

Merzouga REPORTメルズーガ 視察ブログ
【ホテルレポート】デューンズ ラグジュアリー キャンプ(モロッコ・メルズーガ/2024年10~11月視察⑥)
こんにちは。トラベルコンサルタントの阿部です。2024年10月~11月、トラベルコンサルタントの大石、角、宮本と共に、モロッコを周遊しながら視察してまいりました。今回は、その際に宿泊しましたメルズーカの砂漠にある宿泊施設「デューンズ ラグジュアリー キャンプ Dunes Luxury Camp」をご紹介いたします。サハラ砂漠が始まるメルズーカの砂漠の中に造られた常設テントとなります。
日も沈み、真っ暗な時間になってからの移動となりましたので、写真は、翌朝出発時のものと合わせて紹介させていただきます。

星空の下にテントがあります
◆到着してからの流れ&テントの設備について
到着した際には、どこからともなくスタッフがやってきて、大きなスーツケースを持ってくれて、部屋へと案内をしてくれました。こちらのテントには、いわゆるレセプションというものがありませんでした。事前にドライバーが「何時に到着するよ」と連絡をし、その時間に待機をしてくれるシステムのようでした。
では、今回宿泊させていただいたテントを紹介してまいります。まず、テントには鍵がありませんでした。スタッフに聞いたところ、誰も来ないから鍵をかける必要はないでしょう?とのこと。
人によっては心配になる方も多いとは思いますが、宿泊する人以外には誰も来ない大自然の中にいる、ということであって、それは日本ではなかなか経験できないことではないでしょうか。そう思うと、たいへん感慨深い思いでした。
また、上下水道や電気の管、コードはしっかりと地中に隠されている状態でしたが、グーグルマップの登録とは位置や配置が変わっていました。もしかしたら、季節ごとに場所を移動させているのかもしれません。

テントがずらっと並んでいました

イベントスペースでしょうか

朝食レストラン
◆客室のご紹介
続いて、私が宿泊した客室(テントの中)を紹介したいと思います。室内は、ベッドでほぼ埋め尽くされているような感じですが、ソファやキャビネットなどが一切置かれてはいなかったので、スーツケースもなんとか2つ広げられるぐらいのスペースはあります。すべて同一の広さで、同じ造りのテントでしたが、内装の色合いなどは、テントによって少しづつ変わっておりました。
こんな場所の宿泊施設ながら、電気は、終始安定して供給されていました。ただし、Wi-Fiのサービスはありません。それでも、こんな砂漠の中ですが、電話の電波はしっかりと飛んでおり、写真の転送や動画の閲覧にもストレスをためることはありませんでした。

テントは1棟独立です

室内はベッドが占領

クロークもなく、棚が1つだけ
水もしっかりと確保されており、朝には、水圧は非常に弱いながらも温かいお湯もしばらく待てば出ました。一方、アメニティ類は、陶器のボトルに入ったシャンプーとシャワージェル、石けんのみ。そのほか、クローゼット、ドライヤー、セーフティーボックス、冷蔵庫、電気ケトルなどの設備も一切ありませんでした。このあたりは、キャンプのテントだと思えば致し方がない部分かとは思います。
水まわりは、ベッドの枕元から足元方向に眺めた先にまとまっていて、左にトイレ、中央に洗面台、右にシャワーとなっていました。

左に水洗のトイレ

中央に洗面台

右に簡易シャワー
◆このテントの魅力
このテントに泊まる醍醐味は、やはり砂漠のど真ん中にいると、最大限に実感できることだと思います。夜は、自分のテントの裏にある、ほんの10mほどの砂丘のうねに登り、満天の星を楽しむこともできました。

iPhoneのカメラでも十分キレイに撮影できます
◆ラクダに乗ってサンライズ観賞へ
そして翌朝は、このテントからサンライズ観賞へ向かいました。テントが砂漠の中にあるので、サンライズ観賞地までもすぐ! 早起きをする必要も少なく、朝も比較的ゆっくりと寝ることができました。集合時間は6時40分、空が朝焼けで輝きだしたのが6時45分頃、日の出は7時30分頃でした(2024年11月視察時点)。
観賞スポットへは、ラクダに乗って砂丘を少し登りましたが、ラクダの乗り降りもテントの目の前からで、車に乗って移動したりする必要もありません。それも楽ちんでしたね。

ラクダの乗り降りはテントの前から

愛らしいラクダ君でした

朝日に照らされた砂漠

テント前の映えスポット?
※サンライズ観賞についての詳しいレポートは、別のコンサルタントがレポートを作成予定です。お楽しみに!!
◆朝食の様子
さて、朝食の様子もお伝えさせていただきます。朝食は、ヨーロッパのコンチネンタルスタイルでした。砂漠の中にある施設ですので、これでも十分だと言わざるを得ないかと思います。温かいコーヒーが飲めて体が温まりました。

朝食のラインナップ

フルーツもありました

砂漠の中でおいしくいただきました
◆立地について
冒頭でもお伝えした通り、立地はまさに砂漠の中! 4WD車で砂埃をあげながら、テントへ向かうこととなりました。到着時は、すでに真っ暗な中を走行していましたので、その様子はまったくわかりませんでしたが、翌日朝の出発時の様子を見て、あらためてすごい場所に泊まっていたんだなぁ~と実感した次第です。
今回宿泊したテントと同じ系列会社のテントが、それぞれコの字を描くように、3か所に分かれて建っていました(それぞれにテントの内容は変わっているとは思いますが、今回は、他のテントまでは視察ができませんでした)。

4WD車で砂漠を爆走

コの字を描くようにテントが建ち並びます

トラベルコンサルタント 阿部 正寿
デューンズ ラグジュアリー キャンプはいかがでしたでしょうか。決してホテルライフを楽しむようなところではありませんが、この立地を考えれば、唯一無二の滞在を楽しめるとも言えるのではないでしょうか。それでも、富士山の山小屋なんかと比べてみたら、圧倒的に快適な滞在ができました。
日本からは、20時間以上かかるモロッコへ行かれる場合には、ぜひこの大自然の光景も目に焼き付けていただきたいなと思った次第です。こんなサハラ砂漠、モロッコへのご旅行お考えの方は、お気軽にティースタイルまでお問い合わせくださいませ。
トラベルコンサルタント 阿部 正寿のご紹介
※砂漠の中のため、詳細な住所がない中で、似たような名前のキャンプサイト(宿泊施設)がたくさんございます。別のキャンプと誤認しないよう注意が必要です。また、こちらの公式HPにおきましては、テント内の装飾、家具などがまったく変わっておりました(2024年11月時点)。
デューンズ ラグジュアリー キャンプ 公式HP モロッコのページへ