【視察レポート】イスタンブールの王道観光&ショッピングスポット(トルコ/2023年12月視察⑮)

こんにちは! トラベルコンサルタントの宮本です。2023年12月、ティースタイルのコンサルタント5名でトルコのカッパドキアとイスタンブールへ視察に行ってまいりました! 日本からイスタンブールへの直行便を運航しているターキッシュエアラインズは、日本からヨーロッパへ渡航する際にもよく利用される人気の航空会社です。

そしてイスタンブールは立ち寄り都市としても観光の見どころが多く、大人気の都市です! ヨーロッパ・アジア・中東の真ん中に位置するトルコはヨーロッパらしさもあり、アジアっぽくもあり、中東っぽくもあり…それぞれの魅力をまとめて楽しむことができるのも、イスタンブール観光の醍醐味です。今回のレポートでは、イスタンブールの観光スポットやショッピングスポットなどをご紹介させていただきます。

※下記内容は2023年12月時点のものです。内容は変更される場合がございます。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。

人気の観光都市イスタンブール

人気の観光都市イスタンブール

イスタンブールの中でもメインの見どころが旧市街。「イスタンブール歴史地区」としても世界遺産に登録されています。旧市街を観光していると、歴史の深さに驚きを隠せません。今まで世界史でやってきたそのままほとんどイスタンブールじゃん!というのが一番わかりやすい感想だと思います。ローマ帝国、ビザンツ帝国、オスマン帝国…「コンスタンティノープル」と呼ばれていた都市が現在のイスタンブールです。

まず旧市街の目印となるのが、「アヤソフィア」と「ブルーモスク(スルタンアフメットモスク)」です。地図を見るときやホテルを選ぶ際にも、ここが中心になってきます。異なる宗教の教会とモスクが向かい合っており、真ん中が公園のようになっています。その時点で異世界感がすごいです。

ローマ帝国の首都をローマからコンスタンティノープル(現在のイスタンブール)へ変更したのが330年。その後にイスタンブールの象徴でもある「アヤソフィア」が建設されています。二度の焼失・再建を経て、現在の3番目のアヤソフィアは537年に完成しました。約6年で建築されたそうです。キリスト教の大聖堂として建設され、その後イスラム教のモスクとされ、ミナレット(尖塔)が増えたそうです。

アヤソフィア

アヤソフィア

入場してみると、歴史的な背景の壮大さとあわせて、2つの宗教の間で揺れ動いた複雑な時代背景を感じることができます。大きな扉がある入口から内部に入ると、まずその大きさに驚きます。たくさんのドームがあり、天井を見上げるとキリスト教のモザイク画があると思えば、すぐ近くにアラビア語があり…。キリスト教でもイスラム教でもない日本人が見ても不思議な空間なので、ぜひ体感してみてください。

これだけ大きな天井に天井画をどのように描いたのか。天井画自体のサイズもかなり大きいですよね。そもそもこれだけ大きな建物をどのように完成させたのか、不思議がいっぱいです。

入口の上にはモザイク画

入口の上にはモザイク画

ステンドグラス

ステンドグラス

ステンドグラス

ステンドグラス

照明の形も色合いもかわいい

照明の形も色合いもかわいい

ステンドグラスがあるすぐ下のエリアは囲われていて、男性のみ入ることができました。出口に向かう途中にも天井画やモザイク画があり、見逃してしまいそうで、振り返ると名残惜しくていつまでも見ていられそうでした。

出口側のモザイク画

出口側のモザイク画

さよなら、アヤソフィア…

さよなら、アヤソフィア…

※以前は2階の回廊にものぼって見学ができたのですが、今現在は1階部分の見学のみとなりました。
※2024年1月から25ユーロの入場料とイヤホンガイドレンタル3ユーロが必要となりました。その変更に伴い、観光客用の入場ゲートが新たに設定されています。

アヤソフィアの向かいに対抗するように建てられたブルーモスク。内部に青を基調とした、トルコ伝統工芸のイズニックタイルがたくさん使われていることから「ブルーモスク」と言われています。タイルも天井画の装飾もかわいいので、アヤソフィアのような荘厳さとは正反対に、ただただ、かわいい!!! ステンドグラスも多いので、外から光も取り込まれていました。美しい建築物といった印象です。

ブルーモスク内部の様子

ブルーモスク内部の様子

旧市街を散策していると、昼間も夜もブルーモスクとアヤソフィアの近くを通ることが多いのですが、ライトアップはブルーモスクの方がより幻想的で何度も見に行きたくなりました。

夜のライトアップされたブルーモスク

夜のライトアップされたブルーモスク

今回利用はできなかったのですが、アヤソフィアとブルーモスクの間には、伝統的な高級ハマム(トルコ式風呂)の「アヤソフィア ヒュッレム スルタン ハマム」があります。お時間がある方はぜひ体験してみてください。

そのほか、イスタンブールのメインとなる観光名所もいくつか視察してきました。

「トプカプ宮殿」は、スルタン(王様)の宮殿になります。今回はハレムも含めて見学してきました。

トプカプ宮殿

トプカプ宮殿

ハレムは「ハーレム」の語源となっているそうです。たくさんの女性がハレムにて過ごしていたそうで、家族がいる女性だとスルタンの妻になると家族にも権力がついてしまう可能性があるため、ほとんどが身寄りがない子や奴隷のなかから選ばれた子だったそうです。

ハレムの中で起こる出来事をガイドさんから教えてもらいながら見学をしたのですが、当時の光景が見えてくるようでした。スルタンの妻になる子は母が最終的には選ぶことになるそうです。今ほど自由な世界でなかったことはもちろんですが、たくさんの女性達はここでどのような気持ちで過ごしていたのか考えさせられます。

スルタンの広間

スルタンの広間

タイルが美しい

タイルが美しい

エメラルドの短剣

エメラルドの短剣

観光の他に人気なのがやはり、ショッピングです。トルコといえば陶器のほか、ランプやキリム(伝統的な平織りのカーペット)も人気があります。

「グランドバザール」は、アヤソフィアやブルーモスクのあるエリアから、トラムの線路沿いに歩いて10分程でアクセスできます。とてつもなく広く、4,000軒ものお店があるそうです。お買い物好きの方は見て回るのに2時間以上かかると思うので、余裕をもってスケジュールを組むことをおすすめします!
※日曜日定休です。

グランドバザールの門

グランドバザールの門

屋根があるので雨の日も楽しめます

屋根があるので雨の日も楽しめます

ランプがかわいい

ランプがかわいい

数年前にイスタンブールを訪れた際には、グランドバザールに足を踏み入れると、巧みな日本語と強引な感じで腕を引っ張られてお店に連れていかれたり(危険な感じではないのですがしつこかった印象…)、客引きのお兄さんたちの圧がすごかったのですが、なんだかお上品になっていました。ただただ日本人来てくれるのうれしい!ということを伝えてくださる方が多く、コロナ禍を経て接客スタイルも変わったんだなとしみじみ感じました。

「エジプシャンバザール」はグランドバザールよりも規模は小さいです(といっても十分広いです)。もともとはスパイスをメインに販売しているお店が多かったのですが、改装されて内装もきれいになっており、お土産物屋さんも増えた印象でした。

エジプシャンバザールの入口

エジプシャンバザールの入口

改装されてきれいになっています

改装されてきれいになっています

スパイスたち

スパイスたち

エジプシャンバザールは旧市街の中でもボスフォラス海峡側に位置しており、クルーズ観光とあわせて散策も可能です。

宮本 佳織

トラベルコンサルタント 宮本 佳織

今回は王道の観光スポットのみの散策にはなりましたが、ターキッシュエアラインにてヨーロッパへ行く際の立ち寄りとして訪れる場合、1.5日~2日程度自由時間があれば上記の観光が可能です。ヨーロッパの大都市よりは、まだまだ物価も安いですし(トルコリラは変動しやすいですが…)、少し違った観光を楽しめるので、イスタンブールも一緒に周遊してみるのはいかがでしょうか。ぜひティースタイルまでお気軽にお問い合わせください。


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