【ホテルレポート】アマンコラ プナカ ~かつて冬の都が置かれた歴史ある町へ~(ブータン・プナカ/2018年1月視察⑤)

こんにちは! ティースタイルの鈴木です。

先日、世界一幸福な国・ブータン王国のアマンコラ4ヶ所へ視察に行ってまりました。ティンプー、ガンテ、プナカ、パロにはそれぞれの魅力がいっぱい詰まっています。
前回までのレポートでは、アマンコラ ティンプーとガンテをご紹介してまいりました。今回は「アマンコラ プナカ Amankora Punakha」へとご案内します!

プナカの自然に抱かれるオープンエアのダイニングエリア

プナカの自然に抱かれるオープンエアのダイニングエリア

ティンプーやガンテから車で3時間ほどに位置するプナカは、かつて冬の間の首都とされていた古都です。町のシンボル「プナカ・ゾン」はブータン国民が最も誇りに思う宗教建築のひとつ。プナカの地では、ブータン国民の豊かな仏教思想が受け継がれてきました。

この地に2006年オープンしたアマンコラ プナカは、昔の王族によって建てられた建物をいかしたロッジで、古都ならではの魅力があふれる滞在を体験できます。
プナカロッジへはまず川辺で車を降りて、吊り橋を渡り、ここから別のカートに乗り込み、向かいます。カートで農道を少し走ると、元王妃のファーマーズハウスである伝統的なブータンの家屋でスタッフが待っていてくれました。
アマンコラ プナカで出されたウェルカムドリンクはザクロの冷たいジュース! プナカは温暖な気候のため、冷たいジュースがとてもおいしく感じます。

川辺で車を降り、吊り橋を渡っていきます

川辺で車を降り、吊り橋を渡っていきます

吊り橋を渡ったところからカートに乗り込み、さらに奥へ

吊り橋を渡ったところからカートに乗り込み、さらに奥へ

スタッフがウェルカムドリンクでお出迎え

スタッフがウェルカムドリンクでお出迎え

ザクロのジュースは冷たくて喉にうれしい

ザクロのジュースは冷たくて喉にうれしい

8室のスイートルーム

アマンコラ プナカの部屋数は8室で、すべて同じスイートルームです。部屋に入るとウェルカムスイーツと手紙が置いてあり、ホスピタリティを感じました。
現在、ヴィラとプールを建設中で、2018年の夏に完成予定(2018年1月現在)です! 夏のプナカは30度を超える暑さになるため、プールができたらひと泳ぎしたいところですね。

元王妃のファーマーズハウス。伝統的なブータンの家屋です

元王妃のファーマーズハウス。伝統的なブータンの家屋です

スイートルームの室内。広さは50㎡もあります

スイートルームの室内。広さは50㎡もあります

バスルームからは外が見えるようになっています

バスルームからは外が見えるようになっています

プナカの気候は亜熱帯気候。お米やマンゴー、バナナなどの作物を栽培することができるそうで、食事への期待も高まります! アマンコラ プナカのレストランでの食事は、ブータン料理と西洋料理から選ぶことができます。

1日目 ランチ

アマンコラ プナカ滞在中、今回の旅の中で初めて「ビールを飲みたい!」と思いました。というのも、5つあるアマンコラのうち、プナカ以外の4ヶ所はすべて標高2,500m以上。寒冷な気候のため、なかなかビールを飲みたいと思うことがありませんでした。しかしここプナカに来てようやく標高は1,250mに下がりました。酸素も多く、暖かく、ビールを飲みたい気持ちになりました。待ち遠しかったな~!

待望のビールは「レッドパンダ」と「ドゥルック11000」というブータンの地ビール2種類。レッドパンダはクラフトビールのような味わい、ドゥルック11000はアルコール度数8度の強めで、どちらも人気です。
お料理は、前菜は生春巻き、メインはシェフおすすめのカレーヌードルをオーダー。どちらもおいしかったですが、とくにカレーヌードルは絶品! 麺も東南アジアにある卵麺ではなく、シェフ自ら打つ自家製麺。もちもちの食感がクセになる味わいです。スープはカレーのコクとクリーミー感、そしてシャキシャキとした野菜がうまくマッチしていました。

ブータンの地ビール、レッドパンダ! 日本で流行りのペールエールのような味わいでした

ブータンの地ビール、レッドパンダ! 日本で流行りのペールエールのような味わいでした

最高においしかったカレーヌードル!

最高においしかったカレーヌードル!

1日目 ディナー

ディナーは2階にあるプライベートダイニングエリアでご用意いただきました。
ブータン料理のスープ“Gundruk”とローストチキンをオーダー。料理と一緒に出されるパンですが、訪れた4つのアマンコラの中でプナカのパンが一番おいしかったです!

他のメンバーはブータン料理のコースをオーダーしていました。赤米(ライス)、カレー(チキンとかぼちゃの2種類)、サラダ、エマダッツィ(チリとチーズの炒め物)、レンズ豆のソテーなどなど・・・、定番の内容です。正直にいうと、私はブータン料理はたまに食べるくらいがちょうどいいと感じましたが、同行した女性メンバーは毎日でもおいしく食べられるそうです。エスニック好きな方には天国かもしれません。

デザートにはマンゴーと焦がしバターのアイスをチョイスしました。焦がしバター(ブラウンバター)のアイスを食べたことがなかったのですが、ほろ苦く豊かな味わいでおいしいかったです。別のメンバーの頼んだチョコレートフォンダンもおいしかった~。どのデザートもほどよい甘さで、見た目や食感にもたいへん気を使っているのがよくわかり、いつも感激させられました!

ブータンにいるとは思えない、雰囲気のあるダイニングエリア

ブータンにいるとは思えない、雰囲気のあるダイニングエリア

お椀で出てきたスープ“Gundruk”。まるでお味噌汁のように感じました

お椀で出てきたスープ“Gundruk”。まるでお味噌汁のように感じました

チキンのソテーは少しスパイシーでしたが、食欲をそそる味わいで、完食するほどおいしかったです

チキンのソテーは少しスパイシーでしたが、食欲をそそる味わいで、完食するほどおいしかったです

アマンコラ4つのロッジの中で一番おいしかったパン

アマンコラ4つのロッジの中で一番おいしかったパン

女性メンバーがオーダーしたブータン料理のコース

女性メンバーがオーダーしたブータン料理のコース

マンゴーと焦がしバターのアイス。バターのコクとほろ苦さが絶妙で、どんどん口に運んでしまいます!

マンゴーと焦がしバターのアイス。バターのコクとほろ苦さが絶妙で、どんどん口に運んでしまいます!

2日目 朝食

いつも通りのヨーグルト、フルーツの盛り合わせをオーダー。ここで、いつもならお粥も一緒に頼むところですが、この日はチキンスープと自家製麺のスープ(いわゆるラーメンです!)を特別にお願いしました。昨日のカレーヌードルが美味しかったので。このラーメンがまた絶品! アマンコラ プナカのシェフ、ビクターさんは本当に向上心があり、お客様の要望をできるだけ叶えようとしてくれます。もちろん食材などの諸事情もあり、すべて可能なわけではありませんが、素晴らしいホスピタリティだと思いました。

フルーツとヨーグルトの組み合わせ

フルーツとヨーグルトの組み合わせ

パンもおいしい

パンもおいしい

前日の自家製麺を忘れられないメンバーが醤油ベースのチキンスープとポーチドエックを特別にオーダー

前日の自家製麺を忘れられないメンバーが醤油ベースのチキンスープとポーチドエックを特別にオーダー

2日目 ディナー

昼間のアクティビティのクッキングクラス(こちらは次回のレポートでご紹介!)で餃子を作ったこともあり、チキンスープに餃子を入れてもらいました。メインはマスのムニエル、デザートはチョコレートパフェをいただきました。昨夜、チョコレートフォンダンがとてもおいしかったことから同行の女性メンバーがシェフにチョコレートパフェを作れないかとお願いしたところ、特別に作ってくれることに! もちろん、とてもおいしかったです!

シェフ、ビクターさんは職人気質には脱帽です。話すときは、ぼそぼそっと話すのですが、「希望があればおっしゃってください」とこちらの要望を汲み取ってくださる、非常に研究熱心でお客様想いのシェフです。こういうスタッフがアマンコラを支えているのは心強いですね。またビクターさんのお料理を食べに行きたくなります。

マスのムニエル! なかなかブータンでお魚を食べることができませんが、こちらのムニエルはバターがきいて、皮もサクサク! おいしかったです

マスのムニエル! なかなかブータンでお魚を食べることができませんが、こちらのムニエルはバターがきいて、皮もサクサク! おいしかったです

スープに餃子を入れてもらいました!

スープに餃子を入れてもらいました!

濃厚なチョコレートムースベースがおいしかったです。シェフいわく、2時間くらい準備して作ったということです。感謝です~

濃厚なチョコレートムースベースがおいしかったです。シェフいわく、2時間くらい準備して作ったということです。感謝です~

気候がガラリと変わり、アマンコラ プナカでいただく食事は、ほかのロッジとはまた味わいが異なります。ビクターさんの作る料理に感動しっぱなしの滞在でした。食事にこだわりのある方にアマンコラ プナカでビクターさんの料理をぜひ食べていただきたいです。

次回もアマンコラ プナカのアクティビティや観光をご紹介していきます。ぜひご覧ください!

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