【2025年最新】ドイツのクリスマスマーケットおすすめ10選|開催時期・見どころ・ヨーロッパ各国の魅力も紹介

◆ドイツ&ヨーロッパ各国のクリスマスマーケットを訪れた「お客様の声」
◆ヨーロッパ各国のクリスマスマスマーケットの「視察レポート」
◆ドイツ発祥! クリスマスマーケットの歴史と開催期間
*ドイツがクリスマスマーケット発祥の地と言われる理由
*クリスマスマーケットはいつからいつまで?
◆一度は訪れたい! ドイツが誇る3大クリスマスマーケット
1.ドレスデン|ドイツ最古&シュトーレン発祥の地
2.ニュルンベルク|世界一有名なクリスマスマーケット
3.シュトゥットガルト|世界最大のスケール&華やかさ
◆3大マーケットだけじゃない! ドイツで人気のクリスマスマーケット開催都市
4.ケルン
5.フランクフルト
6.ミュンヘン
7.ローテンブルク
8.ベルリン
9.ハイデルベルク
10.ブライトナウ(ラヴェンナ渓谷)
◆ドイツと一緒に巡りたい! ヨーロッパで有名なクリスマスマーケット11カ国
フランス
イタリア(ボルツァーノ)
イギリス
スイス
オーストリア
チェコ(プラハ)
スロバキア(ブラチスラバ)
ハンガリー(ブダペスト)
ベルギー
オランダ(アムステルダム)
エストニア(タリン)
◆クリスマスマーケットの楽しみ方! おすすめグルメとお土産
◆ドイツのクリスマスマーケットを訪れるおすすめのモデルプラン
◆ドイツのクリスマスマーケットを楽しむのにおすすめなホテル
◆ヨーロッパのクリスマスマーケットに関するよくある質問

ヨーロッパの冬の風物詩と言えばクリスマスマーケット! なかでも本場ドイツでは「Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツマルクト)」と呼ばれ、11月下旬から街の広場が光とクリスマスグルメの匂いに包まれます。

マーケットごとに個性があり、スケートリンクや観覧車が登場する大規模なものから、中世の世界を彷彿とさせる小規模なものまでバラエティ豊か。きらめくイルミネーションに伝統的なご当地グルメ、可愛い雑貨やお土産が並び、訪れる人々をクリスマスムードに引き込みます。

この記事では、ドイツの人気マーケット10選を中心に、ヨーロッパ各国で開催されるクリスマスマーケットの魅力を都市ごとに紹介します。クリスマス以降の年末年始でも開催されているマーケットや、アクセス方法もあわせて確認できるので、2025年のクリスマス旅行に向けて、ぜひ参考にしてみてください。

※同じ都市内でも会場によって開催日が異なる場合や、日程が未定の場合があります。お目当てのマーケットがある方は、事前に最新情報をご確認ください。

実際にヨーロッパ各国のクリスマスマーケットを訪れたお客様の声をまとめました。マーケットの雰囲気や印象、現地での楽しみ方、旅の満足度など、リアルな体験談をぜひ参考にしてみてください。冬のヨーロッパ旅行を検討中の方に、きっと役立つ情報が詰まっています。

ティースタイルでは、トラベルコンサルタントが実際に訪れたヨーロッパ各国のクリスマスマーケットの様子を「視察レポート」としてお届けしています。開催時期の雰囲気やおすすめスポットなど、体験に基づいたリアルな情報が満載です。理想のクリスマスマーケットの旅を計画する際のヒントに、ぜひご活用ください。

ドイツ・ドレスデンの「シュトリーツェル・マルクト」は、現在に至るまで毎年開催されている世界最古のクリスマスマーケット。1434年から続くこの伝統が、クリスマスマーケットが「ドイツ発祥」と言われる大きな理由です。

では、そもそもこのマーケットはどのように生まれ、広まっていったのでしょうか? 歴史をたどってみましょう。

最古の記録として知られるのは、1296年にオーストリア・ウィーンで開かれた冬の市場「クリッペン・マルクト」。これはオーストリア公アルブレヒト1世が、市民に冬の備えを促すために開かせたもので、当時はまだ「クリスマス」とは無関係でした。

この風習がやがてドイツにも伝わり、1434年にドレスデンで開かれた「シュトリーツェル・マルクト」が、現在のクリスマスマーケットの原型として登場。17〜18世紀になると、装飾品やお菓子などが並び、徐々に今のようなクリスマスの雰囲気を楽しむイベントへと進化していきます。

現在では、アドベント(クリスマス前の約4週間)の時期になると、ドイツ全土で2,500〜3,000ものマーケットが開催される冬の風物詩に。特にドレスデンの「シュトリーツェル・マルクト」は、約600年の歴史を誇ることから、ドイツが「クリスマスマーケット発祥の地」とされるゆえんなのです。

クリスマスマーケットの開催期間は会場ごとに異なりますが、一般的には11月下旬からクリスマス直前まで行われることが多いです。なかには年末や新年まで続くマーケットもあるため、「クリスマスまでに間に合わない!」と諦めている方も、訪れる時期に開催されているマーケットがないか確認してみましょう。

開催時間は午前11時頃から午後9時頃までが目安です。ただし、クリスマスイブは午後2時頃に終了することが多く、平日と週末で営業時間が異なる場合も。また、開催期間中、11月23日は「死者の日曜日(Totensonntag)=死者を想う日」や、12月24日〜26日や年末年始には、休業や短縮営業となる場合があるため注意が必要です。

次の章では、ドイツ各地をはじめ、ヨーロッパで人気のクリスマスマーケットの開催期間を含む詳細情報を紹介しています。ぜひ旅の参考にしてみてください。

本場ドイツの中でも、歴史・規模・知名度のすべてにおいて特に有名な「3大クリスマスマーケット」があります。街ごとに異なる魅力があり、どれも一度は足を運びたいものばかり。ここでは、ドレスデン・ニュルンベルク・シュトゥットガルトの3都市を紹介します。

ドイツ最古のクリスマスマーケットとして知られる「シュトリーツェル・マルクト」は、1434年に始まり、2025年でなんと591回目! その名前は、ドレスデン名物のクリスマス菓子「シュトーレン」に由来しており、かつて「シュトリーツェル」と呼ばれていたことからこの名前が付けられました。会場の入り口では、世界最大級のキャンドルアーチが訪れる人々を迎え入れ、さらに高さ14.61mを誇る世界最大級のクリスマスピラミッドが、幻想的なムードを一層高めています。

会場を歩いていると目を引くのが、手足がドライプラムで作られた、シルクハット姿の愛らしいプラム人形。また、お土産には、くるみ割り人形をはじめとする伝統工芸品も人気です。州立歌劇場ゼンパーオーパーでは、名作バレエ『くるみ割り人形』の公演も楽しめるので、あわせて訪れるのもおすすめですよ!

さらに、周辺にはフラウエン教会や中世のマルクトなど他のクリスマスマーケットも点在しています。会場により異なる雰囲気を堪能しながら、マーケットを巡ってみてはいかがでしょう。


●開催期間:2025年11月26日~2025年12月24日
●場所:アルトマルクト広場
●アクセス:
①ベルリン・ブランデンブルク国際空港→ドレスデン中央駅(Dresden Hbf):電車で約1時間半
②ドレスデン中央駅→アルトマルクト広場:徒歩約20分

世界で最も有名なクリスマスマーケットと称されるのが「クリストキンドレスマルクト(Christkindlesmarkt)」。名前の由来である「クリストキント(Christkind)」は幼子キリストの象徴で、2年に1度、10代の少女がその役に選ばれ、長くカーリーなブロンドヘア、金の冠、そして白と金のドレスに身を包み、マーケットの開会の宣言を行います。会場の空には、天使の姿をしたクリストキントの人形が飾られ、幻想的な雰囲気を演出します。

フラウエン教会を背景に、赤と白の縞模様の布で飾られた屋根と、約180以上の木造屋台が並ぶ光景から「木と布でできた小さな町」と呼ばれることも。ミニ観覧車やメリーゴーラウンドなど子ども向けのアトラクションがそろうハンス・ザックス広場や、姉妹都市のマーケット、職人のマーケットなど他のマーケットも見逃せません。

また、クリスマス名物「レープクーヘン」の有名店も立ち並び、700年以上の歴史を持つ名物ソーセージ「ニュルンベルガーブラートヴルスト」の香ばしい匂いがマーケット全体を包んでいます。願い事がかなうと言われる「美しの泉」にもぜひ立ち寄ってみてくださいね。


●開催期間:2025年11月28日~2025年12月24日
●場所:ハウプトマルクト(中央広場)
●アクセス:
①フランクフルト国際空港またはミュンヘン空港→ニュルンベルク中央駅(Nürnberg Hbf):電車で約2時間
②ニュルンベルク中央駅→ハウプトマルクト:徒歩約15分

世界最大級の規模を誇るシュトゥットガルトのクリスマスマーケットは、300年以上の歴史を持ち、毎年約350万~400万人が訪れる冬の名物イベントです。市内中心部に点在する4つの広場には、250以上もの屋台がずらりと並び、屋根を彩るクリスマス装飾は思わず見とれてしまうほど。装飾コンテストも開催され、夜にはイルミネーションが会場全体を幻想的に照らします。

シュロス広場では巨大なクリスマスツリーが来場者を迎え、子ども向けの遊園地やスケートリンクも登場! メリーゴーラウンドやミニ蒸気機関車のほか、ジンジャーブレッド作りをはじめとするアクティビティも楽しめます。グルメを味わうならシラー広場へ! 温かいグリューワインやクリスマスの名物料理が堪能できますよ。

さらに、マルクト広場では市庁舎が巨大アドベントカレンダーに変身! 毎日1日ずつ灯る窓には、シュトゥットガルト各地の紋章が現れ、夜にはライトアップが施されます。そしてカールス広場では、フィンランド風のマーケットが開催され、アンティーク雑貨や直火焼きサーモンを味わいながら異国気分も満喫できますよ。


●開催期間:2025年11月26日~2025年12月23日
●場所:シュトゥットガルト市内中心部(シュロス広場、シラー広場、マルクト広場、カールス広場)
●アクセス:
①フランクフルト国際空港→シュトゥットガルト中央駅(Stuttgart Hbf):電車で約2時間
②シュトゥットガルト中央駅→シュロス広場:徒歩約15分(他の広場へも徒歩圏内)

ドイツには、ドレスデン、ニュルンベルク、シュトゥットガルトの3大マーケットのほかにも魅力あふれるクリスマスマーケットの開催地がたくさんあります。中世の街並みに溶け込む幻想的な光景や、ご当地グルメ、芸術性豊かな演出など、都市ごとに異なる個性を楽しめるのも魅力。ここでは、人気の7都市を厳選して紹介します。

ケルンのクリスマスマーケットといえば、世界遺産・ケルン大聖堂前のロンカリ広場が舞台。毎年、世界中から400万人以上が訪れ、賑わいを見せます。高さ157mの荘厳な大聖堂を背景に、25mの巨大なクリスマスツリーと星のように輝くテントが広がり、幻想的な空間を演出。150以上の屋台では手工芸品や地元グルメが楽しめ、100以上の無料イベントも見どころです。

旧市街では、小人伝説をテーマにした「ハインツェルメンヒェン」も注目ポイントのひとつ。屋根の上や、空中ブランコで空を舞う小人たちが可愛らしく、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだ気分になります。チョコレート博物館前のマーケットやノイマルクトの「天使のマーケット」など、市内のあちこちがクリスマス一色に染まり、散策するだけでも心が躍るでしょう。


●開催期間:2025年11月17日~2025年12月23日
●場所:ロンカリ広場
●アクセス:
①フランクフルト国際空港→ケルン中央駅(Cologne Hbf):電車で約50分
②ケルン中央駅→ロンカリ広場:徒歩約5分

フランクフルトのクリスマスマーケットは、ロスマルクトからレーマーベルク、マイン川沿いまでツァイル遊歩道に沿って広がり、街全体がクリスマスの華やかさに包まれます。なかでもレーマーベルクでは、旧市街と聖パウロ広場を背景に巨大ツリーが堂々とそびえ立ち、思わず立ち止まってしまうほどの美しさです。向かいにあるツァイルはフランクフルト随一のショッピング街。お土産やギフト探しにもぴったりです。

フリードリヒ・シュトルツェ広場では「ピンク・クリスマスマーケット」が開催され、幻想的なピンクの光に包まれた空間が広がります。そのほか、ザクセンハウゼンや北欧風のマーケットなど、場所ごとに異なる雰囲気が味わえるのも魅力です。

名物のマジパン菓子「ベートメンヒェン」や、寒い日に嬉しいホットアップルワインもお忘れなく。さらに、ドライプラムとナッツで作られた縁起物の人形「ケッシェマンヒェン」も、ぜひチェックしてみてください。


●開催期間:2025年11月24日~2025年12月22日
●開催場所:レーマーベルク、セントポール広場、メインキー、ハウプトヴァッヘ、フリードリヒ・シュトルツェ広場、ロスマルクト
●アクセス:
①フランクフルト国際空港→ハンプトヴァッヘ(Hauptwache)駅:電車で約25分
②ハンプトヴァッヘ駅→レーマーベルク:徒歩約10分

14世紀に始まった歴史ある「ミュンヘナー・クリストキンドルマルクト」は、マリエン広場を中心に開催。高さ25mのツリーに灯る3,000本のキャンドルが輝き、幻想的な世界が広がります。シナモンやグローブの香り漂うホットワインやパンチはもちろん、定番のグルメに加えてヴィーガンやグルテンフリー料理も味わえますよ。

すぐそばのサン・ピエトロ大聖堂前には、ドイツ最大級の「クリッペルマルクト」も登場。キリスト降誕のシーンを表した作品が並ぶ10の屋台が、ミュンヘンならではの伝統を感じさせてくれます。

さらに、新市庁舎のバルコニーからは、バイエルン地方の民俗音楽の生演奏が響き渡り、12月14日には500年の歴史を誇る「クランプス・ラン」も開催。悪魔の仮装をした大行列が街を練り歩き、観客を沸かせます。日程が合えば、アドベントキャロルの合唱に出会えることも。一緒に歌って、クリスマスムードを盛り上げましょう。


●開催期間:2025年11月24日~2025年12月24日
●開催場所:マリエン広場
●アクセス:
①ミュンヘン空港→マリエン広場(Marienplatz)駅:電車で約50分
②マリエン広場駅か→マリエン広場:徒歩約1分

中世にタイムスリップしたかのような街並みが残るローテンブルクでは、15世紀から続く伝統の「ライターレスマルクト」が開催されます。市庁舎と聖ヤコブ教会の間に広がる石畳の広場が、まばゆいイルミネーションに照らされ、まるでおとぎ話の世界に入り込んだような幻想的な雰囲気に。カラフルな木組みの家々に囲まれた空間には、ホットワインやローストアーモンドの香りが漂い、クリスマス気分を一層高めてくれます。

61の屋台が並ぶマーケットでは、地元の名物グルメや雑貨を楽しめるのも魅力。毎晩、市庁舎の2階には学生たちが手がけたアドベント・ウィンドウが登場し、訪れる人の心をあたためてくれるでしょう。グリーンマーケットでは、ブラスバンドの演奏が街に心地よく響き渡ります。


●開催期間:2025年11月21日~2025年12月23日
●開催場所:マルクト広場、グリーンマーケット、教会広場、市庁舎のアトリウム
●アクセス:
①フランクフルト国際空港またはミュンヘン空港→ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber):電車で約3~4時間
②ローテンブルク・オプ・デア・タウバー駅→マルクト広場:徒歩約15分

ドイツの首都ベルリンには、50以上ものクリスマスマーケットが点在しています。中でも、毎年約80万人が訪れるジャンダルメンマルクトの「ヴァイナハツザウバー」は、職人の手による工芸品やアート作品が並び、お土産探しにもぴったりの人気スポットです。アレクサンダー広場では、巨大なクリスマスピラミッドが目を引き、ブラスバンドの演奏が広場を賑やかに彩ります。

赤レンガ造りの市庁舎前では、空を舞うサンタクロースや観覧車、スケートリンクなど、見どころが盛りだくさん。ポツダム広場では、ウィンタースポーツとマーケットを同時に楽しめます。また、ベルリンから電車で約45分のシャルロッテンブルク宮殿前のマーケットに立ち寄ってみるのもおすすめ! 宮殿前の庭園や中庭に約250の屋台が並び、宮殿をバックにした鮮やかなイルミネーションは、ロマンティックな雰囲気を演出してくれるでしょう。

フンボルト・フォーラムやブライシャイト広場では、年始まで開催されるマーケットもあり、クリスマス当日を過ぎても楽しめます。


●開催期間:2025年11月24日~2026年1月4日
●開催場所:ジャンダルメンマルクト、アレクサンダー広場、ベルリン市庁舎、ポツダム広場、シャルロッテンブルク宮殿、フンボルト・フォーラム、ブライシャイト広場
●アクセス:
①ベルリン・ブランデンブルク国際空港→Hausvogteiplatz駅:電車で約50分
②Hausvogteiplatz駅→ジャンダルメンマルクト:徒歩約5分

他の都市と比べると派手さは控えめですが、ハイデルベルクのクリスマスマーケットでは、あたたかな雰囲気と伝統をたっぷり感じられます。木造の屋台はサンタクロースやトナカイ、オーナメント、リボンが飾られ、まるで絵本の世界に入り込んだような街並みにぴったりです。

マーケットは旧市街のメインストリート沿いに広がり、5つのエリアを歩いて楽しめるのが魅力。ビスマルク広場から大学広場、マルクト広場、コルンマルクト広場を通って進むと、カールス広場では幻想的なスケートリンクが登場。その背後には世界最大級の廃墟、ハイデルベルク城の城壁が静かにたたずみます。

夜になると、背景のハイデルベルク城がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に! 城の庭園から眼下に広がるイルミネーションを眺めるのもおすすめです。マルクト広場にあるサンタの家では、子どもたちがサンタに願いごとを伝えたり、一緒に写真を撮ることもできます。


●開催期間:2025年11月24日~2025年12月22日(ビスマルク広場、コルンマルクトは2026年1月1日まで開催)
●開催場所:ビスマルク広場、アナトミーガルテン、大学広場、マルクト広場、コルンマルクト広場
●アクセス:
①フランクフルト国際空港→ハイデルベルク中央駅(Heidelberg Hbf):電車で約1時間~1時間半
②ハイデルベルク中央駅→ビスマルク広場:バスやトラムで約10分

黒い森・シュヴァルツヴァルト地方の深い森に囲まれたラヴェンナ渓谷では、幻想的なクリスマスマーケットが開催されます。見どころは、高さ約40mのヘレンタール鉄道の高架橋。マーケットの上にそびえるその姿が、夜になるとピンクや青、紫などの光に照らされ、まるで別世界に迷い込んだような光景に。写真を撮るなら展望台からの眺めがおすすめですよ。

会場には約40の屋台が立ち並び、タルトフランベやポテトスープなど地元の味が楽しめます。ラム酒を染み込ませた砂糖に火をつけ、ホットワインに溶かし入れる伝統のアルコール飲料「フォイヤーツァンゲンボウレ」もぜひ味わってみてください。

入場は2時間制で、特に16時〜18時頃は日没からイルミネーションが際立つ美しい時間帯。事前予約制なので、秋に発表される開催情報をお見逃しなく!


●開催期間:2025年秋公開予定
●開催場所:ラヴェンナ渓谷
●アクセス:
①ユーロエアポート・バーゼル=ミュールーズ空港(フランス)→フライブルク中央駅(Freiburg Hbf):バスで約1時間
②フライブルク中央バスターミナル→ラヴェンナ渓谷:シャトルバスで約30分(要予約)

ドイツのクリスマスマーケットを訪れるなら、周辺のヨーロッパ各国もあわせて巡るのがおすすめ。国や都市ごとに、雰囲気や飾り付け、楽しみ方が異なり、個性豊かなマーケットが各地で開かれます。フランスやオーストリアなど伝統的なマーケットはもちろん、エストニアやスロバキアなど、穴場の美しい街も見逃せません。ここでは、ドイツと一緒に楽しみたい11カ国のクリスマスマーケットを紹介します。

フランスのクリスマスマーケットでおすすめな都市が、伝統と格式を誇り、「クリスマスの首都」と呼ばれるストラスブール、おとぎ話のような街並みが広がるコルマール、そして華やかな光に包まれるパリです。それぞれの街で、特別な冬のひとときを過ごしてみませんか。

ストラスブール

1570年に始まったフランス最古のクリスマスマーケットが今もなお盛大に開催される「クリスマスの首都」ストラスブール。市内各所に300以上の屋台がずらりと並び、シナモンやスパイスの香りが漂う街には、歴史と温もりが詰まった冬の風景が広がります。なかでも圧巻なのが、クレベール広場に立つ高さ30mの巨大クリスマスツリー! ヨーロッパ最大級のスケールを誇り、きらびやかな装飾とともに訪れる人々を魅了するでしょう。

手作りの木工芸品やオーナメントを選びながら、アルザス地方の伝統菓子「ブレデル」や温かいヴァン・ショー(ホットワイン)を片手に歩くひとときは格別です。教会からはクリスマスキャロルが流れ、450年以上の伝統が息づく街全体が祝福に包みこまれます。


●開催期間:2025年11月16日~2025年12月24日
●開催場所:市内全域
●アクセス:ストラスブール国際空港→ストラスブール(Strasbourg):徒歩と電車で約30分
※シャルル・ド・ゴール空港(パリ)からは、電車で約1時間50分

コルマール

アルザス地方に位置するコルマールは、ディズニー映画『美女と野獣』の舞台のモデルともいわれるメルヘンな街。冬には、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような幻想的なクリスマスマーケットが旧市街を彩ります。カラフルな木組みの家の街並みに、テーマの異なる6つのマーケットが点在し、歩くたびに新たな景色と出会えるでしょう。

ドミニカン広場では、歴史ある教会を背景に屋台が並び、旧税関広場では陶芸や木工など職人技が光る作品に出会えます。近くには中世建築の傑作と言われる旧税関「コイフス」や、ジブリ映画『ハウルの動く城』のモデルとされるプフィスタの家も。プティット・ヴニーズは子ども向けに設計された小道が魅力で、メリーゴーラウンドやサンタへ手紙が出せるポストが人気。ジャンヌ・ダルク広場とモンターニュ・ヴェール広場は、地元グルメが充実しています。

クリスマスシーズンのコルマールは、訪れる人すべてを童話の世界へと誘ってくれますよ。


●開催期間:2025年11月25日~2025年12月29日
●開催場所:ドミニカン広場、ジャンヌ・ダルク広場、旧税関広場、旧税関内、プティット・ヴニーズ、モンターニュ・ヴェール広場
●アクセス:ストラスブール国際空港→コルマール(Colmar):徒歩と電車で約1時間
※シャルル・ド・ゴール空港(パリ)からは、電車で約2時間半

パリ

光の都・パリでは、ノートルダム大聖堂周辺やモンマルトル、サン・ジェルマン・デ・プレ教会前など、市内各地でクリスマスマーケットが開催され、街全体が華やかなムードに包まれます。

なかでも最大規模を誇るのが、ルーヴル美術館横のチュイルリー庭園で開かれる「La Magie de Noël」。ピラミッド通りからコンコルド広場北側にかけて広がり、毎年何百万人もの来場者で賑わいます。このマーケットは、伝統的なクリスマスとカーニバルが融合したようなイベントで、巨大観覧車やびっくりハウス、アイススケートリンクなどアトラクションも豊富。スイス風の小屋や、アルザスやドイツの中世の雰囲気を感じられるグルメや工芸品も楽しめ、まるでヨーロッパ各地を旅しているような気分に!

趣の異なるマーケットを巡りながら、多彩な魅力にあふれたパリのクリスマスをたっぷり味わってみてください。


●開催時期:2025年11月16日~2026年1月5日
●開催場所:チュイルリー庭園の北側
●アクセス:シャルル・ド・ゴール空港(パリ)→コンコルド(Concorde)駅/チュイルリー(Tuileries)駅:電車で約40分

スイスとオーストリアに隣接するボルツァーノは、イタリアで最も有名なクリスマスマーケットがある都市のひとつ。中世の街並みに囲まれた会場からは、夕暮れ時にバラ色に染まるドロミテ山脈群「ローゼンガルテン」の幻想的な光景も望めます。

マーケットでは、焼き栗やホットワインの香りが漂い、イルミネーションや装飾がクリスマスの雰囲気を一層引き立てます。伝統菓子「ツェルテン」や、職人の手で造られたオーナメントやキャンドルなども見逃せません。音楽の演奏やアートプロジェクトもあり、街全体が祝祭ムードに包まれます。

時間があれば、電車で約30分~1時間半のメラーノやブレッサノーネ、ヴィピテーノのクリスマスマーケットも訪れてみては?


●開催期間:未定(※2024年は11月29日~翌年1月6日まで開催)
●開催場所:ヴァルター広場とその周辺
●アクセス:
①ミュンヘン空港またはミラノ・マルペンサ国際空港→ボーツェン(Bozen)駅:電車で約4時間半
②ボーツェン駅→ヴァルター広場:徒歩約5分

冬のイギリスは、古い街並みと華やかなイルミネーションが美しく調和する季節。ロンドンでは大規模なクリスマスマーケットが開かれ、にぎやかな雰囲気に、一方、エディンバラでは歴史的な街の風景と光の演出が織りなす幻想的なひとときが楽しめます。

では、それぞれの街ならではのクリスマスの魅力に触れてみましょう。

ロンドン

ロンドンの冬は街中がきらめくイルミネーションに彩られ、クリスマスマーケットも大賑わい。なかでも人気なのが、ハイド・パークで開催される「ウィンター・ワンダーランド」です。クリスマスの屋台はもちろん、巨大な観覧車やスリル満点のジェットコースター、屋外スケートリンクなどアトラクションも充実しており、まるで冬のテーマパークのような賑わいを見せます。

温かいホットチョコレートを片手にライトアップされた会場を歩けば、心も身体もぽかぽかに。ほかにも、テムズ川沿いの「サウスバンク・ウィンター・マーケット」や、レスター・スクエアでもマーケットが開催され、街歩きとあわせて立ち寄るのにぴったりです。

さらに、オックスフォード・ストリートやリージェント・ストリートの華やかなイルミネーションも見逃せません。ショッピングとマーケット巡りを一緒に楽しめるのもロンドンならでは。家族連れはもちろん、友人同士やカップルでも、心躍るクリスマスのひとときが過ごせます。


●開催期間:未定(※2024年は11月21日~翌年1月5日まで開催)
●開催場所:ハイド・パーク
●アクセス:
①ロンドン・ヒースロー空港→ナイツブリッジ(Knightsbridge)駅:電車で約40分
②ナイツブリッジ駅→ハイド・パーク:徒歩約5分

エディンバラ

スコットランドの首都エディンバラも、クリスマスシーズンには幻想的な雰囲気に包まれます。なかでも注目は、プリンシズ・ストリート・ガーデンズを中心に開催される「エディンバラ・クリスマスマーケット」。世界各国のグルメ屋台や手工芸品のブースが立ち並び、ホリデー気分を盛り上げてくれます。

夜には、エディンバラ城が華麗にライトアップされる光のショー「Castle of Light(光の城)」が開催され、歴史ある城と光が織りなす幻想的な風景に思わずため息がこぼれるほど。ジョージ・ストリートでは屋外スケートリンクが設置され、セント・アンドリュー・スクエアには、450本のイルミネーションツリーが迷路のように配置された「クリスマスツリー迷路」が登場します。

さらに、高さ46mのスコットランド最大級の観覧車やメリーゴーラウンドといったアトラクションも充実しており、子ども連れにも大人気。旧市街と新市街を行き来しながら、石畳の街並みと冬の華やかさを同時に楽しんでみてはいかがでしょう。2024年に900周年を迎えたこの歴史都市で、特別なクリスマスのひとときを過ごしてみませんか?


●開催時期:未定(※2024年は11月15日~翌年1月4日まで開催)
●開催場所:プリンシズ・ストリート・ガーデン・ウェスト、プリンシズ・ストリート・ガーデン・イースト、セント・アンドリュー・スクエア、ウェスト・ジョージ・ストリート
●アクセス:エディンバラ空港→プリンシズ・ストリート・ガーデン・ウェスト(Edinburgh Princes Street West):バスで約20分

雪景色とアルプスの絶景に囲まれたスイスのクリスマスマーケットは、まさに冬のヨーロッパらしい幻想的な雰囲気に満ちています。チューリッヒ、バーゼル、モントルーの3都市それぞれに異なる魅力をもつマーケットを通して、スイスならではのクリスマスを感じてみてください。

チューリッヒ

チューリッヒでは、中央駅からベルビュー駅の間にかけて街全体がクリスマスマーケットの華やかなムードに包まれます。特に、ベルビュー駅周辺には、100以上の屋台が集まるクリスマス村「ヴィーナハツドルフ」が登場。ライトアップされたチューリッヒ歌劇場が幻想的な輝きを放ち、訪れる人々を魅了します。

中央駅には、高さ10mを超える煌びやかなクリスマスツリーが設置され、旅の始まりをロマンティックに演出してくれます! グロスミュンスター大聖堂の近くにある人気レストラン「フォンデュ・アルプ」では、本場のとろけるチーズフォンデュを堪能可能。温かい料理と美しい街並みに包まれて、心も体も満たされるひとときが過ごせるでしょう。


●開催期間:2025年11月20日~2025年12月23日
●開催場所:中央駅~ベルビュー駅周辺
●アクセス:チューリッヒ・クローテン国際空港→中央駅(Zurich HB):電車で約10分

バーゼル

スイス最大級のクリスマスマーケットが開かれるバーゼルは、旧市街を中心に150以上の屋台が立ち並び、街中がホリデームード一色に。ホットワインや焼きたてのワッフル、名物の伝統菓子「バーゼラー・レッカリー」など、心ときめくグルメも充実しています。

バールフュッサー広場(Barfüsserplatz)では、高さ13mの巨大なクリスマスピラミッドがそびえ立ち、フォトスポットとしても人気。バーゼル大聖堂前には、著名な装飾家ヨハン・ヴァンナーが手がけたオーナメントで彩られたツリーが輝きます。塔の上から見下ろす、きらめく旧市街のイルミネーションも必見。クララ広場のアルプス小屋では、とろけるようなチーズフォンデュを堪能できますよ。


●開催時期:2025年11月27日~2025年12月23日
●開催場所:バールフュッサー広場、ミュンスター広場、クララ広場
●アクセス:チューリッヒ・クローテン国際空港→バールフュッサー広場(Barfüsserplatz):電車とトラムで約1時間半

モントルー

「スイスのリヴィエラ」とも称されるリゾート地・モントルーでは、レマン湖とアルプス山脈に囲まれた絶景の中で「モントルー・ノエル」が開催されます。湖畔や旧市街はもちろん、近郊の山や古城でもさまざまなイベントが開かれ、毎年約42万人が訪れる人気のクリスマスマーケットです。

標高2,042mのロシェ・ド・ネ山頂にある「サンタクロースの家」では、本物のサンタクロースに出会える特別な体験も。山頂へは「サンタ・トレイン」でアクセスできます! また、桟橋とマルシェ広場の間を飛ぶ「空飛ぶサンタクロース」の演出も必見。マルシェ広場に設置される観覧車からは、レマン湖と山々が織りなすパノラマビューが息をのむ美しさです。

もちろん、湖畔に並ぶ屋台では、温かいクリスマスグルメもたっぷり楽しめますよ。


●開催期間:2025年11月20日~2025年12月24日
●開催場所:マルシェ広場
●アクセス:
①ジュネーブ・コアントラン国際空港→モントルー(Montreux)駅:電車で約1時間半
※チューリッヒ・クローテン国際空港からは、電車で約2時間
②モントルー駅→マルシェ広場:徒歩約10分

アルプスの雪景色を望むザルツブルクや、音楽と歴史が息づくウィーンなど、オーストリアのクリスマスマーケットは、歴史ある建物との調和が魅力。中世から続く伝統的な街並みの中で、華やかな装飾だけでなく、クラシック音楽や美術と融合したクリスマスホリデーを体験できますよ!

ウィーン

ウィーンのクリスマスマーケットは、ロマンティックで優雅な雰囲気が魅力。市庁舎前広場では、キャンドルが灯された巨大なアーチ型ゲートが訪問者を迎え入れ、夜にはライトアップされた市庁舎が幻想的な光景を演出します。

家族連れにはメリーゴーラウンドや子供用鉄道が人気のマリア・テレジア広場がぴったり。また、1772年から続く、フライウング広場のマーケットでは、キリスト降誕を描いた「クリッペ」や生演奏が響く中、伝統的な雰囲気を楽しめます。

また、ライトアップされたシェーンブルン宮殿を背景に開かれるマーケットでは、まるで宮廷に招かれたかのような優雅なクリスマスを体験できるのもウィーンならではです。


●開催期間:未定(※2024年は11月8日~翌年1月6日に開催)
●開催場所:市庁舎前広場、マリア・テレジア広場、フライウング広場、シェーンブルン宮殿など
●アクセス:
①ウィーン国際空港→ウィーン市内(RathausやVolkstheater):電車で約45分
②市内の駅→市庁舎前広場:徒歩約5分

ザルツブルク

モーツァルトの故郷として知られるザルツブルク。そのクリスマスマーケットの歴史は、15世紀後半までさかのぼり、世界遺産の旧市街を舞台にしたクリスマスマーケットが訪れる人々を魅了します。

ドム広場とレジデンツ広場で開かれるマーケットは2025年で51回目。約100の屋台から香ばしいグリューワインや焼き菓子の香りが漂う中、周辺の塔から奏でられるクリスマス音楽が街全体を包み込みます。

さらに注目したいのが「クランプス」のパレード。悪魔のような姿に扮した人々が通りを練り歩く、ユニークで少しスリリングなイベントです。夜には無数の光が星のように輝き、幻想的な雰囲気が広がります。


●開催期間:2025年11月20日~2026年1月1日
●開催場所:ドム広場、レジデンツ広場
●アクセス:
①ザルツブルク空港→Salzburg Herbert-v.-Karajan-Platz:バスで約15分
②Salzburg Herbert-v.-Karajan-Platz→ドム広場:徒歩約5分
※ミュンヘン(ドイツ)からは、電車とバスで約2時間半

雪に包まれた冬のプラハは、まるでおとぎ話の世界。旧市街広場には、高さ22mの巨大なクリスマスツリーがそびえ立ちます。赤や金のオーナメント、11万個のLEDライトで輝くツリーが、ゴシック建築を背景に幻想的な景色を描き出します。夕方からは、スメタナの「モルダウ」に合わせてツリーが点灯され、会場全体がクリスマスムードに包まれますよ!

マーケットでは、焼き菓子「トゥルデルニーク」や魚のスープ「ルビー・ポレーフカ」など、チェコの伝統グルメも充実。民族衣装のダンスやクリスマスキャロルの演奏も楽しめ、まさにお祭り気分です。旧市街広場から徒歩約15分の場所にあるヴァーツラフ広場ではアイススケートも体験できます。


●開催期間:2025年は11月29日~2026年1月6日
●開催場所:旧市街広場、ヴァーツラフ広場
●アクセス:
①ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港→旧市街駅(Staroměstská):電車で約40分
②旧市街駅→旧市街広場:徒歩約10分

スロバキアの伝統文化と冬の風物詩が楽しめるブラチスラバのクリスマスマーケット。中央広場を中心に広がる会場には屋台がずらりと並び、ホットワインやクリスマスグルメのほか、ジャガイモのクレープ「ロクシェ」や、屋台グルメであるハンバーガー「ツィガンスカ」、ハチミツ酒「メドヴィナ」など地元の味も堪能できます。

旧市庁舎前には巨大なクリスマスツリーが設置され、塔に登ればマーケット全体を見渡すことも。地元のアーティストによるスロバキア伝統音楽の演奏が雰囲気を一層盛り上げてくれます。

賑やかな中心部を離れて、落ち着いた時間を過ごしたい方にはプリマティアル広場がおすすめ。子どもたちの手作りオーナメントが飾られた「クリスマスの森」も心温まるスポットです。


●開催期間:2025年は11月27日~2026年年1月6日※中央広場
●開催場所:中央広場、フランシスコ広場、フヴィエズドスラフ広場、プリマティアル広場など
●アクセス:
①ウィーン国際空港(オーストリア)→ブラチスラバ(Bratislava Most SNP):バスで約50分
②ブラチスラバ→中央広場:徒歩約10分

ブダペストの冬を彩るクリスマスマーケットの中心は、聖イシュトヴァーン大聖堂前の「アドベント・バジリカ」。ライトアップされた大聖堂の壁面に映し出されるプロジェクションマッピングが、幻想的な冬の風景を描き出します。広場には約150の屋台が並び、伝統工芸品やハンガリー料理が並ぶなか、スケートリンクや巨大なアドベント・リースも登場で見どころ満載です。

もう1つの注目スポットはヴェレシュマルティ広場。音楽やダンスのパフォーマンスが繰り広げられ、赤いミニチュアトレインが子どもたちを楽しませてくれます。デアーク・フェレンツ通りや市庁舎公園など、他でも複数のマーケットが開かれ、街全体が祝祭ムードに包まれます。


●開催期間:未定※2024年は11月15日~12月31日(ヴェレシュマルティ広場)、翌年1月1日(聖イシュトヴァーン大聖堂前)まで開催
●開催場所:聖イシュトヴァーン大聖堂前、ヴェレシュマルティ広場、デアーク・フェレンツ広場、市庁舎公園など
●アクセス:
①リスト・フェレンツ国際空港→デアーク・フェレンツ広場(Deák Ferenc tér ):バスで約35分
②デアーク・フェレンツ広場→聖イシュトヴァーン大聖堂:徒歩約10分
※ウィーン(オーストリア)からは、電車で約3時間

美食の国ベルギーでは、チョコレートやワッフルといった定番グルメとともに、幻想的なイルミネーションが魅力のクリスマスマーケットが楽しめます。街ごとに異なる演出があり、訪れるたびに新しい発見が見つかるでしょう。

ブリュッセル

国内外から毎年420万人以上が訪れる「ウィンター・ワンダーズ」は、ヨーロッパでも屈指の人気を誇るクリスマスマーケットです。中心地グラン・プラスでは、壮麗な建物に映し出される光と音のショーが見どころ。屋台ではベルギーワッフルやチョコレート、ホットワインなど、本場の味が楽しめます。

観覧車やメリーゴーラウンドなどのアトラクションもあり、お祭り気分で満喫できる冬の風物詩です。


●開催期間:2025年11月28日~2026年1月4日
●開催場所:グラン・プラス、モネ広場、サント・カトリーヌ広場、マルシェ・オ・ポワソンなど
●アクセス:
①ブリュッセル国際空港→ブリュッセル中央駅(Brussel-Centraal):電車で約20分
②ブリュッセル中央駅→フラン・プラス:徒歩約10分

ブルージュ

「屋根のない美術館」と呼ばれるブルージュでは、中世の街並みを舞台にした「ウィンター・グロウ」が開催されます。石畳の小道、運河、歴史的建造物がイルミネーションで彩られ、水面に映る光景は息をのむ美しさです。

ミンネワーテル公園(愛の湖)にはライトアップされたアイススケートリンクが登場し、大都市のにぎやかさとは一味違う、ロマンチックな雰囲気に包まれた冬のひとときを楽しめますよ!


●開催期間:未定(※2024年11月22日~2025年1月5日に開催)
●開催場所:マルクト広場、サイモン・ステヴィン広場
●アクセス:
①ブリュッセル中央駅→ブルージュ(Brugge)駅:電車で約1時間
②ブルージュ駅→マーケット広場:徒歩約25分

アントワープ

「ウィンター・イン・アントワープ」は、フランダース地方最大級の冬のイベント。マルクト広場にはブラボーの噴水を中心に、歴史ある市庁舎やギルドハウスが幻想的にライトアップされ、クリスマス装飾された屋台が立ち並びます。

聖母大聖堂前では、巨大なクリスマスツリーが訪れる人々を迎え、大聖堂の内部ではアニメ『フランダースの犬』で有名なルーベンスの名画「キリスト降架」を鑑賞可能。芸術と冬の風物詩が融合したアントワープならではの魅力たっぷりのクリスマスマーケットです。

●開催期間:2025年12月5日~2026年1月1日(※クリスマスマーケットの開催期間)
※「ウィンター・イン・アントワープ」自体は、1月4日まで開催
●開催場所:マルクト広場、サイケルライ、ハンドスクーンマルクト、グルーンプラーツなど
●アクセス:
①ブリュッセル中央駅→アントワープ中央駅(Antwerpen-Centraal):電車で約50分
②アントワープ中央駅→マルクト広場:徒歩とバスで約15分

アムステルダムでは、冬の街を彩る「クリスマスビレッジ」がミュージアム広場で約2週間にわたって開催されます。45以上の屋台が並び、名所アムステルダム国立美術館を背景にスケートを楽しめる特設リンクも登場。さらにRAIアムステルダムで行われる「ウィンター・パラダイス」では、観覧車やチューブスライダー、カーリングなどアクティブに過ごせる仕掛けが満載です。焚き火でマシュマロを焼いたり、映画館でクリスマス映画を観たり、ドレスアップして大人のウィンターパーティを楽しむのもおすすめですよ!

また、少し足を延ばして、電車で約10分のハーレムのマーケット(2025年は12月12日~14日に開催)にも立ち寄れば、合唱やオーケストラの生演奏とともに300以上の屋台が並ぶにぎやかな雰囲気を満喫できます。

2025年11月27日~2026年1月18日はアムステルダムの街を光で包む「ライトフェスティバル」も開催。ボートツアーや街歩きでアートな光の演出を体感してみては?


●開催期間:未定(※2024年は12月12日~12月26日まで開催)
●開催場所:ミュージアム広場
●アクセス:スキポール空港→ミュージアム広場(Museumplein):バスで約30分

タリンのクリスマスマーケットは、世界遺産に登録されている旧市街の中心、ラエコヤ広場で開催されます。中世の面影が色濃く残るこの場所で特に目を引くのが、1441年から設置されている巨大なクリスマスツリー。ヨーロッパで初めて公共の場に飾られたとも言われており、歴史と伝統を感じさせる特別な存在です。

広場には色とりどりのイルミネーションが灯り、グロッギ(ホットワイン)やエストニアのクリスマスグルメ、手作りの雑貨などが並ぶ屋台が賑わいを見せます。サンタクロースと出会える小屋や、子どもたちに人気のメリーゴーラウンドも設置され、家族連れにもぴったり。

マーケットはこぢんまりとしていますが、歴史ある城壁に囲まれた街で過ごすクリスマスのひとときは、他では味わえない魅力にあふれています。寒さの厳しいタリンでは、伝統工芸として知られるミトンをお土産に選ぶのも素敵ですね。


●開催期間:2025年11月21日~2025年12月27日
●開催場所:ラエコヤ広場
●アクセス:
①タリン空港→自由広場(Vabaduse väljak):バスで約15分
②自由広場→ラエコヤ広場:徒歩約10分

クリスマスマーケットの楽しみ方は、イルミネーションだけではありません。ヨーロッパ各地で親しまれているグルメや可愛いお土産も見逃せないポイントです。ここでは、ドイツを含むヨーロッパ全体で楽しめる定番グルメや人気のお土産を紹介します。

ホットワイン寒い夜にぴったりのホットワインは、シナモンやクローブが香る冬の定番ドリンク。ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、フランスでは「ヴァン・ショー」など国ごとに呼び方が異なります。各都市の限定マグカップは旅の記念にもぴったりです。

ホットワイン
寒い夜にぴったりのホットワインは、シナモンやクローブが香る冬の定番ドリンク。ドイツやオーストリアでは「グリューワイン」、フランスでは「ヴァン・ショー」など国ごとに呼び方が異なります。各都市の限定マグカップは旅の記念にもぴったりです。

ホットチョコレート子どもから大人まで楽しめるホットチョコレートは、寒さの中で体をやさしく温めてくれる人気のドリンク。生クリームやマシュマロをのせたり、ラム酒を加えたりとバリエーションも豊富で、国やマーケットごとの味の違いを楽しむのも醍醐味です。

ホットチョコレート
子どもから大人まで楽しめるホットチョコレートは、寒さの中で体をやさしく温めてくれる人気のドリンク。生クリームやマシュマロをのせたり、ラム酒を加えたりとバリエーションも豊富で、国やマーケットごとの味の違いを楽しむのも醍醐味です。

ソーセージドイツの屋台グルメといえば外せないのがソーセージ。香ばしく焼き上げられたブラートヴルスト(焼きソーセージ)は、パンに挟んで提供されるのが定番スタイルです。寒空の下、アツアツを頬ばると体も心もポカポカになります。特に炭火焼きのソーセージは格別ですよ!

ソーセージ
ドイツの屋台グルメといえば外せないのがソーセージ。香ばしく焼き上げられたブラートヴルスト(焼きソーセージ)は、パンに挟んで提供されるのが定番スタイルです。寒空の下、アツアツを頬ばると体も心もポカポカになります。特に炭火焼きのソーセージは格別ですよ!

シュトーレン「シュトーレン」はドイツ発祥の伝統的なクリスマス菓子。ブランデーにつけ込んだドライフルーツやナッツをたっぷり練り込んだパン生地を、バターと粉砂糖で包んで熟成させるため、日が経つごとに味わいが深まります。少しずつ食べながらクリスマスまでの日々を楽しむ冬の定番です。

シュトーレン
「シュトーレン」はドイツ発祥の伝統的なクリスマス菓子。ブランデーにつけ込んだドライフルーツやナッツをたっぷり練り込んだパン生地を、バターと粉砂糖で包んで熟成させるため、日が経つごとに味わいが深まります。少しずつ食べながらクリスマスまでの日々を楽しむ冬の定番です。

レープクーヘンハチミツをたっぷり使用しスパイスを効かせた甘い焼き菓子「レープクーヘン」は、クリスマスの風物詩。ハート型や星型のカラフルなデコレーションが特徴で、メッセージ入りやチョコレートでコーティングしたものも!見た目が華やかで、お土産としても人気があります。

レープクーヘン
ハチミツをたっぷり使用しスパイスを効かせた甘い焼き菓子「レープクーヘン」は、クリスマスの風物詩。ハート型や星型のカラフルなデコレーションが特徴で、メッセージ入りやチョコレートでコーティングしたものも!見た目が華やかで、お土産としても人気があります。

オーナメントクリスマスツリーを彩るオーナメントは、マーケットでも定番のお土産。木製やガラス製、刺繍入りの布製など種類が豊富で、見ているだけでも楽しくなります。サンタや天使、雪の結晶などモチーフもさまざまで、毎年少しずつ集めていくのも人気の楽しみ方のひとつです。

オーナメント
クリスマスツリーを彩るオーナメントは、マーケットでも定番のお土産。木製やガラス製、刺繍入りの布製など種類が豊富で、見ているだけでも楽しくなります。サンタや天使、雪の結晶などモチーフもさまざまで、毎年少しずつ集めていくのも人気の楽しみ方のひとつです。

キャンドルヨーロッパでは、アドベント期間中に灯すキャンドルもクリスマスマーケットの定番アイテム。香り付きや手彫りの装飾キャンドルなども多く、冬のインテリアとしてもおすすめです。あたたかな光が家の中のクリスマスムードを盛り上げてくれます。各マーケットならではのデザインを探してみてはいかがでしょう。

キャンドル
ヨーロッパでは、アドベント期間中に灯すキャンドルもクリスマスマーケットの定番アイテム。香り付きや手彫りの装飾キャンドルなども多く、冬のインテリアとしてもおすすめです。あたたかな光が家の中のクリスマスムードを盛り上げてくれます。各マーケットならではのデザインを探してみてはいかがでしょう。

クリスマスピラミッドドイツ発祥の伝統的な木製のおもちゃ「クリスマスピラミッド」は、上部の羽根がロウソクの熱で回転する仕掛けが特徴。見た目も可愛く、クリスマスを感じさせるインテリアとして世界中で愛されています。揺れる炎や回転する人形を眺める時間は、癒し効果抜群です。

クリスマスピラミッド
ドイツ発祥の伝統的な木製のおもちゃ「クリスマスピラミッド」は、上部の羽根がロウソクの熱で回転する仕掛けが特徴。見た目も可愛く、クリスマスを感じさせるインテリアとして世界中で愛されています。揺れる炎や回転する人形を眺める時間は、癒し効果抜群です。

アドベントカレンダー12月1日から毎日1つずつ小窓を開け、クリスマスまでのカウントダウンを楽しむ「アドベントカレンダー」は、子どもにも大人にも人気のお土産。中にはお菓子や小物が入っていて、「何が入っているかな?」とワクワク感が魅力です。マーケット限定のデザインを見つけてみてはいかがでしょう。

アドベントカレンダー
12月1日から毎日1つずつ小窓を開け、クリスマスまでのカウントダウンを楽しむ「アドベントカレンダー」は、子どもにも大人にも人気のお土産。中にはお菓子や小物が入っていて、「何が入っているかな?」とワクワク感が魅力です。マーケット限定のデザインを見つけてみてはいかがでしょう。

ヨーロッパのクリスマスマーケットでは、国ごとに味わえるグルメやスイーツも大きな魅力。各地の名物をチェックして、マーケット巡りをさらに楽しみましょう。

【フランス】
*クグロフ:アルザス地方の名物で、ドライフルーツが入った王冠型の伝統菓子
*ブレデル:アルザス地方の名物で、シナモンやアニスが香る、甘く香ばしい小さなビスケット

【イタリア(ボルツァーノ)】
*ツェルテン:ドライフルーツやナッツをたっぷり使った、ボルツァーノの伝統的なクリスマスケーキ

【イギリス】
*ミンスパイ:ドライフルーツやスパイスなどが入った、ブランデーがほのかに香るサクサクした小さな焼き菓子
*ホットアップルサイダー:りんごとスパイスの香りが広がる、寒い夜にぴったりの温かいお酒

【スイス】
*チーズフォンデュ:とろけるチーズにパンや野菜を絡めて食べる定番の冬グルメ
*ラクレット:溶かしたチーズをじゃがいもやピクルスなどの食材にかけて楽しむ料理
*バーゼラー・レッカリー:ハチミツ、スパイス、ナッツなどをたっぷり使用した、バーゼル発祥の柔らかいビスケット

ミンスパイ

ミンスパイ

チーズフォンデュ

チーズフォンデュ

ラクレット

ラクレット

【オーストリア】
*カイザーシュマーレン:ふわふわに焼いたパンケーキを細かくちぎった、優しい甘さのデザート
*ブンシュ(パンチ酒):フルーツジュースやラム酒、レモン汁などが混ざった温かい定番ドリンク

【チェコ】
*トゥルデルニーク:棒に巻き付けた生地を直火で焼き、砂糖やクルミをまぶした香ばしい焼き菓子
*ルビー・ポレーフカ:鯉や野菜、クリーム、ブランデーを使った、クリスマスに欠かせない魚のスープ

【スロバキア】
*ロクシェ:ジャガイモを使ったクレープ風の薄焼きパンケーキ
*ツィガンスカ:グリルした肉や玉ねぎをパンに挟んだ、スロバキアのハンバーガー
*メドヴィナ:ワインのような味わいが特徴の、ハチミツから作られるお酒

【ハンガリー】
*グヤーシュ:牛肉や野菜、パプリカ粉などを煮込んだ料理
*ランゴシュ:平たい揚げパン

【オランダ/ベルギー】
*オリーボーレン:冬によく食べられる伝統的な揚げ菓子。ドーナツのようなもの

【エストニア】
*ブラッドソーセージ:豚の血、豚肉、大麦、ハーブなどで作られたソーセージ
*ザワークラウト:キャベツの塩漬け

カイザーシュマーレン(オーストリア)

カイザーシュマーレン(オーストリア)

トゥルデルニーク(チェコ)

トゥルデルニーク(チェコ)

グヤーシュ(ハンガリー)

グヤーシュ(ハンガリー)

冬のヨーロッパを楽しむ旅は、スケジュールの組み方ひとつで印象が大きく変わります。今回紹介するプランをそのまま参考にしても、気になる街を追加してご自分だけの旅にアレンジしてもOKです。

滞在スタイルやご予算、ご希望に合わせて、お客様だけの理想の旅をご提案します。ぜひお気軽にトラベルコンサルタントへご相談ください。

◆ご予算の目安(2名1室利用)
・エコノミークラス利用:おひとり様 約750,000円~
・プレミアムエコノミー利用:おひとり様 約1,200,000円~
・ビジネスクラス利用:おひとり様 約1,500,000円~
※燃油サーチャージと空港税は、含まれています。
※詳細はお問い合わせください。ご予算の目安は、2025年7月現在の金額となります。

ドイツ・ミュンヘンを出発点に、本場ドイツの華やかな雰囲気を味わいながら、ストラスブールやパリなどフランスにも足をのばし、合計6ヶ所のクリスマスマーケットを訪れる、魅力たっぷりの10日間プランです。

このツアーで体験できるのは......
【ドイツ】
*ドイツ最大都市ミュンヘン観光とクリスマスマーケットを満喫
*ミュンヘンからニュルンベルクへ日帰りで足を延ばし、「世界一有名」と称されるマーケットを散策
*シュトゥットガルトへ移動し、ドイツ3大クリスマスマーケットのひとつを堪能

【フランス】
*ドイツからストラスブールへ移動し、アルザス地方のクリスマスマーケットを散策
*ストラスブールから日帰り観光で、“フランスの美しい村”コルマールのクリスマスマーケットを体験
*最後は花の都パリで、市内観光とクリスマスマーケットへ。ご希望によってはモンサンミッシェルのアレンジも可能です!

冬のヨーロッパを、国ごとに異なる魅力でじっくり味わえる贅沢な旅にしてみませんか?

ニュルンベルクのハウプトマルクト広場

ニュルンベルクのハウプトマルクト広場

シュトゥットガルトのシュロス広場

シュトゥットガルトのシュロス広場

お土産にマグカップを

お土産にマグカップを

ミュンヘン、フランクフルト、ベルリン、ローテンブルクの4都市から、滞在を快適にしてくれるおすすめホテルを厳選しました。観光に便利なロケーションはもちろん、洗練された客室や充実した設備も魅力。中世の貴族の邸宅を改装した趣あるホテルや、スタイリッシュでモダンなデザインホテルなど、個性豊かなラインナップです。

目的地や旅のスタイルに合わせて、ぴったりのホテルを見つけてみてください。

ヨーロッパのクリスマスマーケットは魅力たっぷりですが、現地の気候や過ごし方、現金の必要性、旅行日数など、知っておくと安心なこともたくさん。以下によくある質問をまとめたので、出発前にぜひチェックしてみてください。

クリスマスマーケットの開催時期である11月下旬から12月は、ヨーロッパ各地で本格的な冬に入る季節です。ドイツやフランスなど多くの国では、日中の気温が5℃以下、場合によっては氷点下になることも珍しくありません。

服装は、風を通さない防寒コートやダウンジャケットに加え、手袋・マフラー・ニット帽などの小物が必須。屋外の滞在時間が長くなるので、機能性インナーや厚手のニットを重ねたり、カイロを活用したりするのもおすすめです。

防寒ブーツや厚手の靴下もあると、足元から冷えにくく快適に過ごせますよ。

多くのクリスマスマーケットでは、会場内または近くに仮設トイレや公共トイレが設置されています。大きな都市のマーケットでは、案内表示も分かりやすく整備されているため、比較的見つけやすいでしょう。

ただし、混雑時は行列ができることもあるため、時間に余裕を持って利用するのがおすすめです。マーケットによっては有料のところも(0.5〜1ユーロ程度)。最近ではタッチレス決済ができる場合もありますが、いくらか小銭を用意しておきましょう。また、マーケット近くのカフェやデパートを上手に活用するのもひとつの手です。

最近ではカード決済に対応する屋台や店舗も増えていますが、まだまだ現金しか使えないブースも多く存在します。特に小規模なマーケットや伝統工芸品の店では、現金払いが基本という場合も少なくありません。

そのため、少額でも現金を用意しておくと安心です。10〜20ユーロ紙幣を何枚かと、小銭も合わせて持ち歩くと便利。ホットワインやスナックなどを気軽に楽しみたいときもスムーズです。両替所やATMが近くにない場所もあるため、あらかじめ準備しておきましょう。

訪れる国や都市の数、移動手段によって変わりますが、クリスマスマーケットをしっかり楽しむなら、7日間以上の旅行がおすすめです。例えばドイツ国内だけでも複数都市にマーケットが点在しており、ミュンヘン・ニュルンベルク・ケルンなどを巡るなら1都市あたり1〜2日を見ておきましょう。

フランスやオーストリアなど他の国も回る場合は、10日間以上あると余裕を持って旅程を組めます。マーケット巡りに加えて観光も楽しみたい方は、移動日も含めたスケジューリングを意識すると、より充実した旅行になりますよ。

昼と夜でまったく異なる雰囲気が楽しめるのが、クリスマスマーケットの魅力です。昼間は混雑が比較的少なく、家族連れでも回りやすいため、ゆっくり買い物をしたい人におすすめ。写真も撮りやすく、お土産探しにぴったりです。

一方、夜はイルミネーションが灯り、幻想的な光景が広がります。ホットワインを片手にライトアップされた屋台を巡るひとときは、ヨーロッパの冬ならではの醍醐味。昼と夜、両方の時間帯を体験することで、より印象深いマーケット巡りが楽しめます。

2025. 09.02 updated

※内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。