳の街から旅がスタート

ドバイ経由でパリに到着したら、TGVに乗って南仏・アヴィニョンへ。かつて教皇庁が置かれた歴史の街で、中世の趣とフランスらしいのんびりした雰囲気を味わいます。宿泊先はあえてエレベーターのないレトロなホテル。まるで村に暮らすような感覚が楽しめます。

専用車でめぐるプロヴァンス。アンティーク市や小さな村々に心ときめく

アヴィニョン滞在中は専用車で、憧れのリル・シュル・ラ・ソルグの骨董市や、渓谷の村フォンテーヌ・ド・ヴォークリューズを周遊。さらに、リュベロン地方の美しい村々や、画家セザンヌが愛したエクス・アン・プロヴァンスへも足を延ばすと、南仏のより多彩な風景に出会えます。その後、カンヌやアンティーブを散策しつつ、最後の目的地ニースへ向かいましょう!

いざニースへ。海辺の街で過ごす、ゆったり優雅なハネムーン後半

旅の後半は、地中海に面したリゾート地ニースへ。青く輝く海と空、プロムナード デ ザングレの散歩道、石のビーチで過ごすゆるやかな午後は、日差しと風が心地よい、まさに理想のバカンスです。シャガール美術館やネグレスコホテルでの優雅な滞在もこの旅のハイライトに。朝食のクロワッサンひとつにまで心を奪われる、五感に残る時間が待っています。

【お客様の声】ニース&プロヴァンス地方へ♪ 南フランスで過ごすハネムーン9日間

↓↓コート・ダジュールを巡るおすすめプランは以下でも紹介しています。3時間・4時間・8時間の所要時間ごとの楽しみ方がわかりますよ!

南仏・コートダジュール ~ニースを基点に色彩あふれるリゾート地を巡る~

南仏ニースの滞在におすすめのホテルを4軒ご紹介します。

フランスの歴史的モニュメントとしても登録されてる由緒あるホテルや、ベル・エポック様式の優雅な白い外観が目を引くホテル、さらにはルイ13世時代の逸品から現代アートまで、約6,000点のコレクションを誇るアートが魅力のホテルなど、滞在そのものが南仏らしい体験になる宿泊先が勢ぞろいです。旅の拠点にしながら、ニースの街歩きを優雅に楽しんでみてはいかがでしょうか。

もし旅程に余裕があるなら、コート・ダジュールから内陸のプロヴァンス地方へ足を延ばしてみませんか? ニースからの日帰りでは少し慌ただしいかもしれませんが、宿泊すればその魅力をじっくりと味わえます。泉の街やラベンダー畑、渓谷美、洞窟住居など、南仏のさらに奥深い表情に出会える、とっておきのスポットを3つ紹介します。

エクス・アン・プロヴァンス画家ポール・セザンヌが愛した故郷であり、プロヴァンス地方の伝統的な雰囲気が残る小さな「水と芸術の街」エクス。プラタナスの並木道や無数の噴水、ルネサンス様式の邸宅が街を彩り、散策するだけで心豊かな気分に浸れます。初夏には、一面紫へ染まるラベンダー畑で有名なヴァロンソルへの拠点ともなり、プロヴァンスの魅力を満喫するのに最適な街です。

エクス・アン・プロヴァンス
画家ポール・セザンヌが愛した故郷であり、プロヴァンス地方の伝統的な雰囲気が残る小さな「水と芸術の街」エクス。プラタナスの並木道や無数の噴水、ルネサンス様式の邸宅が街を彩り、散策するだけで心豊かな気分に浸れます。初夏には、一面紫へ染まるラベンダー畑で有名なヴァロンソルへの拠点ともなり、プロヴァンスの魅力を満喫するのに最適な街です。

ムスティエサントマリー村を見守るように岩の間に吊るされた金色の星の伝説が残る村。「フランスで最も美しい村」にも選ばれたその姿は、どこか神秘的な魅力を放ちます。名産の陶器は、白地に描かれた鮮やかな手描きの絵柄が印象的。日本の高千穂峡を思わせるヴェルドン渓谷や、初夏にラベンダーが咲き誇るヴァロンソルにも近く、壮大な自然美とアートを一度に楽しめる立ち寄りスポットです。

ムスティエサントマリー
村を見守るように岩の間に吊るされた金色の星の伝説が残る村。「フランスで最も美しい村」にも選ばれたその姿は、どこか神秘的な魅力を放ちます。名産の陶器は、白地に描かれた鮮やかな手描きの絵柄が印象的。日本の高千穂峡を思わせるヴェルドン渓谷や、初夏にラベンダーが咲き誇るヴァロンソルにも近く、壮大な自然美とアートを一度に楽しめる立ち寄りスポットです。

コティニャック凝灰岩の壮大な断崖に抱かれるように広がるコティニャック。くすんだピンクや黄色の家々と緑の鎧戸が、絵本のような風景を作り出しています。この村最大の特徴は崖に掘られた洞窟で、古代の避難場所が今も住居として使われているというから驚きです。火曜の朝市では名産のオリーブオイルやワインを試飲し、プロヴァンスの恵みを満喫してみてはいかがでしょう。

コティニャック
凝灰岩の壮大な断崖に抱かれるように広がるコティニャック。くすんだピンクや黄色の家々と緑の鎧戸が、絵本のような風景を作り出しています。この村最大の特徴は崖に掘られた洞窟で、古代の避難場所が今も住居として使われているというから驚きです。火曜の朝市では名産のオリーブオイルやワインを試飲し、プロヴァンスの恵みを満喫してみてはいかがでしょう。

【視察レポート】南フランスの大人な街 エクス・アン・プロヴァンスの街歩き観光(フランス/2019年3月視察⑤) 【視察レポート】プロヴァンス地方~エクス・アン・プロヴァンス&アヴィニョン~(フランス/2017年3月視察③)

南仏ニースを存分に楽しむために、旅の前に押さえておきたい基本情報を紹介します。気候やアクセス、観光におすすめの日数、治安・ビザの情報まで、初めての方でも安心して旅を計画できるようまとめました。しっかり準備を整えて、最高の南仏旅行を実現させましょう。

ニースは年間を通して温暖ですが、より暖かい気候を楽しみたいなら5月~10月がベストシーズンです。特に6月中旬から9月上旬にかけては地中海で泳ぐこともでき、ビーチリゾートとしての魅力が最大限に感じられます。

一方で7〜8月は観光客が最も多く、宿泊料金や航空券も高騰しやすい時期。人混みを避けたい方には、春の5月~6月または秋の9月~10月がおすすめです。日中の気温も20℃前後と過ごしやすく、カラッとした陽気の中で旧市街の散策や美術館めぐりはもちろん、6月と9月は海水浴も楽しめます。

冬はオフシーズンですが、クリスマスマーケットやカーニバルなどのイベントもあるため、夏にはない魅力あるニースを堪能できますよ!

現在、日本からニースのコート・ダジュール空港(NCE)への直行便はありません。そのため、ヨーロッパの主要都市や中東などを経由するのが一般的です。パリやアムステルダム、ドーハ、ドバイなどを経由し、乗り継ぎ時間を含めた所要時間は約17~22時間が目安となります。

パリからニースへは、飛行機で約1時間30分、費用は片道約50〜150ユーロが目安。シャルル・ド・ゴール空港(CDG)やオルリー空港(ORY)から多くの便が出ており、格安航空会社(LCC)も就航しているため、上手に選べば出費を抑えることも可能です。一方、鉄道(TGV)を利用する場合の所要時間は約6時間。費用は片道約30〜150ユーロで、予約時期や座席のクラスによっても異なります。

TGVは飛行機より時間はかかるものの、南仏の風景を眺めながらのんびり旅できるのが魅力! 時間に余裕があれば鉄道の旅もおすすめです。旅のスタイルや予算に合わせて、ご自分に合った移動手段を選びましょう。

ニースでどのような時間を過ごしたいかによって、おすすめの滞在日数は異なります。ニースの主要な観光地を巡るだけなら3泊6日からでも十分に楽しめますが、エズ村やモナコ、アンティーブなどの周辺の街まで足を伸ばすなら、5泊8日以上あると、ゆったり旅を楽しめるでしょう。ニース市内には美術館や旧市街、ビーチ、マーケットなど多様な魅力が詰まっています。せっかくなら、あまり詰め込みすぎず、時間に余裕をもって過ごすのがおすすめです。

さらに、プロヴァンス地方の街をじっくりめぐったり、近隣のヨーロッパ都市と組み合わせて旅したい場合は、7泊10日以上のスケジュールを組む人もいらっしゃいます。ご予算やご希望によってアレンジ可能なので、お気軽にトラベルコンサルタントへご相談ください。

2025年6月現在、ニースを含むフランス全域において特別な危険情報は発表されていません。

ただし、観光客が多く集まるコート・ダジュール地域では、他のヨーロッパの主要都市と同様に、観光客を狙ったスリやひったくり、置き引きなどの盗難が発生しています。特に、電車やトラムなどの公共交通機関内、カフェやレストランでは注意が必要です。テーブルや椅子の上に置いたスマートフォンが盗まれる被害も報告されているため、貴重品は常に身につけて管理しましょう。

バッグは体の前に抱える、人目の少ない道は避ける、夜遅くの一人歩きは控えるなど、基本的な防犯対策を徹底することが、安全な滞在につながります。

外務省海外安全ホームページ. フランス「危険・スポット・広域情報」

日本国籍の方が観光目的でフランスを訪れる場合、90日以内の滞在であればビザ(査証)は不要です。フランスは、ヨーロッパの多くの国が加盟するシェンゲン協定に参加しており、この協定により「任意の180日間のうち最大90日間」、シェンゲン圏内にビザなしで滞在できます。

ただし、この90日間にはフランス滞在だけでなく、イタリアやスペイン、ドイツなど他のシェンゲン加盟国で過ごす日数も含まれるため、ヨーロッパ周遊を計画している場合は、合計滞在日数を事前に確認しておきましょう。また、パスポートの残存有効期間が、シェンゲン加盟国を出国する予定日から3ヶ月以上あることが必要です。遅くともご旅行の1カ月以上前には、パスポートの有効期限を確認しておきましょう。

なお、2026年後半には、オンライン申請が必要な電子渡航認証システム「ETIAS(エティアス)」の導入が予定されています。最新情報は、以下「ETIAS公式ウェブサイト」よりご確認ください。

外務省海外安全ホームページ. フランス 安全対策基礎データ「査証、出入国審査等」 ETIAS公式ウェブサイト

・国名:フランス共和国(French Republic)
・面積(ニース):約71.92k㎡
・言語:フランス語
・通貨:ユーロ(EUR)。1ユーロ=169.51円(2025年6月28日時点)
・日本との時差:サマータイム中は7時間(日本が7時間進んでいます)
※冬時間になると時差は8時間になります。

ニース旅行を計画する際に、多くの方が気になる「費用」「グルメ」「現地の気候」「現金の必要性」など、よくある疑問にまとめてお答えします。旅に出る前のちょっとした不安や疑問をここで解消して、心置きなく南フランスでの素晴らしい休暇の準備を進めましょう。

ニースへの旅行費用は、訪れる時期や滞在日数、ホテルのグレードによって大きく左右されます。例えば、9月に5泊8日でニースを訪れる場合、航空券とホテル代を合わせて1人あたり約32万円~が目安。そこに食事代や交通費などを含めると、合計でおおよそ40万円前後を見込んでおくと安心です。

航空券代は約22万円前後、ホテル代は4つ星ホテルで1泊2万円~が相場ですが、旧市街やビーチ沿いなどの人気エリアではさらに高額になることも! 特に7~8月のハイシーズンは、航空券とホテル代が合計で10万円以上、上乗せされるケースもあるため、予算を抑えたい方には5~6月や9~10月の旅行が狙い目です。

また、早期に予約をしたり、食事はレストランだけでなくマルシェやスーパーマーケットを上手に活用したりすることで、滞在費を抑える方法もあります。

ニースには、イタリアや地中海の影響を受けた、ヘルシーで素材の味を活かした料理が数多くあります。なかでも代表的なのが「サラダ・ニソワーズ(ニース風サラダ)」。オリーブやツナ、アンチョビ、ゆで卵、トマト、じゃがいもなどが彩りよく盛られ、オリーブオイルやワインビネガーでさっぱりといただきます。オリーブオイルやワインビネガーを加えていただきます。

ひよこ豆の粉をクレープ状に焼いた「ソッカ」も人気で、外はカリッと中はもっちり。素朴ながらクセになる味わいが魅力です。その他、玉ねぎとアンチョビ、オリーブを乗せた甘じょっぱいピザ「ピサラディエール」、野菜の肉詰め「ファルシ」、野菜をじっくり煮込んだ「ラタトゥイユ」など、地元の味として親しまれています。

旧市街や港周辺には、地元の人々に愛されるビストロやマルシェが点在。手軽に食べられるグルメも多く、旅の思い出に欠かせない楽しみのひとつになるでしょう。

はい、冬でもニース観光は十分に楽しめます。ニースは地中海性気候の影響で年間を通じて温暖で、冬でも日中の気温は10〜15℃前後と比較的穏やか。晴天が多く、凍えるような寒さに見舞われることはめったにありません。観光客の少ないこの時期は、旧市街の散策や美術館巡りも自分のペースでゆったりと楽しめます。また、ホテルや航空券の料金も比較的リーズナブルなので、お得に旅行できるのも魅力です。

さらに、12月にはクリスマスマーケット、2月にはニースのカーニバルも開催! 華やかなパレードが街を彩り、世界中から観光客が集まります。カーニバルとほぼ同時期に近隣の街マントンで開かれる「レモン祭り」と合わせて訪れるのもおすすめです。ビーチアクティビティはオフシーズンですが、冬ならではのイベントや落ち着いた街の雰囲気が、また違ったニースの魅力を教えてくれるでしょう。

基本的に、ニース市内のホテルやレストラン、多くの店舗や美術館などではクレジットカードやデビットカード(Visa、Mastercardが主流)、スマートフォンによるタッチ決済が広く普及しているため、多額の現金は必要ありません。ただし、いくつかの場面で現金、特に少額の紙幣やコインを用意しておくと便利です。

例えば、バスの乗車券を運転手から直接購入する場合や、サレヤ広場のようなマルシェ(市場)で買い物をする際は、現金しか使えないことがあります。また、フランスのレストランではサービス料が含まれている場合が多いため、チップは義務ではありません。しかし、良いサービスを受けた際に心付けとして1~2ユーロをテーブルに置くのが一般的。高級レストランでは会計額の10%程度が目安とされています。

なお、50ユーロ以上の高額紙幣は受け取りを断られるケースもあるため、10ユーロ以下の少額紙幣やコインを少し用意しておくと、よりスムーズに旅行を楽しめるでしょう。

2025. 07.16 updated

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