【視察レポート】「ピドゥランガラロック」でシギリヤロックと御来光を望む!(スリランカ・シギリヤ/2025年4月視察②)

2025年4月にスリランカを視察してまいりました、トラベルコンサルタントの角です。今回ご紹介する「ピドゥランガラロック(Pidurangala Rock)」は、シギリヤにあるもうひとつの岩山で、シギリヤロックを一望できる絶景ポイント! 日本ではまだあまり知られていませんが、欧米の方には大人気の観光スポットになっています。

シギリヤロックが王宮として栄華していた時代に、このピドゥランガラロックは、僧侶たちの修行場としての聖地だったそうです。今では、観光スポットとして多くの観光客が訪れますが、今でも地元の方にとっては、大切なお寺でもあります。

ピドゥランガラロックの山頂

ピドゥランガラロックの山頂

2025年4月8日時点の日の出予定時刻は午前6時頃とのことで、ホテルを4時30分に出発! 滞在していたホテル シギリヤからピドゥランガラロックの入山口(寺院)までは、車で約10分ほど。寺院での入場料の支払いや、トイレを済ませて、5時少し前くらい、夜が明ける前に登頂開始です!

早朝とはいえ、入場料を払うための行列ができていました

早朝とはいえ、入場料を払うための行列ができていました

いよいよ登頂開始! 最初は整った石段からのスタート

いよいよ登頂開始! 最初は整った石段からのスタート

少しすると、高さや幅が不揃いでゴツゴツした石段に変わり、体力的にきつくなり始めます。さらに進むと石段はなくなり、ごつごつとした岩場を歩いていきます。

不揃いの石段

不揃いの石段

ごつごつとした岩場。まだ暗い中なので足元には十分気をつけて!

ごつごつとした岩場。まだ暗い中なので足元には十分気をつけて!

30~40分くらい登り続けると、大きな石窟に涅槃像(ねはんぞう)が現れました! ここで半分くらいといったところですが、身体が完全に起きていない早朝、かつ、日の出に間に合うようにペースは落とせないとあって、かなりキツイ!! 山頂まで無事に登れますようにと仏様に祈願して、引き続き頂上目指して進んでいきます。

突如現れる大きな涅槃像

突如現れる大きな涅槃像

ガイドさんの事前の話では「シギリヤロックに比べると、ピドゥランガラロックの登山は比較的登りやすいし、怖くないよ」とのことでしたが…。

いやいやいや~(>_<) 山頂までの後半は、自分たちよりも大きな岩をよじ登ったり、岩と岩の狭い隙間をくぐり抜けたりすることが多くなってきます。しかも、足を踏み外したら大けが、いや、命を落としかねないかも?というような、不安しかない足場の箇所もあるではないですか!!!

山頂間近で突然の大渋滞?! なぜならその先には難所が待っているから…

山頂間近で突然の大渋滞?! なぜならその先には難所が待っているから…

岩と岩の間の幅1mくらい? 深さ不明の溝を飛び越えるという試練!

岩と岩の間の幅1mくらい? 深さ不明の溝を飛び越えるという試練!

難所の連続でなかなか進まなくなります

難所の連続でなかなか進まなくなります

こんなの聞いてないよ~~ ハイキングじゃなくて岩登りです!

こんなの聞いてないよ~~ ハイキングじゃなくて岩登りです!

さらに…、頂上直前に一番の難所が待っていました! 「登ったはいいけど下山できるのだろうか???」という不安がよぎりつつも、とにかくこの恐ろしいこの場所から、一刻でも早く立ち去りたいという思いで何とかクリア!というか、恐怖で力が入らず、後ろから数人で持ち上げてもらってのクリアでした(;^ω^)

こちらが、頂上直前最大の難所。頂上側から見下ろしている状況なのでわかりにくいですが、最後の難所は2mくらいの大きさの岩をよじ登ります。しかも、頭上には巨大な岩が覆いかぶさっているので、はいつくばって通り抜けなくてはならないし、足元は大きな岩がゴロゴロ重なっているだけなので、踏み外したら滑落…。しかも、登った以上はここを降りなくてはならない…。

こちらが、頂上直前最大の難所。頂上側から見下ろしている状況なのでわかりにくいですが、最後の難所は2mくらいの大きさの岩をよじ登ります。しかも、頭上には巨大な岩が覆いかぶさっているので、はいつくばって通り抜けなくてはならないし、足元は大きな岩がゴロゴロ重なっているだけなので、踏み外したら滑落…。しかも、登った以上はここを降りなくてはならない…。

高所恐怖症の私にとっては、少々だまされた気持ち…。後半部分は泣きべそ状態で、ガイドさんや仲間の皆さんに、手取り足取りサポートしてもらうことになったのです。というわけで、ピドゥランガラロックの登頂は、山頂までの危険なポイントなどを把握しているガイドさんと一緒に登ることを強くおすすめいたします!!

午前6時、最後の難所をクリアし、振り返ればそこにシギリヤロックが!(^^)!

午前6時登頂!

午前6時登頂!

夜明けのシギリヤロック

夜明けのシギリヤロック

山頂からは360度のパノラマ。みんなで御来光を待ちます

山頂からは360度のパノラマ。みんなで御来光を待ちます

地平線近くには雲がかかっていたので、日の出時間は過ぎてたけど…

地平線近くには雲がかかっていたので、日の出時間は過ぎてたけど…

午前6時18分、無事にご来光を見ることができました。お日様パワー注入♪

午前6時18分、無事にご来光を見ることができました。お日様パワー注入♪

ピドゥランガラロックの山頂より

ピドゥランガラロックの山頂より

石段は滑りやすいので、下りも要注意です!

往路では暗くて気づかなかった僧侶たちの修行場の跡

往路では暗くて気づかなかった僧侶たちの修行場の跡

下りも要注意!

下りも要注意!

みんなで無事に下山できました~

みんなで無事に下山できました~

下山時の涅槃像は、朝日があたって神々しく輝いていました。

神々しい涅槃像

神々しい涅槃像

角 千春

トラベルコンサルタント 角 千春

ピドゥランガラロックから望む御来光は、いかがでしたでしょうか? 高所が苦手な人には、少々ハードルが高いスポットではありますが、シギリヤロックと同じくらい特別な記憶に残る場所でした。

スリランカの旅、ピドゥランガラロックに興味のある方は、ぜひティースタイルへお問い合わせください。


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