ローマ視察ブログ
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ホテルスタッフインタビューVol.1/ホテル デ ルッシー(イタリア・ローマ)の惟任 純さん

旅の印象を大きく左右するホテル。旅慣れた人でもどこに滞在しようかと迷ってしまうことは多いのではないでしょうか?
そんなホテル選びの一助になればと、ティースタイルがおすすめするホテルのスタッフにお話を伺う新しい連載をスタートいたします。
ホテルについてはもちろん、ホテルのある都市や国での過ごし方、おすすめのレストランなどを、旅行者目線とは異なる角度からお話いただきます。現地を知り尽くしたホテルスタッフならではの情報にご期待ください。
新型コロナウイルスの影響で海外旅行に行けない今、すぐには役立たないかもしれませんが、今後旅行する際のヒントになればと思っております。

初回はイタリアを中心にホテルを展開する「ロッコ フォルテ ホテル」の日本代表、惟任(これとう)純さんに、ローマの「ホテル デ ルッシー」についてお話をお伺いしました。

ホテル デ ルッシーは、ローマ中心部にあるポポロ広場を一望できるロケーションにあるラグジュアリーホテルです。なかでも緑に包まれた中庭「シークレットガーデン」は、観光客で賑わうローマの喧騒から逃れられる、秘密のオアシスのような場所。ここでお食事やドリンクを味わいながら贅沢な時間をお過ごしいただけます。

ロッコ フォルテ ホテル日本代表 惟任 純さん

ジュネーブ、バーレーン、ロンドン、コペンハーゲン、ニューヨークにて航空、旅行、ホテル業を経験後、 2016年に日本帰国。その後、ロッコ フォルテ ホテルが展開するイタリア国内ホテルと提携し、日本でホテルを紹介することを目的に日本サイドの窓口事業に携わっています。エアライン、ブランド、旅行会社、カード会社を始めとしたパートナーの皆様への情報提供、雑誌媒体などへのご案内などを手掛けています。

ジュネーブ、バーレーン、ロンドン、コペンハーゲン、ニューヨークにて航空、旅行、ホテル業を経験後、 2016年に日本帰国。その後、ロッコ フォルテ ホテルが展開するイタリア国内ホテルと提携し、日本でホテルを紹介することを目的に日本サイドの窓口事業に携わっています。エアライン、ブランド、旅行会社、カード会社を始めとしたパートナーの皆様への情報提供、雑誌媒体などへのご案内などを手掛けています。

Qホテル デ ルッシーとは、どんなホテルですか?

Aホテル デ ルッシーは、“ロシアのホテル”という意味です。
1818年に、ホテルのそばにあるポポロ広場再建に尽力したジョゼッペ・ヴァラディエ氏により設計されました。
ロシア帝国のロマノフ家一族、作曲家のストラヴィンスキー、バレエダンサーのニジンスキーなどがロシアからお忍びで訪れたほか、1917年には、画家のパブロ・ピカソと詩人のジャン・コクトーが長期滞在しました。彼らが愛した庭は今もそのままにありますが、客室は改装を重ねてモダン・コンテンポラリーな内装となっています。

また、こちらのホテルはスパが充実していることも特徴のひとつです。トリートメントは有料になりますが、ハイドロセラピープール、スチームルーム、サウナは12歳以上であれば無料でご利用いただけるので、ぜひ滞在の際には水着を持参し、街歩きに疲れた身体を癒やしてください。

Qホテル デ ルッシーを運営する「ロッコ フォルテ ホテル」について教えてください。

Aロッコ フォルテ ホテルは4世代に渡り、ホテル業をファミリー・ビジネスとするロッコフォルテ卿により、1996年に創立されました。歴史ある建造物やロケーションに加え、客室を100室前後に抑えることで最上のおもてなしを提供し、その土地らしさを感じさせるラグジュアリーホテルとなっています。
イタリア国内では、今回ご紹介するホテル デ ルッシー以外にも、ローマ(2軒)、フィレンツェ、プーリア、シチリア島(2軒)と7ホテルを展開中です。イタリア国外にもロンドン、エジンバラ、ブリュッセル、フランクフルト、ミュンヘン、ベルリン、サンクトペテルブルグに加え、2020年後半、上海にホテルが開業予定となっています。

Qローマでのおすすめの観光は?

A私は可能な限り、新しい土地に到着すると、滞在1日目、午前中に車を手配して土地勘、距離感をつかむことにしています。その際、じっくりと歩きたいエリアをチェック、その後、残りの滞在時間を使ってひとつずつつぶしていきます。
ローマは、思いのほか、公共交通機関の使い勝手がよくありません。いくら時間があっても廻りきれないローマなので、割り切ってタクシーを利用することもおすすめします。

惟任さんおすすめのローマの過ごし方4日間

<滞在1日目>午前中は、車で市内を廻り、サクッとパニーニ、ピザをつまんだ後、満を持して「バチカン美術館」(事前予約必須、時間指定)へ。ルネッサンスの名作「システィーナ礼拝堂」のみならず、マティス、ピカソの絵画が元気をくれます。ホテルへ戻ったらスパへ直行。ハイドロプール、スチームルーム、サウナで疲れを癒し、余力があれば、コンシェルジュに相談して徒歩圏のレストランへお出かけください。

<滞在1日目>
午前中は、車で市内を廻り、サクッとパニーニ、ピザをつまんだ後、満を持して「バチカン美術館」(事前予約必須、時間指定)へ。ルネッサンスの名作「システィーナ礼拝堂」のみならず、マティス、ピカソの絵画が元気をくれます。ホテルへ戻ったらスパへ直行。ハイドロプール、スチームルーム、サウナで疲れを癒し、余力があれば、コンシェルジュに相談して徒歩圏のレストランへお出かけください。

<滞在2日目>ホテル内の「ジャルダン デ ルッシー」での朝食。気候が許せばアウトドアで。シークレットガーデンでモナとリザの2匹の猫を見つけることができれば、さらに素敵な1日となるでしょう。今日はテベレ川に沿って、サンタンジェロ城経由で「サンピエトロ大聖堂」へ。体力、時間に余裕があれば入場を! 広場に佇むだけでも十分、その迫力を感じます。その後、「カンポ・デ・フィオーリ」、「ナヴォナ広場」、「パンテオン」などを散策しながら、小さな通り、教会を覗きながら歩いて。お腹が減ったら、あちこちに点在するトラットリアでランチ。市内は安心して、小さな通りにも足を運べます。散策に疲れ、ホテルに戻ったらハイドロプールへ。そして「シークレットガーデン」や「ストラヴィンスキー・バー」でアペリティーボ(食前酒)の後、コンシェルジュおすすめのレストランへ行ってみていかがでしょうか。

<滞在2日目>
ホテル内の「ジャルダン デ ルッシー」での朝食。気候が許せばアウトドアで。シークレットガーデンでモナとリザの2匹の猫を見つけることができれば、さらに素敵な1日となるでしょう。

今日はテベレ川に沿って、サンタンジェロ城経由で「サンピエトロ大聖堂」へ。体力、時間に余裕があれば入場を! 広場に佇むだけでも十分、その迫力を感じます。その後、「カンポ・デ・フィオーリ」、「ナヴォナ広場」、「パンテオン」などを散策しながら、小さな通り、教会を覗きながら歩いて。お腹が減ったら、あちこちに点在するトラットリアでランチ。
市内は安心して、小さな通りにも足を運べます。散策に疲れ、ホテルに戻ったらハイドロプールへ。そして「シークレットガーデン」や「ストラヴィンスキー・バー」でアペリティーボ(食前酒)の後、コンシェルジュおすすめのレストランへ行ってみていかがでしょうか。

<滞在3日目>ちょっと早めに朝食。「スペイン広場」を通り、9時前後に「トレビの泉」へ。トレビの泉に投げ込まれたコインの回収作業が見られることも。今日は、お買い物! スペイン広場からバルベリーニ下の小さな通りには高級ブランドからカジュアルなお店もたくさん。ランチは、2018年開業したデパート「リナシェンテ」の最上階のレストランへ。リナシェンテは、おしゃれなグッズ満載です。ディナーは、今、人気急上昇中のテスタッチョエリアへ。予約必須の「フェリーチェ」でローマっ子が愛する“カーチョ・エ・ペペ(チーズのパスタ)”を。食後はホテルからテベレ川を渡ったところにあるジェラテリア「ラ ロマーナ」へ。夜遅くでもローマっ子が行列しています。軽くていくつでも食べられます!

<滞在3日目>
ちょっと早めに朝食。「スペイン広場」を通り、9時前後に「トレビの泉」へ。トレビの泉に投げ込まれたコインの回収作業が見られることも。今日は、お買い物! スペイン広場からバルベリーニ下の小さな通りには高級ブランドからカジュアルなお店もたくさん。ランチは、2018年開業したデパート「リナシェンテ」の最上階のレストランへ。リナシェンテは、おしゃれなグッズ満載です。

ディナーは、今、人気急上昇中のテスタッチョエリアへ。予約必須の「フェリーチェ」でローマっ子が愛する“カーチョ・エ・ペペ(チーズのパスタ)”を。食後はホテルからテベレ川を渡ったところにあるジェラテリア「ラ ロマーナ」へ。夜遅くでもローマっ子が行列しています。軽くていくつでも食べられます!

・リナシェンテ(Rinascente)・・・Via del Tritone , 61, Roma TEL:06 879 161
・フェリーチェ(Ferice)・・・Via Mastro Giorgio 29, Roma TEL:06 574 6800
・ラ ロマーナ(La Romana)・・・Via Venti Settembre 60, Roma TEL:06 4202 0828

リナシェンテ ローマ店 公式HP フェリーチェ 公式HP ラ ロマーナ 公式HP
<滞在4日目>のんびり朝食。「コロッセオ」、「フォロロマーナ」、「ボルゲーゼ美術館」へ行くなど、行きたいところへゆっくりと。夕方には、ホテル デ ルッシーの姉妹ホテル「ホテル デ ラ ヴィッレ」のテラスにてアペリティーボ。ローマ市街を見渡しながら、楽しいローマ滞在の最後の思い出を!

<滞在4日目>
のんびり朝食。「コロッセオ」、「フォロロマーナ」、「ボルゲーゼ美術館」へ行くなど、行きたいところへゆっくりと。夕方には、ホテル デ ルッシーの姉妹ホテル「ホテル デ ラ ヴィッレ」のテラスにてアペリティーボ。ローマ市街を見渡しながら、楽しいローマ滞在の最後の思い出を!

Q他にも何かローマならでの魅力を教えてください。

Aこれからだと12月がおすすめです。12月のローマはクリスマス・ツリーやイルミネーションにあふれ、クリスマスマーケットも設置されます。
12月25日はサンピエトロ広場が人で埋め尽くされ、教皇様がバルコニーに姿を現すのを待ちます。コロナ後、同じ光景が広がるかどうかはわかりませんが、この時期のローマは特別な姿を見ることができます。ただクリスマスは家族と大切な時間を過ごすのが基本なので、お店、レストランはクローズになりますのでご注意ください。
ホテルも毎年、ブランドとのコラボレーションツリーがシークレットガーデンに現れます。年が明ければセールも始まり、比較的観光客も少ない1,2月はプロモーション料金などもあり、お得に、また散策にも人が少なくお過ごしいただけます。

Qローマのおすすめレストランを教えてください。

A<ジャルダン デ ルッシー(Le Jardin de Russie)>
ホテル デ ルッシー内の中庭にあるレストランでのアペリティーボがおすすめです。飲み物をオーダーすると、オリーブ、ポテトチップなどのおつまみも付いてきます。

<リストランテ ラ ランパダ(Ristorante La Lampada)>
Via Quintino Sella, 25, 00187 Roma RM
06 474 0452
前菜でアンティパストの盛り合わせでお野菜などいろいろ食べられ、魚介のリゾットやニョッキが美味しく、地元の人や日本大使館の方も御用達のレストランです。

<ダル フィレッターロ(Dar Filettaro)>
Largo dei Librari, 88, 00186 Roma RM
06 686 4018
カンポデフィオリ広場の近くで、夕方17:30以降で超庶民派B級グルメならここは超おすすめです! タラのフリットに、プンタレッラのサラダ、アンチョビバター、安白ワイン…流石にワインはお値段相当なお味ですが、とにかく美味しいです!

ジャルダン デ ルッシー

ジャルダン デ ルッシー

ドリンクをオーダーするとおつまみも付いてきます

ドリンクをオーダーするとおつまみも付いてきます

Qローマ以外でのおすすめの過ごし方は?

A・フィレンツェ
ホテル デ ルッシーに大きな荷物を置いて、身軽にテルミニ駅からフィレンツェへ小旅行はいかがですか? レップブリカ広場に面する「ホテル サボイ」をベースに、ドゥオモ広場はもちろん、ウフィツィ美術館、サンタクローチェ教会、ピッティ宮殿散策に加え、美味しいトスカーナ料理などたくさん楽しめるのがフィレンツェです。

・プーリア
「イタリアの至宝」とも呼ばれるプーリア地方。「マッセリア トーレ マイッツア」は、2018年開業した全40室のホテルで各室ガーデン付き。広い敷地内にはオリーブの古木に囲まれたゴルフ場(パー3、9ホール)やプールもあり、提携するプライベートビーチへは無料シャトルで5分です。
近隣の美しいアドリア海クルーズ(半日)が無料など、海から眺めるプーリアも格別です。最新の映画『007』ではマテーラでの撮影も行われ、これから人気沸騰エリアになると思います。美味しいもの満載のプーリアへ足を運ぶのもおすすめです。

惟任さん、たくさんの情報をありがとうございました。

みなさま、ローマのホテル デ ルッシーはいかがでしたでしょうか?
イタリア旅行についてはティースタイルにお気軽にお問い合わせください。

ホテル デ ルッシー 紹介ページ

2020.06.27.updated