

PRAGUE REPORTプラハ 視察ブログ
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オーストリアとチェコを視察させていただきました、トラベルコンサルタントの藤原です。今回の視察では、オーストリアのウィーン、ザルツブルク、そしてチェコのプラハを中心に街歩きを楽しんでまいりました。都市間は列車やバスでスムーズに移動できるほか、各都市から少し足を延ばして、郊外へお出かけ(ちょっとした“プチ遠足”)も楽しめます。
今回のレポートでは、チェコの首都・プラハでの2日間の街歩きの様子をご紹介いたします。なお、日帰りで訪れたチェスキー クロムロフの様子については、次回のレポートで詳しくお届けする予定です。
中世の街並みがとてもかわいらしく、どこまででも歩けてしまいます♪
観光の中心は「旧市街広場」、「カレル橋」、「プラハ城」。どこも歩いてまわれる距離にあり、散策しながら中世の雰囲気を楽しめます。特に、旧市街広場に出た瞬間広がる歴史的な建物と人々の活気ある風景に「わぁ!」と声が出てしまうほど感動しました。その場に立っているだけで、何百年もの時間を旅したような気分になります。
街歩きの途中でおすすめなのが、カフェやレストランでのひと休み。チェコビールや名物料理のグラーシュ(シチュー)を味わえば、散策の疲れも吹き飛びます。昼は青空の下で歴史ある街並みを、夜はライトアップされたロマンティックな景色を楽しめるプラハは、まるでおとぎ話の世界に入りこんだような美しい街、ヨーロッパ旅行の思い出にぴったりの街です。
◆プラハの街歩き1日目
*旧市街の散策
プラハ中央駅にお昼過ぎに到着しました。今回宿泊のホテルまでは徒歩10分ほど。道中、石畳の道路が多いので、駅からホテルまで5分以上歩く場所は少々大変かもしれません。さらにユネスコ世界遺産に登録されている旧市街までも歩いて移動できます。石畳の道や赤い屋根の家並みが続いていて、雰囲気があります。プラハ中央駅あたりから旧市街までは直接移動する場合は、徒歩15~20分ほどでです。
プラハに到着した時間がお昼過ぎでしたので、簡単にお食事できる所を探していたところ、テイクアウト可能なこちらのホットドック屋さん「ソーセージゴー(sausage Go)」を見つけました♪ パンがすでにカットされていて食べやすく、ソーセージもいろんな種類から選ぶことができます。
私は、ミックスのチーズがけを選びました。食感は歯ごたえがあり、食べやすくて、サクッと食べたい気分の時にとてもおすすめです。ぜひ、ホットワインとあわせてお召し上がりください♪
ソーセージゴー
ミックスのチーズがけ。ホットワインとあわせて
チェコスイーツで有名な「トゥルデルニーク(Trdelník)」。いたる所にお店があったので、スイーツ好きな方には心躍る場所ではないでしょうか♪

旧市街広場に着くと、プラハの天文時計がすぐ目に入りました。1時間ごとにからくり時計が動き始め、人形たちがゆっくりと動く様子は見ものです。観光客と一緒に時計を見上げていると、時間を超えて中世の街に迷い込んだような気分になりました。
*ミュシャ美術館
旧市街を散策したあとは、「ミュシャ美術館(Muchovo Muzeum)」に立ち寄ってみました。アール ヌーヴォーの巨匠、アルフォンス ミュシャの色鮮やかなポスターや絵画が並び、街歩きの合間に芸術も楽しめます。私は、閉館ぎりぎりに飛び込んだので、ゆっくり見ることはできませんでしたが、コンパクトな美術館なので、混んでいなければ30分ほどあれば見学可能です。
チケットは受付で購入することができます
ポストカードなどでよく見かけた絵画が目の前にあるのは感動ものです
お土産屋さんもあります♪
*トラムで旧市街からカレル橋へ
プラハの街中を歩きまわったあと、少し離れたカレル橋、プラハ城のあたりへ行くために、トラムに乗ることにしました。旧市街とプラハ城の間には、ブルタバ川という川が流れており、カレル橋という橋を渡って川向こうに行くことができます。
停留所にあるトラムの券売機で切符を購入し、乗る前に刻印機で打刻します。切符は、24時間券のほかに30分券や90分券など、時間ごとのチケットを選ぶことも可能です。クレジットカードも利用できます。車両によっては、車内でクレジットカードのタッチ決済で切符を購入することも可能です。
トラムの券売機
打刻機は車両の先頭や後方にあります。打刻は最初に乗るときのみで大丈夫です
車内にあるクレジットカードのタッチ決済対応の券売機
旧市街側からカレル橋を歩いて渡ります。夜景もとっても素敵で、昼も夜も来たい場所です。
川向こうには「ジョン・レノンの壁」もあります。ジョン・レノンの壁は、ビートルズのジョン・レノンを称えた落書きやメッセージで覆われたカラフルな壁です。自由や平和の象徴として、地元の人や観光客に親しまれています。壁の前で写真を撮ったり、メッセージを書き込んだりするのも人気です。
カレル橋 旧市街橋塔
夜景もとっても素敵
ジョン・レノンの壁
ぐるっと、川向こうから歩いて、旧市街のある側まで戻ってきました。

この建物「ダンシングハウス」は、まるで踊っているようなユニークな形の近代建築です。モダンなデザインが街の歴史的景観の中でひときわ目を引き、写真スポットとしても人気です。
◆プラハの街歩き2日目
*プラハ城へ
2日目の午前は、プラハ城のオープン時間に合わせて、プラハ城の見学をしてまいりました。プラハ城に入るルートはいくつかありますが、入口に行くまでに坂があるので、歩きやすい靴がおすすめです。
また、プラハ城内には、ちょっと珍しいスターバックスがあります。“世界一美しいスターバックス”とも言われますが、その理由は内装の豪華さではなく、店内からプラハ市街やカレル橋を一望できる眺めの良さです。外観や内装も歴史的建物の雰囲気を壊さないように設計されており、まるで宮殿の中でコーヒーを楽しむような特別な空間です。
私もここでひと休みしましたが、プラハの市街を見渡せる絶景の中でのコーヒーは格別でした。店内は静かで落ち着いていて、お店の外でゆっくり過ごす方も多く、まさに“美しいカフェ巡り”のハイライトと言える場所です。
歩きやすい靴がおすすめ
プラハ市街を一望できるスターバックス
プラハ城への入場チケットを購入して、場内のそれぞれのスポットを巡ります。チケットのタイプによっては、プラハ城の敷地内にある聖ヴィート大聖堂のミュシャの手がけたステンドグラスを見学できない場合もございますのでご注意ください。
チケット販売所のすぐそばに、切手を購入できるポストオフィスがあります。こちらでは、ミュシャの切手が買えます。とてもかわいらしいポストカードや、ここでしか買えないミュシャの切手を、ぜひ旅のお土産にどうぞ★
チケット
ポストオフィス
ポストカードや切手の数々
城壁の中には、さまざまな歴史的建造物などを見学できるエリアがあります。中には、チケットをスキャンして入場する場所もあるので、チケットは最後まで手元に持っておいてください。
プラハ城内の「黄金の小道」は、色とりどりの小さな家が並ぶかわいらしい通りです。かつて錬金術師や城の使用人が住んでいたとされ、歴史を感じながら散策できます。本当に小道で、道は狭いです。
中世の鎧や武器が展示されている場所もあります。歴史的な戦闘用具を間近で見ながら、当時の生活や城の守りの様子を感じられます。日本には日本のスタイルがあるように、チェコでの武器や鎧の違いが見られるのはとても興味深い体験でした。
チケットは最後までお手元に
黄金の小道
歴史的な戦闘用具
プラハ城の見どころともなっている、聖ヴィート大聖堂。日曜日は、ミサがある関係で12時からオープンなのでご注意です。オープン10分前で、かなり行列ができているなーと思っていましたが、オープン時間になった瞬間にスムーズに流れ、10分もしないうちに入館できました。
聖ヴィート大聖堂
こういった美しい建物に出会うたび、造った先人を尊敬します
聖ヴィート大聖堂の中は明るく、日差しが差し込んですでに華やかです。こちらにあるステンドグラスの一部は、アルフォンス ミュシャの作品です。私が見た中で一番美しいステンドグラスで、色彩の豊かさや光が壁に反射する様子にとても感動しました。じっと見ていると、時間を忘れてミュシャの世界に浸れる特別な空間です。
華やかな内部の様子
アルフォンス ミュシャ作のステンドグラス
プラハ城は、おおよそ2時間半ほどで全体的にゆっくり見学ができました。聖ヴィート大聖堂のオープン時間が早ければ、もう少し早い時間から見学できそうです。お昼のカレル橋や城下町も、とても雰囲気が素敵でした!
*お昼ご飯は人気店へ
プラハ城を後にして、一度市街地へと戻ってまいりました。前日の夜に行こうと思ったのですが、人気で入ることができなかった「カンティーナ(Kantýna)」へ! こちらのレストランは、肉好きにはたまらないユニークなレストランです。
19世紀の銀行を改装した店内では、まず肉屋のカウンターで好みの肉を選び、調理法を伝えるスタイル。でき上がった料理は、木のトレイで提供され、支払いは食後にまとめて清算します。
カンティーナ
カウンターで好みの肉を選び調理法を伝えるスタイル
名物のビーフタルタルや骨髄のローストなど、肉本来の味を楽しめる料理がそろっています。また、ピルスナーウルケルなどの地元ビールも豊富に取りそろえられています。大人気のビーフタルタルは、夜になるとなくなってしまうことが多いので、ランチ時であればあまり混雑もしておらず注文することができます。
1人で1皿でおなかいっぱいになるほどボリュームがありますので、頼みすぎにご注意くださいね(笑)。
肉本来の味を楽しめる料理
食後に精算
この後、バスに乗ってチェスキー クルムロフへ向かいました。日帰りで訪れたチェスキー クルムロフの街歩きの様子は、次回のレポートで紹介していますので、ぜひあわせてご覧くださいね。

トラベルコンサルタント 藤原 彩
プラハの街は、とてもコンパクトで観光しやすい印象をもちました。また、異国に来た雰囲気が漂っているので、歩いているだけでも心躍る体験をしていただけるかと思います!
チェコを含むヨーロッパの周遊旅行は、ぜひティースタイルにお任せください!
トラベルコンサルタント 藤原 彩のご紹介