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【ホテルレポート】フォレスティス(イタリア・ドロミテ[ブレッサノーネ]/2026年4月視察)

ティースタイルの須沢です。イタリア北部のドロミテ地方にある「フォレスティス Forestis」という山岳ラグジュアリーリゾートを訪問しましたのでレポートします。

フォレスティスからの眺望

フォレスティスからの眺望

フォレスティスは、2020年にオープンしたラグジュアリーウェルネスリゾートです。標高1,800mに位置し、自然と一体になれるようなホテルで、「静寂」「ウェルネス」「絶景」「美食」がうまく組み合わさったホテルだと感じました。

フォレスティスの看板

フォレスティスの看板

レセプション前のスペース

レセプション前のスペース

お部屋は、ルーム、スイート、タワースイート、ペントハウスの4カテゴリーです。最上階のペントハウスには、唯一プールが付いています。

今回は「タワースイート」に宿泊したので、その写真をメインに紹介させていただきます。

タワースイートは、ホテルに3つあるタワー型の客室棟に配されたカテゴリーで、1フロアに2部屋のみというプライベート性の高い設計です(最上階はペントハウスのお部屋です)。その他のルームやスイートのカテゴリーは本館に位置しています

実際に4階のタワースイートに宿泊しましたが、まず部屋に入って目に入るドロミテの山々に、「すごい!」と思わず声が出てしまいました。目の前に広がるドロミテの岩山、岩肌は、他の国の山とはまた違う光景です。朝起きたらすぐに目の前に広がる光景こそが、このホテルの大好きなポイントのひとつでした。

タワースイートのお部屋

タワースイートのお部屋

全面ウッド調のお部屋

全面ウッド調のお部屋

シッティングスペース

シッティングスペース

バルコニーから見えるドロミテの山々

バルコニーから見えるドロミテの山々

お部屋の細部にまでセンスがあふれていたのが印象的でした。派手さや豪華絢爛さはないものの、各種アメニティはフォレスティスのオリジナルで統一されており、上質さが感じられます。

例えば、シャンプー類などは、お部屋で利用しているものをブティックショップで購入可能でしたし、スリッパについてもかなり原価の高そうなふわふわのスリッパを使っていました。そこには、フォレスティスのロゴである矢印マークがシンプルに付けられており、高級感を感じさせるには十分でした。

ウェルネスリゾートらしく、お部屋にビーチサンダルもあり、プールや庭でゆっくりする時には、常にこのビーチサンダルを利用することになりました。

ダブルシンクのバスルーム

ダブルシンクのバスルーム

オリジナルのアメニティ

オリジナルのアメニティ

ウェルネスリゾートらしくビーチサンダルもあり

ウェルネスリゾートらしくビーチサンダルもあり

お部屋に用意されているビン入りのミネラルウォーターは無料で飲めるのですが、最初に案内された際に印象的だったのは、「空のガラスビンがあるから、ぜひそれに蛇口から出る水を入れて飲んでください。ドロミテの山からの天然水でとてもおいしいですよ」とのことでした。そう言ってもらったことで、お部屋に滞在中は、躊躇することなく蛇口からの“ドロミテの天然水”(笑)をおいしくいただきました。

蛇口からの水を入れるガラスビンがあります

蛇口からの水を入れるガラスビンがあります

冷蔵庫内の飲み物は宿泊料金に含まれています

冷蔵庫内の飲み物は宿泊料金に含まれています

今回はタワースイートに宿泊しましたが、スタンダードな「スイート」のお部屋も見せていただくことができました。こちらはタワースイートの55㎡に比べると少し小さい50㎡でしたが、ベッドルームとリビングルームが分かれていることから、とても使いやすいお部屋の造りだと感じました。

ただ、スイートのお部屋は、タワー型の客室棟ではなく、低層の本館に位置しており、お部屋の前に木々があるため、タワースイートのような開けた景観よりも少し視界が遮られてしまいます。それでも写真にあるようにテラスに椅子もあり、この雄大な景色を楽しむには十分のお部屋カテゴリーだと感じました。

ベッドルーム

ベッドルーム

リビングルーム

リビングルーム

テラス

テラス

“ウェルネスラグジュアリーリゾート”ということで、やはりウェルネス部分の施設は飛びぬけて素晴らしいものがありました。まずは、写真にもあるように、インドアとアウトドアのプールがあり、どちらも温水プールです。プール内に自動ドアが設置されており、インドアプールからアウトドアプールへ、その逆も、一度もプールから上がることなく行き来することができます。

またアウトドアプールにはジャグジーもついているため、日中は、多くの人がジャグジーを利用しながらゆっくりする姿が見られました。

インドアプールとアウトドアプール

インドアプールとアウトドアプール

アウトドアプールに反射する山々

アウトドアプールに反射する山々

プールサイドには、常にデトックスウォーターが2種類と、フルーツやナッツ類などが用意されているのも、なかなか他のホテルでは見ないものでした。ホテルスタッフも、何かが少なくなればすぐに補充。また、タオルなども誰かが使ったらすぐに補充。常に気さくに話しかけてくれるスタッフとは、とてもいい距離感でした。

デトックスウォーター

デトックスウォーター

手軽に食べることができるフルーツ

手軽に食べることができるフルーツ

ナッツの詰め合わせ

ナッツの詰め合わせ

写真は禁止されていたので撮ることはできませんでしたが、ホテル内には5つのサウナがあることも特徴です。ホームページでもそれほど多く記載はありませんが、プールエリアの奥にサウナが4つ、そして屋外にフィンランドサウナの小屋が1つあります。

個人的にはこのフィンランドサウナとその隣にある水風呂が気持ちよく、フォレスティスでのお気に入りポイントとなりました。サウナーの方にもかなりおすすめです。

また、今回はせっかくの機会でしたので、マッサージも受けました。こちらのマッサージは、ドロミテの森、空気、水、木々の力を身体に取り込むようなもので、木の棒を使ったものや石を使ったマッサージなど、さすがウェルネスラグジュアリーリゾートというだけあり、マッサージの種類もかなり多い印象でした。

今回は、ストーンマッサージをお願いしました。まずは、感覚で4種類ある石から自分が好きな石を選ぶことから始まります。施術は足のソルトスクラブからスタートするのですが、そこでもまずは目を閉じて、選んだ匂いを嗅いでリラックスするという、かなり体験型の要素が強いものでした。

マッサージ自体も、私が普段体験しているアジア系の比較的力強いマッサージとは違い、ヒーリングなどの要素が強め、身体も心も癒やすというようなイメージでしょうか。なかなか言語化することが難しいのですが、スピリチュアル的な要素も入っている、私もこれまでに体験したことのないようなものでした。

スパルーム内のバスタブ

スパルーム内のバスタブ

スパルームの施術ベッド

スパルームの施術ベッド

お部屋、スパとご紹介してきましたが、最初にお伝えしたいくらいに感動したのがフォレスティスのお食事です。ホテル内には「イエラ(YERA)」というミシュラン2つ星を獲得している新しい体験型レストランもあるのですが、今回は「メインレストラン」をご紹介します。

メインレストランの座席は、シアター形式とでも言うべきでしょうか、写真の通り4段あり、それぞれが半個室のようなテーブルが並んでいます。案内された席が、滞在中ずっとあなた専用のテーブルとなり、朝食も夕食も同じテーブルに座ることになります。我が家とまでは言わないですが、自分の位置が決まることで、同じところに戻ってくる感覚はすごく居心地のいいスタイルでした。

メインレストラン。絶景を見ながらお食事をお楽しみいただけます

メインレストラン。絶景を見ながらお食事をお楽しみいただけます

半個室感のあるテーブル(段々畑のように4段あります)

半個室感のあるテーブル(段々畑のように4段あります)

予約の際に、「朝食付き」か「朝夕2食付き」かを選べるので、ぜひ朝夕2食付きをおすすめします。朝は、外のテラスで食べたいといえばテーブルをセッティングして、大自然を目の前に、とても気持ちの良い環境で食べることも可能です。

朝食はセミビュッフェスタイルで、卵やパンケーキなどは別途オーダーすることができました。他のホテルと違う点は、例えばフルーツジュースを自分で作ることができること。野菜などが並んでおり、それを自分で包丁で切ってコールドプレスジュース機に入れて自分オリジナルのジュースを作ることもできました。

また、ベリー系が今まで宿泊したホテルの中でも特に種類が多かったことに加え、牛乳やヨーグルトも同様に選択肢が多く、やはりこのドロミテの土地、地場の食材を大事にしていることがメニューから感じられました。

乳製品などはラインナップ多め

乳製品などはラインナップ多め

かなり豊富なベリー

かなり豊富なベリー

最高の環境での朝食

最高の環境での朝食

夕食については、「フォレスティスメニュー」と「デトックスメニュー」から選ぶことができます。デトックスメニューは、主に動物性の肉類がなく、野菜、ハーブ、穀物を使ったメニューだそうです。どちらのコースも6コース、フォレスティス サラダボールから始まるのですが、この新鮮な野菜を使ったサラダが、本当においしかったです。

今回はフォレスティスメニューをいただきました。個人的においしかったメニューは、下の写真でも紹介しますが、ラムロインという仔羊の背中部分のお肉、そしてなんと言ってもここはイタリアらしく、ラビオリのようなトルテッリというパスタを使ったカルボナーラ、これを見てカルボナーラと答える人は誰もいないような見た目ですが、本当においしかったメニューでした。

一部口コミサイトに、量が少ないというコメントを見て、食べる前はどうなるのかと思っておりましたが、各料理ごとのポーション(一人前)は大きくないものの、最終的にはかなりおなかいっぱいになるほどでしたので、日本人にとってはまったく問題なく大満足する分量だと思います。

フォレスティス サラダボール

フォレスティス サラダボール

ラムロイン

ラムロイン

トルテッリ カルボナーラ

トルテッリ カルボナーラ

私も今回初めてイタリアのドロミテを訪れましたが、同じアルプスとは思えないほど、スイス側から見る景色とはまったく違っていました。そしてフォレスティスからの景観、ウェルネス施設、食事すべてにおいて癒やされました。

場所柄、ゆっくりすることを目的に訪れるゲストが多いため、アクティブに観光する日本人の旅行スタイルを考えると、ドロミテ自体は今後も大きく人気が出る場所ではないのかもしれません。ただ癒やしを目的とした旅行をされたいお客様には、本当におすすめのホテルです。

標高が高いことから冬場はあたり一面雪景色になりますので、ぜひ春から初秋くらいの季節に訪れることをおすすめします。

スパ前のスペース

スパ前のスペース

朝、湯気が立ち上るプール

朝、湯気が立ち上るプール

Q.どんな方向けのホテルですか?

A.場所的にはまったく違いますが、ビーチリゾートでゆっくりしたいというご希望を持つ方にもぜひおすすめしたいホテルです。フォレスティスは、きれいな景色を見てマッサージを受けたり、プールやサウナでゆっくりしたいという、ラグジュアリーリゾートステイが好きなお客様に向いています。逆にヨーロッパの観光をメインに、アクティブに動き回るための滞在先としては不向きかもしれません。

Q.ホテルへのアクセスは?

A.イタリアの近郊列車が停まるブレッサノーネ駅からは車で30分強、オーストリアのインスブルックからは車で1時間半~2時間程度、ミラノからは車で4時間、ベネチアからは車で3時間半~4時間となります。

須沢 悠

代表取締役 須沢 悠

アクセスが決していいとは言えないドロミテエリアで、どうしても以前から宿泊したかったフォレスティスに宿泊することができました。想像以上にハマった、というのが正直な感想です。

山岳リゾートとしてこのような選択肢があるのかということ自体も私にとっては発見でしたし、ビーチリゾートとは真逆の、でも体験としては同じような癒やしの空間であることを身をもって体験することができました。

少し観光部分が疲れてしまった、でもヨーロッパが好きでくつろぎたい、癒やしを求めたい、という方にはぴったりのリゾートでした。ぜひ少しでもご興味あればお問い合わせくださいませ。

イタリア旅行をお考えなら、ぜひティースタイルにご相談ください。


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