【視察レポート】アフターコロナの日本とイタリア出入国+乗り継ぎの流れを解説! カタール航空編(イタリア/2022年12月視察②)

こんにちは、トラベルコンサルタントの蓬莱です。2022年12月にイタリア視察へいってまいりました。今回カタール航空を利用して成田からドーハ経由でイタリアのミラノ(ミラノ・マルペンサ空港)へ入国、帰りはローマ(フィウミチーノ空港)からドーハ経由で成田に帰国いたしましたので、その際の「日本からイタリア出入国の流れ」についてご紹介いたします。また、経由地「ドーハからの乗り継ぎの流れ」もあわせてお届けします!

※下記内容は2022年12月時点のものです。コロナの状況に応じて内容は変更される場合がございます。予めご了承いただけますようお願いいたします。

成田空港のカタール航空カウンターの様子

成田空港のカタール航空カウンターの様子

12月初旬、成田空港第2ターミナル発のカタール航空(QR)807便、出発は夜21時55分のため、約2時間30前の19時30分に空港へ到着しました。その時のチェックインカウンターは上の写真の通りで、あまり混雑しておりませんでした。ワールドカップの真っ最中だったので、すでに渡航されている方々が多かったのか、ヨーロッパが冬の寒いシーズンだったためかもしれません。

カウンターへはスムーズに進み、通常通りチェックイン。日本からイタリア入国の際には規制がなく、チェックイン手続きでワクチン接種証明書や陰性証明書などの書類の提示は特にありません。そのため、提示するものはパスポートとEチケットの控えのみでOKでした。

空港内はクリスマスの飾りつけもあり、フォトスポットも用意されておりました。ショッピングや食事のできる場所のほとんどは19時30分閉店だったので、営業しておりませんでした。お食事をされたいお客様は、19時前には空港へ到着されることをおすすめいたします。

クリスマスのフォトスポット

クリスマスのフォトスポット

空港内お店の営業時間(2022年12月時点)

空港内お店の営業時間(2022年12月時点)

保安検査場に入る前には必ず両替は済ませておきましょう。ヨーロッパでユーロに両替する場合は、日本よりかなりレートが悪くなることが多いので、日本での両替がおすすめです。

この日の搭乗は約9割程度の埋まり具合となっており、ほぼ満席。エコノミークラスのシート配列は3-4-3で、USB充電のプラグも付いていました。アメニティは、歯ブラシセット、耳栓、靴下、アイマスクという睡眠用のセットとなっておりました。機内ではマスクの着用義務などはございませんでした。

機内の様子。W杯関係なく機内はほぼ満席

機内の様子。W杯関係なく機内はほぼ満席

座席ではUSB充電もできます

座席ではUSB充電もできます

アメニティにマスクは入っていませんでした

アメニティにマスクは入っていませんでした

フライト時間は約13時間ほど。機内食は2回ありました。1回目は搭乗後少しした後に提供されグラタンもしくはヌードルのチョイス。2回目(朝食)は、マッシュポテトとスクランブルエッグもしくはおかゆのチョイス。機内ではワールドカップ期間中だったため、無料でWi-Fi接続をして日本vsクロアチア戦を観戦することができました。ドーハへの到着が朝5時だったため、窓側席からは夜景がきれいに見えました。

サクサクした衣の乗ったグラタン

サクサクした衣の乗ったグラタン

野菜も入った焼きそばのようなヌードル

野菜も入った焼きそばのようなヌードル

彩りも綺麗な洋風朝食

彩りも綺麗な洋風朝食

お腹にも優しい和風朝食

お腹にも優しい和風朝食

スマホでワールドカップ観戦

スマホでワールドカップ観戦

ドーハの夜景とワールドカップ会場

ドーハの夜景とワールドカップ会場

経由地、カタールのドーハ国際空港へ到着しました。降機した後は、バスで空港まで移動します。その後は、空港内の表示に沿って、乗り継ぎであれば「Transfer」、ドーハへの入国であれば「Baggage Claim」の表示に沿って進みます。乗り継ぎの場合は、電光掲示板で次のフライトゲート番号を必ずご確認ください。空港内は広いので、時間に余裕を持ってご移動ください。

バスに乗って空港へ移動

バスに乗って空港へ移動

表示に従って進みます

表示に従って進みます

到着後は必ず次のゲートを確認します

到着後は必ず次のゲートを確認します

ワールドカップ開催中のドーハは空港内もサッカーのシンボルがいっぱい。早朝だったにもかかわらず、これだけ人がいたので世界からのワールドカップへの注目度がわかりますね。ルイ・ヴィトンなどの人気ブランドショップなども営業しておりました。

移動する際に歩いた地面がサッカーグラウンド仕様

移動する際に歩いた地面がサッカーグラウンド仕様

カタールW杯で使われたサッカーボールのオブジェ

カタールW杯で使われたサッカーボールのオブジェ

見た目もおしゃれなルイ・ヴィトンも営業中!

見た目もおしゃれなルイ・ヴィトンも営業中!

ドーハからミラノへのフライト時間は約6時30分ほど。エコノミークラスのシート配列は3-3-3で、食事が1回と軽食が1回ありました。

オムレツと煮込み。デザートにはカタールW杯のユニフォームの形をしたホワイトチョコがのっておりました

オムレツと煮込み。デザートにはカタールW杯のユニフォームの形をしたホワイトチョコがのっておりました

イタリアに向かってるなぁと実感するピザの軽食。サイズが大きい(笑)

イタリアに向かってるなぁと実感するピザの軽食。サイズが大きい(笑)

ミラノに到着したら、案内表示に従って進みます。先ほどお伝えした通り、イタリアは特に入国の制限がないため、パスポート提示だけであっさり入国スタンプが押されました。その後、電光掲示板を確認し、荷物をピックアップ。ミラノ・マルペンサ空港の第1ターミナルへ入国となります。

案内表示に従って進みます

案内表示に従って進みます

荷物ピックアップのレーンは電光掲示板で必ず確認しましょう

荷物ピックアップのレーンは電光掲示板で必ず確認しましょう

いざミラノへ入国!

いざミラノへ入国!

ネームボードを持った人たちやタクシーの声掛けの人たちがいっぱいいました

ネームボードを持った人たちやタクシーの声掛けの人たちがいっぱいいました

空港に到着後の移動手段としては、空港からの送迎車・タクシー・バス・列車などがあります。今回は移動時間が最も短い列車(マルペンサ・エクスプレス)を利用し、移動しました。その際の様子は次回のレポート「ミラノ空港からミラノ中央駅までの行き方」で公開予定ですので、そちらもぜひあわせてご覧ください。

なお、帰国の際にミラノ・マルペンサ空港を使用される場合は、PCR検査ができる場所もありました。しかし、最短でも12時間結果が出るまでかかりますので、空港で検査する場合はご注意ください。

案内を見ながら目的の乗り場へ

案内を見ながら目的の乗り場へ

空港内のPCR検査場

空港内のPCR検査場

朝6時~夜10時まで営業(2022年12月時点)

朝6時~夜10時まで営業(2022年12月時点)

帰りもカタール航空を利用し、ローマのフィウミチーノ空港から日本(成田)へ帰国いたしました。

フライトチェックイン時には、パスポートとEチケットの控えに加えて、日本帰国時に必要な「3回以上接種のワクチン接種証明書(英文)」もしくは「(イタリア出国前72時間以内の)PCR検査の陰性証明書」の提示が必要です(ワクチン接種証明書の海外用を取得した場合、紙での提示でなく、ワクチン接種証明書アプリでの提示でも問題ございません)。チェックイン時にはすぐに提示できるようにご準備ください。

また、日本帰国の際に現在では「Visit Japan Web(※1)」での登録が必要になっております。帰国便の情報、パスポート情報、質問表Web、ワクチン接種証明書(3回以上接種済み)もしくは出国前72時間以内の検査結果証明書などを登録する必要がございます。チェックイン時の確認はございませんが、登録していなければ日本帰国時に空港で係員と一緒に登録となりますので、なるべく事前に登録をおすすめします。

チェックインカウンターは電光掲示板で確認

チェックインカウンターは電光掲示板で確認

オフシーズンの12月だったので混雑はなかったです

オフシーズンの12月だったので混雑はなかったです

(※1)Visit Japan Webとは、入国時に「検疫」・「入国審査」・「税関申告」の入国手続をウェブでおこなうことができるサービスです。海外から入国される方(海外から帰国する日本人も含む)は、「Visit Japan Web」の登録が必要です。現時点では、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港でのみ利用することができます。

Visit Japan Webサービスの詳細はこちら

イタリアではお買い物をして帰ることが多いと思います。今回はイタリアで買い物したものを、空港内で「タックスリファンド(Tax Refund)」してきたので、その手順についてもご説明します。タックスリファンドはチェックイン後の「搭乗券」と「購入した商品」が必要なので、荷物をキャリーバッグに入れて預けたい場合はリファンドチェック後に再度預ける必要があります。

※12月のオフシーズンのイタリアなので混雑はありませんでしたが、夏場に行かれる場合は大変混雑しますので、時間にはかなり余裕をもって空港へお越しください。

お店で渡された紙をチェック

お店で渡された紙をチェック

チェックインカウンター横のTax Refundへ。こちらはPlanetのリファンドカウンターです

チェックインカウンター横のTax Refundへ。こちらはPlanetのリファンドカウンターです

こちらはGlobal Blueのリファンドカウンターです(商品を購入したお店が加入している免税払い戻し業者のカウンターで手続きします)

こちらはGlobal Blueのリファンドカウンターです(商品を購入したお店が加入している免税払い戻し業者のカウンターで手続きします)

リファンドカウンターで手続きの後 、こちらで購入したものがチェックがされます。チェックイン時に荷物を預けないよう注意してください

リファンドカウンターで手続きの後 、こちらで購入したものがチェックがされます。チェックイン時に荷物を預けないよう注意してください

ドーハに到着した後は、電光掲示板を確認し次のゲートへ。ドーハ空港は広く、ゲートまでの距離が離れていたので、空港内ターミナル間を走る列車を利用しました。

表示を確認しながら次のゲートへ

表示を確認しながら次のゲートへ

列車でターミナル3まで移動

列車でターミナル3まで移動

ターミナル3も広い!

ターミナル3も広い!

ドーハを午前2時20分発のカタール航空(QR)806便で、成田に18時15分到着となりました。入国は事前登録をしていた「Visit Japan Web」で登録後表示されるQRコードのスキャンとなります。スキャンした後は、自動の入国ゲートを通り、荷物をピックアップの流れです。税関審査もQRコードをスキャンして入国なので、時間もかからずスムーズに入国できました。

蓬莱 大輔

トラベルコンサルタント 蓬莱 大輔

ヨーロッパへの旅行は、ワクチン接種の回数に関係なく、パスポートだけで渡航ができるので、旅行しやすいディスティネーションとなっております。現地でもマスクをつけている人はほとんどおりません。旅行のしやすい国が今後もどんどんと増えてくると嬉しいですね。

イタリアは日本人も大好きなパスタやピザといった食をはじめ、美術館や建築物も充実しておりますので、ぜひ訪問していただきたいデスティネーションのひとつです。イタリアが気になられた方は、ぜひティースタイルまでお問い合わせくださいませ!


トラベルコンサルタント 蓬莱 大輔のご紹介
イタリアのページへ

■関連記事:

ミラノ・マルペンサ空港からミラノ中央駅までのアクセス情報を以下レポートにて公開中ですので、こちらもぜひあわせてご覧ください(^^)/

【視察レポート】ミラノ・マルペンサ空港から列車でミラノ中央駅までの行き方を写真で解説!(イタリア・ミラノ/2022年12月視察③)