ペルー視察ブログ
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ペルー満喫のために ~高山病にならない工夫~

2015.4.30

さあ、思い切ってペルーに行きます!
その前に・・できるだけの用意をしておきたいですね。どうぞご参考になさってくださいませ。

おおむね、リマやナスカなどの海岸沿いは日本の冬にあたる時期=雨季=11~4月 がベストです。
・リマ(154m)  ・ナスカ(588m)  ・パラカス(5m)  ・チクラーヨ(46m)  ・トルヒーヨ(34m)  ・ピウラ(29m)  ・トゥンベス(0m)

*ボリビアの鏡面ウユニ塩湖は標高3,692m :12~4月の雨季がベスト!
真っ白な湖面に溜まった雨水が、鏡のようにすべてを映し出し、この世のものとは思えない幻想的な景色を生み出します。また夜は満点の星空を足元に見るでしょう。

雨季おすすめのペルーとウユニ塩湖の組み合わせはいかがですか?

逆に、クスコ、プーノなど標高の高い山岳地帯は日本の春~秋にあたる時期=乾季=4~11月 がおすすめです。

  ・マチュピチュ(2,400m)  ・クスコ(3,399m)  ・ウルバンバ(2,800m)  ・チチカカ湖(3,810m)  ・プーノ(3,827m)
  ・イキトス/アマゾン(104m)7~11月がおすすめ

標高差の激しいペルーを旅するのに欠かせないのが体の「高度順応」ですね。
山岳地帯へ行く場合は、ぜひワンステップ入れて、「行程にゆとりを持って」スケジュールを組まれることを強くおすすめします。

①スケジュール設定

・クスコからマチュピチュに行きたい ・・・ 途中のウルバンバ2泊をぜひおすすめ。
 本当のペルーをもっと知ってほしい、とクスコ在住20年超の人気ガイド松尾氏がおすすめする行程 「聖なる谷間にステイを必ず入れてください。」

・チチカカ湖に行きたい ・・・ 陸路で移動。プーノステイは必須です。
「南部のプーノに3泊はしてほしい。ギチギチに行程を詰めるのではなく、このゆとりこそが、過労を防ぎ、高山病対策にも有効」 前述の松尾氏より

②食事と水分補給

食事は軽めに。水やコカ茶をこまめにしっかりと補給。アルコールは控えましょう。甘いものはおすすめ。
標高の高い地域に住む人々は、コカ茶を日常的に愛用してますし、ホテルのロビーやビュッフェテーブルにもよく並んでいます。疲労を和らげ、高山病を予防するのに効果大です。

③無理をしない

走らない。階段や石段は一つずつ登る。頑張って荷物を持ちすぎない・・無理をしないでガイドや運転手さんにお願いしましょう。

④ゆっくり深呼吸

できるだけ酸素を多く取り込むように、ゆっくり大きく息をするように心がけましょう。

⑤薬の服用と酸素吸入

旅行前にかかりつけ医に相談し、ご自分にあったお薬を処方してもらいましょう。
ウルバンバや高地にあるホテルやレストランの多くには、酸素吸入できる装置が備え付けられています。
*日本旅行医学会Topics ご参照ください

日本旅行医学会Topics