【視察レポート】北イタリアの古都・トリノを1日で満喫! 街歩きガイド(イタリア/2025年10月視察①)

こんにちは、アシスタントの吉野です。2025年10月、ミラノやジェノヴァからも電車でアクセスしやすい北イタリアの古都トリノに行ってまいりました。 トリノといえば、トリノ五輪で一躍有名になりましたが、「現地にはどんな観光地があるの? 何が有名なの?」と思われる方も多いのではないでしょうか。

トリノはイタリア統一後に最初の首都でした。街全体が“バロック様式の宝石箱”と表現されていることに十分納得できるほど美しく、たくさんの興味深い魅力にあふれていました。

今回はトリノ駅からスタートし、街を歩きながら視察してまいりましたので、その様子をぜひご覧ください。

トリノの街歩き(サン カルロ広場)

トリノの街歩き(サン カルロ広場)

トリノ駅は、他の大都市の駅に比べるときれいな印象を受けました。治安も落ち着いているようで、安心して利用できそうに感じました。改札の横には、有名チョコレートショップ「Venchi」があるため、街歩き中にお土産を買う時間がなくても、駅で手軽に購入できます。

清潔感があるトリノ駅

清潔感があるトリノ駅

Venchiのチョコレートショップ

Venchiのチョコレートショップ

トリノ駅から、さっそく街の中心部へ向かって歩き始めます。 最初の目的地は、“トリノの応接間”とも呼ばれる「サン カルロ広場」です。

こちらがサン カルロ広場です。整然と並んだアーケードと、広場の中心に立つ騎馬像がとても印象的でした! 騎馬像はフランスとも深い歴史があるとか。訪れた日はあいにくの雨でしたが、とても美しかったです。周りに高い建物がなく、晴れていたらきっと写真映えする場所です。

こちらがサン カルロ広場です。整然と並んだアーケードと、広場の中心に立つ騎馬像がとても印象的でした! 騎馬像はフランスとも深い歴史があるとか。

訪れた日はあいにくの雨でしたが、とても美しかったです。周りに高い建物がなく、晴れていたらきっと写真映えする場所です。

広場に隣接するアーケード内には、トリノのシンボルである「牛のレリーフ」があります。“願いを叶える牛”と呼ばれていて、牛のレリーフを踏んでぐるりと回ると、もう一度トリノに来ることができたり、幸せなことが起きるという言い伝えがあるそうです。ミラノにも似たようなものがあって混んでいますが、こちらは並んでいませんでした。

牛のレリーフを見つけたらぜひ踏んでぐるりと回ってください

牛のレリーフを見つけたらぜひ踏んでぐるりと回ってください

サン カルロ広場に隣接するアーケード

サン カルロ広場に隣接するアーケード

トリノは中心部にはアーケードが多くあるため、雨でも安心して移動することができました。

サン カルロ広場を通って、ローマ通りをさらに進むと、いよいよトリノの中心地「カステッロ広場」に着きました。道中、トリノ屈指の歴史ある映画館「Cinema LUX」や、たくさんのブランドショップを通りましたが、トリノの歴史や文化が感じられ、歩いているだけでもとても楽しい気分になりました!

カステッロ広場の目の前には「トリノ王宮」が見えます。

1913年オープンしたアールデコ様式のCinema LUX。アーケードの中にひっそりとあり、はじめは気づきませんでした

1913年オープンしたアールデコ様式のCinema LUX。アーケードの中にひっそりとあり、はじめは気づきませんでした

カステッロ広場の目の前あるトリノ王宮。その白さと大きさに圧倒されます

カステッロ広場の目の前あるトリノ王宮。その白さと大きさに圧倒されます

トリノ王宮に向かって左側には「トリノ大聖堂」があり、そちらにはキリストの聖骸布(キリストの遺体を包んだとされる布)のレプリカが展示されています。ずっと目を凝らしてみて、ようやく人の形が浮かびあがってきました。由縁に納得です。

トリノ王宮の隣にあるトリノ大聖堂。入口はこぢんまりとしていますが、中は立派な大聖堂でした

トリノ王宮の隣にあるトリノ大聖堂。入口はこぢんまりとしていますが、中は立派な大聖堂でした

大聖堂に保管されている、キリスト聖骸布のレプリカ。ずっと目を凝らしてようやく人の形の跡が見えてきました

大聖堂に保管されている、キリスト聖骸布のレプリカ。ずっと目を凝らしてようやく人の形の跡が見えてきました

かつてイタリアを統治したサヴォイア家の政治と文化の中心地であるトリノ王宮の内部を見学しました。息をのむような豪華な装飾と、膨大な数の武具コレクションは圧巻の一言。サヴォイア家の絶大な権力を肌で感じることができました。

正直建築には疎い私ですが、何枚も写真を撮ってしまうほどの素晴らしさで、中に入った瞬間からその広さと美しさに圧倒されました。彫刻や絵画などの美術品、王宮の巨大な空間、すべてに魅了されてずっとカメラが手放せませんでした。

王宮内部の入口

王宮内部の入口

豪華絢爛な応接間

豪華絢爛な応接間

食堂の巨大なシャンデリアや装飾品、テーブルの大きさや長さ、食器類の美しさから、当時の王宮での豪奢な生活ぶりを垣間見ることができます。王宮併設のカフェでは、トリノ王宮で実際に使われていた食器類が壁一面に展示されています。とてもおしゃれな空間でした。

豪華絢爛な王宮の食堂

豪華絢爛な王宮の食堂

壁一面の展示がおしゃれなカフェ

壁一面の展示がおしゃれなカフェ

ランチを済ませ、ウィンドウショッピングをしながら「トリノ映画博物館」へ。もともと礼拝堂だった建物を展望台兼、映画博物館として再利用しているそうで、その外観から本当にここで合ってる?と思ってしまいましたが、中へ入ると圧巻の景色が広がっていました!

展望台まで上がっていくエレベーターは360度ガラス張りで、少々怖かったです。乗る前には足が震えてしまいましたが、展望台までおよそ3〜5分ほどで乗ったらあっという間です。

トリノ映画博物館の外観

トリノ映画博物館の外観

ガラス張りのエレベーター乗車口

ガラス張りのエレベーター乗車口

ロープで吊るされているエレベーターは、下から見上げても上から見下ろしてもヒヤッとします。高所恐怖症の方は、目をつぶって乗車されると良いかもしれません。トリノ中心部は高い建物がないため、晴れた日にはアルプスまで眺められるようですが、この日はあいにくの雨でそこまでは見られませんでした。

ロープで吊るされているエレベーター。写真中央上部の四角いところに向かってロープのみで上がっていきます

ロープで吊るされているエレベーター。写真中央上部の四角いところに向かってロープのみで上がっていきます

展望台から臨むトリノ中心部の景色

展望台から臨むトリノ中心部の景色

トリノはイタリア映画文化発祥の地で、博物館内ではその歴史について知ることができます。白黒映画から最新映画まで幅広いジャンルの作品が紹介されており、自分の知っている映画についても展示がありました。世代、人種問わず、幅広い方が楽しめる施設だと思います。特に『ジョーズ』の展示は人気で、みなさん写真を撮っていました。

思ったよりも楽しくて時間が足りないくらいでしたので、映画がお好きな方にはいくら時間があっても足りないかもしれません。

たくさんの有名な映画の一部分が大スクリーンで上映されています

たくさんの有名な映画の一部分が大スクリーンで上映されています

内部はかなり広く、実際に映画の中の世界を体験しているようでした

内部はかなり広く、実際に映画の中の世界を体験しているようでした

展示物にも思考が凝らされており、実際のシーンのレプリカが置いてあります

展示物にも思考が凝らされており、実際のシーンのレプリカが置いてあります

ジョーズの展示! 古い映画から最近の映画、幅広いジャンルの取り扱いがあり、全く飽きずに楽しめました!

ジョーズの展示! 古い映画から最近の映画、幅広いジャンルの取り扱いがあり、全く飽きずに楽しめました!

「メレンダ レアーレ」という、18~19世紀のサヴォイア家から伝わる王宮の甘いおやつ文化を体験しました。

トリノはカフェ文化発祥の地で、街中には老舗カフェが点在しています。その中でも特に 1763年創業の「カフェ アル ビチェリン(Caffè Al Bicerin)」 は、トリノ最古のカフェとして知られています。ここで生まれた「ビチェリン」というドリンクは特に有名です。

ビチェリンは、温かいチョコレート・エスプレッソ・生クリームの3層からなる美しいドリンク。実際にいただくと、濃厚な甘さが歩き疲れた体に染み渡ります。飲んでいる途中で、店員さんから「チョコレート、エスプレッソ、生クリームのどれかを追加しますか?」と聞かれます。私は口が甘くなっていたのでエスプレッソを追加しましたが、追加のおすすめはチョコレートとのこと。さすが、甘いおやつ文化の街だなと感じました。

たくさんの種類のお菓子をビチェリンと一緒にいただくのですが、かなり甘いものが多く、食べた後は口の中が甘ったるくなります。お菓子をビチェリンに浸して食べることもできます。

ビチェリン

ビチェリン

ビチェリンと一緒に食べたお菓子

ビチェリンと一緒に食べたお菓子

カフェで甘く優雅なひとときを過ごした後は、ウィンドウショッピングをしつつトリノ駅へと戻ります。あちこちにチョコレート屋さんやカフェがあり、見ているだけでワクワクしました。特にチョコレート屋さんには、かわいらしい包装やさまざまな色の商品がずらっと並び、お土産にどれを買おうかとても悩みました。バラ売りをしてもらえるところもあり、少しずついろいろ選べるのもうれしいポイントでした。

街中のカフェ

街中のカフェ

カラフルなチョコレート屋さん

カラフルなチョコレート屋さん

今回のレポートではトリノ駅から徒歩圏内の観光スポットをご紹介いたしましたが、歩いて回れる範囲だけでもたくさんの歴史と文化に触れることができてとても充実した時間になりました。

芸術鑑賞がお好きな方、映画ファン、カフェ巡りが好きな方、チョコレートが好きな方など、さまざまな趣味に合わせて楽しめる街だと思います。また、トリノはまだ観光客もそこまで多くなく、ローマやベネチアに比べるとオーバーツーリズムとは程遠い印象でしたので、行くなら今かもしれません!

トリノをはじめ、イタリアへのご旅行をお考えの方は、ぜひティースタイルに一度お問い合わせくださいませ。