ドブロブニク視察ブログ
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【視察レポート】スロベニア・クロアチア・ボスニア ヘルツェゴビナ3か国視察の旅(クロアチアほか/2016年5月視察)

ティースタイルの大槻です。
2016年5月にスロべニア&クロアチア&ボスニア・ヘルツェゴビナを視察いたしました。
魅力溢れる国の印象で、足りないものはウォシュレットくらいと感じました…(笑) 後はNHKのBSを視聴できればいいのですが、これはしょうがないと思います。

視察はスロべニアからスタートしました。
今回の視察を通して同行していただけるベテランドライバーの方がお出迎え、旧ユーゴスラビア出身で年配の有名な人だと一人しか思いつかないのですが、僕のイメージだと元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムが迎えに来てくれた印象でした。旅行業歴は50年と、自分の人生経験よりも長い人でした。

9泊で東京→熊本くらいの移動をするハードな行程でしたが、オシムの考えに苦労することになります。
行程がタイトだったこともありますが、昼食なしで視察の日も複数ありました。
聞いてみると、クロアチアでは昼食をとる習慣が一般的ではなく、ちょこっとピザあたりをつまむくらいが多いようです。日本で例えるとおにぎりをつまむくらいでしょうか?

ブレッド湖

スロベニアではまずブレッド湖を訪れました。
私のイメージでは富士五湖ですが、湖の近くにはヨーロッパの古城もございます。
日本国内でも同様な景観はお楽しみいただけると思いましたので、必須とは思いませんが風光明媚で、少し時間をとって観光いただくのはいいと思います。

視察に同行したベテランドライバー

視察に同行したベテランドライバー

ブレッド湖

ブレッド湖

ポストイナ鍾乳洞(しょうにゅうどう)

続いて、ポストイナ鍾乳洞を訪れました。今回のスロべニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ視察の中で、最も感動した観光スポットです。
一生に一度もの、おすすめできる観光地です。
トロッコでまず2km、その後に徒歩1.5km 、最後にトロッコで1.5kmの全長5kmを観光します。狭い洞窟を走るトロッコは、さながらインディ・ジョーンズの世界でした。
最高16mの高さの鍾乳石があり、シンボルの石筍(セキジュン:鍾乳洞の床に、石灰質を含んだ水がしたたり落ち固まり積もって、たけのこ状になったもの)とブリリアント(最も白い鍾乳石)は5m、鍾乳洞内の最高点は45mほどの高さです。

日本語のオーディオガイドもレンタルできて、22~23個の説明を聴くことができます。鍾乳洞内の番号表示のポイントに対応しているのですが、私は煩わしく感じました。
わかりやすい観光地なため、成り立ちを詳しくお知りになりたい場合以外は不要と感じました。

イストラ半島

ポストイナの後は、クロアチアのイストラ半島(日本の方で行く人はまだ多くはありませんが、ヨーロッパの方々に人気の観光地)に行きました。
イストラ半島でご宿泊の場合、ポレチュがいいでしょう。魅力的なホテルも複数ございます。
夏場のシーズンはベネチアから船も出ております。プーラの円形劇場へも短時間でアクセス可能です。
イストラ半島もいいところでしたが、ご旅行期間の問題もあり、日本の方の旅程に組み込むのは難しいと感じます。

ザグレブ

続いてザグレブとプリトヴィッツェを視察いたしました。

手配をしていて、時々お尋ねいただきますのは、ザグレブは訪問する方がいいのかという質問です。必須ではないが、訪問する価値はある都市と思います。
ダウンタウンは落書きが多く、殺伐とした印象があります。ケーブルカーご利用にて、アッパーザグレブ訪問をおすすめいたします。
屋根に描かれた文証が可愛い、聖マルコ教会がございます。

オリエント急行のお客様対象に造られた 「エスプラネード」 というホテルがあり、このホテルに宿泊するためにザグレブにいらっしゃる価値はあると思います。
伝統的なヨーロッパのホテル宿泊を感じていただけます。クロアチア随一のホテルではないかと思います。

観光の面では 「ホテル ドブロブニク」 の宿泊をおすすめいたします。お部屋はモダンな感じです。
アッパーザグレブへのアクセスも容易です。

イストラ半島のプーラの円形劇場

イストラ半島のプーラの円形劇場

ザグレブおすすめのホテルドブロブニクです

ザグレブおすすめのホテルドブロブニクです

プリトヴィッツェ

短い時間での滞在でしたが、印象に残りました。雨による増水で滝の近くの道を歩けなかったのが残念です。
美しい滝や湖が印象的な世界遺産でした。水も澄んでいて、空気もきれいです。自然がお好きな方は、1日くらいのんびりご滞在をおすすめいたします。
2~3つ星ホテルしかないため心配していましたが、想像以上によく、快適に過ごしていただけます。

ザダル

プリトヴィッツェからスプリットに向かう途中で、ザダルに立ち寄りました。
この街にはクロアチアでも指折りの(※1)ルレ・エ・シャトーグループのレストラン 「バスティオン Bastion」 がございます。
すべての料理が美味しかったですが、まぐろはステーキよりも刺身がいいと感じました。

(※1)ルレ・エ・シャトーとは・・・世界的権威が誇るレストランやホテルの会員組織です。厳格な審査をクリアしたホテルとレストランのみに加盟が認められます。

スプリット

ドブロブニクの人気が高いですが、決して劣ることがない都市です。
スプリットでは何といっても、ローマ皇帝、ディオクレティアヌスの宮殿が必見です。

旧市街の城壁の中に雰囲気のよいホテルが複数ございますが、なかでも 「パレス ジュディタ」 がおすすめです。
移動のデメリットを考えても宿泊いただく価値があると思います。
城壁内のホテルは、車で横付けができないため、スーツケース運搬の必要があり、ご希望により城壁外のホテルやトロギールご宿泊もおすすめいたします。

ディオクレティアヌス宮殿

ディオクレティアヌス宮殿

おすすめホテル パレス ジュディタ

おすすめホテル パレス ジュディタ

トロギール

トロギールはスプリットから車で30分ほどの場所にあります。スプリットと比べますと、観光客の方も少なくのんびりした印象です。

トロギール、スプリット共に世界遺産です。スプリットとどちらか1ヶ所のご滞在ですと、スプリットをおすすめいたします。
お時間がございましたら共に観光なさってください。豪華ではないものの、雰囲気のあるプチホテルがございます。

トロギールの街の様子

トロギールの街の様子

フヴァル

フヴァルは世界的に有名なラベンダーの産地の島です。
スプリットから船で約1時間15分。船の便数が少ないのが難点ですが、大聖堂や16世紀中頃に築かれた城塞が印象的でおすすめできる島です。

ご宿泊のおすすめは、港から徒歩1分の 「ホテル リヴァ」 で個性的なお部屋です。

ホテル リヴァ

ホテル リヴァ

ドブロブニク

ドブロブニクはアドリア海の真珠と称えられる、世界遺産都市です。ジブリの映画の『紅の豚』の舞台にもなりました。
短い滞在ではございますが、美しい海と中世の街並みを同時にお楽しみいただける、数少ない都市ではないかと思います。
2泊以上されて、昔に思いを馳せるタイムスリップ体験をおすすめします。

ご宿泊は、新しく快適に過ごしていただける 「ホテル コンパス」か雰囲気があります。
または、世界の高級ホテルグループのザ・リーディングホテル・オブ・ザ・ワールド会員の 「ヴィラ ドブロブニク」 をおすすめいたします。
あいにく、ヴィラ ドブロブニクが満室で視察できませんでしたので、ホテル コンパスの写真を掲載いたします。

ホテル コンパス

ホテル コンパス

モスタル

ドブロブニクからサラエボへ移動途中に、モスタルを観光いたしました。
戦争により崩壊の後、復元されましたが、元はオスマントルコ時代に造られた橋が印象的な世界遺産の街です。イスラム(トルコ)的な雰囲気を強く感じます。
必須とまでは思いませんがドブロブニクからサラエボに抜ける場合は、お立ち寄りいただければと思います。

「ホテル メパス」 という素晴らしい5つ星ホテルもございますが、あえて1泊までは必要ないのではと感じました。
ボスニア・ヘルツェゴビナは国として、スロべニア、クロアチアほど成熟していない感じでした。

最後に…

クロアチアでのお食事は、肉よりもシーフードをおすすめいたします。
お肉をお召し上がりになる場合は、グリルではなくステーキの名称があるものをおすすめいたします。
街中のお店で、オーダーしたグリルは脂ぎとぎとで、これ以上おじさん(私)を脂ぎらせてどうするんだという感じでした。

以上となります。お読みいただき、ありがとうございます。
クロアチアやスロベニアに関してなど何かご不明点や質問等ございましたら、何なりとご相談下さい。