

Johannesburg REPORTヨハネスブルク 視察ブログ
【視察レポート】成田発・キャセイパシフィック航空で行く! 香港経由で南アフリカ入国+国内線の流れを解説(2025年3~4月視察①)
こんにちは、アシスタントの有原です。2025年3月28日~4月4日にかけてティースタイル主催の「南アフリカ視察旅行2025」に参加しました。今回は、その際に利用したキャセイパシフィック航空での移動について、時系列に沿ってご紹介していきたいと思います!
最終目的地は、あの有名なクルーガー国立公園の最寄り空港のひとつ、クルーガー ムプマランガ国際空港。そこまでのアクセスや、各空港での移動、機内の様子やお食事、ラウンジ、乗り継ぎの様子などもまとめてみましたので、「いつか行ってみたい!」という方のご参考になればうれしいです!
※下記内容は、2025年3~4月視察時点のものです。

それでは、旅のスタートから順にレポートしていきます!
◆成田国際空港でのチェックイン
成田国際空港に到着されましたら、チェックイン案内の電光掲示板をご確認ください。 今回はHカウンターでしたので移動します。“Cathay Pacific ”の表示が目印になっています。

チェックイン案内の電光掲示板

Hカウンターに到着しました
オンラインチェックインを済ませている場合でも、近くの自動チェックイン機を利用して、パスポートの読み取りや荷物の手続きなどを行います。自動チェックイン機では、座席の変更、マイレージの登録、チケットの印刷、そして荷物用のバッグタグ(シール)の印刷が可能です。バッグタグを印刷したら、行き先が“ヨハネスブルグ(JNB)”と表示されていることを必ず確認してください。
荷物のお預けは、セルフサービスとなっています。パスポートと航空券をご用意のうえ、ご自身でスーツケースなどのお荷物を、機械を使ってお預けください。今回は、出発の約2時間前に手続きに向かいましたが、混雑はなく、スムーズに預けることができました。
※空港内の状況によっては、混み合うこともありますので、出発の3時間前〜2時間前を目安に、余裕をもって空港にお越しになることをおすすめします。

パスポートの読み取りや荷物の手続きなどを行う自動チェックイン機

荷物のお預けは機械を使ってセルフサービス
◆成田から香港へのフライト(CX505便)
まずは、CX505便(18:00 成田発→22:20 香港着)のフライトです。フライト機材は、ボーイング777-300型機でした。座席配列は3-4-3の大きな機材で、モニターは高画質で見やすく、座席の広さも十分。快適に過ごすことができました。フライト時間は、約5時間半です。ヘッドホンも用意されており、映画を見ているうちに、あっという間に香港に到着してしまいます。
離陸から約30分ほどで、ドリンクとピーナッツのサービスが始まり、その後、離陸から1時間30分ほどで、機内食が提供されました。今回の機内食は、パスタ、そば、パンとボリューム満点。しっかりお腹が満たされましたが、ハーゲンダッツのアイスクリームはやはり別腹ですね。

座席配列は3-4-3

ヘッドホンも用意されています

機内食
◆香港での乗り継ぎ
香港国際空港到着後は、黄色の“Transfer”表示に沿って進んでください。多くの方が入国エリアに向かうため、人の流れにつられてしまわないようご注意を。誤って、白色のトランスファーデスクへ行かないように気をつけましょう。“Transfer”の案内を目印に、乗り継ぎ手続きのエリアへ進んでください。
“Transfer”入口に到着したら、まずはパスポートの読み取り、顔写真の撮影、そして航空券のスキャンを行います。手続きが完了したら、エスカレーターで上の階へ移動します。
電光掲示板で、次のフライトの搭乗ゲートを確認しましょう。搭乗ゲートを確認度、ご移動ください。空港内はとても広いので、ちょっとした散策も楽しめます。お食事処やカフェもたくさんあるので、ぜひゆっくりお過ごしください。ただし、搭乗時刻には間に合うよう、時間には余裕をもって行動してくださいね。

黄色の“Transfer”表示

パスポートの読み取り、顔写真の撮影、航空券のスキャン

搭乗ゲートを確認

時間に余裕をもって散策を
◆香港からヨハネスブルグへ(CX749便)
続いて、香港からヨハネスブルグまでのフライトはCX749便(00:30 香港発→07:40 ヨハネスブルグ着)です。機材はエアバスのA350-900で、シート配列は3-3-3でした。身長180cmの私でも、膝と前の座席との間にこぶし1個半ほどの余裕があり、ゆったりと座ることができました。長距離フライトでも快適に過ごせそうです。
座席下には、コンセントが備え付けられており、USBポートよりも早く充電できるので、充電器をお持ちいただくのがおすすめです(今回搭乗した4便すべてに共通していました)。
離陸から約1時間半後には、夕食のサービスが始まります。今回の夕食メニューは、以下の3種類から選べました。
・ 鶏肉のスパイシー炒めと卵チャーハン
・ シーフードパスタ
・ ベジタブルメニュー
私は、鶏肉のスパイシー炒めと卵チャーハンを選びました。ピリ辛のチキンと、あっさりとした卵チャーハンのバランスがよく、とてもおいしくいただきました。ドリンク類も充実しており、ソフトドリンクは、炭酸飲料やフルーツジュース、紅茶など。アルコールはビール、ワイン、ラム、ジン、ウイスキーなどが用意されていました。

身長180cmの私でもゆったり

夕食は、鶏肉のスパイシー炒めと卵チャーハン
夕食が終わると、機内の照明がゆっくりと暗くなり、就寝タイムに入ります。約13時間のロングフライトということもあり、体力をしっかり温存するためにも、できるだけお休みいただくのがおすすめです。
窓側に座っている皆さん、もし目が覚めたら、ふと窓をのぞいてみてください。美しい朝焼けが広がっているかもしれません。遠くの空から手前へと、徐々に色が移り変わっていく景色は、本当に見とれてしまうほどの美しさです。
着陸の約1時間半前には、朝食のサービスが始まります。今回の朝食は以下の2種類から選べました。
・ スクランブルエッグ&ポークソーセージ
・ 点心盛り合わせ
私は、点心盛り合わせを選びました。これが、今回のフライトでいちばんおいしかったメニューでした! 内容は、エビ餃子、豚シュウマイ、牛肉団子、そして鶏肉ともち米のおこわのようなものが葉で包まれているひと品。どれも味がしっかりしていて、特に牛肉団子は、ほんのり柚子の香りがして印象的でした。もち米はふっくら、もっちもちで、とてもおいしくいただきました。
さあ、いよいよヨハネスブルグに到着です!

徐々に色が移り変わる美しい朝焼け

朝食は、点心盛り合わせ
◆ヨハネスブルグで国内線への乗り継ぎ
ヨハネスブルグ O.R.タンボ国際空港に到着後は、まず入国審査(Immigration)へと進みます。私たちが到着したときは、それほど混雑しておらず、スムーズに進むことができました。
他国からの旅行者の方々は、いくつか質問を受けている様子も見られましたが、私たちは特に質問されることもなく、パスポートにスタンプを押してもらい、そのまま入国。日本のパスポートの信頼度の高さに、ありがたみを感じました。
続いて、電光掲示板で自分のスーツケースが出てくるターンテーブルの番号を確認し、荷物をピックアップ。その後は、“Exit”の標識に従って、出口へと向かいます。
出口を出ると、目の前には広々としたスペースが広がっています。この空港の名前にもなっている、O.R.タンボさんの立派な銅像が設置されており、旅の始まりを歓迎してくれるような雰囲気です。
※お客様のご手配内容によっては、こちらのエリアにて、ネームボードを掲げた空港アシスタントスタッフが、到着をお待ちしております(空港スタッフ付きプランの場合)。

入国審査へ

広々としたスペース
国内線のチェックインは、到着後、2フロア上のカウンターで行います。まずは、電光掲示板で、次の便のチェックインカウンター番号を確認してください。カウンターにて、パスポートとEチケット(電子チケット)をご提示のうえ、ご搭乗手続きをお済ませください。セキュリティゲートは、混雑することが多いので、時間には余裕を持ってお越しいただくことをおすすめします。

チェックインカウンター番号を確認

セキュリティゲート
空港内は、非常にきれいで、カフェやスーパー、お土産ショップ、洋服屋さんなども充実しており、空港散策も楽しめます。お時間に余裕がある場合は、ぜひ少し散策してみてください。
*O.R.タンボさんは何をした人?
O.R.タンボ氏は、南アフリカの反アパルトヘイト運動を代表する政治家であり、ネルソン マンデラ氏と共に、自由を求めて戦った歴史的な人物です。

長年にわたり、アフリカ民族会議(ANC)の指導者として活動し、南アフリカの民主化への道筋を支えた功績から、彼の名を冠したこの空港は“自由と希望の象徴”とも言われています。
空港外には、とっても大きなO.R.タンボさんの像があります。偉大な人物と記念写真を撮影しませんか。せっかくなので、銅像の前で記念にパシャリと1枚。良い旅の思い出になりました。
◆エアリンクを利用してクルーガー国立公園へ
エアリンクという航空会社を利用し、ヨハネスブルグからクルーガー ムプマランガ国際空港に向かいます。
■搭乗口について
エアリンクのフライトでは、ヨハネスブルク空港から国内線の搭乗口までの移動は徒歩、国内線搭乗口から搭乗する飛行機までの滑走路内移動がバスになります(数分程度の移動です)。
パスポートと航空券をお手元にご用意のうえ、搭乗案内があるまでお待ちください。バス移動には、多少の時間がかかる場合もありますので、搭乗時刻には余裕をもって行動されることをおすすめします。搭乗口付近には、座席も用意されているので、ゆっくりとお待ちいただけます。
■飛行機について
今回の機材は、まるでプライベートジェットのような小型の飛行機でした。座席配列は1-2で、左右で席数が異なる珍しいレイアウトです。普段あまり乗る機会のないサイズの飛行機に、ちょっとしたわくわく感も味わえました。機体が小さいぶん、飛行している感覚がしっかりと伝わってきて、空を飛んでいるんだなという実感があります。多少の揺れは感じましたが、特に不安はありませんでした。

飛行機まではバス移動

プライベートジェットのような小型飛行機
座席は、ややコンパクトではあるものの、フライト時間は約1時間ほどなので、快適に過ごせました。離陸後、すぐにドリンクとスナックのサービスがあります。スナックは、ナッツ、チップス、ドライフルーツなどから選べ、ドリンクは、お酒、ジュース、お茶などが用意されていました。

座席はややコンパクト

機内の様子
◆クルーガー ムプマランガ国際空港に到着!
クルーガー ムプマランガ国際空港に到着すると、南国の雰囲気を感じる建物が迎えてくれます。

到着口には大きなサイのオブジェがあり、これから始まるサファリへの気分を一気に盛り上げてくれます。荷物を受け取り、外へ出ると、自然のきれいな空気に包まれ、いよいよサファリが始まるんだという期待感が高まりました。
◆プライオリティ パスについて
このレポートをご覧いただいている、旅好きなお客様の中には、「プライオリティ パス(※)」をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 今回は、実際にプライオリティ パスを利用して訪れた、各地のラウンジをご紹介いたします。
(※)プライオリティ パスとは、世界各国の空港ラウンジを利用できる会員制サービスで、対象ラウンジでは、無料の軽食やドリンク、Wi-Fi、シャワーなどのサービスを受けることができます。航空会社や搭乗クラスに関係なく利用できるのも魅力のひとつです。なお、一部のクレジットカードには、プライオリティ パスの特典が付帯している場合があります。ご自身のカードに含まれているかどうか、ぜひ1度ご確認いただくと良いかもしれません。
◆各空港のラウンジのご紹介(プライオリティ パス利用)
それでは、乗り継ぎ時間や、出発前のひとときを快適に過ごせる、ラウンジ情報をお届けします。旅の参考にしてみてくださいね。
■成田国際空港「虚空(KoCoo)」
成田空港では、虚空を利用しました。ラウンジ内には、ジブリのポスターが飾られており、落ち着いた印象のラウンジでした。軽食やチョコレート、クリームソーダなどのオーダー式メニューも用意されており、待ち時間もゆったりと楽しめました。混雑も少なく、とても快適に過ごせたのでおすすめです。
■香港国際空港「プラザ プレミアム ラウンジ(Plaza Premium Lounge)」
プラザ プレミアム ラウンジは、少し混雑していましたが、トランジットの合間にひと息つくには十分な設備が整っています。お食事は、やや物足りなさを感じましたが、Wi-Fiや軽食(ペンネ、ポテト、シュウマイ、サラダ、ヌードル、各種ドリンクなど)が完備されており、リラックスしたい方にはおすすめです。
■香港国際空港「カイラ ラウンジ(Kyra Lounge)」
香港での乗り継ぎの際に利用した、カイラ ラウンジもおすすめです。洗練されたデザインの内装で、バーカウンターも完備。お食事のラインナップも豊富で、シュウマイ、香港風焼きそば、フルーツ、おかゆ、ソーセージ、スクランブルエッグなど、幅広く用意されていました。落ち着いた雰囲気の中で過ごる、快適なラウンジでした。

虚空

プラザ プレミアム ラウンジ

カイラ ラウンジ
■ヨハネスブルグ O.R.タンボ国際空港(国際線)「アスパイア ラウンジ(ASPIRE Lounge)」
国際線出発前に利用した、アスパイア ラウンジは、とても広々としていて落ち着いた雰囲気。利用者も少なめで、静かに過ごせました。フルーツ、パン、キッシュ、ドーナツ、ヨーグルト、チーズなど、豊富な軽食があり、バーカウンターも完備されています。長時間のフライト前にもぴったりなラウンジです。
■ヨハネスブルグ O.R.タンボ国際空港(国内線)「ビッドベスト プレミア ラウンジ(Bidvest Premier Lounge)」
ビッドベスト プレミア ラウンジは、ヨハネスブルグ空港の国内線出発前に利用しました。国内線とは思えないほど、食事の種類がとても豊富で、ポテト、キッシュ、パン、ソーセージ、デザート、ヨーグルト、フルーツ、ドリンクなどが揃っています。
アルコールの提供は、時間帯で制限されているようで、私が滞在していた時間帯は、注文ができませんでしたが、それを除けばとても快適で、満足度の高いラウンジでした。おすすめです。

アスパイア ラウンジ

ビッドベスト プレミア ラウンジ
今回の旅は、私にとって初めての南アフリカ、そして初めてのキャセイパシフィック航空の利用でした! 出発前に“キャセイはご飯がおいしいからおすすめだよ~”と聞いていたので、期待を胸に搭乗したのですが…その期待、見事に大正解でした!
機内食はどれもおいしく、座席も広めでゆったりでき、長時間フライトでもストレスを感じずに過ごせました。しかも、機材は新しめで、モニターも大きくて操作しやすく、映画やドラマなどのエンターテイメントのラインナップも豊富だったのもうれしいポイントです
今回の旅は、アフリカ行きでしたが、キャセイパシフィックは、東南アジアやヨーロッパ方面への旅行にもぴったりだと思います。さらに、乗り継ぎ地の香港で、ちょこっと観光なんていうのもアリですよね! 次回、ご旅行を計画されるときは、ぜひキャセイパシフィックも選択肢のひとつに入れてみてはいかがでしょうか!?
南アフリカ旅行のご計画は、ぜひティースタイルにご相談ください。