サンモリッツ視察ブログ
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【視察レポート】スイスの高級リゾート地サンモリッツのおすすめ観光地(スイス・サンモリッツ/2022年12月視察⑬)

こんにちは! スイスを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの藤原です。ローザンヌ→ツェルマット→サンモリッツ→チューリッヒと、スイス各都市を周遊してきました! サンモリッツといえば、森や湖、ベルニナアルプスの名峰といった美しい自然に囲まれており、世界のVIPがお忍びで利用するような高級リゾート地としても有名です。3,000年前から効能の高い鉱水が沸いていて、日本の温泉地のように保養を求めて訪れる方も多いんです。

また、高地に位置し、お天気にも恵まれることが多く、雪の質がとてもいいです。そのため、冬季オリンピックが過去に2回開催されています。また冬だけではなく、日本の軽井沢のように、避暑地として夏も楽しめる地域です。今回はそんなサンモリッツで実際に訪れたおすすめの観光地を一部ご紹介します!

ザンクト モーリッツァー湖の展望台からの眺め

ザンクト モーリッツァー湖の展望台からの眺め

サンモリッツで宿泊していた「クルム ホテル サンモリッツ Kulm Hotel St. Moritz」から市街地までは徒歩5分ほどの距離にあります。さっそく市街地を散策してみました。市街地では期間限定でルイ・ヴィトンのイベントショップが特設されていました。その奥にあるちょっとした広場はなんとアイスリンク! 何度も水をまいて氷の厚みを作り、アイスリンクを作っているそうです。周辺にはボブスレーの会場もあるそうです。また、世界中のVIPが集まるというだけあり、有名ブランドショップが通りに立ち並んでいます。

※「クルム ホテル サンモリッツ」のレポートは最下部のリンクからご覧いただけます。

ルイ・ヴィトンのイベントショップと、その奥にはアイスリンク

ルイ・ヴィトンのイベントショップと、その奥にはアイスリンク

エルメスのショップ前でパチリ

エルメスのショップ前でパチリ

市街地の中心に当たる場所には、かの有名なオードリーヘップバーンがよく訪れていた有名な老舗カフェ「ヘンゼルマン(Cafè, Bäckerei & Confiserie Hanselmann)」もありました。1894年から創業しているこのカフェは、パンやチョコレートなどが購入できたり、カフェとしての利用も可能です。現地の方いわく「キャラメルナッツのケーキが有名!」とのことなので、お立ち寄りの際はぜひご賞味ください☆

老舗カフェ「ヘンゼルマン」。ちなみにエントランスの上の壁に描かれている4人は、四季を表しているそうです

老舗カフェ「ヘンゼルマン」。ちなみにエントランスの上の壁に描かれている4人は、四季を表しているそうです

店内の一部には、お土産として持って帰りたくなるかわいらしいチョコレートなどがたくさんありました

店内の一部には、お土産として持って帰りたくなるかわいらしいチョコレートなどがたくさんありました

スイスのチョコレートで有名なリンドールと同じくらい人気な「レダラッハ(Läderach)」のお店もありました。お土産もたくさん揃えられそうですね♪

スイスのチョコレートで有名なリンドールと同じくらい人気な「レダラッハ(Läderach)」のお店もありました。お土産もたくさん揃えられそうですね♪

ウィンドウショッピングをしながら市街地を抜けて、駅のほうに向かっていくこと約30分。サンモリッツ駅の真ん前には「ザンクト モーリッツァー湖(Sankt Moritzersee)」が広がります。以下写真にあるエスカレーターを降りて、駅を通り抜けると湖のみられる展望台へとつながります。

展望台からは、雪化粧をした壮大な山が目の前に広がります。そして湖は凍っています! この湖では冬になるとアイススケートやアイススキー、2月頃は期間限定のレストランが特設されたり、なんと、乗馬の体験もできます。夏にはセーリングやスイムランなど、アクティビティが盛りだくさんです。特別な体験をしたい方にとってもおすすめの場所です。

エスカレーターで下りて駅を通り抜けると展望台が見えてきます

エスカレーターで下りて駅を通り抜けると展望台が見えてきます

展望台からは目の前に大きな雪化粧をした壮大な山の眺め!

展望台からは目の前に大きな雪化粧をした壮大な山の眺め!

先ほどの湖の展望台のあたりから、車で走ること約15分。次の目的地まではロープウェイを利用して「コルヴァッチ(Corvatsch)」という標高3,303mの展望台へと向かいます。ロープウェイの乗車する駅は、シルヴァプラーナ スールレイ(Silvaplana Surlej)。ロープウェイのチケットはスイストラベルパスなどを利用すると、お得に購入することもできます。

この時の気温はなんとマイナス12度。スイスに滞在していると気温の感覚がマヒしてきますが、頂上はかなり冷えるので、しっかり防寒対策をしていきましょう。

まずはチケット売り場でロープウェイチケットを購入します

まずはチケット売り場でロープウェイチケットを購入します

チケット購入後、ロープウェイ乗り場へ。乗り場はこぢんまりとしていてゲートがあります

チケット購入後、ロープウェイ乗り場へ。乗り場はこぢんまりとしていてゲートがあります

パス(チケット)をゲートでかざします。帰りも同じパスを使うので大切に保管しておきましょう

パス(チケット)をゲートでかざします。帰りも同じパスを使うので大切に保管しておきましょう

ロープウェイの車両は大きめで、ウィンタースポーツをされる方も一度に乗り込めます

ロープウェイの車両は大きめで、ウィンタースポーツをされる方も一度に乗り込めます

ロープウェイに乗ること約10分。ムルテル(Murtèl)という駅に到着します。ここにコルヴァッチとの中間地点のレストラン「ムルテル中央駅レストラン(Restaurant Murtel middle station)」があります。今度はゴンドラに乗り換えて、頂上を目指します。

ムルテル中央駅レストラン

ムルテル中央駅レストラン

ゴンドラ乗り場

ゴンドラ乗り場

ゴンドラに乗ること約10分。3,303ⅿ地点にある、コルヴァッチに到着しました!

3,303ⅿと看板に記載していますね

3,303ⅿと看板に記載していますね

雲が手に届きそうな距離にあります

雲が手に届きそうな距離にあります

ダイヤモンドダストで空気がキラキラしています☆ 本当に美しい! そして寒さで手や顔など、空気に触れるところが痛い!

ダイヤモンドダストで空気がキラキラしています☆ 本当に美しい! そして寒さで手や顔など、空気に触れるところが痛い!

頂上には「レストラン3303(Restaurant3303)」があります。フレッシュな野菜サラダはとってもみずみずしく、バルサミコ酢のシンプルな味付けが素材のうまみを引き立たせてくれていました。そして、ポレンタというトウモロコシを粗めの粉にしたものをいただきました。ポレンタの料理レシピはさまざまで、いただいたのはポレンタのフライとトマトソースの付け合わせ。歯ごたえがあり、手が止まらくなりました。

店内の様子

店内の様子

サラダ

サラダ

ポレンタのフライとトマトソースの付け合わせ

ポレンタのフライとトマトソースの付け合わせ

メインは子牛の煮込みシチューとポレンタのポルチーニ添えをいただきました。お肉は柔らかく、ポレンタも先ほどのフライとは違い、マッシュポテトのような食感で、ポルチーニの風味がいい感じに鼻から抜けておいしかったです。かなりボリュームがありました!

デザートには3種類のケーキの盛り合わせをいただきました。写真手前はチョコレートスフレのラズベリーのソースがけでウイスキーが入っていて大人の味、左の白いケーキはチーズケーキでお酒のジンのソースを合わせた濃厚だけどさっぱりした味、奥の黄色いケーキはポレンタとレモンのケーキでフルーティーな味でした。前菜からデザートまで4品あり、ボリュームはかなりありますので、調整して召し上がることをおすすめします。

子牛の煮込みシチューとポレンタのポルチーニ添え

子牛の煮込みシチューとポレンタのポルチーニ添え

3種類のケーキの盛り合わせ

3種類のケーキの盛り合わせ

コルヴァッチには、「オルマ(Orma)」という蒸留所があり、見学させていただきました! オルマとは、世界で最も高い場所にあるシングルモルトウイスキー蒸留所で作られたウイスキーです。

以下写真の樽に入ったロゴや文字をご覧ください。いろいろな意味が込められているのが印象的でした。まずこのロゴマークは動物で「8」の文字が描かれています。8は生産者のラッキーナンバー、横に向けると「∞ インフィニティ(無限)」という意味も持っています。

オルマとはイタリア語で「足跡」という意味を持つそうです。ほかにも、「ORMA」の「MA」の向きをさかさまにするとローマ数字で「8(VIII)」になるトリックもあり! そして、スイスといえばロレックス(ROLEX)。そのスペルにも含まれる「R」の文字に時計の針を連想させるデザインが施され、「ウイスキーを飲む“時間”を大切にしてほしい」という生産者からの意味も込められています。

オルマとはイタリア語で「足跡」という意味を持つそうです。ほかにも、「ORMA」の「MA」の向きをさかさまにするとローマ数字で「8(VIII)」になるトリックもあり! そして、スイスといえばロレックス(ROLEX)。そのスペルにも含まれる「R」の文字に時計の針を連想させるデザインが施され、「ウイスキーを飲む“時間”を大切にしてほしい」という生産者からの意味も込められています。

オルマはジンも作っています。ピンクのきれいな色のほうは、ワインと同じ製法で色が付けられているので、1つも同じ色にはならないところがまた、オルマのこだわりのひとつです。

オルマのジン

オルマのジン

試飲体験もできます♪

試飲体験もできます♪

オルマ 公式HP

最後はゴンドラから降りていく時に見られる山脈と氷河をご堪能ください。

藤原 彩

トラベルコンサルタント 藤原 彩

どこか凛とした雰囲気のサンモリッツはいかがでしたか? イベントも盛りだくさんなので、アクティブに楽しみたい方、温泉につかるように癒しを求める方、お買い物もしっかり楽しみたい方におすすめです。サンモリッツに魅了され、長期滞在したくなるリピーターさんも多いようです。

サンモリッツを含むスイスの周遊旅行など、他と違った旅をされたい方はティースタイルにお問い合わせください!


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「クルム ホテル サンモリッツ」のレポートはこちらからご覧ください♪

【ホテルレポート】クルム ホテル サンモリッツ(スイス・サンモリッツ/2022年12月視察⑤)