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【視察レポート】プリトヴィッツェ湖群国立公園&アドリア海沿岸の町巡り〈クロアチア3~4日目〉(2025年2~3月視察視察③)

トラベルコンサルタントの廣永です。2025年3月、ポーランド航空とクロアチア・ハートフルセンター主催のクロアチア視察に参加してまいりました。前回のレポートから引き続き、クロアチア視察3~4日目の内容をご紹介させていただきます。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の透き通る湖

プリトヴィッツェ湖群国立公園の透き通る湖

クロアチア視察3日目は、人気観光地「プリトヴィッツェ湖群国立公園」を訪れました。プリトヴィッツェ湖群国立公園は16の湖と数多くの滝がある広大な国立公園で、世界遺産に登録されています。敷地はとても広く、徒歩でのハイキングコースのほかエコロジーバスや遊覧船でも移動することができます。訪問時期が冬ということもあり雪景色を覚悟していましたが、今年は温暖で雪は残っていませんでした。冬期は上湖群(アッパーサイド、公園西側)は閉鎖されており、この時期に入場できるのは下湖群(ローワーサイド、公園東側)のみとなります。

ハイキングコースは複数ありますが、うち4つのコースが入口で紹介されています。一番人気があるのはCコースですが、約8キロの道のりとなりますので、体力に自信のない方には他の短めのコースがおすすめかもしれません。今回は上湖群がクローズしていることもあり、約4キロのBコースに挑みました。入口1からハイキングコースと船を利用し、入口2を目指すコースです。ハイキングの途中にはお手洗いがないので、先にトイレを済ませておかれることをおすすめします。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の入口

プリトヴィッツェ湖群国立公園の入口

4つのハイキングコース

4つのハイキングコース

公園内の施設、ポイントの案内板

公園内の施設、ポイントの案内板

公園に入ると、さっそく雄大な景色が広がります。あいにくの曇りですが、それでも鮮やかな濃いエメラルドグリーンの湖が見られました! 離れていても透明度の高さが伺えます。湖の対岸へ渡ると、クロアチア国内最大の滝であるヴェリキ滝を間近に見ることができます。

コースに入ってすぐにこの絶景!

コースに入ってすぐにこの絶景!

エメラルドグリーンの湖

エメラルドグリーンの湖

大迫力のヴェリキ滝

大迫力のヴェリキ滝

その後は湖岸の遊歩道を歩きながらP3ポイントのボート乗り場を目指しました。途中、さまざまな美しい景色が現れます。ところどころに案内板があり、今自分がどこを歩いているのか確認できるようになっています。約1時間半かけて、P3ポイントに到着。こちらにはレストランとお店、お手洗いがあります。最後は船でP1ポイント(入口2)へ移動し、Bコースは終了です。私たちは入口2付近でランチを取り、そのまま次の視察へ出発しましたが、スタート地点に戻るにはバスで移動することができます。

現在地が確認できる案内板

現在地が確認できる案内板

ポイントにあるレストラン

ポイントにあるレストラン

船で次のポイントまで移動します

船で次のポイントまで移動します

プリトヴィッツェ湖群国立公園を後にした私たちは南下し、ザダルに到着しました。ザダルは“世界一サンセットが美しい街”と評されたこともある港町です。旧市街にはローマ時代からの遺跡が残っている一方、アドリア海を望むプロムナードは美しく整備されて『海のオルガン』や『太陽への挨拶』などの現代アート作品が楽しめます。ザダルでは、新旧が美しく融合しているようです。

『海のオルガン』とはプロムナード下に設置されたアート作品で、潮の満ち引きで音が鳴るという仕組み。プロムナードを歩いていると不思議な音色が聞こえてきます! 『太陽への挨拶』は地面のガラスに埋め込まれたパネルが日中の太陽光を集め、夜になるとカラフルな電飾となって光るというインスタレーション作品です。夕刻になると街の人々はプロムナードで歓談したり、散歩したり、とても穏やかな時間が流れており、幸福度の高さが見てとれました。

美しいザダルのプロムナード

美しいザダルのプロムナード

世界一美しいとも称されるサンセット

世界一美しいとも称されるサンセット

ザダルの旧市街は世界遺産に登録されており、すべて歩いて回って観光できるくらいの広さです。ローマ時代の基礎が今でも残っているザダルのシンボル的存在である「聖ドナト教会」や、ローマ時代の広場「フォーラム」、この地域で最大の規模を誇る「聖ストシャ大聖堂」など、たくさんの見どころがあります。この日はちょうどカーニバルが行われており、とてもにぎわっていました。

聖ドナト教会

聖ドナト教会

聖ストシャ大聖堂

聖ストシャ大聖堂

カーニバルの様子

カーニバルの様子

クロアチア視察4日目、最初に訪れたのはトロギール(トロギル)です。トロギールは城壁に囲まれた、500m×1,500mくらいの小さな島です。狭い島の中にはギリシャ時代、中世、近代とさまざまな様式の建築物がひしめき合っており、外からの侵入を防ぐために高い壁で囲まれ、道路はあえて狭く作られています。なるべく住居から外に出なくてもご近所と行き来ができるよう、向かい合わせの建物がアーチでつながれています。

トロギール旧市街の門

トロギール旧市街の門

建物と建物を繋ぐアーチ

建物と建物を繋ぐアーチ

トロギール最大の見どころは「聖ロヴロ大聖堂」です。13世紀から建設がスタートし、17世紀になって完成したということもあり、大聖堂の中ではさまざまな時代の建築様式が入り混じっています。大聖堂の内部はたいへん見ごたえがあり、世界遺産にも登録されています。2025年3月現在、大聖堂への入場は制限されており個人での入場は不可。ローカルガイドを通じて、入場許可を得る必要があります。

トロギールのシンボル 大聖堂

トロギールのシンボル 大聖堂

大聖堂の正門

大聖堂の正門

大聖堂の主祭壇

大聖堂の主祭壇

次に、クロアチア第2の都市であるスプリットを訪れました。街の中心部のマリーナ周辺は美しくプロムナードが整備され、カフェやレストランが立ち並んでいます。プロムナード沿いには、昔王様が余生を過ごした「ディオクレティアヌス宮殿」があり、敷地内には宮殿の地下建物やカテドラルなど多くの見どころが残っています。

スプリットのプロムナード

スプリットのプロムナード

ディオクレティアヌス宮殿の城壁

ディオクレティアヌス宮殿の城壁

カテドラルと鐘楼

カテドラルと鐘楼

かつてはモザイク装飾のドームで覆われていた前庭

かつてはモザイク装飾のドームで覆われていた前庭

今回の滞在では時間がなく、観光は宮殿内のみで終わってしまったのですが、スプリットはゆっくりとバカンスのために滞在してみるのも良さそうな街だと感じました。

スプリットからドブロブニクへ移動する途中、夕食のためにストンへ立ち寄りました。この地域は牡蠣(かき)の養殖が盛んで、採れたての新鮮プリプリな牡蠣を食べることができます。

夕食のメインはもちろん牡蠣! 生牡蠣のほか、牡蠣フライや牡蠣のオイル焼きなど、たくさんの牡蠣料理をいただきました。生牡蠣は1つ2ユーロでした。牡蠣料理以外にも、ツナステーキやシーフードリゾットなど、たくさんのメニューがありますので、牡蠣が苦手な方もお楽しみいただけますよ。

牡蠣料理の名店「Bakus」

牡蠣料理の名店「Bakus」

この地域の牡蠣は薄いのが特徴

この地域の牡蠣は薄いのが特徴

絶品!シーフードリゾット

絶品!シーフードリゾット

ツナステーキ

ツナステーキ

廣永 亜紀

トラベルコンサルタント 廣永 亜紀

クロアチア視察の3~4日目は、プリトヴィッツェ湖群国立公園の絶景を堪能したあと、海岸線沿いの美しい街を巡りました。クロアチアは鉄道が発達しておらず、公共交通機関での移動は大変ですが、専用車をチャーターすることで、簡単に海岸沿いの美しい街を巡ることができます!

クロアチアへのオーダーメイドの旅は、ぜひティースタイルまでお問い合わせください!


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