【視察レポート】標高3,883mの絶景展望台「マッターホルン・グレッシャー・パラダイス」へ(スイス・ツェルマット/2022年12月視察⑪)

こんにちは! スイスを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの藤原です。ローザンヌ→ツェルマット→サンモリッツ→チューリッヒと、スイス各都市を周遊してきました! 今回はツェルマットの山岳ホテル、「リッフェルアルプ リゾート 2222m Riffelalp Resort 2222m」に宿泊し、翌朝は標高3,883mの世界、「マッターホルン・グレッシャー・パラダイス(Matterhorn Glacier Paradise)」を目指して出発しました。

こちらのレポートではマッターホルン・グレッシャー・パラダイスへの行き方と現地の様子をレポートいたします! リッフェルアルプ リゾート 2222mのレポートは、最下部のリンクよりご覧いただけますので、ぜひあわせてご覧くださいね。

ゴンドラの中から撮影したマッターホルン

ゴンドラの中から撮影したマッターホルン

前回のレポートでもご紹介したツェルマットピークパスを利用すれば、登山鉄道やその先のゴンドラも利用することができます(ただし、特別なゴンドラは別途料金が必要です)。

まずはツェルマットから「ゴルナーグラート(Gornergrat)」行きの登山鉄道に乗ります。ツェルマットピークパスを改札のようなところにかざして中に入りました。降りる駅は「リッフェルベルク(Riffelberg)」。列車はほぼ定刻通りにきました。大きなトランクは、スイス連邦鉄道(SBB)が運営している荷物託送システムのサービスを利用して、次のホテルへと先に届けてもらえます(※ご出発前にお申し込みが必要です。目的地によってかかる日数も変わるので事前にご確認ください)。

マッターホルン・グレッシャー・パラダイスまではツェルマットピークパスを利用しました

マッターホルン・グレッシャー・パラダイスまではツェルマットピークパスを利用しました

ほぼ定刻通りの運行が安心ですね

ほぼ定刻通りの運行が安心ですね

このように次のホテルへ荷物を届けてくれます

このように次のホテルへ荷物を届けてくれます

キレイで中は広々。スキー目的の方も多いので、列車にはボードを立てておくスペースもあります

キレイで中は広々。スキー目的の方も多いので、列車にはボードを立てておくスペースもあります

リッフェルベルクに到着しました。降りるときも行き同様、改札にパスをかざして降りることができます。足元の凍結や雪道に備え、履物は滑りにくいものを選びましょう。リッフェルベルクからは、リッフェルベルク エクスプレスのゴンドラに乗り換えます。

ゴンドラに乗るときも登山鉄道と同じようにバー付きの改札があります。改札はパスをかざして通過することができます。左の上着ポケットなどにパスを入れておくと、毎回出さなくてもパスを感知してバーが開きます。どんどん寒くなる手元を守るためにもぜひ試してみてください♪

列車を降りるとこのようにゴンドラの場所がすぐに見えるので、あわてずに移動しましょう

列車を降りるとこのようにゴンドラの場所がすぐに見えるので、あわてずに移動しましょう

パスをかざして通過! 左の上着のポケットに入れておくのがおすすめです

パスをかざして通過! 左の上着のポケットに入れておくのがおすすめです

ゴンドラもキレイに保たれています。大人8人は座ることができます(640kgまでの重量制限あり)。スピードはゆっくりすぎず速すぎずで不快にならず、パノラミックで迫力満点な風景が、ず~っと楽しめる時間でした。

スキー板などはゴンドラの外についているスタンドに立てます

スキー板などはゴンドラの外についているスタンドに立てます

迫力満点のゴンドラに乗車!

迫力満点のゴンドラに乗車!

ゴンドラに乗ることおおよそ10分。「フーリ(Furi)」という停留所で降ります(途中いくつか停留所がありますのでご注意を)。停留所にはキオスクがあります。お手洗いやお土産物売り場もあり、軽食を購入することもできます。

看板に向かって進んでいくと分かりやすいので、「Matterhorn glacier paradise」を目指して進んでいきましょう

看板に向かって進んでいくと分かりやすいので、「Matterhorn glacier paradise」を目指して進んでいきましょう

それにしても、キオスクの施設内が本当にきれいに保たれていて感動です!

それにしても、キオスクの施設内が本当にきれいに保たれていて感動です!

お手洗いを済ませたら、マッターホルン エクスプレスのゴンドラ乗り場へと進みます。ゴンドラの中から見えるマッターホルンは本当に神々しく、迫力満点! 死ぬまでに訪れたい絶景に、スイスの美しい山々の景色を絶対に入れてほしいくらい感動します。

ゴンドラ乗り場

ゴンドラ乗り場

ゴンドラの中から撮影したマッターホルン。下に写っている人が蟻のように小さい!

ゴンドラの中から撮影したマッターホルン。下に写っている人が蟻のように小さい!

ゴンドラからの眺めを楽しんでいると、「トロッケナー シュテーク(Trockener Steg)」に到着! ゴンドラを降りたら出口に向かいます。同じようにパスをかざして外に出ていきます。なんと、外の気温はマイナス16度! この日は上に行けば行くほどさらに冷え込んでいて、最低気温がマイナス22度はあったようです。外気に触れていた部分が痛かったので、インナーはユニクロのヒートテックや、中にはカイロをしっかり貼り、手袋・帽子・耳あては必須です。ダウンジャケットは保温性の高いものを選びましょう!

出口はコンパクトで分かりやすいです

出口はコンパクトで分かりやすいです

外の気温が表示されているモニター

外の気温が表示されているモニター

ここでまたゴンドラに乗車します。こちらはマッターホルン グレッシャー ライドといって、ヨーロッパで一番標高の高い位置にあるゴンドラです。このゴンドラもツェルマットピークパスなどで利用できます。別途料金がかかりますが、クリスタルライドという特別仕様のゴンドラに乗ることもできます。今回は特別に、そのゴンドラに乗せていただきました! ゴンドラの中の床はガラス張りになっているのが特徴です。

マッターホルン グレッシャー ライド乗り場

マッターホルン グレッシャー ライド乗り場

クリスタル ライドは通常のゴンドラとは違い、外に描かれているイラストのキラキラが目印です!

クリスタル ライドは通常のゴンドラとは違い、外に描かれているイラストのキラキラが目印です!

ゴンドラの定員は20名です。先ほどまでのゴンドラよりも少し大きくなります

ゴンドラの定員は20名です。先ほどまでのゴンドラよりも少し大きくなります

ゴンドラの中の床はガラス張りになっています!

ゴンドラの中の床はガラス張りになっています!

写真も素晴らしいのですが、より臨場感あふれる景色をお楽しみいただくために動画でご紹介させていただきます。アトラクションに乗っているような気持ちになるくらい、壮大な山の上をゴンドラで通っていきます。

マッターホルン グレッシャー ライドのゴンドラに乗って「マッターホルン・グレッシャー・パラダイス」にたどり着くまでおおよそ10分です。こちらにはレストランがあり、軽食のほか、パスタやスイス料理などをしっかりと召し上がることもできます。

外の眺めも美しいので、窓側のお席がおすすめです♪ 窓側でホットチョコレートを召し上がりながら、贅沢な時間をお過ごしください。こちらでお土産も買えますよ♪ トイレもありますが、入るのに2スイスフラン必要なので、コインは何枚か持っておくと安心です。

レストラン

レストラン

窓際のお席がおすすめ

窓際のお席がおすすめ

休憩をしたら、エレベーターを利用していちばん高い展望台へと向かいます。標高はマッターホルンよりも高い4,100m! 息を呑む景色が広がっていました。富士山よりも高く、無理をすると呼吸がしにくくなるので、ゆっくり深呼吸をしましょう。

エレベーターを利用して登っていきます。HUBLOTの時計がそこら中に飾っていました。さすがご当地!

エレベーターを利用して登っていきます。HUBLOTの時計がそこら中に飾っていました。さすがご当地!

キラキラとしているのはダイヤモンドダストといって、マイナス15度以下の気温になると空気中の水蒸気が細氷となり太陽の光でキラキラして見える現象です

キラキラとしているのはダイヤモンドダストといって、マイナス15度以下の気温になると空気中の水蒸気が細氷となり太陽の光でキラキラして見える現象です

頂上には南京錠をかける場所があります。記念にいかがですか?

頂上には南京錠をかける場所があります。記念にいかがですか?

広く広がる山脈はイタリアやフランスの山脈。一望できてしまう特別な場所です

広く広がる山脈はイタリアやフランスの山脈。一望できてしまう特別な場所です

さてお次は「グレッシャー パレス(Glacier Palace)」という“世界でいちばん高い位置にある氷河の宮殿”と呼ばれる展示スペースへと向かいます。標高は3,883m! リアルな氷河でできているトンネルをくぐっていきます。

グレッシャー パレス

グレッシャー パレス

紀元前からある氷河で、彫り続けたら恐竜の化石が見つかるかも?!

紀元前からある氷河で、彫り続けたら恐竜の化石が見つかるかも?!

氷を彫刻したアートの世界!

氷を彫刻したアートの世界!

人がひとり入れるくらいのすべり台もありました! すべりはそんなに良くないです(笑)!

人がひとり入れるくらいのすべり台もありました! すべりはそんなに良くないです(笑)!

マッターホルン・グレッシャー・パラダイスに着いてから展望台、氷河の宮殿、ランチなどゆっくりしておおよそ2時間。体調に無理のないペースでゆっくり観光されることをおすすめいたします。

帰りはゴンドラを乗り継いでツェルマットまで下山していきます。レストランのあったゴンドラの停留所から約40分ほどで、ゴンドラのツェルマット停留所に到着します。

ゴンドラのツェルマット停留所

ゴンドラのツェルマット停留所

停留所を降りてすぐの橋の上からの様子。さっきまであんなに高い場所にいたかと思うと…自分で自分を褒めたいです

停留所を降りてすぐの橋の上からの様子。さっきまであんなに高い場所にいたかと思うと…自分で自分を褒めたいです

目的地までの所要時間が書かれた看板。ツェルマットの市街地まで20分ほど。町並みを楽しみながら戻るのがおすすめです♪

目的地までの所要時間が書かれた看板。ツェルマットの市街地まで20分ほど。町並みを楽しみながら戻るのがおすすめです♪

藤原 彩

トラベルコンサルタント 藤原 彩

いかがでしたか? どこを切り取っても絵になるパノラミックな山々は、本当に来てよかったと思える場所のひとつです。一生忘れられない思い出になること間違いなしです!

そんなスイス旅行やヨーロッパの周遊旅行はティースタイルにお任せください!


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関連ページ:

【ホテルレポート】リッフェルアルプ リゾート 2222m(スイス・ツェルマット/2022年12月視察③)