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【視察レポート】イスタンブール観光のハイライト前編:ブルーモスク・アヤソフィア・地下宮殿 (トルコ/2025年6月視察③)

トラベルコンサルタントの廣永です。トラベルコンサルタントの姫野とともに、トルコのイスタンブールを視察してまいりましたので、観光スポットの情報を、前編、後編と2つに分けてお届けします。こちらの前編では、ブルーモスク、アヤソフィア、地下宮殿などイスタンブールの観光では欠かせないスポットをご紹介します。

※後編では、トプカプ宮殿とボスポラス海峡クルーズをご紹介します♪

圧倒的美を誇るアヤソフィア

圧倒的美を誇るアヤソフィア

前回のパムッカレのレポートでも触れましたが、私たちの旅程が「クルバン バイラム」というイスラム教のお祭り(犠牲祭)と重なっており、パムッカレと同様に一部視察に支障が出てしまいました。なんと、グランドバザールがクローズ…楽しみな観光ポイントのひとつなのでとても残念でしたが、ありがたいことに、それ以外の主要観光地はオープンしていました。

私たちは、事前にアヤソフィアと地下宮殿のセットチケットをオンラインで購入していました。こちらのチケットは、日付指定のみ必要で、入場時間は自由です。あらかじめ購入していると、当日券に並んでいる列をスキップして優先入場することができます。ここ数年で、トルコのインフレが進み、物価高は日本の比ではありません。それに伴い、観光スポットの入場券もとても高くなりました。

イスタンブールのシンボルとも言える「ブルーモスク(正式名称:スルタンアフメット ジャミィ)」。今でもモスクとして利用されているため、礼拝の時間はクローズとなります。服装がきびしく、男性は長ズボン、女性はさらにスカーフの着用が義務づけられています。スカーフは、貸し出しがありました。また、入場中は靴を脱ぐ必要がありますので、靴下の着用、もしくは持参をおすすめします。

入場案内。クローズ時間が記載されています

入場案内。クローズ時間が記載されています

入場口手前で全員靴を脱ぎます

入場口手前で全員靴を脱ぎます

入場すると、とても細かいタイルとフレスコ画、ステンドグラスで装飾された美しいドームが現れます。さらに、シャンデリアの光との調和が美しく、360度どこを切り取っても美という感じで、ただただ夢中になって写真を撮り続けていました。中庭は、とても落ち着いた雰囲気で、美しいアーチが並んでいます。こちらも人気の写真スポットのようです。

ブルーモスク内部

ブルーモスク内部

とても美しい装飾とシャンデリア

とても美しい装飾とシャンデリア

天井のドームには細かい装飾が施されています

天井のドームには細かい装飾が施されています

ブルーモスクの中庭

ブルーモスクの中庭

火災により何度も再建された「アヤソフィア」。当初はキリスト教信仰のための教会でしたが、オスマン帝国時代にイスラム教のモスクへと改修されました。現在もモスクとして利用され、信者と観光客の入場可能エリアが分かれています。エキゾティックなモスク内部は、荘厳な美しさと写真映えするスポットとして注目を集め、最近ではメディアでもよく取り上げられています。

以前は入場無料でしたが、観光客は入場券が必要となりました。チケット販売ブースもありますが、あらかじめオンラインでチケットを購入していると、列をスキップして入場できます。アヤソフィアもブルーモスク同様に服装に制限がありますが、こちらはスカーフなどの貸し出しがないため、あらかじめ用意が必要です。

チケット売り場

チケット売り場

右側が当日券購入のための列です

右側が当日券購入のための列です

入場すると、観光客は2階へ上がります。1階は信者のみのスペースとなります。美しい装飾は、モスクに改修された際に漆喰で施されており、大きな円盤には、唯一の神アッラーやムハンマドなど、コーランに出てくる重要人物の名前が飾られています。

円盤にはイスラム教の重要人物の名前が書かれています

円盤にはイスラム教の重要人物の名前が書かれています

1階は観光客は入れません

1階は観光客は入れません

まるで舞踏会会場かのような鮮やかさです

まるで舞踏会会場かのような鮮やかさです

キリスト教の教会だった頃、ビザンチン帝国が施したモザイク画は、改修後に漆喰で隠されてしまいましたが、一部剥がされ、見学できるようになっています。

漆喰の下にはキリスト教教会時代のモザイク画があります

漆喰の下にはキリスト教教会時代のモザイク画があります

一部モザイク画が見られるようになっています

一部モザイク画が見られるようになっています

「地下宮殿」は、ビザンチン帝国時代、旧市街地下につくられた貯水地です。今はライトアップされ、アート作品と一緒に不思議な空間として観光スポットとなっており、映えポイントとして大人気です。こちらもあらかじめチケットを購入していたので、列をスキップして入ることができました。

入場レーンは3列に分かれています

入場レーンは3列に分かれています

入場料のご案内

入場料のご案内

モスクなどの宗教施設ではないため、服装の制限はありません。入場すると、通常の白っぽいライトアップのほか、緑や赤など、より不思議な空間に見えるライトアップが数分単位で繰り返されます。天井からも水がしたたり、異空間へ迷い込んだような感覚になりました。

白っぽいライトアップ

白っぽいライトアップ

緑のライトアップ すこし不気味な空間です

緑のライトアップ すこし不気味な空間です

赤のライトアップがより神秘的でいちばん好きでした

赤のライトアップがより神秘的でいちばん好きでした

最奥部の柱の土台にあるメデューサの首

最奥部の柱の土台にあるメデューサの首

カッパドキアの観光の際に、ガイドさんからトルコアイスクリームのおすすめのお店を教えていただきました。

トルコ国内のトルコアイスクリームチェーンの「マド(Mado)」は、山羊のミルクを使用しているため、よりコクがあっておいしいとのこと。ちょうどイスタンブールの観光スポット近くにお店がありましたので、訪れてみました。ドンドゥルマのパフォーマンス(※)はありませんが、粘り気のあるアイスクリームでした。

※ドンドゥルマのパフォーマンスとは、アイスを差し出すフリをして引っ込めたり、回したり逆さにしたりしてお客さんを驚かせ、最後にようやく渡してくれるという遊び心のある接客のことです。

マド

マド

かわいい店内。イートインも可能でした

かわいい店内。イートインも可能でした

鮮やかな伝統菓子

鮮やかな伝統菓子

アイスのほか、伝統菓子のロクムやコーヒーが売られており、ちょっと特別なお土産に最適です。2階のダイナーではお食事ができます。


「アラスタバザール」という、とても小さなバザールが、ブルーモスクの裏にあります。グランドバザールと異なり、祭日や週末も営業していることが多いので、滞在がグランドバザールのクローズと重なってしまった場合は、雰囲気を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。

ほかのバザールと同様に、お土産やスパイス、絨毯、ハマムグッズ、さらにはレプリカ商品まで、限られたスペースながら品揃えはとても豊富でした。主要観光地からも近いため、お土産を買い足したいときに立ち寄るのに便利です。

アラスタバザール

アラスタバザール

トルコ土産らしい鮮やかな焼き物

トルコ土産らしい鮮やかな焼き物

紅茶やハーブなど

紅茶やハーブなど

スパイスも並んでいます

スパイスも並んでいます

廣永 亜紀

トラベルコンサルタント 廣永 亜紀

イスタンブールの主要観光ポイントは、アジア側の旧市街に固まっているため、すべて徒歩でまわることができます。週末ということもあり、多くの観光客でにぎわっていましたが、あらかじめチケットを購入しておくことで効率よく観光ができますよ! 次回の後編では、トプカプ宮殿とボスポラス海峡クルーズをご紹介しますので、ぜひそちらもご覧くださいね♪

トルコ旅行のご計画は、ぜひティースタイルにご相談ください。


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