パリ視察ブログ
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【ホテルレポート】ホテル バルザック パリ(フランス・パリ/2024年12月視察①)

皆さま、こんにちは! トラベルコンサルタント吉田です。2024年12月、フランスのパリとストラスブールを視察してまいりました。今回は、全面改装を経て2024年6月にリニューアルオープンしたばかりの「ホテル バルザック パリ Hotel Balzac Paris」に試泊させていただきましたので、そのホテルの魅力をご紹介させていただきます。

ホテル バルザック パリは、エトワール凱旋門の近くに位置し、シャンゼリゼ通りからバルザック通りに入り、少し坂道を上った交差点の角にあります。最寄駅のジョルジュ サンク駅には、上りエスカレーターが設置されており、スーツケースを持っての移動も便利です。

シャンゼリゼ通りには、多くのブランドショップや飲食店が立ち並び、夜も明るく、遅い時間まで出歩いても安心してホテルに戻れます。パリの中心部に位置しているため、観光やショッピングにも最適な立地です。

ホテル バルザック パリ外観

ホテル バルザック パリ外観

この時は、クリスマス前のシーズンということもあり、シャンゼリゼ通りには、美しいイルミネーションやクリスマスツリーが飾られていました。華やかなライトアップが街を彩り、より一層ロマンティックな雰囲気を楽しむことができます。ホテルの周辺もクリスマスムード一色で、クリスマスで彩られたパリの魅力を、存分に感じられる時期に訪れるのも素敵です。

ホテル バルザック パリは、1954年にフランスで設立された、ルレ エ シャトーの一員です。この協会には、世界各地の580軒のユニークなホテルとレストランが加盟しており、厳正な審査を通過した施設のみが加盟を認められています(写真:ルレ エ シャトーの証である看板)。

ホテル バルザック パリは、1954年にフランスで設立された、ルレ エ シャトーの一員です。この協会には、世界各地の580軒のユニークなホテルとレストランが加盟しており、厳正な審査を通過した施設のみが加盟を認められています(写真:ルレ エ シャトーの証である看板)。

ホテルに到着すると、まずソファに座ってチェックインの手続きを行います。手続き中には、ウェルカムドリンクをいただき、リラックスしたひとときを過ごします。この日は、予定よりも少し早めに到着したため、お部屋の準備がまだ整っていませんでしたが、レセプションの隣にあるラウンジで待つことができます。ラウンジはとても快適で、ゆっくりと過ごすことができました。

さらに、ホテル内のWi-Fiは、パスワード不要で簡単にアクセスでき、スピードも非常に快適でした。滞在中にインターネットを利用する際も、ストレスなく利用できた点は非常に便利でした。

シックで高級感のあるレセプション

シックで高級感のあるレセプション

ウェルカムドリンク

ウェルカムドリンク

ご紹介させていただくホテル バルザック パリは、全58室、8つのお部屋タイプに分かれています。

★ゲストルーム
・ブドワールルーム:1~4階の各階
・スーペリアルーム:1~5階の各階
・デラックスルーム:1~5階の各階

★スイート
・ジュニアスイート:1~5階の各階
・スイート:1~5階の各階
・エッフェル塔ビュー スイート:5階のエッフェル塔が見えるロケーション
・テラススイート:最上階の6階
・パリ スカイスイート:最上階の6階

ゲストルームは大人2名様まで、ジュニアスイート以上のお部屋から大人3名様までご宿泊いただけます。全部屋にバスタブは備え付けられていないため、バスタブをご希望の場合はリクエストとなります。

今回は、「ジュニアスイート」をご紹介させていただきます。ジュニアスイートは、32~40㎡の広さを持ち、最大3名で、スーツケースを広げても十分なスペースがあります。温かみのある色合いと、洗練されたインテリアデザインが特徴で、高級感が漂います。

お部屋にはマルチプラグが備えられており、ベッドサイドのテーブルには、Cタイプの差込口1つとUSBの差込口が2つ、両サイドそれぞれに配置されています。2024年6月に改装されたばかりのため、タッチ式ルームキーや、新しいエアコンなどの設備が充実しており、古いタイプのホテルに比べて、非常に使い勝手が良いと感じました。

ジュニアスイート

ジュニアスイート

上質な質感のソファベッドとクローゼットエリア

上質な質感のソファベッドとクローゼットエリア

ワークスペース

ワークスペース

QRコードを読み込めば各種メニューやホテル情報を確認することが可能

QRコードを読み込めば各種メニューやホテル情報を確認することが可能

小林一茶の俳句が書かれたしおり

小林一茶の俳句が書かれたしおり

Bluetoothスピーカーや携帯のストリーミングアプリと、テレビを接続することも可能で、就寝前にゆっくりと音楽を聴いたり、映画を鑑賞したりして、リラックスすることができます。このように、ジュニアスイートは、広さと設備の充実、インテリアの美しさがそろった、快適な滞在を約束するお部屋です。最新の設備と洗練されたデザインが、特別な時間を演出します。

MarshallのBluetooth接続スピーカー

MarshallのBluetooth接続スピーカー

テレビでNetflixなども楽しめる

テレビでNetflixなども楽しめる

室温は22度が初期設定でそこから温度を◀、▶で調整

室温は22度が初期設定でそこから温度を◀、▶で調整

お部屋のミニバーはかなり充実しており、コーヒーマシンや紅茶はもちろん、有料ですがお酒やソフトドリンクも豊富な種類が用意されておりました。冷蔵庫内の飲み物は、1日に1回補充されます。お部屋には、シェイカーとカクテルのレシピが用意されており、自分でカクテルを作ることができ、他のホテルにはなかなかないユニークさがありました。

無料で利用可能なコーヒーメーカー

無料で利用可能なコーヒーメーカー

引き出し内に無料のコーヒーとお茶があります

引き出し内に無料のコーヒーとお茶があります

煎茶もありました

煎茶もありました

豊富なミニバー(1日1回補充されます)

豊富なミニバー(1日1回補充されます)

シェイカーを使って自分でカクテルも作れます

シェイカーを使って自分でカクテルも作れます

カクテルのレシピ

カクテルのレシピ

大理石で装飾されたバスルームは、シンプルでありながらスタイリッシュなデザインが特徴です。使用されているシャンプー、トリートメント、ハンドソープは、高級ブランドのディプティックで、特にハンドソープの香りは非常に心地良く、リラックスできるものでした。

大理石があしらわれたバスルーム

大理石があしらわれたバスルーム

ディプティックのシャンプーやトリートメント

ディプティックのシャンプーやトリートメント

ドライヤーはもちろん、ヨーロッパのホテルでは珍しくヘアアイロンも完備されておりました。さらに、タオルやバスローブは肌触りが非常に良く、よくあるゴワゴワした感じがまったくありませんでした。これらのアメニティがそろっていることで、バスルームでのひとときでさえも特別なものに感じられました。

クローゼット内には、アイロン、セーフティボックス、ランドリー用の袋とプライスリストがあります。

温度調整も可能なドライヤー

温度調整も可能なドライヤー

ヘアアイロンもありました

ヘアアイロンもありました

バスローブとスリッパ

バスローブとスリッパ

下の写真は、ホテルの入口正面から左手に位置するバルザック通り沿いの4階のお部屋からの景色です。この景色から、シャンゼリゼ通りまでの近さを感じていただけると思います。

ひときわ目を引くのは、ルイ ヴィトンの新プロジェクトである現在工事中の建物です。工事の様子は見えないように、通常はシートなどで囲われますが、ルイ ヴィトンらしく、特徴的なトランクのデザインで囲われていました。この建物内では、ファッションショーも行われ、将来的には、ブランドショップやホテル施設として利用される予定です。

このように、繁華街のすぐ近くに位置していますが、防音性能は非常に優れており、滞在中に喧噪が気になることはまったくありませんでした。

部屋のテラスから見たシャンゼリゼ通り

部屋のテラスから見たシャンゼリゼ通り

夜はきらびやかなシャンゼリゼ通りが垣間見えます

夜はきらびやかなシャンゼリゼ通りが垣間見えます

ホテルの地下1階に位置する「スパ いこい」では、パリのスキンケアブランドである、オムニサンス パリと共同で考案された、日本らしい“癒し”をテーマにしたトリートメントメニューを受けることができます。予約はフロントやメールで行うことができ、メニューと時間を伝えると、すぐに空き状況を確認して予約の可否を知らせてくれます。

トリートメントを受ける際は、予約時間の5分前にスパの受付に到着し、バスローブに着替えてから事前アンケートに記入します。その後、リラックスしながらトリートメントを楽しむことができます。メニューは、ファイシャルやボディートリートメントなど10種類のメニューがあり、料金は150~380ユーロとなっております(2024年12月時点)。

スパメニュー(2024年12月時点)

スパメニュー(2024年12月時点)

落ち着きのある和テイストのトリートメントルーム

落ち着きのある和テイストのトリートメントルーム

同じ地下1階には、ジムや日本風の本格的なサウナ、ジャグジーも完備されており、運動で汗を流したり、旅の疲れを癒すことができます。サウナとジャグジーを利用する際は、利用時間の30分前までにスタッフに伝える必要があります。

本格的なサウナ

本格的なサウナ

サウナ横のジャグジー

サウナ横のジャグジー

このように、スパ いこいでは、最高のリラクゼーション体験を提供しており、ジムやサウナ、ジャグジーも充実しているため、滞在中に心身ともにリフレッシュすることができます。

レセプション横にあるラウンジ&バーは、誰でも利用することができます。主に、朝食やチェックアウト後の空いた時間に使うことが多いですが、薪を使った暖炉もあるので、寒い日には火を見ながらコーヒーを飲んで、リラックスした時間を過ごすのもおすすめです。

広々としたラウンジでゆっくり過ごしたりお食事をお楽しみいただけます

広々としたラウンジでゆっくり過ごしたりお食事をお楽しみいただけます

本物の薪を使った暖炉

本物の薪を使った暖炉

朝食では、1903年創業のパリの老舗サロン ド テ(喫茶)「アンジェリーナ」のホットチョコレートなどの温かいドリンクや、エッグベネディクト、オムレツなどのアラカルト料理をお楽しみいただけます。バーのエリアも朝食場所として使えますが、全体的な席数は少なめとなっております。

ラウンジで朝食をいただきました

ラウンジで朝食をいただきました

朝食のエッグベネディクト

朝食のエッグベネディクト

ムーディーなバー

ムーディーなバー

なお、ホテル バルザック パリでは、部屋の電話か、朝食用の記入フォームに食べたいメニューを記載してドアに掛けてご注文しておけば、お部屋で朝食をいただくことも可能です。

ホテル バルザック パリはいかがでしたでしょうか。これまでにご紹介したお部屋や設備の魅力に加えて、特に感動したのは、パリで自分の名前と部屋番号を覚えてくれるホテルが存在することでした。どのスタッフも声をかけてくれ、ゲストへのリスペクトとホスピタリティの高さが感じられました。

また、改装後間もないこともあり、部屋、ラウンジ、スパの、どこも清掃が行き届いており、清潔感も際立っていました。パリらしいホテルに泊まりたいけれど、古めかしすぎるのは苦手という方にもおすすめできるホテルです。

サービスと設備のどれをとってもハイレベルなホテル バルザック パリは、ハネムーンやちょっと贅沢な女子旅、ご年配の方にも最適なホテルです。フランス旅行をお考えなら、ぜひティースタイルにご相談ください。


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