ロンドン視察ブログ

【お客様の声】家族でイギリス大周遊&フランス・パリを満喫! ヨーロッパ旅行18日間

(2025年7月19日出発)神奈川県 U様ファミリー

ティースタイルの角さんは私が考えていることを、なぜか的確にわかってくださり、旅行中も「だから、こういうスケジュールになっているのか!」と何度も驚きました!! 角さんがいなければ、無事に帰ってこられたかわかりません、ありがとうございました。

コッツウォルズでの特別な体験「プライベートガーデンの訪問見学」

コッツウォルズでの特別な体験「プライベートガーデンの訪問見学」

◆かつて夫婦でバックパック旅行をしたイギリスとフランスを再訪し、子どもたちにも旅の楽しさを伝えたい
◆イギリスでは 鉄道好きの息子が楽しめるようなプランにしたい
◆宿泊は機能的なホテルよりも、現地の文化や雰囲気を感じられる滞在を希望
◆ロンドンではハウスボート(運河に停泊する船を改装した宿泊施設)に泊まってみたい
◆ウェールズ~コッツウォルズ~オックスフォードを日本語ガイド付き専用車で巡りたい
◆ロンドンとパリの初日は、王道の観光スポットを日本語ガイドに案内してもらいたい

ウェールズの湖をバックに記念撮影

ウェールズの湖をバックに記念撮影

他の方の旅行記(お客様の声)を読んで、だいぶ個性的だったので、たぶん私の望んでいるサポートをしてくださると思い申し込みしました。

お客様よりご旅行後、旅のご感想をアンケート形式にて回答していただきました♪ ご協力ありがとうございます!

Q今回のご旅行はご満足いただけましたか?

A✓大満足
 満足
 どちらともいえない
 やや不満
 不満

Q今回のご旅行の目的はどんなものでしたか? また、どんな旅行にしたいとお考えでしたか?

A40年前にバックパッカーとして行ったイギリスに、今度は家族で行ってみたいと思っていました。当時行けなかった場所にも足を運びたい。そして、世界は広いということを、子どもたちに実感として感じてもらいたい__そんな想いがありました。

Q今回の旅行で思い出に残ったことを教えてください

A英文学に何度も出てくる場所をこの目で見られたこと、鉄道発祥の地を家族で電車で回れたこと、また、現地の方や自然と触れ合えたことです。

イギリス国立鉄道博物館(ヨーク)

イギリス国立鉄道博物館(ヨーク)

湖水地方「ラウリッグフェル」の丘にて

湖水地方「ラウリッグフェル」の丘にて

Qご宿泊された各地のホテルはいかがでしたか? 特に良かったホテルなど、ご感想をお聞かせください

Aどのホテルも「なるほどね!」というチョイスで、角さんよくおわかりで!と感心しました。今回「ハウスボートに泊まる」という試みをしたのですが、それについても背中を押していただき忘れられない体験となりました。

Q旅先での食事はいかがでしたか? 印象に残った料理など、ご感想をお聞かせください

A娘が小麦アレルギーなのですが、どのお店でもだいたいグルテンフリー対応をしてくださり、とてもありがたかったです。イギリスということで、各国料理にトライしてみましたが、私が一番美味しかったのは、コッツウォルズで特別にプライベートガーデンの見学をアレンジしていただいたご家庭で焼いていただいたスコーンでした。

素敵なお庭でのティータイムが最高すぎました(コッツウォルズ)

素敵なお庭でのティータイムが最高すぎました(コッツウォルズ)

パリのホテル近くのブーランジェリー(パン屋さん)にてカフェタイム

パリのホテル近くのブーランジェリー(パン屋さん)にてカフェタイム

Qそのほか、旅のご感想があれば教えてください

A訪問したエリアごとの感想をお伝えします。

★ヨーク(イングランド北部)

ロンドンのキングスクロス駅の10番線から出発して、ヨークに来ました。印象に残ったのは、立派な城門と、城壁を歩いていて見えた景色です。「中世の兵士も、こうやって当番をしていたのかな」と思いながら、教会の尖塔を眺めました、小さい町なので、「城下町」であることがよくわかります。旧市街地もとても素敵で、シャンブルズ通りには魔法ショップもありました

鉄道博物館は半分が改装中だったのですが、トーマスと100系新幹線に出会えました。

ヨークで見つけた魔法ショップ

ヨークで見つけた魔法ショップ

ヨークの旧市街を囲む城壁

ヨークの旧市街を囲む城壁

★エディンバラ(スコットランド)

ここでは念願だったケルト音楽のグループ演奏が行われるパブを訪れ、フィドル(ケルト音楽で使われるバイオリン)で参加してきました。上手く演奏できたか、はわからないですが、夢のような時間でした。

エディンバラでは旧市街のメインストリート「ロイヤル マイル」を端からずっと歩き、エディンバラ城からホリールード宮殿まで街歩きを楽しみました。宮殿では「メアリー女王(スコットランド女王メアリー スチュアート)」が実際に暮らしていた部屋があって感動しました。 スコットランドとイングランドの血塗られた歴史を感じた瞬間でした。

さらに、宿の近くだったので「トム リドルの墓」も見に行きました。

伝統音楽が聴けるパブ「サンディベル」のライブ

伝統音楽が聴けるパブ「サンディベル」のライブ

トム リドルの墓

トム リドルの墓

★ウィンダミア(湖水地方・イングランド北西部)

私の「アーサー ランサム」への愛を満たすべく、ウィンダミア湖の遊覧船に乗り、作品に登場する島はどれかと想像しながら、湖上の時間を楽しみました。また、次の日はアンブルサイドより丘に登り、ライダル ウォーターへ抜けるルートをハイキング。作中で子どもたちが登ったという丘ですが、実際は丘というよりは登山に近いです。

道中ではいろんなハイカーたちとすれ違い、石垣と羊が点在するのどかな丘陵地帯を進みます。縦横に延びるフットパス(歩行者専用の小道)は、まるでどこまでも続いているかのよう。丘の上は肌寒いほどでしたが、清々しい風とともに、自然をたっぷり満喫した一日でした。

湖水地方原産の羊、ハードウィックシープ

湖水地方原産の羊、ハードウィックシープ

ボウネス湖の波止場にて

ボウネス湖の波止場にて

★カーナーヴォン(ウェールズ北西部)

プライベートガイドさんと専用車でウェールズ地方に向かいます。途中、ウェールズの山々のあいだに神秘的に佇む湖を見せていただき、まさにアーサー王の玉座に相応しい場所でした。

カーナーヴォンは港町なのですが、港町はいつ行ってもわくわくします。ちょうど訪れたときが、カーナーヴォン城で中世フェアが開催されており、王や貴族に扮したスタッフが武器を持たせてくれました。この河口の小さな城では、いろんな意味で歴史を強く感じることができました。

次の日は、カーナーヴォンから出ている保存鉄道に乗り、本物のトーマスに乗ってスノードン山を眺めながらウェールズの荒野を駆け抜けました。

カーナーヴォン城

カーナーヴォン城

国立公園を走り抜けるSL列車、ウェルシュ ハイランド鉄道

国立公園を走り抜けるSL列車、ウェルシュ ハイランド鉄道

★コッツウォルズ(イングランド中南部)

B&B(朝食付きの小規模な個人経営の宿泊施設)は、雑誌から抜け出たようなお部屋で「素敵なデコレーションですね」というと、「いろいろ工夫しています」とおっしゃっていました。

次の日は、特別にアレンジしていただいた一般家庭の家庭菜園を拝見しに行きました。私も市民農園を借りているのですが、それよりはだいぶ広く、小さな小屋がついていてウラジオストックで見たダーチャ(農園付き別荘)のような雰囲気がありました。

こちらが見学したお庭での家庭菜園の様子です。案内してくださったご夫妻はとても素敵な方々で、栽培の苦労などを情報交換して、楽しい時間を過ごしました。そのあと、「お茶でもいかがですか?」とお誘いいただいたので伺うと、古い石造りの母屋に、よくお手入れされた、小川の流れるお庭のあるお家でした。まるでビクトリア朝の小説の世界のようで、温室もあり、「これはまるでジーブスの物語の舞台かも?」など、いろいろな想像が頭の中をぐるぐると駆け巡りました。黒猫ちゃんまでいたのです…完璧すぎて、発熱しそうでした! どうも、お茶をありがとうございました、家族全員、一生忘れられない体験でした

こちらが見学したお庭での家庭菜園の様子です。案内してくださったご夫妻はとても素敵な方々で、栽培の苦労などを情報交換して、楽しい時間を過ごしました。

そのあと、「お茶でもいかがですか?」とお誘いいただいたので伺うと、古い石造りの母屋に、よくお手入れされた、小川の流れるお庭のあるお家でした。

まるでビクトリア朝の小説の世界のようで、温室もあり、「これはまるでジーブスの物語の舞台かも?」など、いろいろな想像が頭の中をぐるぐると駆け巡りました。

黒猫ちゃんまでいたのです…完璧すぎて、発熱しそうでした! どうも、お茶をありがとうございました、家族全員、一生忘れられない体験でした

★オックスフォード(イングランド中部)

私はどちらかというと、作家であるC.S.ルイス派なのですが、作家のJ.R.R.トールキンが座ったとされる「トールキンのベンチ」があると知り、ぜひ見たいとガイドさんに頼みました。するとガイドさんは「じゃあ、パンティングかな…」とつぶやき、ボート乗り場に連れて行ってくれました。パンティングって…あの、ボートを棒で押して進むアレなんです。私が推理小説作家コニー ウィルスのファンだということを、ガイドさんは知っていたのでしょうか? 他にお客さんもいない静かなテムズ川の支流を、まるで小説の冒険者になったかのような気分で、ボートで進みました。

大汗をかきながら棒を操るガイドさんのおかげで、やっと目的地に到着し、トールキンのベンチに座ることができました! 魔法のようなひとときで、まるであれも魔法だったのかもしれません…。くらくらする私を連れて、ガイドさんはオックスフォードのカレッジにある教会にも案内してくれました。

オックスフォードではガイドさんがパンティング(手漕ぎ船)で案内をしてくれました

オックスフォードではガイドさんがパンティング(手漕ぎ船)で案内をしてくれました

トールキンがお気に入りだったベンチ

トールキンがお気に入りだったベンチ

尖塔に登ると、オックスフォードの45あるカレッジとその付属教会が一望できました。ちょうどその時、鐘楼が鳴り出し、降りる途中で鐘楼のロープを引いているところも見学できました。これはオックスフォードの伝統的な鐘の打ち方「ナインテイラーズ」で、まさか自分の目で見られるとは感激です!

この日は卒業式が行われていたようで、街には式服の学生があふれていました。100年前と同じ風景なのでしょう、オックスフォードを訪れて本当に良かったと感じました。

★ロンドン(イングランド南東部)

ロンドン初日は、プライベートガイド(日本人)さんと一緒に観光名所を巡りました。まずはバッキンガム宮殿の衛兵交代を見学。スコットランドのバグパイプ隊も参加しており、とても華やかでした。その後は、たいへん効率よくビッグベンやトラファルガー広場を巡っていただき、私の希望でシティ(ロンドンの金融街)も案内していただきました。

出ました、イングランド銀行! そして、世界を牛耳る金融業界の街並みが広がります。昔は日本橋のように品目ごとに通りが分かれていたそうですが、今では古い街並みの中に、超絶不思議なビルが混在しています。

お昼は、古い銀行を改装したパブで伝統料理をいただきました。その後、テンプル教会へ。ここは十字軍と関係がある場所だそうです。面白いのは、教会の周りには法曹関係の事務所しかないこと。ここまでが「シティ」の範囲です。シティって何だろう…? イギリスの謎はますます深まるのでした。

イングランド銀行

イングランド銀行

テンプル教会

テンプル教会

心配していたハウスボート(運河に停泊する船を改装した宿泊施設)は案外すんなり見つかりました。水鳥がたくさんいて、興奮した私はエサをやって指をつつかれました…。このパディントンの運河界隈はリトルベニス(運河沿いにカラフルな家やボートが並ぶエリア)と呼ばれていて、独特の風情があります。

最初の日はシャワーを浴びるか浴びないかで論争がおこりましたが、次の日の朝オーナーが来てくれて「タンクは500ℓあるから」と安心させてくました。大人四人ではちょっと狭いかなと思いましたが、二人ならとても快適です。水の上はとても涼しく、次に移動したキングスクロスのホテルよりずっと涼しかったです。周りにお店や飲食店もたくさんあり便利でした。

ロンドンのリトルベニス運河では憧れのハウスボートに滞在しました

ロンドンのリトルベニス運河では憧れのハウスボートに滞在しました

ハウスボートからの眺め

ハウスボートからの眺め

ロンドン2日目は、まずポートベロー(市場)を訪れ、骨董品や古着を見て回ったり、ラフトレードをのぞいたりしました。

ホテルのそばに「ヨーロッパ最大のアーケードゲーム場」があり、地下に謎の音ゲー部屋がありました。そこでは百円硬貨しか使えないようなのです。ダンスダンスレボリューションをやろうとしたら、常連の女の子が助けてくれて、無事にプレイできました。

ホテルのそばに「ヨーロッパ最大のアーケードゲーム場」があり、地下に謎の音ゲー部屋がありました。そこでは百円硬貨しか使えないようなのです。ダンスダンスレボリューションをやろうとしたら、常連の女の子が助けてくれて、無事にプレイできました。

★ロンドンからフランスのパリへ

最後の訪問都市、フランスのパリへはロンドンからユーロスター(国際列車)で向かいます。昔はフェリーで一晩かけて渡ったドーヴァー海峡も、今ではあっという間に列車で超えてしまいます。ちなみにユーロスターでの乗車駅、ロンドンのセント パンクラス国際駅はカオスでした、EUから離脱したブレグジットの影響でしょうか、駅の構造がそもそも入国審査向きにできていないようです。

ロンドンからフランスのパリに行くのは長いかなと思ったりしたのですが、行ってみると、国ごとの良さがわかって良かったです。ぜひお時間のある方は、ユーロスターを試してみてください。

ロンドンからパリまではユーロスターの1等車に乗車

ロンドンからパリまではユーロスターの1等車に乗車

パリの骨董屋さんで買ったもの

パリの骨董屋さんで買ったもの

★パリ(フランス)

パリ2日目はプライベートガイド(日本語)さんと、名所巡りをします。ガイドさん(フランス人)とは美術の趣味が似ているような気がしました。パリで一番大きい本屋さんに連れて行っていただいて、漫画コーナーで何冊も買ってしまいました。日本で絶版になっている伊藤潤二の漫画を揃えてフェアをやっていたりしました。

お昼はサンジェルマン デ プレ地区のすばらしいカフェで食事をしました。そのあと凱旋門、エッフェル塔と巡り、帰りは水上バスで帰りました。

パリの本屋さんで見つけた「伊藤潤二」コーナー

パリの本屋さんで見つけた「伊藤潤二」コーナー

サンジェルマン デ プレ地区の住宅

サンジェルマン デ プレ地区の住宅

パリ3日目は前回素通りしてしまったルーブル美術館に挑戦、10時に入ってとりあえず有名な絵画『モナ リザ』を見ました。フランスは歴史的に世界各地から美術品を集めており、ルーブル美術館にはその膨大なコレクションが展示されています。すごいですね!

最終日は、事前に手配してもらった専用車で空港へ向かいました。時間に正確だし、運転は丁寧だし、とても安心できるのでおすすめです。

★その他

今回の旅で一番大変だったのは、3回もランドリーに行ったことです。幸い、地図アプリでランドリーの場所や営業時間を調べておけたので、街中を彷徨うようなことはありませんでした。また、今回の旅では三人のガイドさんにお世話になりましたが、どの方も素晴らしく、本当にお願いしてよかったと感謝しています。

・以下フライトスケジュールやツアーの内容は、ご旅行出発時点のものとなります。当日の天候や交通状況、現地事情、その他の理由により行程など変更になっている場合がございます
・エミレーツ航空・プレミアムエコノミー利用(パリ→ドバイ区間除く)。ゆったりとした座席で、快適なフライトをお楽しみください。
・食事:特に記載のない限り、〇の場合の食事場所は宿泊ホテルです
・列車での所要時間は目安です。ルートなどによって前後いたします

日程 内容 滞在地 / ホテル
1日目

★仕事帰りでも間に合う! 羽田発深夜便を利用

2日目

★空路にてドバイ経由で1か国目「イギリス」へ。ヨーク(イングランド北部)に到着!

ヨーク / ハンプトン バイ ヒルトン ヨーク(計2泊)
3日目 同上
4日目

★列車にてエディンバラ(スコットランドの首都 )へ

エディンバラ / イビス エディンバラ センター サウス ブリッジ ロイヤル マイル(計2泊)
5日目 同上
6日目

★湖水地方のウィンダミア(イングランド北西部)へ

ウィンダミア / ザ ウィンダミア ホテル(計2泊)
7日目 同上
8日目

★カーナーヴォン(ウェールズ北西部)へ

カーナーヴォン / ザ セルティック ロイヤル ホテル(計1泊)
9日目

★観光地を巡りながら、コッツウォルズ(イングランド中南部)へ

コッツウォルズ / ザ ランズダウン(計2泊)
10日目 同上
11日目

★オックスフォードを経由し、ロンドン(イングランドの首都)へ

ロンドン(リトルベニス) / ハウスボード(計2泊)
12日目 同上
13日目 ロンドン / タビィストック ホテル(計1泊)
14日目

★2か国目「フランス(パリ)」へ

パリ / M ソーシャル ホテル パリ オペラ(計3泊)
15日目 同上
16日目 同上
17日目

★空路にて帰国の途へ

機中泊
18日目

★日本到着! お疲れ様でした


角 千春

トラベルコンサルタント 角 千春

U様

この度は、U様の愛情とこだわりをたっぷりと詰め込んだようなご家族旅行をお任せいただきまして、誠にありがとうございました。約半年間ほぼ毎月弊社オフィスでU様と打合せをしながら旅づくりを進めていく時間はとても楽しいものでした。また、U様のイギリス文学や文化に関する深い知識とこだわりは、私にとって新たな学びを得る時間となりました。ありがとうございました(*^^*)

発熱しそうになるほど!(笑)の旅先でのご感想から、U様の熱い思いを叶えることが出来たようで私もとても嬉しいです。そして、お嬢様や息子様にとっては、かつてU様がバックパック旅行で沢山の感動や発見を得たように、今回の旅行で沢山の感動体験に巡り会えたことと思います。

ぜひ、また一緒に楽しく旅づくりできる日が来ることを楽しみにお待ちしております。


トラベルコンサルタント 角 千春のご紹介

2025.11.13 updated