【視察レポート】グレートバリアリーフ1日ツアーを満喫! ポートダグラス拠点のアクティビティ<後編>(オーストラリア/2023年4~5月視察⑪)

トラベルコンサルタントの河原です。ケアンズから北へ約70km、車でわずか1時間ほどに位置する、隠れ家的なリゾート地、ポートダグラスを視察で訪れました。町はコンパクトで、お散歩やレンタサイクルで楽しめる治安のよさと、太平洋に面してビーチやハーバーマリーナがあり、各種マリンアクティビティが楽しめる一方、内陸には世界遺産の熱帯雨林の森が広がり、自然に囲まれたトロピカルな雰囲気で、訪れるゲストを魅了しています。コロナ禍の間もオーストラリア国内からのゲストはもちろん、入国規制の撤廃後は、さっそく海外からのゲストでにぎわっていた人気のリゾート地です。

前回のレポートでは、ポートダグラスを拠点にお楽しみいただけるアクティビティを3つご紹介しました。今回は、ボリューム的にご紹介しきれなかったポートダグラス拠点のもう1つのアクティビティ「グレートバリアリーフ セイルアウェイ エクスペリエンス(グレートバリアリーフの1日ツアー)」をご紹介したいと思います。

※前回のレポートは、最下部のリンクよりご覧いただけます。

世界遺産、グレートバリアリーフの海

世界遺産、グレートバリアリーフの海

グレートバリアリーフといえば、ケアンズからグリーン島へのツアーが日本のお客様にはもっとも馴染み深いと思いますが、ポートダグラスからも複数の会社がツアーを実施しています。今回はセイルアウェイ社のツアー、「グレートバリアリーフ セイルアウェイ エクスペリエンス(GBR Sailaway Experience)」という、ポートダグラスからグレートバリアリーフの1日ツアーに参加して来ましたのでご紹介いたします。

朝7時過ぎに、船会社の車がホテルまで迎えに来てくれてヨットハーバーへ向かいます。車で10分ほどで、白が基調でリゾート感満載のおしゃれな外観のヨットハーバーに到着します。船会社のラウンジへ行くと、すでに受付には、数人の参加者が並んで順番を待っていました。

白を基調にしたおしゃれな外観のハーバー

白を基調にしたおしゃれな外観のハーバー

受付カウンターで順番にチェックインを

受付カウンターで順番にチェックインを

受付を済ませた後は、エアコンの効いたラウンジ内や外のベンチで、清々しい朝の風とまぶしい太陽の光を受けながら、クルーズの出発を待ちます。ホテルが用意してくれたボックスタイプの朝ごはんを食べるのに、ちょうどいい時間です。

周辺を歩いてみると、建物内にはたくさんのショップが並んでいますが、まだ朝早い時間なので、残念ながらほとんどのお店は閉まっていました。そして、乗船開始のアナウンスを受けたら、乗船桟橋を歩いてボートへ向かいます。途中、テントの出店が、飲み物やマリングッズ、おみやげなどを販売していて活気を感じます。

早朝のため、開店前で閑散としたショップ

早朝のため、開店前で閑散としたショップ

桟橋沿いにはテントの出店が並びます

桟橋沿いにはテントの出店が並びます

たくさんのボートが停泊しているので、それを見ているだけでもとても楽しいです。大小さまざまなボートやクルーザー、帆船など種類もたくさんあって、かなりワクワクします。そして一番奥にある、今回乗船するボートに到着しました。

個人所有や船舶会社所有の多くのボートが!

個人所有や船舶会社所有の多くのボートが!

外観もかっこいいボートへ、いざ乗船です

外観もかっこいいボートへ、いざ乗船です

スタッフが最終チェックを行っている間少し待ちましたが、すぐに船内に誘導され、まずはエアコンが涼しくて「おお~快適~サイコー!」と感じながら、仲間たちと座席につきました。あらかじめグループごとに座席が割り当てられるようですが、今回私たちは、窓側のラウンジタイプのシートでゆったり快適で、大きな窓からの景色もバッチリです! 全員の乗船確認の後は、クルーが船内やツアー参加中の注意事項を順番に案内してくれます。

その後、いよいよ出航です。ゆっくりとボートが動き出すと、甲板に出て景色を見たり、海風や太陽光を全身に浴びたり、船内ではドリンクサービスもあり、仲間と談笑したりと、皆思い思いの時間を楽しみます。まさに、最高の1日への船出ですね! 最高の1日のスタートです。

クルーの説明に熱心に聞き入る参加者たち

クルーの説明に熱心に聞き入る参加者たち

船内6~7名のクルーが参加者をサポート

船内6~7名のクルーが参加者をサポート

しばらくすると、ポートダグラスのヨットハーバーも目視できなくなり、外洋に出た後は、目的地のグレートバリアリーフまで片道約2時間のクルージングです。明け方は激しい雨が降っていたようですが、お天気は最高で、キレイな青い海と空の景色を満喫しながら、リラックスした時間を過ごすことができました! リーフ近くになってくると、海面の青さが濃淡入り交じってほんとうにキレイで、皆歓声をあげたり、写真を撮ったりしていました。

甲板のシッティングスペースも広々です

甲板のシッティングスペースも広々です

見渡す限りの青に感激! 最高の時間です

見渡す限りの青に感激! 最高の時間です

そして、ついに目的地、グレートバリアリーフに到着です。

見渡す限りの青い海と空、場所によって青さが異なるコントラストが美しい。そして、沖合には白砂のサンドバンクが! まさにパラダイスです!!

見渡す限りの青い海と空、場所によって青さが異なるコントラストが美しい。そして、沖合には白砂のサンドバンクが! まさにパラダイスです!!

クルーのサポートで、自身に合ったサイズのスイムスーツ、ゴーグル&フィンをレンタルして、シュノーケリングの準備をします。訪れた4月から5月のこの時期は、クラゲに刺されるリスクがあるとのことで、頭まで黒いスイムスーツを着用すると、もはやモジモジくん状態で、仲間と笑いながら、いざ海へ! リーフポイント(海底が岩礁やサンゴ礁などで形成されている場所)へ進みます。

遊泳時には浮き輪ならぬ浮き棒を持って!

遊泳時には浮き輪ならぬ浮き棒を持って!

順番に海に入り、リーフポイントへ進みます

順番に海に入り、リーフポイントへ進みます

少し泳いでボートから離れると、カラフルなお魚たちがいるわ、いるわの大群です! あちらこちらでツアー参加者たちの歓声があがり、テンションはMAX、サイコーの体験です!

しばらくの間、皆思い思いにシュノーケリングを堪能したら、船に戻ってランチタイムです。フレンドリーなスタッフの案内で、順番にビュッフェスタイルの昼食をいただきます。サラダやスープ、パンやお肉などに加えて、フルーツやデザートも用意されています。

船内後方のミニキッチンで飲食サービスを

船内後方のミニキッチンで飲食サービスを

ランチメニューはビュッフェスタイルで

ランチメニューはビュッフェスタイルで

ランチタイムも船内や甲板で思い思いに楽しんで、お腹がふくれたところで、今度はクルーからの案内で、グラスボトムボートに乗ってサンドバンク(砂の島)へのピクニックに連れて行ってもらえます!

グラスボトムボートの事情で、2班に分かれて順番にサンドバンクへ上陸します。途中、ボートから海中の様子をうかがいながら、要所要所でクルーが魚を見つけては案内してくれ、10分ほどでサンドバンクに到着します。

小型のボートが入って絵になる風景ですね

小型のボートが入って絵になる風景ですね

2班に分かれてサンドバンクへ上陸します

2班に分かれてサンドバンクへ上陸します

まず、水の透明度と砂の白さに感動し、周囲を見渡すと、まさに360度に広がる青い海と空、そして白砂の絶妙なコントラストに圧倒されてしまいますね。もちろん、ここではみんな裸足で、砂や水の感覚を楽しみながら過ごします。あまりの開放感に耐え切れず、走りまわってしまう人もいましたが、それもやむを得ない環境だと思います(笑)。私も、もう少し若ければ、猛ダッシュで海に飛び込んでいたのではないかと思うほどの絶景です。

映え過ぎるサンドバンク

映え過ぎるサンドバンク

まさに洋上のピクニック!

まさに洋上のピクニック!

すると、近くで歓声があがり、視線を向けてみると、ちょうど休憩していた海鳥の大群が一斉に飛び立つ瞬間だったり、ウミガメたちが波打ち際を優雅に泳いでいたり、なんとも贅沢な光景を目の当たりにすることができました。なかなか体験できない貴重な時間、わずかに約30分ほどのサンドバンクピクニックでしたが、至福の時間を過ごせました!

みなさん、こんにちは!

みなさん、こんにちは!

まるで絵はがきのようなワンシーン。サンドバンクピクニックならではの美しい風景

まるで絵はがきのようなワンシーン。サンドバンクピクニックならではの美しい風景

そして、グレートバリアリーフでの楽しかった時間も終わり、クルーのアナウンスで、ポートダグラスへ向けてボートは出発します。同じ道を引き返すのですが、朝と昼や夕方では雰囲気が変わります。

水面に反射する陽光が、キラキラと穏やかで日差しも心地よく、甲板でお昼寝したり、クルーの計らいで操舵席に座らせてもらったり、往路とは違った過ごし方で、ポートダグラスまでの2時間をゆっくりと過ごします。途中、グリーン島を横目に見ながら17時に帰港しました。

河原 広治

トラベルコンサルタント 河原 広治

グレートバリアリーフへお出かけのハネムーナーやアニバーサリー旅行のお客様には、ぜひこのようなツアーもおすすめしたいと思います! ぜひ皆さまも、ポートダグラスへお越しの際にはご検討ください。

オーストラリア旅行をご計画の際には、ぜひお気軽にティースタイルまでご相談ください。


トラベルコンサルタント 河原 広治のご紹介
オーストラリアのページへ

▶前回のレポートも公開中です。ぜひ以下のリンクよりご覧ください。

【視察レポート】自然に囲まれたポートダグラス拠点のアクティビティ<前編>(オーストラリア/2023年4~5月視察⑩)