【ホテルレポート】デュシタニ バンコク(タイ・バンコク/2025年6月視察②)

こんにちは。総務経理の石渡です。2025年6月、代表の鈴木、ウェブの山本、トラベルコンサルタントの田中と一緒に、バンコクのホテルを視察してまいりました。前回のレポートで紹介したパーク ハイアット バンコクに続きまして、今回ご紹介するホテルは「デュシタニ バンコク Dusit Thani Bangkok」です。

こちらのホテル、名前を聞いたことがある方もたいへん多いと思います。バンコク生まれならば知らない人はいないほどの知名度を持つ、このデュシタニ バンコク。2024年9月に全面的な改装を終え、古めかしいイメージを一新し、バンコクを代表する正当派のタイエレガントなホテルとして生まれ変わりました。

バンコクは、ホテル過密都市。世界の名だたるブランドのホテルが密集しており、ホテルの数は、東京を優にしのぐ世界都市として、各国の観光客やビジネス客で毎日にぎわっています。その中で、タイ発祥の“デュシタニ”は、同国を代表するホテルブランドであり、その旗艦ホテルであるデュシタニ バンコクは、現在も観光客に大変人気があります。

ホテルの敷地はラマ4世通り沿いにあり、ホテルとシーロム通りの交差点までの間には、2025年中に新たにショッピングモールが建設予定です。バンコクの交通機関の大動脈であるBTS(スカイトレイン)や地下鉄からのアクセスも向上し、バンコクを知るためには、まさしくマストステイなホテルと言えます。

バンコクを代表する正当派のタイエレガントなホテル、デュシタニ バンコク

バンコクを代表する正当派のタイエレガントなホテル、デュシタニ バンコク

デュシタニ バンコクにはホテルの歴史へのリスペクトが随所にちりばめられ、取り壊す前に取り出した造作がアクセントに利用されているため、新築の建物ながら過去の建物の記憶を感じることができます。インテリアには、マホガニー材やチーク材、アースカラーを取り入れ、優しい雰囲気の中に現代的な要素も見られ、バンコクを肌で感じるホテルです。

デュシタニ バンコクのエントランスサービスではチェックインは行わず、予約の確認や荷物の取り扱い、車の手配などを行っています。チェックインは39階のスカイロビーで行われ、広がりのある窓からは、ルンピニ公園越しにバンコクの街並みを一望できます。

エントランスサービス

エントランスサービス

スカイロビー

スカイロビー

客室は全部で257。お部屋はすべてルンピニ公園ビューとなっており、どのお部屋からも見えるバンコクの景色は圧巻です。インテリアは、落ち着いたグリーンとベージュが中心です。

21階までの通常のお部屋はデラックスルームで、各階の両先端はデラックスコーナーというわかりやすい造りです。22階から30階はプレミア、31階より上階はクラブフロアとして設定されており、部屋のレイアウトは同一です。

そのほか、スイート仕様のお部屋が数種ございます。

どのお部屋からも、窓からルンピニ公園越しのバンコク大都会の景色が楽しめます

どのお部屋からも、窓からルンピニ公園越しのバンコク大都会の景色が楽しめます

今回見せていただいたデラックスルームのベッドは窓に対して直角に配置されていました

今回見せていただいたデラックスルームのベッドは窓に対して直角に配置されていました

シンクはもちろんダブルシンク。左のガラス扉はお手洗いとシャワールーム。かわいい形のバスタブが鎮座します

シンクはもちろんダブルシンク。左のガラス扉はお手洗いとシャワールーム。かわいい形のバスタブが鎮座します

お部屋のティーセットもなじみのあるアジアンテイスト

お部屋のティーセットもなじみのあるアジアンテイスト

こちらはベッドが窓に対して平行に配置されているお部屋。ベッドの端にもソファを配置

こちらはベッドが窓に対して平行に配置されているお部屋。ベッドの端にもソファを配置

真横から見るとこのような感じです

真横から見るとこのような感じです

地上階の天井の高さが、開放感のある空間を作り出しています。改築前のオブジェもふんだんに取り入れられており、過去からの貴重な記憶を造作に上手に取り入れてリニューアル。ロビーから見えるファウンテンも改築前からのもので、懐かしむ声も多いのだとか。プールは5階と低層にあるために、インフィニティプールの目の先にはルンピニ公園が広がります。

特筆すべきは「グランドロビーバー(Grand Lobby Bar)」で、バンコク屈指の広さです。ロビーから目に入るファウンテン(噴水)は、改築前のものが移設されています。

華やかなバーカウンター

華やかなバーカウンター

ファウンテン

ファウンテン

スパには、瞑想ルームもあります。プールは5階にあり、見晴らしは最高!です。もちろんインフィニティープールです。

スパにある瞑想ルーム。ホテルで初めて見ました。インストラクターの奏でるサウンドとともに瞑想…

スパにある瞑想ルーム。ホテルで初めて見ました。インストラクターの奏でるサウンドとともに瞑想…

インフィニティープール。撮影時にちょうどスコールが降ってきました

インフィニティープール。撮影時にちょうどスコールが降ってきました

デュシタニ バンコクご自慢のレストラン「パビリオン(Pavilion)」は、エスカレーターを下った地階に。奥に大きな蒸籠(せいろ)が見えます。広々としたオープンキッチンで料理人たちが忙しくされていました。パビリオンの中心料理は、タイと中華。タイ料理と中華料理が中心なのは、中華系のタイ人が多いからでしょうか。日本人にも親しみやすい料理が並びます。実は、タイは華僑が多く住んでいるため、中華のレベルが高いことで有名です。

パビリオン

パビリオン

広々としたオープンキッチン

広々としたオープンキッチン

視察時にスコールが降りだし、ものすごい量の雨が…と思ったら、30分程度でまた夕空が見えてきました。天然のシャワーは、ホテルの目の前のルンピニ公園の木々を濡らし、ホテルを出るときには濃密な緑の香りがするという、なんとも南国な雰囲気で視察を終えました。

再オープンから間もなく1年を迎えますが、従来の部屋数から半分にまで減らし、タイらしいパーソナルなおもてなしを大事にするデュシタニ バンコク。バンコクの気分に浸りたい方には、まさにうってつけのホテルです。お食事の評判は昔から最高。時代とともに洗練されたデュシタニ バンコクで、最高のバンコク滞在を!

タイ旅行のご計画は、ぜひティースタイルにご相談ください。

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