【ホテルレポート】アマンジウォとボロブドゥール遺跡~アマン インドネシアの旅(ジョグジャカルタ/2018年3月視察①)

こんにちは。ティースタイルの小泉です。
今回家族旅行を兼ねて、東南アジアのインドネシアにあるアマンリゾートの3か所を回ってきましたので、写真とレポートでご紹介したいと思います。

まず最初に訪れたのは、ジャワ島のジョグジャカルタにある「アマンジウォ AMANJIWO」です。
強い憧れを抱いての到着。実際足を踏み入れたときには皆感動もひとしおでした。

早朝家を出発し、成田空港からデンパサールまで7時間のフライト、そこから国内線でジョグジャカルタまで1時間半のフライト、その後空港からアマンの専用車で1時間半のドライブを経てアマンジウォに到着したのは、夜の9時半を回っていました。日本との時差は2時間ですのでほぼ夜半ですね。

空港からアマン専用車で

空港からアマン専用車で

アマンジウォに到着です

アマンジウォに到着です

長い一日の疲れは、エントランスでゆるく流れる民族音楽のガムランと静寂な空気で一気に癒されました。

ウェルカムドリンクのジンジャーティーをおいしくいただいた後、私たちの泊まる部屋に案内されました。エントランスロビーからダイニングを通ってすぐ近いところにあるのもうれしいです。個人的には、この歩いて行けるホテルの規模感が旅先において気に入っています。

にこやかにフラワーシャワーで迎えてくれました

にこやかにフラワーシャワーで迎えてくれました

ガムラン演奏

ガムラン演奏

静かにガムランが流れるロビーラウンジ

静かにガムランが流れるロビーラウンジ

泊まった部屋は、ボロブドゥールプールスィート。
プールのないボロブドゥールスィートと中庭でコネクティングになっており、2ベッドルームが必要な家族連れなどには最適です。
アイボリーのジャワストーンや柔らかい色合いのナチュラルなインテリアのベッドルーム、そして、ダブルシンクとダブルクローゼット。このゆったり感がまたうれしいポイントです。

スイートのベッドルーム1

スイートのベッドルーム1

スイートのベッドルーム2

スイートのベッドルーム2

プールスィートにはこんなプライベートプール

プールスィートにはこんなプライベートプール

さて。深い眠りの翌朝は、早朝4時15分のコーランで目覚めました。そう、ここはれっきとしたイスラム教の国なのでした。
これからアマンジウォ最大のアクティビティー、ボロブドゥール遺跡の訪問です。
3月下旬のこの時期は雨期のため、雨の心配があります。この日はありがたいことに晴れ予報、予定どおりモーニングコールがありました。万一雨の場合はコールはなく、雨が止むまで待機となるそうです。ラウンジで飲み物など簡単な朝食をいただいた後は、いよいよボロブドゥールへ!

私たちには、日本語ドライバーズガイドのDortoさんが専属でついてくれました。
車中伺ったお話はいろいろおもしろく、インドネシア語で「スラマッパギ(おはようございます)」を習いました。8割強のイスラム教徒をかかえるインドネシアの中でも、ここジャワのイスラム教徒は「柔らかい」という表現をしていました。
暗いうちから朝日を拝みに行くという行為は、アマンジウォから始まったそうです。21年の歴史があるアマンジウォは、当初からこの仏教遺跡とともに歩んできたといってもいいでしょう。

2010年、ジャワの富士山と呼ばれるメラピ山噴火の時には、アマンジウォは閉鎖、スタッフや地元住民がボランティアで火山灰の撤去や石造の修復などに尽力した話には熱がこもっていました。火山灰は石造に有害なので早急に撤去が必要ですが、植物には恵みの雨となったそうで、つくづく自然の脅威との共存を感じました。
ボロブドゥールは8世紀に造られ、以来オランダによる占拠や大地震、噴火の被害などを受けながらも、インドネシア住民によって守られ、世界中から多くの人々が訪れる世界最大級の仏教遺跡として今に至っています。

最下層の「煩悩」、中間層の「煩悩からの解脱」、最上階の「悟りの世界」という3層になっており、私たちは暗いうちにライトをつけながら最上階のストゥーパ(仏塔)のところまで登っていきました。Dortoさんは説明をしつつ、最高のサンライズスポットに誘導してくれました。
いよいよ6時半になると、朝もやが消え、オレンジ色の太陽が静かに昇ってきました。息を呑む瞬間です。皆一様にカメラに夢中です。
それから、Dortoさんの丁寧で熱心な説明は興味深いものでした。ストゥーパの中の仏像や、釈迦(シッダールタ)の生誕から悟りを開くまでの物語が刻まれた石造のレリーフを見ながら下界まで降りてきました。

アマンの日本語ガイドさん

アマンの日本語ガイドさん

ボロブドゥール遺跡へはこちらのホテルから入場しました

ボロブドゥール遺跡へはこちらのホテルから入場しました

遺跡観光後、ジャコウネコのフンからできるコーヒーの説明をしていただきました

遺跡観光後、ジャコウネコのフンからできるコーヒーの説明をしていただきました

このジャコウネコのフンからできるコーヒー豆は世界一高い最高級のコーヒーになるそうです

このジャコウネコのフンからできるコーヒー豆は世界一高い最高級のコーヒーになるそうです

ボロブドゥール遺跡は、ただ訪れて写真を撮るのもいいですが、しっかり(日本語で)ガイドをしてもらえると、ボロブドゥールへの造詣も深まり、そのシンメトリーな姿を臨めるアマンジウォにステイすることに、特別感が増します。
偉大な仏教遺跡を訪れて心が穏やかになり、お天気も上々、いいガイドさんに恵まれて大満足。こんなときの朝食は、旅行をますます楽しくしてくれますね。

アマンジウォに戻ってまいりました。

ストゥーパ(塔)みたいな屋根の建物がメインダイニングです

ストゥーパ(塔)みたいな屋根の建物がメインダイニングです

メインダイニングから遠くにボロブドゥール遺跡が見えます

メインダイニングから遠くにボロブドゥール遺跡が見えます

こちらがダイニングエリア

こちらがダイニングエリア

開放的で風の抜ける心地よさが感じられます

開放的で風の抜ける心地よさが感じられます

ダイニングからの眺め

ダイニングからの眺め

こちらは夜のダイニング

こちらは夜のダイニング

優しい味わいのローカルメニューを楽しんで、ゆるやかな朝食のひとときとなりました。

アマンジオでいただくお粥

アマンジオでいただくお粥

アマンジオのナシゴレン

アマンジオのナシゴレン

アマンジオのミゴレン

アマンジオのミゴレン

その後、ホテル内のインスペクション(視察)をしました。アマンジウォのお部屋のカテゴリーはシンプルです。
プール付きのスィート、プールなしのスィート、ガーデンビューとボロブドゥールビューの違いで、室内の造りは同じです。

そして、トップカテゴリーのレジデンシャルスィート(ダレムジウォスイート)は、プライベートカートで乗り付けます。敷地の奥まった一角にある2ベッドルームと大きなプール、ラウンジパビリオンを備えたプライベートな空間が潜んでいました。お付きのバトラーの部屋もあります。静かで壮大な、ボロブドゥールと田園風景、ジャワの富士山、というすべてがそろった景観を、大切な家族や仲間と共有できます。
ここではもちろん貸し切りのウェディングパーティもできるそうです。

アマンジオスィートの大きなテラス

アマンジオスィートの大きなテラス

テラスからはボロブドゥール遺跡が見えます

テラスからはボロブドゥール遺跡が見えます

アマンジオスィートのプール

アマンジオスィートのプール

ライブラリー、ブティック、プールクラブ、スパ、24時間対応のジム、キッズルーム、アフタヌーンティー、テニスコートなどがそろっています。
ここでテニス好きな方へ耳寄り情報です。現地のヒッティングパートナーを無料でつけることができるのです! もちろんシューズ、ラケットは無料で貸し出しできますし、テニスコートやドリンク・タオルのセッティングもしてくれます。至れり尽くせりでテニスができると、休暇で旅行に来たんだなーと実感しますね。

ライブラリー

ライブラリー

パブリックプール

パブリックプール

アフタヌーンティーには手製のヘルシーハーブティーとココナッツケーキ

アフタヌーンティーには手製のヘルシーハーブティーとココナッツケーキ

テニスの前に用意された飲み物

テニスの前に用意された飲み物

シンメトリーな通路の先にボロブドゥールが見えます

シンメトリーな通路の先にボロブドゥールが見えます

アマンジウォ出発の朝

アマンジウォ出発の朝

こうして短いアマンジウォの滞在は終わり、名残惜しいですのですが、念願のアマンジウォステイとボロブドゥールに行けたことは、何よりの収穫でした。次の滞在地、モヨ島のジャングル、アマンワナへ向かいます。

ホテル紹介ページ

関連ページ:

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【ホテルレポート】アマンワナ~アマン インドネシアの旅(モヨ島/2018年3月視察②) 【ホテルレポート】アマン ヴィラス アット ヌサドゥア(旧 アマヌサ)~アマンインドネシアの旅(バリ[ヌサドゥア]/2018年3月視察③)

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