サンモリッツ視察ブログ
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【ホテルレポート】グレース ラ マーニャ サンモリッツ (スイス・サンモリッツ/2023年9月視察⑪)

2023年9月にスイスを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの角です。今回は、スイスらしい雄大な景色が広がるエンガディン地方のアルペンリゾート発祥の地、サンモリッツに、2023年8月にオープンしたばかりの5つ星ホテル「グレース ラ マーニャ サンモリッツ Grace La Margna St Moritz」をご紹介します。

2023年8月、サンモリッツのランドマーク的な老舗ホテル「ラ マーニャ」が、サンモリッツ初の都会的でラグジュアリーなブティックホテル「グレース ラ マーニャ サンモリッツ」として生まれ変わりました。新たなホテルは、グレース ホテルズ ブランドとなり、都会的でスマートなサービスとウェルビーイングをコンセプトにしたラグジュアリーホテルとして、 5つ星+(5つ星スーペリア)を獲得しています。

グレース ラ マーニャ サンモリッツの正面エントランス前

グレース ラ マーニャ サンモリッツの正面エントランス前

ホテルは創業当時のアールデコ調のラ マーニャ ウィングと、新たに増設したグレース ウィングから構成されていています。山の斜面に建つという構造上、エントランスは駅側の通りと山側の通りの2か所に設けられています。

ロケーションは、サンモリッツ駅から見えるほどの好立地で、駅の目の前の緩やかな上り坂を50mくらい上がったところにあります。とはいえ、「スーツケースを転がしながらの上り坂は少しつらい」という方には、無料の送迎車サービスもりますので、ご安心を!

駅前からのスロープを上がるとホテルは目の前!

駅前からのスロープを上がるとホテルは目の前!

グレイス ウィング(左)とラ マーニャ ウィング(右)

グレイス ウィング(左)とラ マーニャ ウィング(右)

駅側の通りに面したエントランス

駅側の通りに面したエントランス

山側の通りに面したエントランス。車寄せはこちらを利用します

山側の通りに面したエントランス。車寄せはこちらを利用します

フロントデスクは山側のエントランスに

フロントデスクは山側のエントランスに

ラ マーニャ ウィングの駅側の正面エントランスと山側のエントランスの間のフロアには、ロビーラウンジやバー、メインダイニングがあります。どのスペースにも窓からの陽射しがふんだんに取り入れられて明るい印象です。

クラシックな雰囲気のロビーラウンジ「リビングルーム」では、アフタヌーンティーセットを楽しむこともできます。

冬には暖炉の側でぬくぬく過ごすのも良いですよね♪

冬には暖炉の側でぬくぬく過ごすのも良いですよね♪

ホテルオリジナルのチョコレート

ホテルオリジナルのチョコレート

こちらは「N/5」というバーです。

ゴージャスかつエレガントなN/5バーは、とても広々としたスペースです。

ゴージャスかつエレガントなN/5バーは、とても広々としたスペースです。

こちらのホテルがオープン前から注目を浴びていたのがお食事のクオリティ! メインダイニングの「ザ ビュー(The View)」では、創作的な地中海料理を提供しています。オープンキッチンスタイルでピザ窯もあり、ピザやパスタなどのアラカルトメニューや、4~5名でシェアする前菜、コース料理などがあります。

大きな窓からは、ホテルの名前となっているラ マーニャ山とサンモリッツ駅や湖の眺め

大きな窓からは、ホテルの名前となっているラ マーニャ山とサンモリッツ駅や湖の眺め

座席数は多いですが、ゆったりと落ち着いた雰囲気

座席数は多いですが、ゆったりと落ち着いた雰囲気

ディナーはアラカルトにして、前菜、メイン+サイドディッシュを、進められるままに注文しましたが、1皿のボリュームが多めで、お腹がはちきれそうになりました~(;^ω^)

鹿肉(ジビエ)のカルパッチョ

鹿肉(ジビエ)のカルパッチョ

エンダイブ(野菜)のグリル。サイドディッシュのとは思えないボリューム!

エンダイブ(野菜)のグリル。サイドディッシュのとは思えないボリューム!

メインにはタコの創作料理を(まさかスイスで食べられるとは!)。スパイスを効かせたエスニックなお味でした

メインにはタコの創作料理を(まさかスイスで食べられるとは!)。スパイスを効かせたエスニックなお味でした

ローカルワイン(グラウビュンデン州産の白ワイン)も欠かせません♪

ローカルワイン(グラウビュンデン州産の白ワイン)も欠かせません♪

宿泊ゲストの朝食は、ザ ビューにて、コールドブッフェと、卵料理やトースト類のオーダースタイルです。ビュッフェにはサラダ、ハム類、チーズ、シリアル、フルーツ、ヨーグルトやペストリーなどが並びます。

グレース流 エッグベネディクト

グレース流 エッグベネディクト

サンモリッツの景色のラテアートがキュート♪

サンモリッツの景色のラテアートがキュート♪

グレース ウィングの700㎡を超える「スパ&ウェルネス」エリアには、インドアプール(温水、20m)、ジャグジー、サウナ(3タイプ)、リラクゼーションスペース、スパトリートメントルーム、フィットネスジムが備わり、宿泊ゲストは無料で利用できます(エステのトリートメントは有料)。お部屋にあるバスローブとスリッパでアクセスOKです。また、スパ&ウェルネスエリアは、有料にて宿泊以外のゲストも利用できます。

インドアプール

インドアプール

サウナルームの1つ

サウナルームの1つ

客室は「ラ マーニャ ウィング(クラシックタイプ)」と「グレース ウィング(モダンタイプ)」の2つの棟から成る74室で、伝統的なスイスの建築とモダンなデザインを組み合わせています。

「ラ マーニャ ウィング(クラシックタイプ)」は、前身のホテル、ラ マーニャの20世紀アールヌーボー様式の建物をそのままに、客室はモダンなテイストと温かみのある居心地の良さを兼ね備えた47室です。バスルームは、とても広々とした贅沢な空間になっています。客室タイプはどちらの棟も、スーペリア、デラックス、それ以上はスイート多種となっています。

今回試泊させてもらったのは「ラ マーニャ デラックスルーム」です。35㎡のゆったりとした客室で、レイクビューです! ミニバー内に用意されているドリンクはフリーです(2023年9月時点/2日目以降の追加分は有料)。クローゼット内には、コーヒーセット、セーフティボックス、バスローブ、スリッパなどがあります。また、ホテル内の情報確認やサービスの依頼は、すべてタッチパネルで操作するようになっています。

やわらかな色合いのインテリアがとても落ち着きます

やわらかな色合いのインテリアがとても落ち着きます

ホテル内のサービスはタッチパネルを利用します

ホテル内のサービスはタッチパネルを利用します

浴室には、ダブルシンクの洗面台とバスタブ、レインシャワーのブースまで備わっていて、こちらもかなりゆったりとしたスペースになっています。

広くて快適なバスルーム

広くて快適なバスルーム

バスアメニティはオリジナルのもの

バスアメニティはオリジナルのもの

ラ マーニャ デラックスルームを撮影してきました。ぜひ動画でもご覧ください。

「グレース ウィング(モダンタイプ)」は、新しく増築したモダンな建築で、27の客室があります。全室、床から天井まである大きな窓からは、サンモリッツの美しい自然を眺めることができるのが特徴です。また、最上階の4階は、広々としたテラスのあるペントハウスになっています。

床から天井までの大きな窓!

床から天井までの大きな窓!

お部屋はシンプルかつシックな印象

お部屋はシンプルかつシックな印象

バスルーム

バスルーム

グレース ウィング は、モダンタイプということになっていますが、ラ マーニャ ウィングのクラシックタイプとの違いはそれほど感じませんでした。いずれの棟も新しく作り直しているので、クラシックが古いということもありませんし、むしろ、個人的には、クラシックの方がモダンでありつつも温かみのある客室で、落ち着くと感じました。

ラ マーニャ山

ラ マーニャ山

角 千春

トラベルコンサルタント 角 千春

グレース ラ マーニャ サンモリッツはいかがでしたか? 旅先では、どのようなホテルに滞在するかも醍醐味のひとつですよね。ウィンターツーリズム発祥のサンモリッツ周辺には、山深い地方とは思えない数の5つ星ホテルが点在し、プロフェッショナルで温かい“スイス流のおもてなし”で迎えてくれます。

スイスを代表する観光列車の氷河特急や、ベルニナ急行の発着駅として、サンモリッツに立ち寄る(ほぼ通過)ツアーは多くありますが、サンモリッツを中心とするエンガディン地方の魅力は、まだ多くの人には知られていません。そんな、知る人ぞ知る!エンガディン地方の美しく穏やかな自然に囲まれて、ラグジュアリーなホテルでゆったりと過ごすリトリート旅や、自分へのご褒美旅はいかがですか?

スイス旅行にご興味のある方は、ぜひティースタイルにお問い合わせください。


トラベルコンサルタント 角 千春のご紹介
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