

SAUDI ARABIA REPORTサウジアラビア 視察ブログ
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【視察レポート】サウジアラビアの標高2,000mを超える高原都市アブハーを観光(2023年7月視察②)
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シックスセンシズ サザン デューン ザ レッドシー(サウジアラビア・紅海/ウムルジ近郊)
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ジェッダ ヒルトン(サウジアラビア・ジェッダ)
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バンヤンツリー アルウラ(サウジアラビア・アルウラ)
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デザート ロック リゾート(サウジアラビア・紅海/ウムルジ近郊)
【視察レポート】イスラム教2大聖地のひとつ・メディナ探訪(サウジアラビア/2025年1月視察②)
こんにちは! トラベルコンサルタントの宮本です。今回、サウジアラビア政府観光局の視察旅行に参加をさせていただき、2019年から観光客の受け入れをスタートした、サウジアラビアを視察させていただきました。
サウジアラビアの2大聖地と言われるメッカとメディナですが、現在観光客が入ることができる街はメディナのみです。イスラム教の創始者、ムハンマドが眠る巨大なモスク「預言者のモスク(Prophet's Mosque)」を中心に整備された街の様子は、表現が適切ではないかもしれないのですが、まるでテーマパークのようにも感じられました。
預言者のモスクを囲んで建てられた建物は、ほぼホテルなんだそうです。巡礼に訪れた方は、皆さん、預言者のモスクに向かって歩き、大行列となっていました。もちろん、遊びに来ているわけではなく、一生に一度の巡礼として来られている方も多いのですが、訪れる方の目的がひとつであることは、ムスリムではない私たちが見ても、パワースポット感を感じる不思議な光景でした。
メディナを訪れる場合、預言者のモスクに入れるわけではないのですが、イスラム教徒ではなくても、女性の方はアバヤ(全身を覆う伝統的な衣装)を着用することを推奨します。

預言者のモスク前の通りはいつでも行列でした
◆「ハラマイン高速鉄道」でジェッダからメディナへ
今回、巡礼鉄道ともいわれる、「ハラマイン高速鉄道(Haramain High Speed Rail)」に乗って、ジェッダからメディナへ移動しました。ジェッダ空港駅(正式名称:キング アブドゥルアズィーズ国際空港駅)のきれいさ、近代的な造りにも驚きました。
乗り方は、切符を提示して改札を通り、電光掲示板でホーム番号を確認して移動するというのは、日本と変わりないのですが、ハラマイン鉄道に関しては、荷物の大きさ規定があり、スーツケース(55cm×35cm×65cm以内、25kg以内)ひとつと、手荷物ひとつのみ持ち込み可能です。
規定以上の荷物は、別送をしなければいけないと記載があったのですが、実際には、改札時にも荷物のサイズチェックらしき手続きはありませんでした。ただ、改札の際とホームから車両に乗り込む際には、係員さんがいました。

ジェッダ空港駅の外観

近代的なジェッダ空港駅

ジェッダ空港駅の構内にはスーパーもありました

鉄道

席の様子(1等)

荷物置き場
◆多くの巡礼者を迎える「預言者のモスク」
預言者のモスクの中には、イスラム教徒(ムスリム)の方しか入ることができないので、目の前にあるホテル「プルマン ザムザム メディナ」の預言者のモスクビューのお部屋から、モスクを見せていただきました。
ちょうど、ウムラ(小巡礼)の時期と重なり、たくさんのイスラム教徒の方が、預言者のモスクに向かって歩いている光景を見ることができました。

緑のドームの下にムハンマドの墓廟があるそうです

預言者のモスクビューのお部屋

たくさんの信者の方が訪れています
地上に移動して、預言者のモスクの入口前まで行きました。こちらは、男性用の入口なんだそうで、もし女性のイスラム教徒の方が中に入る場合は、別の女性用の入口があるとのことでした。中には、大きな日よけのパラソルがあり、ドイツのデザインだそうですが、日本製のパラソルなんだそうです。

入口前にて

門の枠からのぞき込んでみました

日よけの大きなパラソル
モスクの中には水道があり、聖水ザムザムの水をくむことができるそうです。

ザムザムの水をくむ人々です。ザムザムの水は、第1の聖地であるメッカの湧き水で、毎日メッカからメディナへも輸送されてきているそうです。
◆メディナ名産の「デーツ」
サウジアラビア滞在中、毎日、デーツ(ナツメヤシの実)をいただく機会がありました。メディナは、デーツの人気産地でもあるそうで、デーツを買うならメディナで買うべきと、いろんな方から言われました。預言者のモスクの脇の道に、デーツショップが並んでいました。
さまざまな種類のデーツがあり、大きさや種類によって価格も違うようでした。大容量で購入したい場合は、メディナで買うのが一番お得においしいデーツを手に入れられるとのことです。

デーツ屋さん

人気の種類「アジュワ」
◆白亜の「クバーモスク」
預言者のモスクをあとにし、車で少し移動したところにある「クバーモスク(Quba Mosque)」も訪れました。イスラムで初めてのモスクと言われているそうです。外観のみの観光でしたが、西日に照らされる白亜のモスクは、とても美しかったです。メディナではアバヤを着用することが推奨されているので、クバーモスクを背景に、アバヤでの写真を撮るのも素敵だと思います。

白亜のクバーモスクです

西日が当たってきれいでした

トラベルコンサルタント 宮本 佳織
イスラム教の聖地、メディナへも観光客が訪れることができるようになりました(メッカは観光客の立ち入りは不可となっています)。今回訪れた日が、ウムラ(小巡礼)のシーズンに重なったこともあり、人も多くかなり渋滞しており、日中の車での移動はなかなか時間がかかりました。
サウジアラビアの他の都市では気になることはなかったですが、メディナに関しては、世界中からイスラム教徒の方が訪れており、「なんでこの人達いるんだろう…?」というような視線を初めて感じました。
聖地であるからこそ、観光客は、訪れる際には最大の敬意を払い、巡礼や宗教行事が重なっているかどうかも、出発前に確認するのは大切なことですね。無知から失礼なことをしてしまわないよう、下調べをした上で、イスラムへの理解をもって訪れるのがおすすめです。
サウジアラビア旅行のご計画は、ぜひティースタイルにご相談ください。
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