【視察レポート】プリトヴィッツェ湖群国立公園の上湖畔巡り(クロアチア・プリトヴィッツェ/2023年9~10月視察④)

こんにちは。トラベルコンサルタントの宮本です。2023年9月末~10月初旬に、ハネムーンにも女子旅にも人気のクロアチアへ行ってきました! プリトヴィッツェ湖群国立公園も丸一日散策してきましたのでご紹介します。

プリトヴィッツェ湖群国立公園

プリトヴィッツェ湖群国立公園

今回プリトヴィッツェ湖群国立公園への移動は、ザグレブから専用車での日帰り観光プランを利用しました。ザグレブのホテルに迎えにきていただき、スーツケースは車のトランクで預かってもらい、プリトヴィッツェ湖群国立公園を散策後、ザグレブ空港へ送っていただくという行程です(この日最終便でドブロブニクへ移動するため、空港へ送っていただきました)。

【今回のスケジュール】
08:00 ザグレブ市内ホテルにてドライバーと待ち合わせ&出発→10:30 プリトヴィッツェ湖群国立公園到着→午前:下湖群散策→P3の休憩エリアにてランチ→午後:上湖群散策→17:00 プリトヴィッツェ湖群国立公園にてドライバーと待ち合わせ&出発→19:30 ザグレブ空港到着

下湖群エリアが有名なプリトヴィッツェ湖群国立公園ですが、個人的には上湖群の景色に感動したので、今回は上湖群をメインに紹介いたします! 下湖畔の情報は弊社コンサルタントが視察したレポートがありますので、よろしければ最下部にご案内しているレポートも合わせてご覧ください。

園内各所にあるマップ

園内各所にあるマップ

午前に下湖群の有名どころを散策し、P3のレストランにてランチ休憩をしました。上記園内マップの赤い点がP3の休憩エリアです。その右側が下湖群、左側が上湖群となります。

P3の休憩エリアは広々したキャンプ場のような感じで、ハンバーガーなど食べ物の売店が2店、コーヒーなどの飲み物の売店が1店、お土産店が1店、そしてお手洗いがありました。

食べ物の売店は2店舗ともメニューは同じでした。ウッドテーブルがずら―っと並んでいるので、食べ物を購入してテーブルとベンチで自由に食べることができます。すでに下湖群を1周して約3時間程歩いているので、ここに到着するときにはおなかぺこぺこ状態です! たくさん歩くので、水分補給や飲み物もここで必ず購入しておきましょう!

食べ物の売店は2店舗ともメニューは同じでした。ウッドテーブルがずら―っと並んでいるので、食べ物を購入してテーブルとベンチで自由に食べることができます。

すでに下湖群を1周して約3時間程歩いているので、ここに到着するときにはおなかぺこぺこ状態です! たくさん歩くので、水分補給や飲み物もここで必ず購入しておきましょう!

食べ物はハンバーガー(10ユーロ前後)、サンドイッチ(5~6ユーロ)、ホットドック(7ユーロ)、フライドポテト(4ユーロ)、マフィン(3ユーロ)などがありました(2023年10月時点)。レジで注文するとトレーを渡され、その場でハンバーガーのバンズやパテを焼いてくれます。奥へ進むように言われ、できたての商品を受け取りました。

私はチーズバーガー(11ユーロ)とスプライト(3.7ユーロ)を購入しました。見事な観光地価格です…!(2023年10月頃のレートだとチーズバーガーは約1,800円、スプライトは約600円です)。あとは空いてるテーブルを見つけて座って食べます。「チーズバーガー…高いな…」と思いつつも、焼きたて、作りたてなだけあって、美味しかったです!

キャンプ場の雰囲気

キャンプ場の雰囲気

チーズバーガーとスプライト

チーズバーガーとスプライト

何より景色がいいので、たくさんの緑に囲まれながら湖を眺めての食事は最高でした! お昼時だったので結構たくさん人はいましたが、テーブルの数も多いので空きも十分にありました。

ボート乗り場の脇は遠浅のビーチのようになっていて(湖ですが)、子供たちが遊んでいました。

ボート乗り場の脇は遠浅のビーチのようになっていて(湖ですが)、子供たちが遊んでいました。

昼食を終えたら、ボートで上湖群へ向かいます! P3の乗り場からP2の乗り場へ移動します。40~50人くらい乗れそうなボートですが、混んでいたので30分くらい並び2本程見送りました。時刻表などは確認できなかったのですが、循環運航しているのでこの時期は10分~15分に1本程度の運航のようでした。食事をする場所からどのくらい並んでいるか見えるので、タイミングを見計らって並ぶのがおすすめです。

このようなボートで移動

このようなボートで移動

P3からP2へ移動

P3からP2へ移動

P2に到着後は看板を目印に進みます。午後の太陽が高い位置にある時間だったので水面がきらきらしてきれいでした。上湖群の方が湖の透明度が高く水底で木が朽ちている様子なども見ることができ、本来の自然の姿がより見られる印象でした。

水の底がきれいに見えます

水の底がきれいに見えます

木の板の道が続いていました

木の板の道が続いていました

見晴らしの良い道もあれば、森の中、木の根っこに気を付けながら進む道や、木くずがチップのようにふかふかしていて歩きやすい道もあります。

木の根

木の根

1本の木なのかわからないくらい大きい木

1本の木なのかわからないくらい大きい木

森の中から見える小さな滝

森の中から見える小さな滝

水量が多く、苔もきれいでした

水量が多く、苔もきれいでした

上湖群の見どころとなるのが「ヴェリキ プルシュタヴァツ滝」です。散策路と滝の距離が近いので、水しぶきが飛んでくるくらいでした!

ヴェリキ プルシュタヴァツ滝

ヴェリキ プルシュタヴァツ滝

マリ プルシタヴツィ滝

マリ プルシタヴツィ滝

ガロヴァチュキ ブク滝

ガロヴァチュキ ブク滝

上湖群の中で私が特に感動した景色、一番推したい景色が「ガロヴァチュキ ブク滝」です。見る方角が違うとまた違う景色になるので、どの角度が一番いいか悩みました…!

個人的にガロヴァチュキ ブク滝のベストビュー!!!

個人的にガロヴァチュキ ブク滝のベストビュー!!!

滝もたくさん見えて、水面もきらきらしているのがお気に入りの景色になりました。今回、上湖群は散策している観光客も少なめなので、写真もゆっくり撮りながら進むことができました。下湖群は団体ツアーも多いので、ずっと行列に沿って進んでいたので、写真を撮るのもタイミングを図りながらという感じでした。

名残惜しくて振り返って最後にもう1枚撮影

名残惜しくて振り返って最後にもう1枚撮影

皆さん、ゆっくり滝の景色を堪能していました。一眼レフを持っている写真好きそうな方々が多かった印象です。ヴェリキ プルシュタヴァツ滝からガロヴァチュキ ブク滝のエリアは見どころが多すぎて静かに大興奮でした…! 上湖群は大きな上り下りはあまりないですが、階段を登ったり、足場が悪かったりという場所もありました。履きなれた歩きやすいスニーカー必須です!

太陽が真上にある時間は特にきれいです

太陽が真上にある時間は特にきれいです

入江のようになっている場所も魅力的です

入江のようになっている場所も魅力的です

最後は森の中を抜けると、ST3の休憩所が見えてきます。3時間くらい続けて歩いたので、「やっと見えた~」という感覚でした! 上湖群は至る所に休憩用のベンチがあり、ゆっくりと休憩しながら進んでいる方が多かったです。私はST3まで歩き続けたのですが、ガロヴァチュキ ブク滝を過ぎると景色も単調になってくる区間もあるので、ガロヴァチュキ ブク滝の景色をみたら、そこからP2へ戻り、ボードでP1へ移動しエントランス2へ戻るルートも時間次第ではいいかもしれません。P2へという矢印がでている看板も度々見かけました。

休憩所の売店が、着いた時には開いていたのにお手洗いに行ってから向かったら閉まっていました…。コーヒー飲みたかった…(この時は16時頃閉店だったようです)。自動販売機があったので、少しベンチで休憩してバス乗り場へ向かい、バスでST2へ移動しました。

ST3の休憩所

ST3の休憩所

ST3のバス乗り場

ST3のバス乗り場

園内を周っているエコロジーバス

園内を周っているエコロジーバス

今回は、下湖群で約3時間で散策→ランチ1時間→上湖群約3時間で散策という時間繰りでした。下湖群は行列になっていてなかなか進まないエリアも多かったので、時期によって所要時間は大きく変わる可能性がありそうです。散策終了後、ドライバーさんと待ち合わせをしてザグレブ空港へ向かったので、2時間30分ほど車で爆睡でした(笑)。プリトヴィッツェ湖群国立公園へはバス移動もできますが、1日でまるっと周る場合には、体力面を考えると、高くても専用車移動がおすすめです!

宮本 佳織

トラベルコンサルタント 宮本 佳織

プリトヴィッツェ湖群国立公園は、混雑具合と時間帯で印象が変わるかもしれません。私が訪れた9月下旬は下湖群は非常に混雑していたことと、午前中に下湖群を周ったので太陽の位置が低く、陰になってしまうところが多い印象でした。広告やガイドブックに載っている名所ポイントも多いので、「ここだ~」という感動は下湖群に多いのですが、純粋に自然を楽しむという意味では、上湖群も個人的にはおすすめです。『もののけ姫』の世界なんじゃないかと思うくらい、倒れた木が朽ちて、土にかわり、新しい芽が生えて…といった自然のそのままのサイクルを感じることができました。滝や苔好きの方にも上湖群おすすめです!

今回のようなザグレブからの日帰りプラン以外にも、《ザグレブ空港到着後、そのまま専用車でプリトヴィッツェへ移動。1泊して、翌日散策》や、《スプリットと組み合わせる場合には、専用車でプリトヴィッツェへも移動可能》など、さまざまな行程を組むことができます。滞在したい都市によっておすすめの周遊方法、時間のロスが少ない移動方法などが変わってくるので、ぜひクロアチア旅行をご検討中の方はお気軽にティースタイルまでお問い合わせください!


トラベルコンサルタント 宮本 佳織のご紹介
クロアチアのページへ

◆下湖畔の情報は、弊社コンサルタントが視察したこちらのレポートをご覧ください。

【視察レポート】クロアチアの世界遺産! プリトヴィッツェ湖群国立公園(2019年5月視察➃)