

Mallorca REPORTマヨルカ島 視察ブログ
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カン ボルドイ グランド ハウス&ガーデン(スペイン・マヨルカ島)
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ホテル デ マール グラン メリア(スペイン・マヨルカ島)
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ホテル ビクトリア グラン メリア(スペイン・マヨルカ島)
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ザ ロッジ マヨルカ(スペイン・マヨルカ島)
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ソン ショターノ(スペイン・マヨルカ島)
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ラ レジデンシア ベルモンド ホテル マヨルカ(スペイン・マヨルカ島)
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フォーシーズンズ リゾート マヨルカ アット フォルメンター(スペイン・マヨルカ島)
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キンプトン アイスラ マヨルカ(スペイン・マヨルカ島)
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ホテル グロリア デ サン ジャウメ(スペイン・マヨルカ島)
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アエトス マヨルカ(スペイン・マヨルカ島)
【視察レポート】マヨルカ島観光<鉄道旅編>レトロな観光列車「ソーリェル鉄道」で楽しむデイトリップ! (スペイン・マヨルカ島/2026年6月視察④)
みなさま、こんにちは! トラベルコンサルタントの角です。2026年6月2日から7日にかけて、ティースタイルのスタッフ総勢10名で「マヨルカ島とイビサ島を巡るスペイン視察旅行2026」を実施しました。
その際に訪れたマヨルカ島の観光の様子を、2回に分けてお届けします。前回の旧市街編のレポートに続き、今回は鉄道旅編として、島を代表する大人気観光列車「ソーリェル鉄道(ソーイェル鉄道)」を利用した山間の村ソーリェル、およびソーリェル港へのデイトリップの模様をご紹介します。
この日は、海外旅行にはつきものの“突発的な変更”に直面し、またもや弾丸スケジュールを余儀なくされましたが、100年以上愛される歴史的鉄道を体感する、非常に濃い1日となりました。
マヨルカ島の大自然の中を駆け抜けるレトロな観光列車、ソーリェル鉄道
◆前日の夜から想定外のトラブル! 予定便が運休からのスタート
当日は、朝1便目10時10分発の列車を事前予約して乗る予定でしたが、前日の夜に「1便目は運休のため、急遽2便目10時50分発の列車に振り替え」のメールが届きました。この予定変更により、当初計画していた「ソーリェルの町(中心部)の散策」を断念せざるを得ず、今回は「ソーリェル港(ポート)周辺の散策」に絞った往復のデイトリップへと切り替えることになりました。
急な予定変更は残念ではありましたが、「運休・振り替えのお知らせ」が事前に届いたことにはとても驚きました! というのも、スペインの地方都市(島)の場合、駅に行ったら運休だと言われた!的な対応が一般的だったりするので…(^^;)
◆歴史ある木造列車「ソーリェル鉄道」に乗車
*ソーリェル鉄道の発着駅「パルマ駅」へ
ソーリェル鉄道の発着駅は「パルマ駅」です。駅舎は、市街地の喧騒から少し離れた場所にあり、1世紀以上変わらない佇まいの近代主義建築です。
パルマ駅
構内に入るとすぐにチケットオフィスの窓口があります
当日券を購入する場合は窓口で
*デイトリップの往復乗車は「事前予約」がマスト!
今回痛感したのは、ソーリェル鉄道の圧倒的な人気ぶりです。

当日、私たちはパルマ駅に10時頃(出発時刻の50分前)に到着しましたが、すでに駅のチケット窓口や構内には人が集まっていました。乗車する際は、事前のオンライン予約がマストです。オンラインで事前購入している場合は、そのままホームへ進みます。
*ホームには出発時刻の30分以上前にスタンバイするのがおすすめ!
さらに注意したいのが、予約をしていても安心できないという点です。乗車口は世界中から集まった観光客で大混雑するため、自由席を確保してスムーズに乗るには、出発時間よりかなり早めにホームにスタンバイしておくことが重要なポイントになります。10時50分発の列車に乗り込むため、10時20分頃にはすでにホームが乗車を待つ人々で押し合いへし合いの状態でした(''Д'')
列車への乗車が始まったのは、出発20分前頃で、ホーム前方にいる車掌さんに切符(予約確認書)のチェックを受けて、車両に乗り込んで座席(自由席)を確保します。ちなみに、欧米などでは「お行儀よく整列して待つ」という習慣がないのが一般的ですので、ここでは戦闘態勢で臨む!くらいの気合が必要です(笑)
狭いホームでは乗車を待つ人たちでぎゅうぎゅうです
ホーム前方(ホームに出て右手)にレトロな木造列車が待機しています
*パルマ駅を出発
想定通り、予定時刻10時50分よりも遅れての出発進行~。パルマ駅からトラムンターナ山脈を越え、ソーリェルの街へと向かう約1時間のノスタルジックな鉄道旅の始まりです。列車は、創業当時の姿をそのままとどめており、床、壁、天井はすべて美しい木造です。進行方向にあわせて向きを変えられるレザーシートが特徴です。
1912年の開通当時の姿をそのまま残す、味わい深い木造のクラシック列車が、ガタンゴトンと心地よい音を立てて進みます。本当にガタンゴトンと聞こえるのが、ノスタルジックな気分にさせられました♪ パルマ駅からソーリェルまでの約1時間は、まさに移動そのものが童心に戻るようなエンターテインメントでした。
気合いで乗り込み、全員そろって無事に席を確保!!
出発して間もなく、車掌さんが検札にやってきます(予約確認書のチェック)
*車窓からの景色
■前半:田園風景から世界遺産の山脈へ(進行方向 左手がおすすめ)
パルマの郊外を出ると、車窓にはアーモンドやイナゴマメの畑、伝統的な邸宅が広がる、のどかな田園風景が続きます。その後、列車が進むにつれて景色は一変。世界遺産にも登録されている「トラムンタナ山脈」の荒々しく壮大な岩肌が目の前に迫ってきます(進行方向左手の車窓)。
パルマを出発して20分くらいすると景色は一変! 緑豊かな高原地帯を走り抜けます
さらに走ると、車窓の左手にはダイナミックな「トラムンタナ山脈」
■後半:プジョル デン バニャ展望台での下車とソーリェル渓谷の絶景(進行方向 右手がおすすめ)
途中駅のブニョラを過ぎると、ルート上で最も高い場所(海抜約200m)にある全長約3kmのトンネルを含め、計13個のトンネルを駆け抜けます。トンネルを抜けると、オレンジやレモンの果樹園に囲まれた、美しい「ソーリェル渓谷」が目の前に広がります。
ブニョラ駅停車後は、ルート上で最も高い場所(海抜約200m)へ向かいます
列車は標高を上げながら次々とトンネルを抜けて行きます
プジョル デン バニャ展望台(Mirador des Pujol d'en Banya)で約10分間の停車時間があり、そこから素晴らしいパノラマ写真を撮影できます。その後、5つのアーチを持つ通称「5つの橋(ヴィアドゥクト)」や、180度近くカーブするトンネルを通り、終点へ向かいます。
プジョル デン バニャ展望台では、約10分間のフォトストップ
展望台から望むソーリェル渓谷
◆終着地「ソーリェル」に到着!
約1時間のレトロ列車の旅は、山間の町「ソーリェル」で終了。駅舎の1階では、ミロやピカソの作品を展示した美術展を無料で楽しめます。ソーリェルは、最高品質のオレンジの産地として知られ、かつてフランスへの輸出で栄えたため、フランス文化の影響を強く受けている町です。
到着したあとは、街の散策や、歴史的なトラム(路面電車)へ乗り換えて、さらにソーリェル港へと向かうのが人気です。
ソーリェル駅に到着
列車を降りて、ぞろぞろと駅から出ていく人々
◆さらに大混雑のレトロな「トラム」に乗車
今回、私たちは急な列車変更により、ソーリェルでの町の散策は断念…。そのまま港へと向かう名物の「トラム(路面電車)」へと乗り換えます。が!!ここでも新たな洗礼が待っていました。
港行きのトラムは、列車以上の大混雑! 一応、時刻表はあるものの「時刻表はあってないようなもの」というのが現地の実態でした。次から次へと押し寄せる観光客の波のなかで、臨機応変に動く“その場の対応力”が何よりも求められる現場でした。
赤い車体がかわいいレトロなトラムがやってきました~(^^)!
トラムは常に満員御礼状態です
トラムの乗車位置もなんだかよくわからないカオスの始まり…
ほとんど当てにならなかった時刻表(トラム乗場にて)
*山と海をつなぐ歴史的なトラム
1913年に、マヨルカ島初の電気鉄道として開通したソーリェルのトラムは、1世紀以上にわたり地元住民の足として愛されてきた公共交通機関です。山あいの渓谷から海辺のビーチまでを、約30分でゆったりと結びます。かつては旅客だけでなく、港で揚がった魚の輸送や、フランスへ輸出するオレンジ、農園の野菜、さらには海軍基地への物資(石炭や軍需品)の運搬にも使われていたそうです。
トラムが出発すると、民家の裏庭やオレンジ、レモンの果樹園が広がるのどかな田園地帯を抜けていき、いよいよ海が近づいてきます。海風を感じるようになると、トラムは「エス トラベス」の歩行者用プロムナード沿いを滑るように走ります。左手には、地中海の水平線のパノラマが広がります。
なんだかんだ乗り込んだトラム車内の様子
車窓から青い海が広がると誰もがくぎ付け状態です
◆どこか懐かしさを感じる港町「ソーリェル港」
紆余曲折を経て、ようやく目的地である「ソーリェル港」に到着。目の前に広がるのは、ヨットが並ぶおだやかな湾と、それを囲むようにオープンテラスのカフェやレストランが軒を連ねる港町の景色です。
桟橋の散策やビーチでの海水浴、新鮮なシーフード(名物はエビのカルパッチョだそう)を楽しめるほか、ここからさらに船に乗ってサ カロブラなどの美しい海岸景勝地へ足をのばすことも可能です。
港の駅に降りたつと、トラムに乗り降りする人でごったがえし!!
トラムの線路沿いには、カフェやレストランなどの飲食店が並んでいます
6月上旬でも気温は30度越え。日光浴や海水浴を楽しむ子どもたちでにぎわっていました
こぢんまりとした湾ですが、ビーチに隣接したヨットハーバーも
◆帰路もドタバタ!
港町の景色に癒やされたのも束の間… 帰路の移動も一筋縄ではいきませんでした…。案の定、トラムの運行は時刻が読めず、さらにアクシデントによる一時停止が発生し、パルマへ戻る列車への乗り継ぎに間に合うかどうか冷や汗をかく場面も。
幸い、接続する列車が連携して出発を待っていてくれたため、事なきを得ましたが、まさにハラハラドキドキの連続。乗車後は皆ぐったりとしてしまうほど、移動の難しさと対応力を学んだ印象深い帰路となりました(;^ω^)
◆ソーリェルへのデイトリップを楽しむポイント
1. スケジュールは“超”ゆとりを持つべし!
今回のデイトリップを通じて、強くお伝えしたい最大の教訓は、「ソーリェル鉄道を利用する日は、1日のスケジュールに圧倒的な余裕を持たせるべき」ということです。例えば、「パルマに戻る時間を計算して、夜にディナーの名店を予約しておく」といったスケジュールの組み方は、絶対に避けるべきです。
乗り物の遅延や運休、混雑による見送りなどが日常茶飯事のため、時間厳守の予定を入れてしまうと、現地での観光や行動がすべて制限されてしまいますのでご注意ください!
2. スケジュールだけではなく気持ちにも“超”ゆとりを持つべし!
1便目の運休に始まり、混雑するトラムの攻略など、まさに“その場の対応力と忍耐力”が試された2日目でした。スマートな日本の交通インフラに慣れている私たちにとって、この“あってないような時刻表”の環境下での1日を楽しむには、「不合理で不便な状況さえも楽しめるくらいの気持ちのゆとり」と「郷に入れば郷に従え」の精神のほかにありません(笑)
ポルト デ ソーリェルのビーチにて

トラベルコンサルタント 角 千春
いかがでしたでしょうか? マヨルカ島のレトロな観光列車ソーリェル鉄道とソーリェルへのデイトリップは、マヨルカ島の多彩な魅力を体験できるものでした。地中海の真珠・マヨルカ島をはじめ、スペインへの旅行に興味のある方は、お気軽にティースタイルにお問い合わせください。
トラベルコンサルタント 角 千春のご紹介
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※前回のレポートは、マヨルカ島の旧市街編として公開しています。ぜひ併せてご覧ください。