【視察レポート】コルドバの街歩きと工房巡り、ミシュラン1つ星レストランのご紹介(スペイン/2023年1月視察④)

Hola(こんにちは)! トラベルコンサルタントの四宮です。この度セビリア、コルドバ、グラナダを中心にアンダルシア地方の視察に行ってまいりました。前回はセビリアの街とそこに根付いている伝統産業を中心にご紹介しましたが、今回も、コルドバの街歩きと伝統を守り続ける工房をいくつかご案内します。その他にもコルドバでいただいた「ミシュラン獲得レストランでのランチ」や宿泊した「ホテル マシア アルファロス」の様子もお届けしますので、あわせてご覧くださいね。

セビリアからコルドバへは専用車で約2時間、スペイン国鉄の特急列車AVEなら45分の道のりです。私たちは専用車で移動をしましたが、この道中に有名なカルモナのひまわり畑があって、この辺りは5~6月になると絶景のひまわりスポットがあちこちに現れ、黄色一色に染まります。現地のツアーガイドさんたちは、春になると今年はどこにひまわりが植えられているかを車で走りながらチェックしているそうですよ。

街の入り口の橋を渡って、さぁ、イスラムの面影が色濃く残るコルドバの街歩きへ。

さぁ コルドバを満喫!

さぁ コルドバを満喫!

ローマ橋とグアダルキビル川

ローマ橋とグアダルキビル川

ローマ橋を渡って正面に見えるプエンテ門。旧市街の入り口です

ローマ橋を渡って正面に見えるプエンテ門。旧市街の入り口です

この街の一番の見どころはなんといってもメスキータ! 8世紀のイスラム時代に建てられた後、増築が重ねられましたが、13世紀にキリスト教聖堂に転用され、その後内部にカテドラルも建立したため、中を歩いているとイスラムとカトリックが交互に現れて何とも複雑で不思議で、でもなぜか見事に調和していて、そのスケールの大きさと豪華絢爛さにため息の連続です。

月曜~土曜の朝8:30~9:20は無料で入場可能です(2023年1月視察時点)

月曜~土曜の朝8:30~9:20は無料で入場可能です(2023年1月視察時点)

石灰石と赤レンガで作られたアーチ

石灰石と赤レンガで作られたアーチ

当時のビザンチンモザイクの装飾

当時のビザンチンモザイクの装飾

天井はドーム型

天井はドーム型

豪華ですね

豪華ですね

中央祭壇と聖歌隊席

中央祭壇と聖歌隊席

二重アーチになっています

二重アーチになっています

アーチの連続が美しいですね

アーチの連続が美しいですね

カトリック教会風の装飾

カトリック教会風の装飾

ミナレット イスラム教建築の鐘楼です

ミナレット イスラム教建築の鐘楼です

コルドバの街は小さいので、メスキータとユダヤ人街を数時間でくるりと見学もできますが、今回はゆっくりと散策します。コルドバは5月のパティオ祭が有名で、今は花の少ない季節でしたが、それでも白壁に花が架けられたかわいらしい風景があちこちに見られました。

花の小径 向こうにメスキータの尖塔が見えます

花の小径 向こうにメスキータの尖塔が見えます

ユダヤ人街の白い壁と花々

ユダヤ人街の白い壁と花々

旧市街の中にある工房のひとつ、最高級のコルドバ革を使ったバッグや小物、壁掛けなどを手掛けている「Meryan Cueros de Córdoba」を訪ねます。革の表面に彫り込まれた文様が非常に美しい作品の数々です。

工房内へ

工房内へ

職人さん

職人さん

手仕事

手仕事

記念撮影

記念撮影

Meryan Cueros de Córdoba

こちらは銀細工の工房「Platería Califal」です。緻密な細工の美しいシルバーアクセサリーがショーケースに所狭しと並んでいて、女子は目がくぎづけです。メスキータで使われているモチーフを元にデザインしているものも多く、旅の記念にもお土産にも最適です。

店頭

店頭

職人さん

職人さん

細工の美しいアクセサリーの数々。見ているだけでウキウキしますね

細工の美しいアクセサリーの数々。見ているだけでウキウキしますね

Platería Califal

コルドバ革をキャンバスに文様を彫り、金箔銀箔等で芸術的な絵画を作って博物館「Casa Museo del Guadameci Omeya」として公開しているアーティストさんにもお会いしました。普段工房までは見学できませんが、博物館はいつでもご覧いただけます。

Casa Museo del Guadameci Omeyaの外観

Casa Museo del Guadameci Omeyaの外観

コルドバ革を芸術に昇華

コルドバ革を芸術に昇華

お話を聞いています

お話を聞いています

コルドバらしいインテリアとして

コルドバらしいインテリアとして

記念撮影

記念撮影

Casa Museo del Guadameci Omeya
街灯が灯った夜の街も素敵です。そろそろお腹もすいてきました。

街灯が灯った夜の街も素敵です。そろそろお腹もすいてきました。

コルドバ市内にあるミシュラン2023の1つ星レストラン 「Choco(チョコ)」でランチをいただきました。

ショップロゴがかわいいレストランの外観

ショップロゴがかわいいレストランの外観

お味はもちろんですが、見た目も芸術的で、ライブキッチンでのテイスティングメニューの演出もあって、最初から最後まで、次は何が起こるのかワクワクしながら、クリエイティブなお料理を楽しみました。

まずは入り口の待合スペースでアペリティフのワインとおつまみ数種類を手で直接いただきました

まずは入り口の待合スペースでアペリティフのワインとおつまみ数種類を手で直接いただきました

目にもおいしいアペリティフの数々

目にもおいしいアペリティフの数々

オープンキッチンに移動して、目の前で最後の仕上げのひと手間を見せてもらいながらまた一口サイズの数品を堪能

オープンキッチンに移動して、目の前で最後の仕上げのひと手間を見せてもらいながらまた一口サイズの数品を堪能

シェフが作業中

シェフが作業中

ダイナミック!

ダイナミック!

繊細な盛り付け

繊細な盛り付け

お肉もしっかりいただきます

お肉もしっかりいただきます

デザートの器も楽しいですね

デザートの器も楽しいですね

レストランの方々と

レストランの方々と

すぐお隣にはシェフのお母様が昔から営んでいるカフェがあって、このレストランのお味を気軽に楽しめるメニューもあるそうです。

Choco

旧市街の中にある「ホテル マシア アルファロス Hotel Macià Alfaros」について少しですが、ご紹介します。とにかく立地が良いですし、すぐ近くにちょっとした地元のスーパーもあるので、飲み物やお菓子なんかも調達できます。

スタンダードな客室「コンフォートルーム」に宿泊しましたが、バスルームはバスタブ付きですし、ちょっとしたライティングデスクと冷蔵庫(中の飲み物は有料)もあるので、機能的で使いやすいお部屋でした。

レセプション

レセプション

ダブルコンフォート

ダブルコンフォート

バスルーム

バスルーム

バスタブ付きです

バスタブ付きです

ライティングデスクもあります

ライティングデスクもあります

冷蔵庫

冷蔵庫

ホテル マシア アルファロス

コルドバの街歩きはいかがでしたか? 一年で最も寒い時期での訪問でしたが、他の街に比べて、コルドバではお花が多く飾られていました。春になったらどんなにきれいなことか、ベストシーズンにぜひもう一度訪れたい街でした。次回はグラナダをご紹介します、お楽しみに。Adios(さようなら)!

スペイン旅行をご検討中の方は、ティースタイルまでお気軽にお問い合わせください。


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