【視察レポート】アフターコロナの日本とシンガポールの出入国を解説! マレーシア航空編(シンガポール/2022年9月視察①)

こんにちは、トラベルコンサルタントの蓬莱です。2022年9月5日から12日までシンガポールのマリーナベイサンズで行われた各国のラグジュアリーなホテルやツアー会社が参加する商談会に参加してまいりました。その際、マレーシア航空を利用して羽田からクアラルンプール経由でシンガポールへ入国いたしましたので、シンガポール入国までの流れについてご紹介いたします。

※下記内容は2022年9月時点のものです。コロナの状況に応じて内容は変更される場合がございます。あらかじめご了承いただけますようお願いいたします。

羽田空港のマレーシア航空カウンター

羽田空港のマレーシア航空カウンター

日本からシンガポールに入国する際にはパスポートのほか、以下(1~3)の書類が必要となります。

SG Arrival Cardとはシンガポールへ入国するすべての国の旅行者が対象で、オンライン申請を行う必要がある電子入国カードです。こちらを申請する際に健康状態のチェックもあるため、Electoric Health Declation(健康申告書)も申請でき、2つ同時に登録が可能です。登録が完了すると、バーコード付きのページが発行されますので、日本出国時のチェックインカウンターでご提示ください。

※以下のリンクより登録可能です。日本語に変更できるので、言語が不安な方も安心です。シンガポール到着の3日前以降から登録可能です。

SG ARRIVAL CARDの登録はこちら

シンガポール到着までにワクチン3回以上接種している方、ワクチン2回接種を終え14日以上経過している方はワクチン接種証明書をご持参ください。それ以外(ワクチン未接種/1回接種/2回接種で14日経過していない)方は、ワクチン接種証明書の代わりに、出発日より起算し2日以内に受けた「PCR検査または抗原検査の陰性証明書(英語表記)」が必要です。

■ワクチン接種証明書は下記3通りのいずれかの申請方法がございます
①書面での交付(接種券の発行を受けた市町村に申請)
②電子(スマートフォン上の専用アプリ)での交付(マイナンバーカードが必要)
③コンビニでの交付(マイナンバーカードが必要)

※日本国内用ではなく、海外用及び日本国内用で必ず申請ください。
※12歳以下のお子様はワクチン接種証明書は不要です。
※各申請方法の詳細については、厚生労働省の以下ページ「接種証明書について」をご確認ください。

接種証明書について

日本でいう新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)のシンガポール版です。登録は任意ですが、コロナに感染している人との接触者追跡をしやすくするためダウンロードが推奨されています。例えばマリーナベイサンズ屋上プールなどのような大きな施設をご利用の際には確認がされますので、その際は事前に登録をお願いいたします。

※パスポート番号・氏名・生年月日・Eメールアドレス・国籍などの個人情報の登録が必要です。
※Travel Togetherの登録は任意のため、羽田空港での搭乗手続きの際にチェックされることはありません。
※登録が完了するとActive Appと表示されますので、現地に到着したら、そのボタンを押してアプリを起動させましょう。

接触者追跡確認アプリ「TraceTogether」のダウンロードはこちら

今回の視察で私が利用したフライトは深夜0時25分発でしたので、22時ごろ羽田空港に到着しました。マレーシア航空のチェックインカウンターではパスポートのほか、上記でご案内した「シンガポールの入国時に必要な書類」などがチェックされました。

出発当日の羽田空港の様子も写真でご紹介いたします。

マレーシア航空のチェックインカウンターは混雑もなくスムーズでした

マレーシア航空のチェックインカウンターは混雑もなくスムーズでした

この時間の飲食店はすべてクローズしておりました

この時間の飲食店はすべてクローズしておりました

展望デッキも20時までなのでご注意ください

展望デッキも20時までなのでご注意ください

羽田空港にもドン・キホーテがあってビックリ! でもクローズしていました

羽田空港にもドン・キホーテがあってビックリ! でもクローズしていました

搭乗後の機内の様子をご紹介いたします。以下の写真でご覧の通り、シンガポール行きの機内は満席でした! マスクは飲食中を除き、着用が義務付けられていました。また、衛生キットも配られました(中身はマスクと除菌用ウェットティッシュでした)!

満席の機内の様子

満席の機内の様子

衛生キット

衛生キット

衛生キットの中身

衛生キットの中身

シンガポール入国時の手順をご紹介します。

入国審査時にパスポートを提示します。SG Arrival Cardがすでに登録済みであれば、パスポートチェックのみでスムーズに通過可能です。入国審査後SG Arrival Cardに記載したメールアドレス宛に、滞在可能日数等が記載された e-Pass(電子訪問パス)が送付されます。

入国審査を通過後、掲示板を確認して手荷物をピックアップします。

シンガポールでの入国審査の様子

シンガポールでの入国審査の様子

掲示板を確認し荷物をピックアップ

掲示板を確認し荷物をピックアップ

「税関申告の必要なお客さまは赤の通路、不要なお客様は緑の通路へお進みください」と案内が表示されておりますので、それにしたがって出口へ。

出口(ターミナル1)を通過すると、無事シンガポール入国です。空港から商業施設JEWELへ直結しております。
※航空会社によってターミナルの場所は異なります。

空港出口すぐのJEWEL

空港出口すぐのJEWEL

JEWEL名物! 世界最大の屋内滝!!

JEWEL名物! 世界最大の屋内滝!!

日本帰国に関しての準備は以下(1~3)の通りです。

現地空港のチェックインカウンターでは(ワクチン接種の回数によって)ワクチン接種証明書または現地出国前72時間以内のPCR検査による陰性証明書の提示を求められます。

<お知らせ>
2022年9月7日より、有効なワクチン接種証明書(ワクチン3回目接種済み)を保持しているすべての帰国者・入国者については、出国前72時間以内の検査証明の提出が不要となりました.。つまり、ワクチン3回接種の方は、「ワクチン接種証明書(海外用の英語表記)」があれば、現地出国前72時間以内に現地でPCR検査を受けなくてよくなりましたので、海外旅行に行かれる方の負担が軽減されました。ただし、ワクチン接種証明書は忘れずにご持参ください。

それ以外(ワクチン接種なし、または1~2回ワクチン接種)の方は、引き続き「現地出国前72時間以内のPCR検査による陰性証明書」の取得が必要です。現地で日本政府指定の帰国用の「厚生労働省の陰性証明フォーマット」にドクターのサインと検査結果を書き込んでもらいますので、日本出国前に事前に厚生労働省の陰性証明フォーマットを印刷して渡航先に持っていただきますようお願いします。

水際措置について 陰性証明書のフォーマットのダウンロードはこちら

インストールした「My SOS」の事前登録画面から、質問票(到着日・到着便・座席・日本帰国時の滞在場所・連絡先など)、誓約書、ワクチン接種の有無、(3回接種した方は)ワクチン接種証明書、または(それ以外の方)出国前72時間以内のPCR検査による陰性証明書をアップロードし、必要な情報をすべて入力しますと、事前登録が完了します(審査結果はアプリで通知が来ます)。特に問題なく審査が完了すると、日本への入国は大変スムーズです。

※日本到着予定時刻の6時間前には登録の完了が必要となりますので、ご注意ください。

My SOSアプリについてはこちら ファストトラック(空港での検疫手続きの短縮)についてはこちら

機内もしくは到着空港の受託手荷物ピックアップの場所で取得できますので、記入をお願いします。

シンガポールから日本へ入国(帰国)する場合は、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国時空港での検査はなし、入国後の自宅等待機も不要です。そのため、羽田空港到着後はスムーズに入国ができました。

※渡航した国や地域によっては検査や自宅等待機が必要な場合もございます。

蓬莱 大輔

トラベルコンサルタント 蓬莱 大輔

シンガポールはワクチンが3回接種済みであれば、PCR検査や抗原検査を事前に受ける必要がなく、スムーズに入国をすることができました。また、9月7日より日本帰国便の72時間以内に受けなければいけなかった現地でのPCR検査もなくなったため、非常に旅行がしやすくなりました。

入出国も簡単になりましたので、ぜひシンガポールへのご旅行をご検討くださいませ。シンガポールは各国に行かれる際の乗り継ぎで使われることも多いですので、他のディスティネーションとの組み合わせにも最適です。


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