【視察レポート】 サウジアラビアの自然豊かで昔ながらの街並みが魅力のジャザン観光(2023年7月視察③)

トラベルコンサルタントの蓬莱です。2023年7月に、サウジアラビアへ行ってまいりました。今回は、リヤド、アブハーに続き、第3弾としてサウジアラビア南部に位置し、山に川に海とあり、まだ未開発だけど昔ながらの良さがあるジャザン(Jazan)をご紹介いたします。

ジャザンはサウジアラビア南西部に位置し、紅海に面しています

ジャザンはサウジアラビア南西部に位置し、紅海に面しています

ジャザン

ジャザン

第2弾でご紹介したアブハーからジャザンへは、車でサウジアラビア最高峰のソウダ山を越えながら、丸1日かけて移動しました。まずは、アブハーからジャザンに着くまでの間に立ち寄った観光スポットをご紹介します。

ジャザンへ向かう途中、ソウダ山の山道はグネグネなので、休憩をはさみながら進みます。そんな山道の途中にあるのが、こちらの「アル ソウダ ビューポイント 360°(Al Soudah View Point 360°)」です! 体を動かせるトレーニングマシンが置いてあったりもするので、長時間のドライブの合間に少し体を動かしたり、気分転換できました。

見晴らしが良く、良い眺め

見晴らしが良く、良い眺め

お祈りとお手洗いスペース

お祈りとお手洗いスペース

パラグライダーも事前予約で可能です(有料)

パラグライダーも事前予約で可能です(有料)

もうすぐ世界遺産になるであろう場所と言われている「リジャル アルマー村(Rijal Almaa)」。部屋の窓の色がカラフルだったり、岩が重ねられて作られた壁や建物は圧巻です! サウジアラビア南部の建築はイエメンの建築をもとに造られているそうですが、この村もその南部の建築が施されています。

部屋の模様もひとつひとつ違うので、「なんでこんな模様にしたのかなぁ」なんてことを考えて見ていくと飽きません。

写真映えするかわいらしい建物

写真映えするかわいらしい建物

中東らしいカーペットも素敵

中東らしいカーペットも素敵

どんな意味があるのか考えてしまう不思議な模様

どんな意味があるのか考えてしまう不思議な模様

こちらは、リジャル アルマー村にあるハチミツを生産する養蜂場「ハニー ハット ファクトリー(Honey hut factory)」です。ハチミツは20種類以上も置いてあり、すべて試食ができるので、味の違いを楽しみながら好みの味をチョイスできます! 外には風車に水車、店内には、ハチミツを取るための道具なども置かれていました。お土産に、ハチミツを購入する場所としてもおすすめですよ♪

ハチミツを絞るための風車や水車

ハチミツを絞るための風車や水車

店内もかわいらしい

店内もかわいらしい

ロッジのような落ち着く雰囲気

ロッジのような落ち着く雰囲気

ハチミツの味の違いがおもしろい試食体験!

ハチミツの味の違いがおもしろい試食体験!

続いて、ジャザンでの見どころをご紹介します。

オフロードのような崖沿いの道を進んでいき、道中、野生の動物たちにも遭遇しながらたどり着いたのが、コーヒー農園の「マンマナー(Manmanah)」です。現地の方々が、魔法のような歌を歌いながらヤギ肉を調理をしてくれたり、自家製のコーヒー豆でコーヒーを飲める体験など、とても良かったです。自然の命をいただくということに改めてありがたさを感じ、その際に食べたヤギ肉がビックリするくらいおいしく、虜になりました(笑)!

崖沿いの道…ギリギリで怖い

崖沿いの道…ギリギリで怖い

道すがらのヤギさんたち

道すがらのヤギさんたち

すれ違いざまのロバさん

すれ違いざまのロバさん

通りすがりのウシさんたち

通りすがりのウシさんたち

コーヒー農園「マンマナー」に到着

コーヒー農園「マンマナー」に到着

自家製のコーヒー焙煎豆

自家製のコーヒー焙煎豆

フィルターを使っていれてます

フィルターを使っていれてます

素敵な笑顔の園長

素敵な笑顔の園長

ヤギ肉調理の下準備

ヤギ肉調理の下準備

魔法のような歌を歌いながら土の中で蒸し焼きにしていきます

魔法のような歌を歌いながら土の中で蒸し焼きにしていきます

でき上がり

でき上がり

おいしくいただきました♪

おいしくいただきました♪

「ワディ ラジャブ(Wadi Lajab)」は、2つの高い山の間に位置する渓谷で、ロッククライミングができる観光地に認定されています。その間を走るドライブはとても気持ちよく、渓谷の底には小川が流れており、泳いだり水遊びを楽しんでいる子どもたちもいました。サウジアラビアでは、ワディ ラジャブを“砂漠の中の天国”と呼ぶ人もいるそうです。

絶壁の間を抜けていきます

絶壁の間を抜けていきます

小川のほとりには水が溜まるため泳ぐこともできます

小川のほとりには水が溜まるため泳ぐこともできます

川辺でスタック(ぬかるみにタイヤがはまり前にもうしろにも進まなくなる)というハプニングも(笑)

川辺でスタック(ぬかるみにタイヤがはまり前にもうしろにも進まなくなる)というハプニングも(笑)

翌日、ツアーの出発まで時間があったので、ホテルの近くにあるかなり古い軍城「アドサレヤ城(Al Dosariyah Castle)」の見学に行ってきました。港を見下ろせるくらいの高さにあるので眺めが良かったのですが、日中は日影が全くないので、40度近くの中を歩くのは、なかなか大変でした。

建物の入り口

建物の入り口

軍城からの眺め

軍城からの眺め

記念に1枚パシャリ

記念に1枚パシャリ

250以上の多様な店舗が集まる「アル ラシッド モール(Al Rashid Mall)」の中に、サウジアラビアで1番有名なスーパーマーケット「パンダ(Panda)」があります。この大型スーパーは品ぞろえも良く、お土産購入にもとてもおすすめです。7月の暑さの影響もあり、アル ラシッド モールのオープンは14時、もしくは15時以降とのことで、私の行った時間には、残念ながらあまりやっていませんでした。

何でもそろう便利なパンダ

何でもそろう便利なパンダ

置いてある量も海外という感じで多め

置いてある量も海外という感じで多め

スタバも7月の暑い時期の営業時間は遅いようです

スタバも7月の暑い時期の営業時間は遅いようです

紅海に面しているジャザンといえば、マリンアクティビティが楽しめます! 今回はボートで無人島まで行く「ボートトリップ(Boat trip)」を体験してきました。ボートは小型でとても揺れるので、酔い止めは必須です。晴天の海上を爽快に走るボートは、とても心地よかったです。

海を渡って近隣国から逃れてくる人もいるようなので、ボート乗船時はパスポートと荷物チェックが必要です。パスポートには、入国時に記載されるボーダーナンバー(※)があるので、乗船前にその番号が必要です。

(※)ボーダーナンバーとは、新しいビザでサウジアラビアに入国する際、各人に割り当てられパスポートに記載される10桁の識別番号のことです。

無人島。昔はお店だった家

無人島。昔はお店だった家

家の外にはくつろげそうなイスも

家の外にはくつろげそうなイスも

ガイドさんは往復ともにボートでノリノリでした

ガイドさんは往復ともにボートでノリノリでした

夕方になると空がオレンジ色に変化し始め、とても雰囲気の良いスポットになる桟橋「アル ジェセル アル バーリ(Al Jeser Al Bahry)」。気温も昼間よりだいぶ落ち着き、過ごしやすくなってくるので夜の海風にあたりながらサンセットを楽しめます。桟橋の先端にはフォトフレームもあり、旅の思い出に紅海をバックに写真を残せるのもおすすめ! 鍵穴の形をしたフレームも近くにあったり、写真映えポイントが多かったです。

おしゃれなペンダントライト

おしゃれなペンダントライト

夕焼けがきれいに見えます

夕焼けがきれいに見えます

写真映えフォトフレーム

写真映えフォトフレーム

鍵穴のフォトフレーム

鍵穴のフォトフレーム

「ジャザン ヘリテージ ビレッジ(Jazan heritage village)」は、石造りの建物が素敵で、中にはどんぐり頭のようなかわいらしい建物もありました。村のマーケットでは手作りのものが売られていたり、地元の方々が作った小物やバッグなど、1点物ばかりなので、気に入ったら即買い!というくらいのインスピレーションで衝動買いしてしまいそうなものに出会えるかもしれません。村の向かいには、ジャザンのシンボルや乗馬体験のできる場所もありましたよ。

夜の建物もライトに照らされ神秘的

夜の建物もライトに照らされ神秘的

どんぐり頭がかわいい家

どんぐり頭がかわいい家

数多くの手作り製品

数多くの手作り製品

蓬莱 大輔

トラベルコンサルタント 蓬莱 大輔

アブハーから山を越え、ジャザンに来るという、なかなかアドベンチャーにあふれた内容となりました。たどり着くまでは大変でしたが、冒頭でお伝えしたように、山に川に海と、まだ未開発だけど昔ながらの良さがある街並みに触れることができました。コーヒー農園では今までに経験したことがない時間でワクワクしました。そこでいただいたヤギのお肉は、今まで食べたお肉の中でも群を抜いておいしく、思い出すだけでよだれがでそうになります(笑)。

そのほか、世界遺産になるであろうリジャル アルマー村のような建物や、紅海の夕焼けなどを、実際に見ることができたのは貴重な体験でした。アブハーからジャザンという旅程は個人旅行ではなかなか難しいかもしれませんが、アドベンチャーあふれる旅をしてみたい方にはおすすめです!

サウジアラビアはまだまだあまり知られていない旅行先ですが、いち早く知りたい!という方は、ぜひお気軽にティースタイルにご相談くださいませ♪


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