クトゥビア Koutoubia(モロッコ・マラケッシュ)

マラケシュのシンボルとして街で最も目立つモスク「クトゥビア Koutoubia」。1190年代に建てられた四角柱の尖塔は「ミナレット」と呼ばれ、高さが約77メートルもあり、世界で最も高く美しい塔のひとつとされています。ミナレットは4つの側面すべてに異なる装飾が施されており、美しいムーア様式建築の傑作です。セビリヤのヒラルダの尖塔と並んで2大ミナレットとしてその美しさが認められている建築物です。

ミナレット完成前の1157年に建てられていた最初のモスクは、メッカに対してモスクの位置が正しくないという理由から、取り壊しになり現在は基礎部分の柱だけが残っています(その後、モスクは再建されています)。

クトゥビアはマラケシュのメディナ(旧市街)観光の出発地となる場所です。メディナの中ではありませんが、メディナの正門に近く、ジャマルエルフナ広場にも徒歩5分程度でアクセス良好です。クトゥビアの入り口は広場のようになっており、大きな道路に面しているので、歴史あるミナレットと近代的な雰囲気の混在する雰囲気が特徴的です。モスクの周辺は整然と並ぶオレンジ畑になっており、所々に生えるヤシの木が南国の情緒を醸し出します。

マラケシュ観光の際は、シンボル的なクトゥビアからメディナにてくてくと歩き、観光を始めるというのが未知の街メディナ体験という雰囲気になり、おすすめです♪ ちなみに、イスラム教徒の人しかクトゥビアの中に入れないですが、外観だけでもぜひ近くでご覧ください。

クトゥビア 公式HP

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