【ホテルレポート】ヘリタンス ティー ファクトリー[お部屋&施設編](スリランカ・ヌワラエリヤ/2025年4月視察④)

2025年4月にスリランカの視察をしてまいりました、トラベルコンサルタントの角です。スリランカ中央高地の中心、標高約2,000mのヌワラエリヤには、19世紀の紅茶工場を改装したユニークなホテル「ヘリタンス ティー ファクトリー Heritance Tea Factory」があります。

辺り一面に広がる茶畑と、霧深い山々に囲まれたこのホテルは、歴史の薫りとスリランカが誇る紅茶文化、高原エリアの絶景が融合した特別な場所です。また、宿泊するだけでなく、スリランカが世界に誇るセイロンティーの文化を五感で体験できるのも魅力!

ヘリタンス ティー ファクトリーについて、前半はホテルの様子を「お部屋&施設編」として、後半は紅茶づくしのユニークな体験の様子を「アクティビティ編」として、2つに分けてご紹介します。今回は、前半の「お部屋&施設編」をご紹介します。

ヘリタンス ティー ファクトリーと茶畑

ヘリタンス ティー ファクトリーと茶畑

ヘリタンス ティー ファクトリーは、19世紀に建てられた紅茶工場、ヘザーセット茶園を原型にリノベーションした、世界でも類を見ないユニークなヘリテージホテル(歴史的、文化的価値を持つ建物を活用したホテル)です。スリランカの緑豊かな高山地帯に位置し、コロニアル様式の建築と茶畑の景色が広がります。

1996年に開業したこのホテルは、その歴史的建造物の保存と活用が評価され、2001年に「ユネスコアジア太平洋文化遺産保存賞」を受賞しています。

重厚でノスタルジックな雰囲気を醸し出しているロビーラウンジ

重厚でノスタルジックな雰囲気を醸し出しているロビーラウンジ

ウェルカムティーはホテルオリジナルの紅茶で

ウェルカムティーはホテルオリジナルの紅茶で

ロビーの奥には小さなティーバーとブティックコーナー。ここではホテルオリジナルの紅茶やグッズを購入できます

ロビーの奥には小さなティーバーとブティックコーナー。ここではホテルオリジナルの紅茶やグッズを購入できます

ロビーから吹き抜けを見下ろすと大きな機械が! 茶葉の選別や乾燥に使われたのだそうです。客室に向かうフロアも雰囲気があり、なんとなくテーマパークのホテルにいるような気分にもなります☆彡

見下ろすと大きな機械

見下ろすと大きな機械

見上げても大きな機械が!

見上げても大きな機械が!

工場で使用していた巨大なエンジン

工場で使用していた巨大なエンジン

客室に向かうフロア

客室に向かうフロア

客室は、コロニアル調の落ち着いたインテリアで統一され、窓の外には美しい茶畑のパノラマが広がります。

■客室タイプ
・スーペリアルーム:スタンダードな客室
・プレミアムルーム:より広さと快適さを追求した客室
・エグゼクティブフロアデラックス:最上階に位置する客室
・ジュニアスイート:リビングスペースを備えた広々とした客室
・フラワーデュースイート:最上級のスイートルーム。180度のパノラマビューとジャグジーを完備

■主な客室設備
・無料Wi-Fi
・暖房設備(高地のため)
・紅茶&コーヒーメーカー(本格的な茶葉を提供)
・ミニバー、セーフティボックス
・液晶テレビ
・レインシャワー付きバスルーム、バスローブ、スリッパ など

私が宿泊させていただいたお部屋は、スタンダードな「スーペリアルーム」です。それでもお部屋の広さはゆったりとしていて、窓辺には、茶畑を眺めながらおいしい紅茶をいただく(今回は妄想だけですが…) くつろぎスペースもあります。もちろん、お部屋に用意されているのは、ホテルオリジナルの茶葉と本格的なティーセットです!

19世紀の建物をリノベーションしているので、お部屋の床はミシミシと音をたてたりしますが、それがまた歴史を感じる滞在です。

客室も落ち着きのあるコロニアル調

客室も落ち着きのあるコロニアル調

窓辺のくつろぎスペース

窓辺のくつろぎスペース

茶葉でいただくティーセット。さすがミルクも生乳です!

茶葉でいただくティーセット。さすがミルクも生乳です!

アンティーク感満載のバスルーム

アンティーク感満載のバスルーム

ヘリタンス オリジナルのアメニティ

ヘリタンス オリジナルのアメニティ

個人的にはこのバスアメニティの陶器の入れ物が萌えポイントでした♪ ロビー奥のブティックで購入できます

個人的にはこのバスアメニティの陶器の入れ物が萌えポイントでした♪ ロビー奥のブティックで購入できます

霧が立ち込める朝の景色です。お部屋の窓からは、工場跡の様子や当時の紅茶列車の車両、茶畑が見えました。

お部屋の窓から朝の景色

お部屋の窓から朝の景色

こちらは朝のロビーの様子。茶畑からの清々しい空気が流れています

こちらは朝のロビーの様子。茶畑からの清々しい空気が流れています

メインダイニングの「ケンメアレストラン(Kenmare Restaurant)」では、朝食、昼食、夕食を、ビュッフェまたはアラカルトで提供しています。工場の蒸気機関などをインテリアとして残した、開放的な空間です。ちなみに夜は、スマートカジュアルのドレスコードがあります。

こちらが朝食の様子です。

どことなくディズニーランドっぽい(≧▽≦)

どことなくディズニーランドっぽい(≧▽≦)

工場の雰囲気が残っているインテリア

工場の雰囲気が残っているインテリア

伝統的な英国式ブレックファーストのコーナー

伝統的な英国式ブレックファーストのコーナー

卵料理はオーダーもできます

卵料理はオーダーもできます

温かいポタージュスープもあって胃が喜びます

温かいポタージュスープもあって胃が喜びます

パンやパンケーキ、マフィン、甘いペイストリーが充実

パンやパンケーキ、マフィン、甘いペイストリーが充実

新鮮な南国フルーツも盛りだくさんです

新鮮な南国フルーツも盛りだくさんです

とはいえ、朝はあまり食べられない派の残念な私です(T_T)

とはいえ、朝はあまり食べられない派の残念な私です(T_T)

「ヘザーセット バー(Hethersett Bar)」は、ほどよく落ち着いた雰囲気のバー&ラウンジです。夜はカクテルやお酒を、日中には本格的なアフタヌーンティーを楽しめます

店内の様子

店内の様子

日中には本格的なアフタヌーンティーを

日中には本格的なアフタヌーンティーを

階段を上がると…

階段を上がると…

プライベートルームがあります(かつては事務所だったのかな?)

プライベートルームがあります(かつては事務所だったのかな?)

このホテルで最もユニークなグルメ体験は、かつて茶葉を運んだ古い列車(紅茶列車)を改造したレストラン「TCK 6685 」でのディナーです。席数が非常に少ないため、事前予約が必須です!

TCK 6685では、コースディナーによる特別なダイニング体験ができるそうです(Photo by:Heritance Tea Factory)

TCK 6685では、コースディナーによる特別なダイニング体験ができるそうです(Photo by:Heritance Tea Factory)

角 千春

トラベルコンサルタント 角 千春

ヘリタンス ティー ファクトリーは、スリランカの豊かな自然と文化の真髄に触れ、五感で紅茶を味わいつくす、唯一無二の滞在がかなう場所です。また、ただ泊まるだけのホテルではない!宿泊者限定の茶摘み体験についても、次回のレポートで紹介しますので、ぜひ合わせてご覧ください。

ヘリタンス ティー ファクトリーでのご滞在、スリランカ旅行にご興味のある方は、ティースタイルへぜひお問い合わせください。


トラベルコンサルタント 角 千春のご紹介

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※後半のレポートも公開しております。ぜひあわせてご覧くださいね。